コミック

  • さんかく窓の外側は夜 2

さんかく窓の外側は夜 2

sankakumado no sotogawa wa yoru

三角窗外是黑夜

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作さんかく窓の外側は夜 2

あらすじ

殺人現場に残されたのは「呪い」の気配だった。
手掛かりは死者がつぶやいた「非浦英莉可」という名。
除霊を生業にしている冷川とその助手・三角。
2人はある女子校で起こった心霊被害の調査中、思いがけず「非浦英莉可」と遭遇する。
英莉可の正体が高校生だということに衝撃を受けながらも、あることに引っかかりを覚える冷川。
それは三角が霊能力の高い人間と「ひかれ合う」ということだった。
「きみは私が見つけたんだから、私のものです」
冷川はいったいどんな手段に出るのか…?

作品情報

作品名
さんかく窓の外側は夜 2
著者
ヤマシタトモコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネコミックス【非BL】
シリーズ
さんかく窓の外側は夜
発売日
ISBN
9784799724873
4.6

(153)

(108)

萌々

(36)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
707
評価数
153
平均
4.6 / 5
神率
70.6%

レビュー投稿数20

独占欲爆発束縛彼氏(付き合ってない)

2巻も面白かったー!呪いの名前?が普通にキャラの本名なのはびっくりでしたが、あっさり登場されたのにもびっくりでしたが、明確な敵って雰囲気じゃないのが良いです。強い女子高生好きだなあ。
今回はなんといっても、冷川の独占欲がすごいです!三角を縛ってるのは、魂を拘束したってことなんでしょうか。契約書の内容は分かりませんが、即サインする三角の迂闊さがなんか好き。そんなに冷川を信用してたんだ…っていう。なんとなく冷川にとっては、それだけでも救いになる雰囲気がある気がしました。
冷川はまたさらに謎が深まってきました。あの呪いのぺろりは一体…?違う人と付き合わなきゃいいってさらりと言ってしまえるところとか、迎に対抗して力を使ってみせる子供っぽいところとか、人としての何かが壊れてる気がして目が離せません。繊細な危うさがとても魅力的。
三角の視えることをごまかす嘘の慣れ方には切ないものを感じましたが、冷川のごまかさないことで得る結果への諦めも根源は似たようなところにあり、だからこそ冷川は三角にここまで執着するのかなあと思ったりしました。知らんけど。

0

非浦英莉可

10巻読破して振り返ると、「非浦英莉可」の謎は早々に2巻で明らかになってたんですね。「先生」もお察しの通りだったし、10巻はBL作品なら長期連載だけれど、相当テンポよく進めた方なのでは。除霊のお仕事も本筋からそれた事件は少なめだった気がする。超大手での連載だと人気が出たら引き伸ばすと思いますが、ヤマシタトモコ先生の思い通りに進行できたのかな?
それにしても「非浦英莉可」は字面含めて相当恐ろしかったのに、蓋を開ければポップなエリカちゃんになっちゃったなぁ。2巻ではエリカ自身が単独で闇深めな子なんだと思ってました。

0

理不尽傲慢イケメン(陰付き)冷川が最高

冷川に惚れた一冊。理不尽傲慢イケメン(陰付き)みたいなキャラで最高だった。好き放題やりたい放題だが、セリフや行動から見える考え方で、何か深く辛い事情を持っていそう。そこが勝手に気になり、惹かれていく。常にうさんくさい笑顔で、表情が崩れるのは三角に対する独占欲が満たされないシーンばかりというのも良い。
三角は相変わらずの巻き込まれ主人公、だんだん可哀想な扱いが似合うように思えてくる不憫キャラ。そういうところがとても好き。

ストーリーもテンポよく進み、情報量が多くてもしっかり入ってくる。謎の全てが興味深い。ある意味一番怖いのは冷川だったので、一巻より視覚的恐怖に怯えるホラー感が薄まっていたのは助かった。

BLじゃないみたいだけど、久しぶりにここまで萌えるキャラに出会った気がする。続きが早く読みたい。

1

非BLだからこそ萌えが強まるというパラドックス

 一応新たな案件を受け持って除霊するシーンもありましたが、非浦英莉可の存在感が増し作品全体を牽引していました。彼女が呪いの元凶であることは間違いないみたいですが、どうやら彼女にも一筋縄ではいかない背景や想いがあるようです。最後に彼女が冷川と三角に言い残した、「あんまり嫌わないで」という台詞がなんだか印象に残りました。

 そして、肝心のメイン2人の関係性については、非BLなんて嘘だろ!?とツッコみたくなるくらい濃いものになっている気がしました。でも、単純にBLだと言われるよりも、非BLだからこそ、より尊いしより萌えを感じるのかもしれないですね。愛だの恋だのという感情をすっ飛ばしているくせに、そこら辺の恋人達よりずっと濃密な関係性を築いている2人がたまらないのです。非浦や占い師の迎の存在なども簡単に自分の内部に受け入れてしまう三角に、冷川は苛立ち、三角を自分に縛り付けようとします。三角は冷川に施されたそういう超能力的儀式みたいなものを覚えてはいないのだけど、彼の日常は確実に冷川に侵食され始めている。三角が気付いてない、彼の腰に現れた三角形のマークが何を意味するのか、答えを知るのが非常に楽しみです。

 霊や呪いの描き方も毎回多岐に亘っていて驚かされるので、不気味なものが登場する度に、これはどんな怨念を意味しているんだろうと想像するのも1つの楽しみ方です。ミステリー好き視点からも今後の展開にワクワクしますし、冷川の執着がどこまで大きくなるのか腐女子的視点からも想像が膨らんで、早く次巻を読みたい!と思わせてくれる2巻でした。

2

迎くんとの関係良い

冷川さんの動向が。
気になる。
束縛激しい彼氏というかヤンデレ系というか。
もうBLじゃないということは信じられない。
というかそう認識している。
もう自覚してないだけで三角くんもなんだかんだ冷川さんのことさ………うん!

迎くんもいいキャラだなぁ。
すごくいい。
すきです。
当て馬ではない、当て馬になるほどではない……けど、全く危険な要素がない訳では無い、というか……。
冷川さんと三角くんの関係に比べて友人色が強くて良い。
バディ感。

ヒカワエリカも悪人じゃないのかな。
ふしぎだ。
まだよくわからない。
でもふつうにかわいい。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP