男しか愛せない既婚者に恋をした

コミック

  • この背中に爪を立てて

この背中に爪を立てて

konosenaka ni tsume wo tatete

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表題作この背中に爪を立てて

佐藤 歩(大学生・バーテンダーバイト)
坂東 義孝(美大講師・既婚者)

同時収録作品この背中に爪を立てて

トシ、久米 俊明(バー店長・美大の先輩)
坂東 義孝(美大講師・美大の後輩)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「あの人が好きなのに他の男でも欲情するんだ あなたは」

大学生の歩が働くバーに現れた既婚者の男・義孝(よしたか)。
"この人は誰かのモノだ"とよぎりながらも、歩(あゆむ)は魔性の身体に溺れていく。

口説けど躱され、焦れる歩。
既婚者なのに自分を掻き乱し、その上、学生時代に付き合っていた"男"への想いを断ち切れない義孝に歩はーー…!?

作品情報

作品名
この背中に爪を立てて
著者
西本ろう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
ISBN
9784396784720
3.8

(142)

(52)

萌々

(46)

(27)

中立

(10)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
25
得点
535
評価数
142
平均
3.8 / 5
神率
36.6%

レビュー投稿数25

店長がクズすぎて

今更ですが読みました。最初あっ...不倫かぁー、これ下手をすればバッシングの嵐なのでは?とドキドキしながら読みました。
歩(攻め)は真面目で学生ときた。真面目なやつが不倫なんてするかと言う疑問が生まれるのでは?とヒヤヒヤしました。(勝手なおせっかいです)
でも読んでいくうちにどんどん翻弄されていく様がよく分かって引き込まれていきました。
義孝(受け)店長(昔の恋人)のせいで心がズタボロ。本気の恋なんてしないと歩を弄ぶ。
こうなってしまったのはやはり店長のせいであってでも店長は既婚者なくせに義孝を突き放そうとはしない。この関係がどう変化していくのかドキドキぐとまらなかったです。
キャラがブレることなくここまで綺麗におさめた作品はないのでは!?と思うくらい最後は納得でした。
あえて言うなら店長にも少しは苦しんで欲しかった(願望)
義孝の嫁さんも弱みに漬け込んだタイプだったので嫁さん可哀想とかにはなりませんでした。
色々書きましたが色んな感情が入り乱れる一冊となってます。スケベシーンあり、肉体美ありな満足度の高い本でした!

1

真面目なところが好き

 中盤までは義孝の人を振り回す性格が好きになれなくて、濡れ場にもあまり萌えられなかったんですが、過去に囚われ雁字搦めになっている彼の弱さが垣間見えてくると、段々可愛いと思うシーンも増えていきました。本気で好いた同性が結婚してしまい、自身は捨てられる側に。商業BLではけっして珍しい過去ではありませんが、そこで義孝自身もすべてを理解してくれる女性と結婚した、というのはなかなかない例ですよね。義孝の気持ちを正しく知っている上で、戦友のように親友のようにずっと傍にいてくれた彼女を蔑ろにせずちゃんとケジメをつけさせる展開が良かったなと。彼女が守ってくれたものを、今度は歩が引き継いで、しっかり義孝を幸せにしてあげて欲しいです。

0

最後だけちょっと違えば…

不倫もの。でも全然ドロってる感じはなかった気がします。どっちかというと受けの妻より受けが昔好きだった男の方が存在感がでかいので、妻の存在はあまり縛りになっていないような?
ストーリーは良かったです。坂東にとって歩はちょうど空いてた隙間に入り込んでぴったりはまる存在なんだろうなってのがすごく納得でした。歩は学生だしハマったら一直線な感じで、年下攻めらしさが出てて良かったです。自分の信じる正しさに従おうと苦しむところは読むのもしんどい…。
山場はたぶんすごく盛り上がってました。トシと坂東の妻の会話をかぶせながら、坂東と歩のHシーン。なんとなく没入して読めなかったので演出すごいなーと思いながら見てしまったんですが。
最後は坂東の方から何かあれば良かったのになあと思いました。坂東がケジメをつけるシーンが描かれず、ふわふわした印象のままなので。坂東の中に歩を選ぶ決意をはっきりした形で見たかったです。
ずっと姫であり続けた坂東に不満は残りますが、古い昼ドラみたいで面白かったです。

2

素晴らしい画力ですね。

今、丁度読み終えてレビュー書いてます。

買って良かった!と、心から思えました。
素晴らしい画力に圧巻です!

BL作品で、久しぶり興奮しました。
更に、泣けた・・・

ストーリーも、サイコーでしたし。

今まで、読んだBL作品で、この攻めは素晴らしい人格者で、わたしが惚れました(笑)

これから、何回も読み返してしまう作品です。

3

けじめって大事

坂東と店長は学生時代付き合っていて、でもその当時から店長は女とも付き合っていて二股。しかもそれを坂東は容認していた、と。
やがて店長はその女と結婚し、坂東はゲイだけど自分を好きだと言ってくれている女と結婚して
でもその後出会った歩と本気の恋をしてしまった、という展開ですね。

ズルくて自分に甘い人達がしてはいけないことをして、その場面では間違いに気付かず(気付かぬ振りだったのかもしれませんが)
周りを傷付け、自分たちも傷付いてなぜか苦しんでいるのです…救いようがない。
というか、結婚をしている時点で
もうなんか違うのでは?って思ってしまった。

ものすごく絵は良いのだけどお話は共感できない部分が多く、キャラの性格もギャップがあるというよりはブレブレな気がしてしまったのが残念だったなと思います。

1

ちょいと複雑な経緯…

やっぱり絵に迫力がありますね。
目がいいし、何より色っぽい。

義孝が色っぽくて…いけませんねぇ。
あんなにエロくて結婚生活うまくいっていたんでしょうか。と素朴な疑問が。

義孝がトシに捨てられた隙に、それをわかっていて美穂が入り込んだから、美穂としては妥協でもそばにいてくれればそれでいいスタンスだったのかもですね。

歩が義孝に惚れてまっすぐに気持ちを伝えて、最初は遊びのつもりだったのが歩の気持ちにグッときて義孝も本気になったのはわかる。

美穂のことがあるので、歩は自分がもっと大人になってから迎えに来ると。
義孝はその間にけじめをつけて離婚して待っていた。
てことで、筋は通っているといえば、そうかな。

ま、義孝がトシだの美穂だの、しがらみがあったけど、歩に真剣になりめでたし、ということですね。

途中、気になったのは、セリフがやや説明ぽいかな。
義孝の顔がちと不安定かな。
てことでした。
絵の迫力でぐいぐい読めたのでそれほど気にはなりませんでしたが。

1

線からして色っぽい

「このキスは記事にできない」の二年前の作品なんですね。やはり圧巻の画力でした。線が色っぽいんです。

お話の内容から好き嫌いは分かれると思いますが、狡い大人達の中でも愚鈍なほど真っ直ぐな歩の愛情が眩しい作品でした。

義孝がゲイと知ってて更に自分に気持ちが無いし、トシに振られたばかりと知ってて結婚しようとした美穂もかなり罪深いと思いました。でも一番狡くて悪いのはトシですけどね。
そんなトシに少しでも気持ちを期待してた、学生時代の義孝の気持ちがとても切なかった…。

だからこそ、学生である歩の選択が一番大人だったように思いました。歩だからこそ義孝は再び人を愛する事が出来たし、信じて待ち続ける事が出来たのだと思いました。
大人になって戻って来た歩がとても良い男になってました。そして素直になった義孝が可愛いです。

歩と義孝のエッチがエロエロで眼福でした。

2

不倫?純愛?

