ボタンを押すと即立ち読みできます!
情熱シリーズ番外編。
本編で気になって気になって仕方がないカップル。
ぶっちゃけ遥×佳人より好きなんです。
東原との関係について悩む貴史。
愛されていると感じるときもあるが、切って捨てられる程度だと感じるときもある。
本心が見えず、何度も何度もハッキリしない関係を解消しようと思うけれど、結局離れられない貴史。
東原は貴史を守るために、気まぐれで手を出す愛人、といったスタンスを周りにとっているんだけれど。
肝心の貴史に対するフォローが無しなので、貴史は悩むんだよう!
言わなくても理解してくれる、なんてとんだ傲慢ですよ、東原さん!
ある意味東原は臆病で、ヘタレなんだから…。
だからパッと出のちょこざいなキャラ・貴史の旧友武嶋に当て馬されちゃうんですよ?笑
貴史に近づくのがおもしろくないからといって、ひどい仕打ちしちゃいけません!
それでも東原への想いを断ち切れない貴史の健気さに涙が浮かぶよ…。
まぁでもパッと出の武嶋のおかげ?でやっと愛してると言った!
貴史良かったね!ともう嬉しくて嬉しくて。
なんだかんだと言っても、強く結ばれていた二人。
東原が覚悟を決めて、貴史が着いていく。
そこにいくまでに、3年かかっちゃいましたね。
あとはひたすらラブラブしてくれと思っていたのだけど、宗親のせいでラブラブにトゲが。
……なんだかなぁ。
やっと向き合った二人にその仕打ちはちょっとひどすぎるよ…とショック。
だけど、二人はそのことで潰れたりしません。
東原は決して貴史を裏切っていないし、何よりも貴史が深く広~い心で東原を信じ、許しているから。
もうね、貴史がおっとこまえ!です。
この二人のエピソードをもっともっと読みたい。
東原×貴史でまたお話書いてくれないかなぁ。
艶悪の続編(新装版は発売日がこちらの方が早いですが、艶悪の悪の2年後のお話なので艶悪を先に読むことをお勧め)
東原と貴史の関係は続いているものの、会う回数が減っていることや甘い言葉がないことに不安を抱き東原との関係を続けるか悩んでいる貴史。
そんな矢先、独立した貴史の弁護士事務所にアルバイトとして訪れた同級生に好きだと甘い言葉で迫られます。
その様子をを見て自分の本当の思いが貴史に届いていないことを悟り、東原は苛立つと同時に貴史との関係に覚悟を決めます。
やっときけた~東原の本音!!
しかも東原の言葉は甘すぎず強さがあってしびれます。
カッコよすぎ。
お似合いのカップルです。
そしてサブカプの宗親と織も相変わらず、言葉足らずでもどかしいですが、織の拉致をきっかけに宗親の気持ちが固まります。
いろんな愛の形があるけど、ダブルハッピーでよかったです。
新装版では「艶恋」→「艶悪」の出版順ですが、ドラマCDどおりの「艶悪」→「艶恋」の順に読んだ方が良いです。
似たようなタイトルのうえ、表紙イラストも似ているので、分からなくなりそうですが「悪ぶっていた男が恋に素直になる」という感じでお願いします。「艶悪」の続編ですので、読んでいないと話についていけません。
「素直に愛情を示せない攻め」×「愛されているのに気がつかない受け」が設定であるこのシリーズですが、東原×貴史と宗親×織の両カップルのハッピーエンドの巻です!
