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表題作ケーキ・ドッグ・カラメリゼ

皆川 大和
ホスト体験入店→配信者
ゆちゃまろ(悠星)
ホスト→動画配信者

その他の収録作品

  • 描き下ろし/あとがき

あらすじ

「ずっと俺んちで暮らせば」
「贅沢だなぁそれ」

短気な性格からバイトを首になった大和は、
歌舞伎町を走るホストのアドトラックを見て
ホストへの転向を決意する。
面接を受けに行ったホストクラブで出会ったのは
トラック広告に載っていた悠星(源氏名ゆちゃまろ)だった。
大和は金欲しさから悠星に近づいて…?

金がない荒くれ者×金持ち構ってちゃん。
金だけで繋がっていた関係のはずが、
失えない存在に変わってゆく――。

作品情報

作品名
ケーキ・ドッグ・カラメリゼ
著者
おげれつたなか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799774908
4.1

(138)

(59)

萌々

(48)

(22)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
559
評価数
138
平均
4.1 / 5
神率
42.8%

レビュー投稿数26

友情物語かもしれない

大和は子供の頃から貧乏に苦しんでいた。母親は宗教にはまり献金も滞納し、自責の念に堪えかねて大和を残して自死してしまう。そのため、とにかく母のようにはなるまいと、金を稼ぐことに血道を注いでいた。
そんな大和の前に、ホストの悠星が現れる。楽して稼げると誤解した大和は、ホストになるべく体験入店をするのだが、というお話。
大和の生い立ちが壮絶なのに対し、悠星のキャラがちゃらんぽらん過ぎて、その激しい格差に最初こそ戸惑っていましたが、テンポのいい二人の掛け合いと、この先どうなるのか全然見えない展開に、最後まで一息に読んでしまいました。勢いにのまれたといいますか、筆力とはこういうことなのかと。
悠星は確かにお金のある家に生まれて、大和とちがってお金で苦労したことは無いと思うけど、他人にたかられて利用されて、普通の友達関係を築けなかったのはとても気の毒でした。悠星にとっては大和は初めての友達で、大和にとって悠星は金持ちになりたいという自分の希望を体現した人。一緒に過ごすうちに情が湧いて二人が寄り添い、互いを庇うようになっていった展開にはうっかりほろっとさせられました。
恋かどうかと聞かれたら友情かもしれませんが(セックスはするけど)、そういうのもありでしょう。
タイトルの意味が最後まで分からずでした。

0

コメディとシリアスの絶妙な!

 親のせいでまともな家庭生活、安心できる子供時代がなかった大和。そしてその親はもういない。経済的には豊かでも、親から顧みられず、可愛がられることのなかった悠星。
 これだけでも相当な重さ、闇背景ですよね。なのに悲惨にならない、どこか脳天気な二人。そんなところがキャラメリゼ、なのかなと。
 とにかくどっちもはちゃめちゃ。絶対謝らない、なんとかお金を稼ぎたい、でもまともに労働する気はない大和。あっちにふらふら、こっちにふらふら、清々しいくらい短絡的で安直な悠星。
 大和は、お金さえ手に入ればこんな奴って悠星を利用するだけだったのに。悠星の素直で切ない様子に少しずつ心動かされて…。二人の心が触れ合っていく過程が、コメディとシリアスの絶妙なバランスで描かれていて、おげれつ田中先生にしか描けない世界だなあって、どんどん刺さってきます!!うーん、ありがとうございます。
 安定した暮らしじゃなくても、互いを手に入れた二人には、おバカな事をしつつも心満たされた温かい暮らしが続いていくんだろうな。ずっと幸せでいてね。

0

ダークな設定もラブコメでカラメリゼ

おげれつ先生の作品は痛く怖いシーンがくるかくるかとビビりながら読むのですが、本作はそこはにおわせ程度で読みやすかったです。

経済面で対照的な2人。
どちらもネジが外れた所があり危うさがありましたが、おバカさが勝り笑っちゃうところがよかったです。

もちろん芯の部分は外さず、2人とも欲しかった愛情を満たし合う関係になるくだりがぐっときました。

危うさや暴力などダークな設定ありつつラブとコメディタッチでカラメリゼされた作品だなと思いました。

タイトルは、ケーキ(悠星)・ドッグ(大和)・カラメリゼ(2人の関係性)といった感じでしょうか。

そして個人的にはもはやエロシーンがエロく見えないのがなんでだろうとなりまして。お約束に感じちゃうからなんですかね。ダメな読者ですみません。

吸い殻満々の灰皿が何度か描かれるのは何の表現だろう。そういう人たちてことかな。

0

なんだかんだ似たもの同士

短気ですぐ手が出る大和はバイトすぐクビになってお金に困っていたところに、ホストの宣伝カーの1億円プレイヤーと書いてあるの見て稼げると思ってホストの面接に。
そこで悠星に出会う。
親がお金持ちで悠星はお金には困ってないけど、構ってほしいかまってちゃん。
大和は最初からかうつもりで、悠星に手を出す。
でも思っていたのと違ってなんか嬉しそうな悠星。
そこからなんだかんだ悠星の家で一緒に暮らすことになる大和。
ホスト辞めて配信者になると言ってその手伝いする大和。あんまり配信の登録者数は伸びないけど、段々仲良くなっていく二人。
最初はもう単純にお金持ちの悠星からお金搾り取ってやろうと思ってた大和が、おばかだけど寂しがりやでかわいい悠星に情が湧いてきて、詐欺の片棒担ぐはずが、自分からばらして悠星を助けるところまで。
お互いにないものを持っている相手に魅力を感じたのかも。
おバカだけど二人共一緒にいると楽しそうで良かったです。
ちょっと好みは別れそうですが、最後はラブラブなので安心して読めます。