めちゃ読む気満々で枕元に置いてたのに
すっかり忘れポンチでございました((´∀`*))ヶラヶラ
表紙がこれまたよいのですが、中はまたよかったです。
よこしまな私の予想に話して思いのほかピュアでした。
なんだろうね、拗らせた受はとことん甘やかしてやればいいと思うの。
くっついた二人のその後の話がもう少し読みたい作品でございました。

お話の始まりは、攻のバイト先であるバーに
ずぶ濡れで受がやってくるところから始まります。
一目惚れってこういうことや、と自覚しつつも
男同士ななんてアリエナイ。
ところが、店長とのただならぬ雰囲気、一つ一つの行動に目が行ってしまう。
また会おうと言われてうっかり心浮かれてしまう。
ところが受は既婚者で・・・!?

年下攻なのですが、どちらかといえば攻のほうが
落ち着いてて受を翻弄する感じがよき。
受も牝くさくないところが好印象。
もてあそんでやろうなんて行動がまま見えますが
攻にいいようにされてしまうあたりも好き。
冒頭にも書いたが、もう少し先の二人の話ももっと読みたい作品。

2

まるで、映画

絵柄なのか、ストーリーなのか・・・よくある本とは一味違う作品。試し読みにて、受が店長に指で口内を愛撫される表情にドキッとした方はきっと楽しめます

傷ついて、諦めて、自分の心に蓋をして手に入る“普通の幸せ”を味わってきたはずが、遊びのつもりで手を出した年下のオトコに、再び熱を灯される。忘れたはずの恋心が、知らぬ間に自分の中で大きくなっていき、気づいた時には既に手遅れ

しかし欲する相手は、自分が想像していたより遥かに大人で、真っ直ぐで、狡い自分を赦してはくれなくて・・・

どんな風に終わるのかな?と思いましたが、素敵な幕引き、ハッピーエンド
狡くて切ないオトナのラブストーリー

3

絵柄が大好き

西本ろう先生の絵「トワイライト」の頃より読み易くなってます。BL漫画では珍しい劇画っぽい雰囲気は失ってません。相変わらず緻密。とても好きな絵です!「Two sides of the same coin」は未読ですが、この感じで行くとさらにお上手になっていそうな気が!期待が高まる!

お話は、浮気モノ大好きな自分ですけど、あまりハマれませんでした。あとがきで出てくる大人全部ダメな人って書いてある通り、ほんとダメなひとですね…

何故ハマれなかったのか、ハマった作品との違いを考えると、登場人物の日常描写が圧倒的に少ないことだと思います。自分は"生きてる人が描かれてる"作品が好きなので(文字通り読むと、死んでる人が描かれてる作品なんてないよって話ですがそうではなく)、生活感が欲しい。そこが誰にもない。
ラストシーンで坂東(受け,美大講師)が眼鏡で椅子に足乗っけてたとこがありましたが、あれは萌えた。
終盤の歩(大学生)の家も良かったのですが、ちょっと唐突だったな〜もっと間に、ことさら貧しさ出す必要はないんだけど、序盤に振りが欲しかった。

佐藤を評して真面目と繰り返されるのも違和感。いや、バイト中に致すし不倫出来る人間は真面目じゃなかろうて。

2

いい身体してます。

バーでバイトをする義孝は、ある日訪れた客の歩に目を奪われる。
歩は店長の大学生時代の後輩だったが、何か二人の間には入り込めない雰囲気があった。
それでも目が話せない義孝は、歩に声をかけ歩が講師をしている美大でモデルのバイトをすることに。

歩の弄ぶような態度に、最初は義孝がタジタジだったのが、好きという気持ちをぶつけると義孝の方がしっかり者に。
歩が「義孝は大人だ」と言うくらい。元々しっかりと自分を持った人間だからか、流されているようで考えているんですよね。
互いに気持ちが繋がった後でも、美穂や店長から奪い取って歩を受け入れられる器ではないと泣きながら伝えるシーンにグッときました。
読み手が気になっていたことを、ここで言ってくれた!!と思いました。
不倫だし、学生だし。
そんな全てをクリアして迎えに行った義孝、何の根拠もないまま待ち続けた歩が、再会する場面は綺麗で可愛くて最高。
あぁ、もっと読みたい!この二人を見たいと思いました。
あとがきのイラストだけでは、物足りないです!!