1冊丸ごと表題作です。読み応えあります。
貴史の身の安全を考慮して遠ざけていた東原ですが、ついに腹をくくって貴史とずっと二人で生きていく方法を考えるようになります。待ちわびた「愛している」の言葉でした!でも東原自身がいっていたとおり、貴史なら先に話しておいた方が良かったのにとは思いました。ライバルが現われてようやくマズイと思うとか、浮気じゃないけど織とのことを貴史に言い出せなかった臆病ぶりとか、東原がちょっと可愛く思えました。
ヤクザ幹部と弁護士
こちらも遙×佳人に劣らず不器用で言葉の足りない二人です。
気ままに呼び出しては抱くだけの関係の貴文が拉致され動揺する東原。ただ気が向いたときに呼び出して抱く都合のいい男、でもたまに合わないときに思い出してはモヤモヤする心情を持て余して困惑している。
そうなったらもうお互いの相手を意識しまくり両思いでしょう。
というのはすぐわかるのですが、東原は恋愛に関しては遙以上に鈍くて意地っ張りでした。
そんな二人ですが思わぬ外敵からの襲撃にお互いを大切に思う気持ちを自覚し決して手離せない存在だと思えたのはよかったです。
しかし東原は今回ヤクザとしては非常にみっともない男でした。
自分のオンナを拉致されオタオタし、目の付け所を見誤り結局自分側の情報網では貴文を探しきれず拉致犯の方から身柄と引き換えに建物ごと儲かっている店をよこせという脅しを受け入れ差し出してしまうのですから。
そのうちきっちり落とし前はつけるさとの決意はありましたがその活躍こそが見たいです。
いつかそんなストーリーを展開していただけるのでしょうか。
組長の妾腹の息子というのは憎たらしい男です。
頭が良くて何をやっても人並み以上にできる男らしいけれど、目的のためには手段を選ばない冷酷さや身勝手で傲慢な部分はヤクザにぴったりな性格でしょうが、人を束ねるとかカリスマ性とは無縁で自分の楽しみや興味のある方向でした発揮できないのは組かとしては惜しいことかもしれません。
こちらの作品…
主人公の貴史の男前な性格が、どうにもこうにも東原のせいでグルグルしてて、東原の気持ちとすれ違っているところなんかは、非常にキュンキュンさせられました。
当て馬君の登場で、東原が漸く腹をくくるあたりは、だったらもっと早く~!!と、本当に月日の重さがあって、貴史に対して放置プレイのようで可哀想でした…←精神的な意味です(笑)
まっ、このグルグルが、二人には必要だったのかもしれませんが。
で、腹をくくってみたものの、前回から痛いところをつつきまくる坊ちゃんの宗親が、今回も粉を掛けてくるんですねぇ…
小説の前半部分でも、東原に仕掛けてはいるんだけど、宗親さんってば、東原の本気の腹くくりを敏感に感じ取っちゃって、またトンデモナイ事を考え付いちゃうのよね…
私は、宗親さんの性格の歪み具合が、なんだか可愛くて素敵に見えるので、東原に対しての態度とか、全然許せます~。
宗親さんは、東原に愛情が溢れているのよね~。
かわいさ余って憎さ100倍!って感じで、私は宗親さんが東原を追い込むところは、結構好きです。
いつも東原に粉かける時は、ちゃんと自分を見て!って感んじで、宗親さんも精一杯な態度で東原に向き合うんだけど、前回に引き続き、今回も東原には相手にしてもらえません。
で、無理難題を吹っ掛けるんだけど、そこが本当に宗親さんの東原への愛を感じます。
織には気の毒と言うしかありませんが、宗親さんは坊ちゃん気質で、何でもかんでもそこそこに器用にこなすタイプの人なので、そういう男に惚れこんでしまった織は、まだまだ受難が続くかと思われましたが、今回、そちらも、何故かハッピーエンドの予感のようで…
う~~ん。
宗親さんには、なんでもソツなくこなす悪い男でいてもらいたかったのに…
唯一、東原だけが思い通りにできなかったというか、関心を寄せてもらえなかったのよね…
東原の遥への愛情みたいなものを宗親さんに向けられていたら、宗親さんも満足だったのでしょうが、器用な男も年貢の納め時のようで、これから堅気の世界で、精一杯活躍をすることでしょう。
一応、どのカップルも着地点が見えたようで、番外編とかは、やはり貴史、織、佳人の3人でパジャマパーティーなんかを希望します(笑)←3人で露天風呂とか、ほろ酔い気分の3人とか、普段口にできない相手への気持ちなんかを告白しあったりとか…
いやぁ、綺麗どころ3人~。想像しただけでフフフのふ~です。