1

人生ですね…

おげれつ先生の最新作。
やはり人間模様がほんとうに心地よくて。
キャラクターは、一般的に言えばしょーもない人間なのかもしれないし、普通に周りにいたら嫌だなというタイプ。
けれど、そういう人たちを見ていて否定的な気持ちにならない。
その描き方に脱帽です。

誰かの人生を味わえる、おげれつ先生の作品いつまでも好きだなぁと改めて思いました。

2

本当に世の中金が全て…?

おげれつたなか先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
おバカ 3
エロ 3
健気 2
不憫 1
な感じだと思います。

大和さん×悠星さんのカプです。

タイトルに「ケーキ」とありますが、ケーキバースではありません。

攻めの大和さんは短気ですぐに手が出てしまう、世の中金!と金を手に入れることが優先の人です。なので、受けの悠星さんが金持ちなので、悠星さんの金目当てで近付きます。

そんな悠星さんは嘘つきの構ってちゃんで、父親の金があるからか、色々と考え方が浅はかです。
なので、おげれつ先生があとがきで書いていますが「殴っちゃいたい」受けというテーマで悠星さんを描いているようです。その為か、すぐに手が出る大和さんには、ツッコミ的なのもあり何度も殴られています。因みにDVのような暴力的な殴り方ではないので、その辺はご安心を。

大和さんも悠星さんも子供の頃の過去や家族関係から少し不憫な思いをしてきてはいますが、今現在の2人がおバカだったり若干どうしようもない奴なので、そこまで不憫で可哀想にはならなかったですね。でも流石に悠星さんの為に「ごめんなさい」と言った大和さんには切なさで胸がギュッしましたね。

金の為に悠星さんに近付いた大和さん。しかし、見た目が好みだったり、構ってちゃんな言動から徐々に絆されていきます。悠星さんの方も金があれば捨てられない、という考えから大和さんに離れてほしくないという健気な言動が垣間見えるのが可愛いです。
金の切れ目が縁の切れ目、と言いますが、金で繋がった関係はいつか終わってしまうのか…おバカな2人の行く末を、是非とも読んでほしいです。

3

新たなるおげれつたなか劇場、ここへ開幕!!

あまりにも正反対すぎるバックボーンのふたり。

金持ちのホスト(元)で、母という存在にトラウマがあるせいで、周囲からは財布呼ばわりされ、分かっていながらも利用されている悠星。

また、母親が新興宗教にハマり、命を〇ってしまい苦労してきたことで、世の中は金だと思っている大和。


そんな大和が、金ほしさに悠星に近付いたのですが、次第にふたりは、金以外の見えない関係で繋がっていき、、、

正直、途中までは、ふーーんという印象でした。
今どきのありそうな設定だなあと、、

では、どこで☆5の流れに変わったのかというと、、、

悠星が父に見捨てられ、自由にお金が使えなくなり、けれど、大和に言い出せず、投資詐欺の話に乗ってしまう流れからでした。

もうね、ホントにこういう人の葛藤や苦しみ、なにが幸せなのか、とか
そういうのを描かせたら右に出る者はいない作家さまだなあ、と。
あの流れを読んで震えました。


とくに、大和の葛藤が胸に痛く、そしてあの場面でも謝っちゃう悠星。
そして、絶対に謝りたくない大和が、全力で土下座して謝ることで、悠星を守ろうとしたシーンには、大和の恋心と心情とを慮ると、なんとも言えない感情が胸のなかに沸き上がりました。

そして、この緊迫感からの大どんでん返し? 的なスカッとしたオチも良かったです。

そう。
えちすぎるBLも良きですが、
BLでも、こういった人間ドラマ観たいんですよ、、、

おげれつ先生、今回も良き作品をありがとうございました。

3

お金じゃない幸せを見つけた話

精神的にきっついとこもあったけど、一巻でハピエンの安心感があったので、最後まで楽しく読めました。お金が無さ過ぎて不幸な大和と、お金がありすぎても不幸な悠星が、お金じゃない幸せを見つけたお話。
大和は誰もが同情するような酷い生い立ちで、お金への執着も仕方ないと納得です。でもちゃんと良心は残ってて、復讐に燃えてるわけでもないし、キレやすく流されやすくはあっても、わりと健全に育った印象でした。
悠星は大和ほど分かりやすく辛い背景がない分、心の欠けた部分を分かってもらうのが難しそうで、肩入れしたくなりました。貪欲に褒められたがる姿が切ない…。あとがきで受けのテーマが「殴っちゃいたい」とあってショックでした。
ピンチからの救済が後ろ盾の一声で、弱者は結局謝るしかないのか、と正直残念に思ったけど、あの場面は大和の中で謝罪の意味が変わった瞬間が描かれていたのかな。宗教に壊されヤクザに救われる大和の人生、波乱万丈すぎる。
お付き合いに食い気味な悠星が可愛くて好きでした。大和と付き合うことになって素直になった悠星は、もう虚言で気を引く必要が無くなったってことかな。二人ともお幸せに!