2

面白いのに好きになれない……

う〜ん……
面白かったですよ。
でもね、好きではないかも……

ダメな大人たちが繰り広げる、
完全なる自分たちの世界。
恋愛している自分たちに酔っているようにみえました。

バーテンの歩は美大講師の坂東に一目惚れします。
坂東は、あゆむの雇主であるトシの元カレで、
いまだにトシに気持ちが残っている状態ながら、
美穂という妻がいます。

ゲイなのに美穂と結婚した坂東も良くないし、
振られた坂東につけ込む美穂も嫌でした。
そして、歩は妻がいても子どもがいなければ何とかなると思っている……

話自体は面白くて引き込まれましたが、
やっぱり不倫はね……よくないよね……
せめて、美穂がもっと悪い女なら理解できたかもしれないけど、
ちゃんと坂東のこと愛してる人だからね……

初めにケジメをつけてから結ばれて欲しかった……
というのが本音です。

ただ、まぁとても面白かったですよ。
でも……好きではない。

2

不倫っぽさはあまり無い

これあらすじでやめとこうかと何度も思ったが、まぁ覚悟の上で読んだのが良かったのか思ったより嫌な気持ちにならなかった。

ちゃんと不倫を不倫としてっていうのかまぁゲイを言い訳にしない作者様の誠実さに助けられた。
ケジメつけてたしね。

それよりはトシへの想いを拗らせちゃってるのがウザかったわ。それで歩にちょっかいだすとか。
人の好意を利用するっていうのがどうもね。心の裏切りは許せないんだよなぁ。
義孝がトシへの想いを断ち切って歩に縋るあたりからなるほどねぇって思いながら読めました。

終わった恋を拗らせて悲劇のヒロインぶる風な受けは好きじゃないので。
その割にまぁなんとか最後まで面白く読めた。

2

翻弄し翻弄されるダメ男たち

あとがきを見てしっくり。
そうか、ダメンズの話だったんだ!

スペック高そうなガタイのいいバーテンダーで始まったのでそういう発想がなかったけど、言われてみれば確かに…
みんな真面目ですが、ダメなことばっかりやってます。
まずあらすじ読んだだけで、不倫…(ダメ!)

しかし、読んでみると思っていたよりも不倫観薄いです。
というのも、妻の方も男しか好きになれないとわかっていて結婚していたから。
妻も結構なエゴイストです。ずる可愛い。

そんなダメンズ同士で終始、大人か子供か論じたり翻弄し合っています。
大人とか子供とかどっちでもいいんじゃない?と思ったりもするけど、彼らには大切なことなんですね。
外から見てみると、全員大人ぶっているだけで、本当はダメなところ、子供の部分もたくさんあります。彼らの大人と子供って、そこにどれだけ折り合いつけて上手くやれるか、綺麗に隠せるかくらいの違いなんじゃないかな。

そういった点でみんな葛藤を抱えているのは分かったんだけど、なんでだろう…分散しちゃった感じが否めない。
特に歩くんは最初のスタイリッシュなキャラのイメージと中盤のおろおろしているイメージの統一感がなくて、バラついちゃったのが残念です。
ギャップっていう感じもあんまりしなくて。
もう少し、気が利く年下攻シーンを中盤にも入れて欲しかったかな。

