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囀る鳥は羽ばたかない 2

saezuru tori wa habatakanai

鸣鸟不飞 2

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表題作囀る鳥は羽ばたかない 2

百目鬼 力
25歳,元警官で不能の部下
矢代
36歳,ドMで淫乱で変態のヤクザ,若頭

同時収録作品囀る鳥は羽ばたかない

三角
62歳,道心会執行部若頭
矢代
36歳,ドMで変態のヤクザ,若頭

同時収録作品囀る鳥は羽ばたかない

竜崎
38歳,道心会傘下松原組組長
矢代
36歳,ドMで変態のヤクザ,若頭

その他の収録作品

  • 扉絵用白黒スケッチ1P

あらすじ

真誠会若頭で真誠興業の社長である矢代は、ドMで変態、そして淫乱だ。
元警察官で付き人兼用心棒の百目鬼は、矢代を綺麗と言ってはばからず、心酔している。
だが、矢代が昔から想いを寄せる影山と、その恋人久我の存在を知ると
次第に百目鬼の矢代への想いも変化し、それを自覚していく。
そんなとき、矢代が何者かに狙われる。

作品情報

作品名
囀る鳥は羽ばたかない 2
著者
ヨネダコウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
囀る鳥は羽ばたかない
発売日
電子発売日
ISBN
9784813030348
4.7

(958)

(818)

萌々

(66)

(42)

中立

(13)

趣味じゃない

(19)

レビュー数
63
得点
4493
評価数
958
平均
4.7 / 5
神率
85.4%

レビュー投稿数63

ままならなさの魅力

裏社会というハードな舞台上で繰り広げられる物語。
2巻ではさらに登場人物が増え、きな臭い事件が起き、百目鬼と矢代の複雑な内面が見え隠れし…と、1巻よりも具沢山。

うーん、組関係の相関図に関しては1度読んだだけでは少々理解しにくいものがありました。
この人誰だっけと思ってしまうことも多々あり…
それでも1度読み終えて星5寄りのこちらの評価になったのは、ほのかに香る情のすれ違いと、ふと芽生えた強い感情が育てば育つほど足枷にもなってしまいそうなままならなさの描き方が好みだったから。

いわゆるヤクザのいざこざでゴタつく2巻の中で、情を感じるシーンがさらっとさり気なく混ぜ込まれていて上手いです。
これがどれも非常に印象的で、時に熱く、時に切なくやるせない。
矢代の過去を覗けば覗くほど、百目鬼に特別な存在になってほしい気持ちでいっぱいになります。
ただ、そんな簡単には上手くおさまってくれそうにないのがもどかしく、簡単にはいかないからこそ魅力的だとも思えてしまうのだから悩ましいところ。

作中で描かれる、百目鬼の目線を通して見る矢代がすごく好きです。
自身を変態・淫乱だと称する矢代の、表面上はドライに装っているけれど、実のところは情が深くて人間味のある人物像に胸が苦しくなります。
そして、矢代の不器用で健気な一途さを人一倍理解し、あふれかえってしまいそうな想いを抱え込む百目鬼が好きです。
願わくば、矢代が本当に好きになった相手がもう1人だけ増えますように。

0

百目鬼の想いの先の見えなさが辛い

なんだかものすごく長編でいきますよーという意気込み?を感じる一冊でした。増える登場人物と矢代の過去編と。百目鬼が一人でBL要員やってて、その先の見えなさが辛かったです。
相変わらずセリフでもモノローグでも絵で魅せるシーンでも、核心に触れそうで触れずに一度流して回収したりしなかったり、察しろ系の主張が強いというか、描き方の個性が強い。ハマれば心酔する気持ちも分かるけど、一歩引いて見てしまうと少々クドく感じます。
矢代の過去は深堀りすればするほど意識が変な方向に飛んで行ってしまいそうでした。考えたくないのに、どうしても性被害者の防御機構とか脳科学的メカニズムとか、リアル方面で分析しそうになってしまいます(最近読んだものの影響で)。激しく嫌だ…。
そんなものを全てどうにかして百目鬼とハピエンなんて結末はあり得るのかな。ヤクザのドンパチ描写に力を入れる中でどうやって?傷の舐め合いになると破綻と紙一重の危ない橋な気がするし…。
決着の付け方が気になって仕方ない作品。完結してからまとめ買いすれば良かったかも。

0

非日常の中のささやかな恋心に萌える

2巻もあっという間に読んでしまって、再読、再読しています。
非常に痛いシーンが多くてキツいんだけど繰り返して読んじゃうんだよなぁ。

ヤクザだし、変態だし普通じゃない事が多すぎて本当に「うわぁ」ってシーンの宝箱みたいな話なんですけど、その中にあって百目鬼はちょっと異質っていうか、私にとって癒しパートだったんですね。
序盤の警官コスも素敵やったし…。
なのに初体験エピソードが!なんとまぁ!あんたもそっち側だったんやね…って感じでしたw
まぁ残念ではなくて、むしろ美味しかったんですけどね。
もっと詳しく!なに忘れちゃってんの??って矢代の気持ちに過去一寄り添えた瞬間だったと思います。

そんな変態たちのお話なんですが(?)、1人の人を想う気持ちっていうのが素朴で、健気で、哀しくて物凄く切ないんですよね。
そのコントラストがイイんだと思います。

矢代の右腕になることを許された百目鬼…片時も離れず側に居るってことなのかしら?
次巻期待しかないです。

0

はぁ最高に面白い

1巻から再読ですが既に記憶も朧げなので、読み直しですが最高に面白いです。

まず冒頭の百目鬼のお巡りさんコスプレが最高でした。そして矢代の百目鬼妹に対する優しさなんて、平凡な言葉しか思い付かないですが感動です。

そんな中もたらされる七原のトラブルが、後の矢代銃撃へと繋がっています。

誰が裏で手を引いているのかは、まだ2巻では分かっていません。見た目通りの者が黒幕では無い事は確かだとは思います。
百目鬼が小指落としちゃって、読んでいた筈なのにそれがショックだった〜。

三角と矢代の過去も面白かったです。矢代の病室前での影山と三角の邂逅も迫力がありました。
3巻がとても楽しみです。

0

挫折…。

7巻発売記念なのか、1〜2巻が現在KindleUnlimited対象となっています。

1巻の段階では影山が好きで、そこへ矢代や百目鬼がどう関わってくるのかを楽しみにしていたのだが、それ以外の登場人物が多くて、もう誰が誰だか…。
単純に私がアホなだけなので申し訳ないのだが、主要キャラ以外の見分けがつかず、力関係、上下関係も何が何やらわからなくなってきて…。
私はこの作品に出会うまで、ヤクザBLは結構好きなジャンルだと思っていたんだけど、こんなふうにガチめの血なまぐさい抗争とかされると、(´;ω;`)ウッ…となってしまう。
百目鬼が責任を感じて指を詰めるところとか、お好きな方にはたまらないんだろうと羨ましく思うのだが、普通に怖くて、これ以上はもういいや…と思い、早々に挫折してしまったという、苦い思い出のある作品。
恋愛だけじゃない、骨太な男同士の関係性をしっかり描けるヨネダコウ先生はすごいと思うし、矢代の幸せをひっそり祈りたいとも思う。
でも私はやっぱり、男の子同士がキャッキャウフフとちちくり合ったりしてる、ハッピーエロが好きですスミマセン。

2

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