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表題作DEADLOCK外伝 SIMPLEX

ロブ・コナーズ
36歳,犯罪心理学者,大学教授
ヨシュア・ブラッド
27歳,警備会社ボディガード

その他の収録作品

  • DUPLEX
  • あとがき

あらすじ

犯罪心理学者ロブの誕生日パーティに届いた謎の贈り物。送り主はなんと、かつて全米を震撼させた連続殺人鬼を名乗っていた──!! ロブの警護を志願したのは、金髪の怜悧な美貌のボディガード・ヨシュア。すこぶる有能だが愛想のない青年は、どうやら殺人鬼に遺恨があるらしい!? 危険と隣合わせの日々を送るうち、彼への興味を煽られるロブだが…。DEADLOCKシリーズ待望の番外編!!
出版社より

作品情報

作品名
DEADLOCK外伝 SIMPLEX
著者
英田サキ 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199005015
4.3

(222)

(128)

萌々

(63)

(21)

中立

(4)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
28
得点
959
評価数
222
平均
4.3 / 5
神率
57.7%

レビュー投稿数28

サービスたっぷり?で楽しい外伝

シリーズ中、当て馬として大活躍だったロブの新たな恋が見られるスピンオフ。ちなみに個人的にロブは一番の推しキャラ。
本編のメインカプは、すっかりユウトの尻に敷かれるディックという関係に落ち着いており、上手くいっているようで一安心だった。

本作は二本立てで、前半はシリアルキラーなんて結構な題材がさらっとまとめられている。ロブ視点で語られる、美青年ヨシュアとの出会い編。

ヨシュアもまた複雑な背景を持つキャラで、一筋縄ではいきそうにない。最初こそ距離を測りながら接していたロブは、気付けばヨシュアに夢中になっていて、一喜一憂している。隠したつもりの必死さが、友人たちにはバレバレだったのが可愛くて萌える。

後半はヨシュア視点に移り、ほぼずっと恋愛で悩んでいる描写。重い過去があるから仕方ないが、少々こねくり回した思考でもどかしい。

ラストは事件に巻き込まれ、命の危険にさらされたロブを見て、やっと一歩を踏み出す決意が固まるヨシュア。実は五年前に一度踏み出していた?と思わせる最後の回想も好き。

序盤に今までのあらすじ説明があったが、あれには番外編の内容も含まれているのかな。読んでおらず知らない情報もあったのにやっぱり苦手で、あからさますぎるダイジェストっぽい書き方が合わないのかもしれないと思った。
ここ以外は文句なし。

後からきいてくる地味な伏線が綺麗にはられていてとても良かった。本編で放置されていたものはいくつか番外編で回収したのかな?なんとなくそんな雰囲気を感じたが未確認。番外編集も読んでみようかな。
そういえばパコとトーニャはどうなったんだろう?……まぁいいか。

本編カプの出番も多く、みんなでパーティーしたり海に行ったり、サービスたっぷり。とても楽しめる外伝だった。

1

イイ男!!

2巻、3巻でユウトの良き相棒、大人み溢れる余裕と切なさで迫り倒したロブのお話!!どんな人と恋に落ちるのかな?楽しみ嬉しい気持ちで読み始めたら!!!

なかなかにヘビーな事件に巻き込まれ…ロブの警護をすることになったヨシュアとの関係もじりじりじりじり…事件を通してロブのかっこ良さ、ヨシュアのかわいさが見えてくるけど!!わ!待って!!それ危険なやつ~からの、待ってました!!手に汗握るサスペンスアクション展開が楽しい。

一段落したと思ったらまた事件!!どんな相手にも真摯に向かい合うロブを見て、楽観主義者ではなく、心が強く、強くあろうと努力してるからロブは素晴らしんだってことにヨシュアが気づいて感化されるのがとてもとても良かった!!そんな完璧に振る舞うロブにも弱さとか脆さがあって、でも強くてってのが本当に魅力的!!

ヨシュアが全然つれなくてじりじりキリキリしたのと、ロブは相当なテクニシャンと勝手に思ってるので、えっちと甘さがもう少し欲しかったところですが、ユウトに尻に敷かれてるディックや、どんなときも強く優しいユウトの姿が読めたのも嬉しかったです。

1

ディック×ユウトも沢山でます

DEADLOCKの外伝、本編3作の後に読めばいいと思う。自分はSTAYとAWAYを先に読みました。STAYとAWAYは小冊子や特典の再録なので、時系列的にはSTAY前の話も収録されてます。気にする方は目次を睨みながら読んだ方がいいのかも。

やっぱりロブが好きだなぁと思う点なのですが、この作品で特に好きなところが2つ!
ヨシュアを受けと決めつけず、自分が抱かれることを明確に言葉で打診した点。どっちかしかできないというのも性指向としてあるとは思いますが、両方できることを申告した上でヨシュアの希望を聞くロブが好きでした。
意見の違いを厭わない点。英田先生好きだなぁ…でもあるけれど、死刑制度に対する意見の違いをハッキリ書いて、それでも2人は恋愛はできる。いい関係性だなと思います。

スピンオフが主役CPを超えてしまうこともままありますが、やっぱりディック×ユウトが好きだなと感じてしまいました。描き下ろしのDUPLEXも、ディックとユウトのやり取りに心ひかれ、この時の2人の心情がもっと読みたいと思ってしまって。彼らは3冊分かけて到達したわけですから、1冊のロブ×ヨシュアと比較するのは平等ではないかな。

1

ロブへの救済

はぁーよかった!
前作では当て馬だったロブが主人公の外伝でしたが、
お相手のヨシュアが分かりにくいキャラでした。
好きかといわれると微妙ですが、
何よりロブがまた本気で恋できたということが嬉しかったです!

SIMPLEXだった前半部分と、DUPLEXになった後半部分。
事件そのものよりも二人の恋愛模様に重点が置かれた作品でした。

ロブがまた人を好きになれたのは、
前作でユウトがロブをハッキリ振り、
一線を超えずに友人として線引きできたからだと思います。
だからこそユウトへの気持ちに区切りをつけ、
新しい恋愛へと気持ちを向けられたのではないでしょうか。
ちゃんと前作からの流れを汲んだ展開で、
流石だなという思いと感動でいっぱいです。

わたしはユウトやディックよりもロブがとても好きです。
100人愛すよりも一人を100年愛したいーー
ロブのこの気持ちにとても共感できました。

まだまだ歩き出したばかりの二人ですが、
これからさらに仲を深めていって欲しいです。
脇役で登場したイツメンたちも懐しく、
彼らの登場には毎回歓喜せずにはいられません^^

次回作を読むのも楽しみです!

1

さすがの読み応え。

個人的な「新作を読む前に既刊を読み返しましょうキャンペーン」もいよいよ、今回の新作で活躍するらしいヨシュアが登場する番外編となりました。

こちらは、息つかせぬ展開でハリウッド映画ばりだった本編よりグッとBLらしい展開の一冊です。
ヨシュアにはロブも読者も焦らされまくるわけですが、真意が少しずつ見えてくるにつれ可愛くて仕方なくなりますね。なんというかどことなく子供がそのまま大きくなったみたいで。

本編のカップル、ユウトとディックの穏やかな日々(事件に巻き込まれてはいますが)も垣間見えて満足度の高い一冊でした。

当時人物たちがみなそれぞれに魅力的ですよね(しみじみ)。

1

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