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表題作おとなりの野獣さん

真神雄豪,27歳,朋の元同級生で隣室に住む人気作家
栗木朋,26歳姉夫婦の部屋に住む事になったパン職人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

姉夫婦が海外赴任の間、部屋を預かることになった栗木朋。隣人に引っ越しの挨拶に行くと、そこには小学生の頃のクラスメイト・真神雄豪が住んでいた。雄豪は、19年ぶりに再会するなり、朋に「いい匂いがする」と言いながらキスをしてきて!? 驚きながらも抵抗できない朋は、それから毎日のようにキス以上のことまでされてしまって……。

作品情報

作品名
おとなりの野獣さん
著者
間之あまの 
イラスト
花小蒔朔衣 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
お兄ちゃんのお嫁入り
発売日
ISBN
9784344839014
3.9

(122)

(45)

萌々

(43)

(25)

中立

(3)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
15
得点
475
評価数
122
平均
3.9 / 5
神率
36.9%

レビュー投稿数15

待てが出来る野獣

間之あまの先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
溺愛 4
野獣 4
意地悪 3
エロ 2
な感じだと思います。

雄豪くん×朋くんのカプです。

姉に頼まれ、マンションの部屋を預かることになった朋くん。そこで、小学生の頃苦手だったクラスメイトの雄豪くんと18年振りに再会して…。

メインは大人になった2人のお話ですが、小学生の頃のクラスメイトなので、小学生時代の2人も少し書かれています。
小学生の頃は、まだ好きという自覚がないのですが、好きな子に意地悪してしまう、あるあるな感じが書かれていて、雄豪くんの朋くんに対する意地悪具合が、ちょっとおませで可愛いです。そして朋くんも雄豪くんのことが苦手ではありますが、憧れていたり無自覚の内に惹かれている心理描写が可愛いですね。

そして18年振りの再会。相変わらず意地悪な雄豪くんですが、朋くんのことが好きだとはっきりと自覚しているので、意地悪さとちょっと強引な溺愛具合と、でも意外と待てが出来たり引き際を弁えてたりするので、好感が持てる意地悪な野獣さんです。

朋くんの方も臆病な小動物系ではありますが、無自覚から徐々に雄豪くんのことが好きだと意識し始めていくので、ただただ翻弄されるだけの受けではないです。

雄豪くんの格好良さと朋くんの可愛さがたっぷり味わえて、ワンコ攻めならぬ野獣攻めが堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。

0

甘くてきゅんとするお話

再会モノです。

再会するなり豪が朋をゴリゴリに押していきます。
きっと食べようと思えばあっという間に朋のこと食べちゃえるのに
そこはちゃんと朋の気持ちを大事にする野獣の豪なのです。

それにしても朋が流されやすすぎて
よくこの歳まで綺麗なまま育ってこれたな…としみじみ思いました。
豪みたいな人にもっと早く見つかってたら、朋はもうパクッですよ。
とっくに食べられちゃってます。
だからこそ食べられてなくてよかったーって思いました(*´▽`*)


途中青緑眼鏡氏にすごくハラハラしましたが、豪がさすがでした…!
青緑眼鏡氏のしたことは犯罪だしすごく悪いことなんだけど
青緑眼鏡氏がいたからこそ豪と朋は先に進めたと思うと、なんとも言えない気持ちになったり…。
最終的には豪が助けてくれたし、朋が不安も含めて丸ごと選びたいって思えるようになったのは良かったです。

いきなり最後までするんじゃなくて
徐々に慣らしていって~と言うのも豪っぽくて好きだなぁって思ったし
二人の初めてをちゃんと読むことが出来たのがすごく嬉しかったです(*´▽`*)
待てさせられてた分たっぷりと二人の甘々が読めて
とても幸せな気持ちになりました♪

二人のお話が読めて良かったです~(*´▽`*)

0

待てのできる野獣さん(・∀・)

間之先生のお話ですしね、野獣さんな攻め様といえども、“待て”ができる溺愛野獣さん。

受け様はパン職人の朋。
長期海外出張となった姉夫婦に頼まれ、マンションの部屋を預かることに。
お隣へ引っ越し挨拶へ赴けば、小学校時代、海外へ転校した同級生と再会。
それが今回の攻め様である豪くんこと雄豪。

小学校時代、威圧感のある豪くんが苦手だった朋だけど、なんだかんだと構われ続けきた。
雄豪が転校する時は寂しくて、今でも忘れられない思い出の人。

それが、再会したとたん「いい匂いがする」「好きだ」と噛みつくようなキスをされて、触られて。

これなぁ。
再会の出合い頭、朋の気持ちとかスルーで自分の気持ちだけ押し付けるような雄豪のやり方は、私的には何やってんだコノヤローものでして(# ゚Д゚)
間之先生のお話なのに、今回は違うかも~とテンションはダダ下がり。