0

設定と深掘り。

おげれつたなか先生の作品はどれも好きなのですが、この作品は正直そこまでじゃありませんでした。
攻め受けどちらにも感情移入できないし、感情を揺らされるほど2人のことを知らないまま話が進んで行ってこちらは置き去りな感じ。
この設定なら、ヤクザの父親と受け、宗教に心酔した母親と攻めのバックボーンを強めに描写してもらった方が、ダークだけどハピエンという振り幅が明確になったのではないかな…と思いました。
ハッピーオブジエンドのような思い切りダークか、個人的には、ヤリチンビッチ部のような思い切りバカエロのような100対0くらいの振り切りの方がしっくりくるのかもしれません。
難しい…。

2

設定重めだけど読み返せる!

話のはじめは金持ちボンボンの悠星、モテたいからとホストをはじめるも周りから裏でバカにされ金ズルにされている。そんなホストクラブに貧乏育ち金がないけどバイトが続かない大和が働きに。

可愛い表紙に序盤も笑いあり、ああ笑える感じなのかなと読み進めたら、宗教二世や両親から愛されなかったりと設定やや重めの今作。

ヘラヘラ何も悩みがなさそうな悠星も過去に継母から何度も捨てられ、友人も金目当てだったり人と上手く関係を築けない。
対して大和は母親が宗教にハマり献金で生きていくのに苦労し最終的に母親も自殺。絶対自分はならないと金に執着し、悠星から取れるものとってやろうと企むとお互い引かれあい。

序盤から笑いもあり、いちゃラブあり、裏切りあり、でも幸せな二人で終われて個人的には大満足でした。寂しかったんだよね、お互いをお互いで埋めることのできる存在。

おげれつたなか先生、ハッピーオブジエンドも大好きなのですが、めちゃくちゃ重くて読み返すのには中々気合いを入れないと私には難しく。

こちらもやや重めの設定でありますがハピエンで読み返しやすくて嬉しい〜!

共依存のような、でもお互い救われて、もっともっと幸せな2人を見たいな。番外編、待って

1

No Title

久々におげれつたなか先生の作品読みました。
前回読んだのがハッピー・オブ・ジ・エンドだったので振り幅がすごかったです。笑
おバカな2人が繰り広げるエロラブコメかと思いきや、2人のバックグラウンドにある仄暗い過去のトラウマを描く辺りはおげれつ先生作品ぽいなーと思いました。
ただストーリー展開はありきたりな感じだし、主人公2人へのキャラ萌えもなかったです。
おげれつ先生の作画クオリティとストーリー運びのテンポの良さで面白くは読めましたが、特に印象に残るような作品ではなかったです。
大和が悠星との出会いによって宗教二世という重い生い立ちからどう解放されていくのか、というのをラブコメでなく普通に描かれていた方がもっと魅力的な作品になったように思います。
私はおげれつ先生作品は暗くてハードな方が好みなんだろうな。

1

No Title

ケーキ…こんなに可憐な表紙なのに可愛いだけではすまないのが流石おげれつ先生の作品です。お金があっても満たされない心とか嘘をついても人の気をひきたい、独りになることの怖さ、、感情の表現がすごかった〜!!
教会への献金や配信者など旬な題材なので数年後に読んだらこの時代のことを思い出しそうです。
ふたりが一緒にいることが段々と自然になってきてからの最後のあのハラハラ感!どうなるのかと思ったけどお金は無くても楽しく暮らす様子を見てほっこり。

1

さらっと読める

 金銭的なところで、真逆の環境にあった攻めと受けの話。
 お金を稼ぎたい攻めがホストに就職し、受けと出会いますが、受けは親が経済ヤクザのお偉いさんで子供の頃から裕福な暮らしをしており、お金のためではなく、女の子と遊びたいからホストをしています。
 二人とも下半身ゆるめで彼氏のいる女子と遊んでいた受けが彼氏にボコられ、それを攻めが助けた流れで受けの家に行き、酒の勢いで受けが攻めにお口で奉仕します。
 その後、受けがホストを辞めて動画配信者を目指すと言い出し、攻めはヒモのような感じで受けの家に住みつき、動画制作を手伝うことになります。
 動画配信は全く視聴率が伸びず、このままだと自分は給料をもらえないと攻めが不安になっていたところにホスト時代の先輩から受けを投資詐欺に引き込むよう話を持ちかけられ、詐欺グループのところに受けを連れて行きます。受けは受けで寿司屋で騒ぎを起こしたことで父親からクレカを停止すると言われて、金で攻めを繋ぎ止めておくことができなくなると不安になり、詐欺だとわかっていてサインしようとします。
 寸前で攻めがそれを止め、二人ともぼこられていたところに詐欺グループの元締め(?)のようなおっちゃんが来て、その人が受けの父親の部下だったことから二人とも事なきを得ました。
 最後は攻めのアパートで二人ともバイトをしながら一緒に暮らしている感じで終わっていました。

 二人とも愛情の薄い家庭に育っていてバックグラウンドは重いですが、受けが楽天家のせいか終始パリピのノリでシリアスや切なさは全く感じなかったです。コミカルな部分を楽しむ話だと思いますが、迷惑系〇-チューバ―な行動を面白いとは思えず、キャラ萌えも薄かったです。
 読み返すことはないと思いますが、さらっと読めて読後感も悪くなかったので、評価は萌1にしました。

2

愛を知る物語

お金に執着する大和と構ってちゃんの悠星。複雑な家庭環境で育った二人が一緒に過ごす中で愛を知り少しずつ変わっていく関係に心が温かくなった。

宗教団体への献金ができなくなり思い詰めた母が自ら命を絶ってしまうという過去を持つ大和。ヤクザの父が離婚・再婚をくり返し何度も母に見捨てられた挙げ句、父にも一人で暮らせと突き放され部屋を与えられた悠星。

環境は違えど過酷な状況で育った二人の心は荒み、心の根底にある孤独感に気づくこともできずに過ごしていたことを考えるととても苦しい気持ちになった。

そんな二人が出会い笑ったりケンカしたりして過ごすうちにお互い過去の出来事による寂しい気持ちがあったことに気づき、そしてその寂しさを埋める存在にお互いがなっていたことに胸が熱くなった。

大和も悠星も愛されることを知らずに生きてきたけど、二人が出会い愛を知り幸せそうに笑う姿にはウルッとしてしまった。

二人がお金よりも大切なことは何なのか、それに気づくことができて本当に良かったと思う。

また、宗教や詐欺など社会問題となっていることが描かれていてリアリティがありドキュメンタリー作品を読んでいるような感覚もあった。この問題にどう向き合えば良いのか、と考えるきっかけにもなるとても印象的な作品だった。

1

ラブコメ!比較的ライトな印象!

おバカな2人のラブコメ!と思いきや、社会問題を入れつつダークサイド×BLのおげれつたなか先生節が効いてました!

宗教二世、ホスト、投資詐欺、ユーチューバー、炎上……社会問題がこれでもかと入ってますが一巻完結なので比較的ライトな印象です。


貧乏な宗教二世の喧嘩が強い攻め×金持ちの愛に飢えてる受けの2人で生きていくと決意するまでの物語でした。

私はハッピーオブジエンドや、はだける怪物が大好きなので、読後もう少しキャラの深掘りや葛藤を丁寧にみたいなという所もありました( ; ; )

ただ、受けキャラが魅力的で可愛いし、ラブラブシーンも良かったです!

一巻で、ライトめに楽しく読みたいけどちょっと違うテイストのBL読みたいな〜って時にオススメです。
あんまり心を抉られすぎないし、おげれつたなか先生の作品あるある(私だけ?)の読むのが辛くて結構引きずる感じも無いです笑
とにかく結構楽しく読めるので、あんまり心が健康じゃ無くても比較的これはいけます。

1

ケーキと寿司とときどきウーバー

おげれつたなか先生の作品て、登場人物達が軽いようで、話は重く、作画は一貫して美しいという印象。
今回もそうではあるけれど、今までの作品とは何かが一味違って、読後ずっしりしたものを読んだなぁという印象はなかった。彼らが悲惨に見え過ぎないからなのか。あまり「おげれつたなか先生の新作」と思い募らせて読まない方がいい気がする。

まず、絵の印象が少し変わった気がする。相変わらずお上手ですけど、大和の顔の描き方が今までの攻めと全然違うの面白い。こんだけキャリア積んでまだこういうことしてくる作家さん大好き。
大体主役2人ともがバチバチに鼻垂らしながら泣きまくることも多いけど、今作はそこまで取り乱さなかった。死にそう度でいえば『ハッピー・オブ・ジエンド』の次ぐらいに高いのに、なんだか2人とも場慣れとか諦めが漂う。ちょっとこの状況を受け入れてるの怖い。
からのおっちゃん落ち。コメディ寄りでやや力技感。おげれつたなか先生の作品ってストーリー展開は堅実だと思ってるから、ここが一番意外だったポイントかもしれない。

狂信者の親からヤクザの息子ってさ、逃げた先もまた別の毒沼なんだよな大和よ。

萌〜萌2

2

Money狂躁曲

ヤリチンビッチ脱落してるんで、おげれつ先生作品久々です。
相変わらず絵上手い。表紙きれい。
だけど、冒頭からもう不穏。
宗教二世か…
絶対的貧困からの、極端なお金への執着。
そんな大和が出会ったのが、父親が反社で金持ちのおバカ・悠星。
一緒にいれば衣食住の心配は無いから、彼の豪勢なマンションに転がり込み、なんの計画性も無い悠星のニューチューブを手伝うことになる…
…というお話、なんだけど。
このニューチューブの企画に関しては、何をやってもアホっぽいコミカルテイスト。
そして、お決まり的ながら悠星にもいわゆる辛い過去、みたいのがあって、2人とも欲しい愛情を得られなかったこどもたちだった事が明らかになっていく。
なんでもお金でつながっていた悠星はひとの恨み嫉みを招いて、元ホスト仲間が大和に悠星を騙してカネを奪ろうと持ちかけてくる。
大和は金の亡者だから一度は承諾するけど…
…と、ここからは結構ありがちな純愛テイストが感じられたかな。
なんか毒気抜かれたみたいに読後感良く終わって、まあ普通に面白かった、という印象で終わりました。「萌」で。

2

まるで映画のような演出にグッときました!

自分の中でレジェンド的な作家様です。こちら作家様買いしました。全195ページ。
以下ネタバレありますのでご注意ください。

表紙は明るくポップな感じなのに、本を開くといきなりシリアスなシーンで、そのギャップに驚きます。

攻めの大和は喧嘩っ早くて何があっても謝れない男。受けの悠星は実家が太くて金はあるけど、なんとなくクズっぽい雰囲気。
攻めも受けも性格に難ありで、一体これからどうなるのかとドキドキな始まりです。

そんな二人が、ひょんなことから悠星の部屋で同居し、一緒に動画配信を初める。いくら悠星に金があるとは言え、あまりにも場当たり的な行動をする二人に、読んでいてハラハラした気持ちにさせられます(汗)

しかし読み進めていくと、徐々に二人の過去が明らかに。
大和は母親が新興宗教に入れ込み貧乏で不憫な生い立ちで、多分トラウマとなって他人に謝ることができない。
一方悠星は、幼い頃から母親が何度も変わり、父親にもあまり構われない孤独な生い立ち。誰にも構ってもらえなくて、気を引くために嘘をついてしまう。
そんな、実は不憫な過去を持つ二人が、傷を舐め合うように一緒に居るようになり、お互い絆されていく…。

しかも出会った当日にえっちして、同居しながら時々体もつなげるセフレみたいな関係。そこに愛はないけど、しっかりキスもして、少しずついい雰囲気になっていく。

二人でバカをやりながらも、だんだん楽しく過ごせるようになってきて、まるで恋人同士みたいにいい雰囲気になっていくけど、当然このままじゃいられないだろうなと思っていたら…

後半に二人に試練が。まるで神様か悪魔に試されてるみたい…。
大和は、知人の悪魔の囁きのような誘いに葛藤するも、金が欲しいという欲求に抗えず、ある企みに乗ってしまう。大和の心の傷の深さを感じて、哀しい気持ちになります…。

大和は悠星を裏切ろうとするんだけど、しかしギリギリのところで踏みとどまる。
大和が出されたケーキを見て、悠星の手を握って止める数ページの描写は、まるで映画のワンシーンのような演出で、グッときました…!

その前の、真っ白な中に「何をしよう」という文字のみの1ページ…。ここは金を手に入れても一人じゃ何もすることなんか思い浮かばない、ということだったんだな…。

その後、それまで何があっても絶対に謝れなかった大和が、悠星を助けるために必死に謝罪するシーンは、ドラマチックでまたグッときました…!
「ただ ずっと 寂しかったんだ」
大和も悠星と同じように孤独で寂しかったんだなぁ…。涙する幼い大和に、こちらも泣けてしまいました…。

ラストの病室での二人。
悠星がそんなこと考えていたとは…健気で切ない。大和が踏みとどまれてよかったなぁ。
「何もいらない もうあるから」
と手を握るシーンも、すごく素敵でうるっとしました…。゚(゚´ω`゚)゚。

描き下ろしは、狭いアパートに暮らす二人。
メイドコスプレプレイがえっち!大和のちょっとSっ気あるところ好きだなぁ。
そして最後、パパからの申し出を断る悠星に成長を感じてキュンとしました♡

先生も後書きで「過去作イチおバカで破天荒な2人」と書かれている通り、読み始めはクズ・下衆っぽい二人にハラハラしましたが、実は不憫な過去を持つ二人が、傷を舐め合うように一緒になり、お互いの心が救われていく、救済ストーリーでした。

今作でも先生のストーリーテラーとしての手腕に、いい意味で打ちのめされました‼︎
これからも先生について行きます‼︎ w

電子 ライトセーバー修正
(濡れ場は数回で大変エロティックな描写なのに、ライトセーバーで大変残念(泣) 良修正で読みたい!大人版出ませんか…)

7

タイトルと表紙の印象とは違ったかも

まず表紙が可愛すぎる!
絵も可愛いしデザインも可愛い。
書影が出た時はあまりの可愛さに紙で買うか悩んだくらい好きです。
でも気がかりがあったので電子で様子見しました。

悠星は親がヤクザで金持ちなので金回りがいいけど性格に難アリ、大和は母親が宗教にハマり献金を搾取される貧乏な環境で育ち、金がなく短気で喧嘩っぱやい。
育った環境のせいもあり謝れない大和の代わりに悠星が謝って、同じく育った環境のせいで金はあるが愛に飢えた悠星を大和が埋めたりして難アリ同士互いに補い合う。
ホストものかと思ったら序盤で辞めてNewTuberに転向するので、〇ouTuber独特のノリが好きじゃない人は合わないかも。
最初から体の関係があるので、段階を踏んでからがお好きな人もお気をつけて。
肉体関係があるので友人と言うよりセフレでは?となるけど、きっと悠星にとって大和が初めてできた友人で、大和にとっても初めて寂しさを埋められた相手で、セッだけの友達ではなく両方兼ねている感じでした。
それが気づけば恋に。
どちらもクズみがあるので好きになれるか気がかりだったんですが、悠星は途中から可愛くなっていくので最初の印象よりは好感度が上がりました。

雑誌掲載時アンチ王道ラブコメという謳い文句だったので、アンチ王道ってどんなの?と思っていたんですが、なるほど…。
あとは想像通りラブコメでした。
ゲロの件がおげれつ作品っぽい。
2人とも家庭環境が複雑なので内に抱えた孤独感は重いんだけど、そんな重さを感じさせないテンション感です。
基本的にはお馬鹿でテンションが高く、わちゃっとしてえっちな流れなので、読んでいる時もノリが...と思ったんですが、読後感も私には軽かった。
悠星は笑うと可愛いし、お馬鹿だけど大和に懐く姿も可愛げがあるんだけど、表紙で感じた可愛さとはまた違う印象のキャラクターだったなと思います。

DMM→白抜き

1

勢いで進んでるように見えて…その実は…ニュースにはならない人々の藻掻く姿が描かれた社会派BL仕立て

先ず、勝手にケーキバースかな?って最初思ってまして、、、とんだ勘違いをしてましたΣ(゚Д゚)‼

正直なかなか人生ハードモード系な、様々な現代の闇に呑まれてる・吞まれそうな人達のお話しを目にする作品になってるので、軽~い気持ちで読むと火傷しちゃうタイプの作品かも⁉です‼
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ⚠この点は十分注意して今作は手に取った方が良いかと思います⚠ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y ̄


大前提として、、、そこに至る・その行為をしてしまうそれなりの登場人物達それぞれに理由や背景があるんですが、、、それでももしも本気で自分の生活してるリアルな世界に置き換えてしまった時にそこそこ色んな感情になりそうな、、、時には顔をしかめてしまうような描写、、、出て来ます

なので特に現代もの作品だからこそ、作品の中にもある程度の常識や、自身のマインドとの相違で納得がいかない…(´・ω・`)となってしまう事に居心地の悪さを覚える読者さまには読み辛さがある作品かも知れません
ココ、本当に良~~~く吟味して手に取られた方が良さそうな気がします!!

例えば以下のような描写があります、、、
・理不尽な暴力(メインキャラが受ける場合も、逆にメインキャラが仕掛けてしまう場合もあります)
・迷惑行為(飲食店で周りに気を遣わない、ゲーセンで決められたルールを守らないナド様々な非常識行為あります)

リアルニュースと照らし合わせると、、、何の因果か、、、丁度昨日から始まった首相襲撃事件の被告の家庭事情(宗教系)とか、だいぶ一時世間を賑わせた信頼していた人が勝手に雇用主の金を引っ張ちゃったヤツとかモチーフなのかな?と頭を過りるようなエピがあったりします

注意点多めに書きましたが、、、
ホント、この作品は気軽に読むよりも、ニュースにはならないけれど誰かの日常の中の問題やそこに藻掻いてる人々に焦点が当たってる作品として読んだ方がいいんじゃないかな?と思うので、、、
悪戯に読むよりは、ある程度把握して読んだ方が感情を落ち着けて読めたり、前向きな何かをこの作品から感じられるんじゃないかな?と個人的には思いました

攻めと受けの関係性や設定を表すなら#格差#馴れ合い#埋め合い#金で繋がる#搾取する側される側#地に足ついてない#愛を知らない#家庭環境問題大あり#這い上がりたいクズVSチャラ非常識#再生
ナドナド、、、
あんまりBL的に言えば明るい要素は多くはないかも知れません( º言º)

所謂親や家庭環境と言う外的要因で、攻めは底辺に。。。受けは金だけあるけどあるからこその地獄を見てる、、、という不条理への抗い方を知らぬまま育ったような2人です
この環境に居ても真っ当に生きてる人もたくさんいますが、彼らはそれが出来ないタイプ、、、
だからこそニュースにならずに埋もれてしまう人達なんです、、、
そして、その生き方を肯定するとかしないとかではなく、そんな中から変化していくきっかけをやっと見つけていく<<救済を見たいか見たくないか?!>>>がこの作品を好きになれるかどうか?!にリンクしてそうかな?と思います

大和にも悠星にも私にはダメなキャラとして烙印を押せてしまう程、自分自身が立派な生き方をしていないので、、、(スミマセン…(>︿<。)oh…)どうしても彼らが呑まれそうになりながらもギリギリで踏ん張ってる姿にエールを送りたくなってしまいます…!

誰かから見た正義は誰かへの暴力になってる事だってままあると思うのです
それでも!自分自身が何かに「希望を持つ」事は決して悪ではないと思う
そんな希望すら持てなかった2人が、少しずつ自分で選んだ大事なものを見つけていける流れがやっぱりどうしようもなく私の胸を打って来て、胸の痛みと共に温かさを感じぜずには居られなかったです。゚(゚´Д`゚)゚。

きっと誰も彼もが絶賛するようなキャラではないと思います(ゴメンナサイ…‼)
だからこそ人間臭くて私はこの2人の間違いも弱さも強さも、全部含めて愛おしくて大好きになりました(ღ˘͈︶˘͈ღ)

自分の保身の為、相手の満足度の為に下げる頭は無いけれど、大事なヤツの為には下げられる頭=プライドを魅せた大和!!
成長に胸がアツくなりました…!!!

そして、悠星が下手っぴな笑い方をしなくなって何だか、彼の笑顔にこちらは泣けてきてしまいました…!!!
ヘンテコな笑い方も可愛かったですけどねwでもやっぱり安心して笑えるって貴いですね(*˘︶˘*).。.:*✧

修正|輪郭ぱやぱやライトセーバーがだいぶ煩わしかった、、、残念(ㆀ˘・з・˘)
攻め受け共にKeがしっかり目(特に攻めが濃かったw)
そこそこ体を重ねる描写は多めだったので、、、本当なら高修正で見たかったです、、、⁄(/// ^///)

7

おげれつたなか先生でしか得られない幸福感

おげれつたなか先生新刊!
大変かわゆい表紙ですが、試し読みでちょっと物騒で癖のある感じに「おげれつたなか先生節だ!」と興奮。ワクワクして読みました。
以下ネタバレ含みます

チョロくてアホの子だけど憎めない感じ、先生ってこういう子を切なげな感じに描くのが上手すぎて恐ろしい。

まったく境遇の違う二人が各々重く苦しい過去をもっている。
金に苦しんで金が欲しい大和 金で人をつなぎ止めてきた悠星

金と引き替えに悠星を売ろうとしますが騙しきれなかった大和。
悠星は気づいていて大和を繋ぎ止めたかった。
過去の経験の為せる業なのか、そこがすごく切なかったです。
本当に欲しかったものは金ではないと気づき悠星のために謝る大和に涙。

表紙のポエムは英作家の言葉でした。悠星の渇望そのままをあらわしてます。
I like not only to be loved,but also to be told that I am loved
愛されるだけでなく愛の言葉もかけてほしい。

ずっとほしかった愛の言葉、褒められたい、欲しがられたい。
大和の告白を得意気に受け取る悠星の幸せそうな顔、可愛くて仕方ないです。

悠星はお坊ちゃまにしてはだいぶチャラいなあと思ったらパパが裏社会関連なのですね、大納得。大和のお母さんが取り立てられていたのがそちらではなく、宗教なのも大納得。ちゃんと相互被らないよう、恨まないようになってます。

何にも頼らずやっていくと決めた二人が愛しい。
華やかではないだろうけど、つましく仲良くやっていくんだろうなあ。
あ~~おげれつたなか先生でしか得られない満足感がここにある~~。
他の作品の続編も描かれている先生なので一冊完結がむしろ大満足。幸せでございました。
今年いくつもの作品をありがとうございました。

9

面白可笑しく読めなかったの

劣等や後悔の中にあるせつなくほろ苦いものや 焦燥の陰にある痛みや愛しみ

求めるところをつつがなく? 読ませにくる作家さまだと思ってはいるのですが
最近のイケメンがわらわら沸いてきてのコンコンチキチン・コン・チキチンにも 眠らない街の喧騒にもまったく興味ないせいもあるんでしょうが 上手くハマれていないあたしがいて

由々しき事態ですッ!

でも あたしが読むには作家さまがお若すぎるんでしょうね 上手くハマれる隙がないのが現状といいましょうか 実に悩ましいところです

っと 言い訳はこれくらいに


んんん あの お話の内容は諸先輩方にお任せして 個人的な感想を
舞台は 場末感はあるものの やっぱり若者集う喧騒の街
この時点で苦手意識がでてしまったのがいけなかったか 読ませたい部分はわかるんです
子どものころから少しずつかかっていった靄のような晴れない鬱屈に その場から這い出すすべもないのに浸っていられるほど穏やかには生きられないクサったなんか? みたいなのとか ね ←ほんとにわかってるか?

なんだけど 展開が急というか 中身がないというか
こう 今の若者がそうなのか 日々雑踏に溶けることでそうなってしまうのか刹那主義みたいなところだけが淡々と描かれていて 雑に読みたい訳じゃないのになんか 文字を追うのもめんどく

いやいやいやいや いやいやいやいや

あたしが歳をとりすぎて場末で生きる若者が抱えるものを上手く汲み取れなかっただけです
とりあえずバタバタさせてセックスさせときゃ問題ない なんてお話では決してなかったはず((怒))

そう思いたい 

正直申し上げて 途中敗退寸前でした 今回 ゆっくり読めないんですよお話を
あたしとしては 大和の中にある金への執念 どんなに悪くてもむやみに謝れない寂しさ この部分をゆっくり読みたかったし 悠星の金があるせいで手にした孤独 ってのをもっと読みたかったんですが気づくとセックス&おふざけでゴチャっとされてしまって

なんてんですかね 読解力がないのはもともとなんですがそこより 他者理解 がしずらかったというか

あぁぁぁぁぁ軽いんだわ 若者ノリってやつが前にきすぎてんだわぁぁぁあああ


金のせいで 金のために 愛され方も愛し方もわからなかったふたりってのが最後の最後でちょろっとはあったんだけど これを恋と呼ぶには んんん

なんか うん ごめんなさい
合わなかったです 四捨五入にして齢100歳のあたしには ほんっっとごめんなさい
次こそはちゃんとハマれるよう 今の若者を学んでから出直してきます

8

表紙・タイトルに惑わされるべからず…!