絵はムチムチです。青年誌っぽい感じ。肌色率高め。
あと、受が泣き虫ちゃんですね。見所かもしれません。

さて、大人になり眠り姫をお迎えに上がった歩くんは今後存分にスパダリぶりを発揮できることと信じています。
紆余曲折カップルでした。

2

~珠玉の愛~

仮面を削がれた悪魔は こんなにも甘くて 愛に純粋な人だった・・・

帯に『男しか愛せない既婚者に恋をした』
と有りますが、上の作中に出て来る文が、言い当てているな……と。
まぁ帯や表紙で読者を煽んなきゃいけないんだろうけどもね。
かく言う私もそれに煽られた口で(スビバセン)

佐藤歩(表紙後姿) ー 男しか愛せない
美術大学油画の先生で、妻持ち
『受け』で一途にトシを愛している

坂東義孝(表紙の黒髪の良ぃ男) ー 三回生でトシのBARでバーテンダーのバイトをしている
超が付くほどの常識人で真面目
全くのノンケだったが、歩に出会い一目で恋をする『攻め』


トシ ー 大学時代両刀で遊び人だった
歩の一つ先輩で彫刻科在籍、バイトでBARに務めていたが、子供が出来たせいかそのまま店長になった


もう初っ端から義孝の愛にグイグイ引き込まれて行きます!
今まで常識人で間違った事は許せない義孝が、歩に恋をした為に、恋に苦しみ、歩に翻弄され、男を愛してしまうと言う驚きと、何より『不倫』(義孝は妻持ち)と言う禁忌をおかしてしまう・・・。

まるで一人の男の『何も知らない若者から、大きくて逞しい大人の男への成長物語』を見ているようです。
勿論そんな『大人の男』へは簡単に成れず、傷付き迷い、血の涙を流しながらなのですが、それがもう素晴らしいんです!!

最初はトシへの憂さ晴らしに義孝に手を出した歩ですが、義孝の余りの一本気と自分へのひたむきな愛に、歩もどんどん変わって行くんですよね。
きっと歩はトシと別れた大学時代から、全く前に進めていなかったんでしょうね。
とすると、二人の大きな愛の物語なのかな。
また終わり方も『ブラボー♡♡』の一言に尽きます!
「えっここで終わり?」とか「まぁBLも含め、マンガにありがち」なテキトーに端折ったご都合主義(勿論それも私はオールOKですが)がなく、あます所なくこちらの心を思いを全て汲み取った、パーフェクトなんですよ!!
常識人だった義孝が(フツーなら)どんどん安易な方に流れて行き、まっ二人が幸せならそれでいーじゃん。
にはならないんですよねーっ!
いやぁもぉ凄いったらありゃしない!
もうこの読後感の良さと言ったら、他に類を見ないですね!
しかも大人になった義孝のまぁカッコイイこと(。╯ᴗ╰)〜♡
トシじゃなくても惚れます!

『西本ろう』先生、初めて読ませて頂きましたが、ファンにならずにおりゃろうか!ですわ。
めっちゃ生意気を申しますと、決して嫌いな絵(むしろ好きだけど)じゃないけど、最初は少し読みにくな……とか思ったんです。
いや、絵は上手いんですよ!
それがこの一冊が進むにつれて、物凄く上手く成られて行ってるんです!
余計なものを削ぎ落として行く…って感じかな。
だから余計物語に惹き込まれて行くんですよね。

エロ好きの私にも大満足な場面が沢山あり
(灬º﹃º灬)♡ジュルっ、何が嬉しいってあなた、突っ込んでる時の攻めのお尻が見えちゃうぅ~~~
もぅ( ///⊃ω⊂)たまらんっっ
しかもこの攻め、ガタイが良くて受けの授業で裸のデッサンのモデルをやっちゃうくらい。
いやぁ眼福なお尻でした"♡"♡(*///ᴗ///*)♡"♡"
大抵の攻めのお尻って、パンツ等で隠れてますよね!あんなんで本当にS〇X出来るんかい!!といつも一人ツッコミをしてたので、もうこれもサイコーやん
+.(≧∀≦)゜+.゜

大大大満足な一冊でした!!!
しかもボリューミー✧*。٩(´ヮ`*)و✧*。
是非とも是が非でも読んで頂きたい!!!
身も心も満たされる『珠玉の一冊』間違いなしです!

7

身勝手な大人たちにモヤモヤしたけど画力が高くエッチも迫力あった

紙本
修正…白トーン消し
カバー下…鉛筆書きの表紙?
カバー折り返し…なし
あとがき…あり

2

なかなかよかった

トワイライトがよかったし、onBLUEということで期待して読みました。
三角関係かと思いきや、メインカプが一本の線としてきちんと書かれてました。

バーテンのバイト、歩と、飄々として魔性の美大の先生、義孝。
義孝の昔の男が、バーのマスター、トシ。
歩は謎めいた義孝に惹かれてしまうが、義孝はまだトシを忘れられない。しかも既婚者。

障壁ばかりなのだけど、妻の方はゲイと承知で結婚という設定で一難逃れ、結局
歩のように一途に求めてくれる存在に落ち着く義孝、という感じでした。
たぶん、トシに手痛い失恋をして、恋愛に対してまともに向き合えなくなっていた義孝を、歩の力で救った、という構図だと思います。

義孝がクズっぽい出だしでしたが、最終的には甘いハッピーエンドでした。
絵もキレイでなかなかよかったです。

4

全員にイライラするのに夢中になってしまう

引き込まれましたね。
相手の台詞の本心が見えなくてドキドキしました!!

冒頭でルール・秩序が守れない大人を見下していた体育会系大学生の歩が、バイト先に来た店長の元後輩義孝に出逢った瞬間惹かれていくけど、もぉ~見るからにお触り注意な雰囲気プンプン。
案の定店長が登場した瞬間にもぉうっわぁぁでした。←語彙力皆無でゴメンナサイ

あんなに常識に煩かった歩が不倫に手を出すほどにハマっていくのがワクワクしたし、
義孝が歩に絆されて行ってるようにも感じつつ店長への想いがどうなってるのかドキドキだったし、
店長が遊び人だったのはあくまでも過去で今はちゃんとした大人の立場で偉そうに言うけど義孝への態度がなんだか未練っぽくもあってイラっと来るし、
そもそもなんで美穂に電話したんだ??

と、随所でイライラドキドキ・・・
なのにめっちゃ引き込まれちゃいましたね。
終わり方がすごく好きだったのでもう少しその後の二人を楽しみたかったですね!

6

映画を観たような読後感

泣きました。

「不倫」や「既婚者」という
扱いにくいテーマを主軸に置いた事で、
ストーリーや結末をとても気を遣って
考えられたと思います。
私自身も拝読するまではそのセンセーショナルな設定に興味を惹かれた部分はあります。

しかし、この2人は、第三者の目を意識して
恋に落ちたわけではない、と思ったのです。
妻の目を盗んで逢瀬を重ねる
スリルを求めた下衆い不倫というわけでもなく、
ましてや既婚者という肩書きを失う事で
魅力が半減するような受でもない。
不倫という言葉に甘えた作品ではないのです。
全ては必然だった、と思えました。
ただその時、受が妻帯者だっただけ、という。

年下攻をおちょくるような、
手のひらで弄ぶような恋が、
クソ真面目な攻の、あまりに真摯な言葉と
眼差しで、「絶対に本気の恋はしない」と
思っていた受の氷のような心が溶けていった。
その瞬間を見て、「ええなぁ…」と思いました。

画力も凄まじく高く、コマ割りも劇的。
キャラクターの顔も身体も美しい。
ラブシーンの熱量が凄い。

また作家買いしたい作家さんが増えてしまった、
と思いました。
どうか既成概念に囚われず、読んでみてください。

21

神仙作品

作者西本ろう,在整部作品的起承轉合表現的很好,尤其是每一個角色的個性跟表情,都表現的淋漓盡致。這是他的第二本商業書作品,完全不覺得是個新人,可見,他在出道之前,不知道做了多少畫工的訓練,還有畫了多少漫畫。正所謂的台上一分鐘,台下十年功啊!完全支持!

老師的前一部作品,我有在今年2019 BL大賞看到入選為最佳新人之一,不過在排行榜中,有99%新人的書,我都沒有看過。這本也是其中之一,那時還沒看過他的作品,所以就沒選這位作者,真是太可惜了,不然我就把它排成第一位。

不倫戀的劇情其實很普通,不少這種劇情的故事。但可以把這種看起來很狗血的不倫戀,帶來一種新層次的感受。完全要歸功于角色的性格安排,每個角色都都畫出非常清楚明白的個性,才有辦法搞得這麼不狗血。其實我根本沒有想到作者會安排這樣的結局,真的是感到很意外,但也很喜歡。

2

もっとドロドロして欲しかった!

作者さまのインタビュー記事を読んで、電子版が出たら絶対買おうと決めていました。で、とても楽しみにしてました。ゲスいわたしは、不倫というワードに弱い…BLで不倫ってそんなにはない気がしますし、攻めの不倫ではなく、受けが妻帯者って、良いです。それはともかく、感想です。

前半は、義孝さんの魅力満載で、歩が恋に落ちていくのが分かる、ドキドキの展開でした。歩のバイト先の店長さんトシと義孝の訳あり感も良かった…でもですね、義孝の奥さん美穂さんと義孝の関係がいまひとつ納得できず…美穂さんは義孝が好きだから、義孝が男しか愛せないと知っていても結婚したかった…と、そこまでするかな?と考えていたのですが、義孝サイドから考えると、義孝はデキ婚するトシへの当て付けで美穂さんと結婚したのかな?とか…でもトシの前では指輪はずしてるし。この辺がちょっとしっくり来なかったです。「不倫」ならもっとドロドロして欲しかったような…BLではそこは求められてないのかもしれないですけど、人間の狡さを描くならもっと狡くてひどい大人たちでも良かったな、と思いました。
あとは、歩くんの性格というか、攻め方がオレサマ過ぎて自分の好みではなかった…のは仕方ないです。

とはいえ、いろいろ考えながら読めて、エロさもぐっとくるものがあり、もう一回読んでみようと思います。

電子版の特典はラブシーンネームでした。

5

ド迫力だけど

男しか愛せない既婚者に恋をした…

え?どういう事?
これだけで非常にソソりますよね。
主人公は、バーのバイト大学生・歩。
ある日バーに現れた妙に雰囲気のある男・坂東。彼はバーの店長と訳ありのようで、それに気付いた歩に誘惑を仕掛けてくる…
若い歩は、坂東が今でも店長を好きだとわかっても、実は結婚をしている事を知っても、どんどん惹かれて溺れていく。
これはスリリングですよ。
そして、肉体表現はかなりの肉弾戦です。ゲイ的一歩手前くらい。
坂東は既婚者設定ですが、「妻」の存在は前半希薄です。
歩と坂東の関係性の間に過去の幻のように「店長」が漂い、擬似的な三角関係のストーリーとして続きます。しかし、坂東と歩が本気の関係になった時、坂東が同性愛者であり愛している男から捨てられた事を何もかもわかってそれでも結婚した「妻」が出てきて、にわかに「不倫」というテーマが立ち上がってくる…
坂東は妻に対して不義だったのでしょうか?
坂東の相手が元からの恋愛相手の店長だったら、妻は黙認したのでしょうか?
坂東が全く新しい男に恋をしたから、やはり自分では駄目だったのだと悟ったのでしょうか?
また、坂東は歩と寝た時に全く妻の存在を無視、というか思い出しもしてなかったようですが、歩の言葉によって初めて妻と自分の関係性を再認識したような。
という事は、歩が何も言わなければ、妻などいないかのように現状のままで歩と恋愛するつもりだったのでしょうか?
もちろん、自分が坂東を捨てた形になったのに今でも口を出す店長もモヤります…
色々考えさせられる作品で、セックスシーンも非常に読み応えがあり、萌x2と迷いましたが…
結末が急にご都合に感じたのと、坂東の作画がどんどん子供っぽく(?)変わったような違和感があったので「萌」で。