朋、押し切られてるし言いくるめられてるしで、チョロい。
でもまぁ、結局のところ朋は雄豪の事が好きなわけだし。
雄豪もきちんと話をしたら、朋の気持ちが育つまで待っててくれたし。
何より、朋を大事に大事にして溺愛なんだよね( ´∀`)
そんな雄豪の姿を愛でるのは楽しかったです。


朋の職場のパン屋さんのダブル米原のコントには笑わせてもらいました。
いいなぁ(´~`)
こんな美味しそうなパン屋さん、近所にあれば嬉しいのに。


イラストは花小蒔朔衣先生。
小学生の2人がめっちゃかわいい(≧▽≦)

0

野獣な溺愛攻めとしてのスペックが…(´⊙///⊙`)

シリーズ物とは知らずに手に取ったのですが未読でも大丈夫でした。
(だけど他CPがめちゃくちゃ気になるので早速ポチらねば)

なんかも~~~~~~ッッッ
砂糖吐くほどド甘い!!!
溺愛に砂糖シロップコーティングしたぐらいの甘さ。

ストーリー的には大きな山も谷もなく、
ひたすら肉食獣×小動物のイチャイチャを堪能して甘々タンク満たされましたw

こう表現するのが適切かわからないのですが、
攻めは乙女の夢をギュッと詰め込んだような完璧さがスゴイ+゚。*

受けを愛して愛して愛しまくります。
臆病で逃げ腰の受けをガッと掴んで離さない強引さあります。(素敵)
荒っぽさがある風貌でありながら、読書家で仕事は翻訳・小説家というギャップはヤバイです。
(付け加えると才能もあって金持ち←)
美味しい物いっぱい食べさせてくれます。
受けのために大雑把でも料理します。
舌が肥えていて博識のため受けのお仕事のアイディアもくれます。
喧嘩が強くて頭の回転も速いのでいざというときすっっっごく頼りになります。
軸がぶれない芯の通った強さもあります。
とにかく受け一筋で、受け第一主義なぐらい溺愛してます。
ラテン男でストレートに愛の言葉を囁いてくれます。
強引さはあるけれど、受けが本気で嫌がることは絶対にしません!!!

・・・・ふぅ(* ̄ω ̄)≡3
これでもまだまだ書き足りない気がする。

これだけ揃うと好きな子にちょっと意地悪なトコすらも長所ですね、長所。
野獣で甘くて優しくて溺愛する攻めの隙がなさすぎるw
俺様なのにGOサインでるまでガブガブしながら"待て"をしてるのも良きです♪

ここまで書いておもったけど少女漫画のヒーローを彷彿とさせるかも。
恥ずかしながら童心に返った乙女心を刺激された気分です(^///^;)

受けは小動物系でちょっと臆病な人です。
平和主義で変化を好まず、大人しく、清純派という言葉が似合いそうな…。
流され受けかな~?と思ったけれど回想からするに小学生の時から好きだったのですね。
行き違いがあって感情に蓋をしてましたが、再会をキッカケに徐々に蓋が開いたようです。

おどおどして恥ずかしがり屋ではあるけれど
伝えるべきことはちゃんと伝える努力が出来る子で、
男らしさはあまり感じられなかったけれど普通にイイコで好感はありました◎

俺様男の甘くて甘くて甘い愛情にニヤニヤが止まらなかったので
ひたすら溺愛攻めが楽しみたい!という方にオススメしたいですヾ(*´∀`*)ノ

1

攻めが受けのことを溺愛しまくってる

「小動物っぽい可愛い子をがぶがぶしている男前が見たいな」ということで書いたそうで、野獣系男前攻め×小動物系で小心者の受けです。

甘い。
めっちゃ甘い。
攻めが受けのことを溺愛しまくってるので、ひたすら甘かったです。

攻めはかなり強引と見せかけて、大好きでたまらない受けの事をめちゃくちゃ大切にしているので、恋人同士になっても、怖いからお尻NGという受けの要望をきちんと聞いてあげて一切お尻にちょっかいを出さない。
読んでるこっちが気の毒になるくらい「待て」ができる狼さんです。
とにかく受けに対する愛が言動の隅々にまで溢れまくってるうえに、アルゼンチンに住んでいたこともあるので情熱的なラティーノ気質も加わって、もう蕩けるような甘さでした。

特に大きな障壁もないので、読んでてその甘やかしぶりに癒されます。

受けがパン職人ということもあるので、飯テロ系作品でもあります。
読んでると、鼻先に焼きたてバケッド美味しい香りが漂っているような気分になって、はぁ〜美味しいパン食べたい!!っと何度思ったことか。

攻めは雄豪という名前なんですが、なんかキャラにぴったり過ぎて、まるで攻めになるために生まれてきたような名前だな……と思いました。


2

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