キラふわピンクの表紙とケーキやカラメリゼの甘そうな言葉のタイトル。そんな印象で読み始めると開始1ページ目から打ちのめされます。まあおげれつたなか先生の作品なので…

ずっとお金はないけど暴走しがちな正義感はある大和とお金はたくさんあるけど周りに人がいない悠星。2人がバカやってるシーンが多く全体的にはゲラな雰囲気なのですが、ちょいちょい人間の嫌な部分を丸出しにしたような人間たちが出てきたり、お金がなくなるかもという横やりが入ったりするので、楽しそうな2人の生活がいつかめちゃくちゃになっちゃうんじゃないかと終始ソワソワしました。

ラストは予想外の怒涛の展開でさすがのハピエンに大満足です。何もなくても一緒にいられれば幸せを体現してくれた2人、最高でした。

6

苦味と甘味とが絡み合って信頼する存在へ

二人がお互いを補い、支え合っていくところが素敵でした!

攻めの大和はとある苦い事情で母親を亡くしてしまった経験から「世の中カネだ」という考えに落ち着いている。母親のことがあったから短気だし自分が悪いと思えなければ謝らないし、すぐに手が出るタイプ!
先生のあとがきにもありましたが受け対しても結構殴ります(笑)

受けの悠生はめっちゃ金持ちのヤ○ザの息子で悠々自適な一人暮らし。
お金があるからやりたくない仕事はすぐに辞めるし続かない。
愛情不足からか構ってちゃんで、お金で友人関係を築いているような状態。

そんな二人がホストクラブで出会い一緒に住むようになり…。
お金だけで繋がっていたはずの二人がいつしかかけがえのない存在になっていくのがよかった。

最後は二人なりに(?)適職を見つけて細々と暮らしてるのかな‥とほっこりしました。

6

おげれつ先生だからのラブコメ

最初のページから大和の辛い過去が出てきます。貧困の中で育てられ、世の中は金だと思い込んでいます。そして悠星はお金持ちでNo.1ホストのようでしたが、愛されること、褒められることに餓えています。
おげれつたなか先生のキャラは家族、特に母親との関係がうまくいっていない子が多いですよね。親からの愛情を受けなかったから歪んだ認知、暴力が描かれていることが多いです。

周りからバカにされたり暴力を振るわれたりしている悠星を助けながらも、悠星の裕福な暮らしに嫉妬をして大和は無理やりフェラをさせます。それでも「よかった」と言ってもらえてだけで喜ぶ悠星の笑顔はすごくかわいくて毒気を抜かれてしまいます。
ふたりは酒盛りして「ホスト王になるぞ!」と盛り上がりますが、翌日にはもう「ニューチューバーになる!」と言い出す悠星に呆れる大和。
それでも一緒に過ごして、エッチして動画も撮っていきますが。なかなか視聴回数は伸びません。ふたりの周りにいる他人を利用する人たちとの絡みもありながら、お金と嘘のある中で楽しく一緒に暮らしていくふたり。
お金を渡すことで誰かと一緒に過ごせた悠星と、お金がないことで誰とも過ごせなかった大和。そんなふたりの想いが少しずつ変わっていき、恋をしていくお話になっています。

ふたりはめちゃくちゃ能天気です。おバカで破天荒です。だから辛いことが描かれていてもそんなに痛々しくないです。暴力はわりと出てきますが、それでもラブコメと言えるのはおげれつたなか先生の作品だからでしょうね。
なんだかんだとまるっと収まってしまう物語展開。ふたりの過去やキャラの説明もうまくまとまっているし、見た目もすごくいい!もちろんエッチもたくさんあって、かわいさもかっこよさも切なさもワクワク感もすべて詰め込んである1冊になっていました。

描き下ろしの互いに必要とされて愛されて、楽しく暮らしていけるふたりのハピエンを読めてよかったです。かわいかった!

4

ハラハラくすくす、そして甘〜い!

カッとなって暴れてはバイトをクビになってしまう大和。次のバイトにホストを選びそこで出会った悠星は、金持ちのボンボンでチャラい遊び人。悠星を利用してお金を搾り取ろうと思ったけれど⋯。

悠星のおバカで天然なところが素直で憎めなくて、一緒にいるうちに大和の気持ちどんどん変わっていくのがよくわかる。
お金だけあっても愛情を得られなかった悠星と、お金のない状況で愛を求めず生きるしかなかった大和。お互いの抱えていた孤独と寂しさを、やっと満たし合える相手と出会えたんだなぁ。
おバカすぎて可愛くて、めちゃめちゃ愛おしい。
何をしでかすかわからない悠星には底知れぬ生命力を感じるし、大和の怒りは1人で生きるための原動力だったけど本来は優しい人だから、悠星への眼差しがとても温かくてほっこりする。

ハラハラしてクスッと笑えて、ケーキのように甘い2人。描き下ろしのメイドさんも最高でした〜。

2

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