6

作者さん買いです。とにかく絵がそしてエロが大好きです。

トワイライトの生生エロも執着一途愛の深キモさも滅茶好きだったので(エロ、生生しいリアルエロ、狭い地味な世界の中のようで一見から予想外の永遠的愛、読めば読む程濃くなっていき何百回も考え感じるとヤバいだろ!?的愛があるのが好みなので)、最新単行本も期待していました。
そしたら空気感がちょっとうっすい…。物語の中での愛の濃度が薄く感じる…です…(哀)
先のレビューの方もあとがきさんにあるテーマ「ダメンズ」と「ずるい大人」触れられていましたが、
個人的には読み終わって何度救済妄想しようと思っても出来ない程、歩さん(さんづけしたくなる若さ容姿に反して)は人生(イケメン時間の無駄…若い設定なのにずっと誰よりも深い大人なイケメンなのに…)が可哀そう過ぎるし、
ダメンズ設定らしい義孝(受)とトシ(重要な筈&BL的には主人公になりうる可能性を勝手によく秘められる深い成熟精神の当て馬の筈なのにただのうっすぺらさで嫌悪感満載ですし)は見て読んでいてこのヤローと思ってしまいます。歩さんに対する排除的「大人」態度が出れば出る程めっちゃムカついて腹が立って来るし、「ずるい大人」の一員らしい美穂さんはそのまんま「嫌な大人というより嫌な人間]で…歩さんを取り巻く「大人」には消去しか抱かないです(おい私、真に受け過ぎか!とも思いますが笑)。
西本先生のエロと愛が大好きなのに、個人的には、歩さんが「自分は大人だと認識して社会的にアピールしている立派な大人らしい人間」に都合よく年齢的若さだけを理由にパワハラセクハラ弄ばれているだけのエロは歩さんが真っすぐなだけに何だか腹が立って来て萌える事がなかなか難しいです(哀)(まあ、哀しい所がリアルなのか…)これが「テーマ」ならしょうがないと納得しつつ、西本先生の絵と絵とエロ描写が大好きで、なんだかんだ最高なので、読み直しや自己補完や妄想で補いつつ摂取し続けます。次回作品はもっと濃い深いヤバい愛とエロがあるといいなと楽しみにしています。

9

迫力のあるどエロ描写に魅せられた

電子発売まで待とうと思っていたのですが、本屋で表紙をみたら思わず購入してしまった。
絵がドストライクということもあり、表紙の年下攻め君の色気むんむんの流し目で瞬時に腐心を鷲掴み。

デビュー作「トワイライト」で画力の高さは証明済みですが、更に大胆なカットや描写の連打でした!
指先使い、目配せ、流し目、小道具に雰囲気を持たせて見せるのが上手い。
受けはスリムですが脱ぐと筋肉質でガチムチな感じも、男の絡みのエロさを魅せてくれます。

既婚者の四角関係とあったので、拗れて面倒くさい感じになるのかと思いきやそこまででもなし。
指輪を前面に押し出している割には不倫の罪悪感があまり感じられないのは、受け既婚者である義孝の妻との関係性がかなり後半に描かれているのと、義孝自身の妻へ想いが感じられないのが原因か?

妻はトシとの関係で傷付いた時に側にいてくれ、ゲイの自分であってもいいと求めてくれたから愛していると義孝は歩に話していましたが、諦めてもずっとトシが忘れられなくて、妻とは一緒にいても身体や心を通じ合わせる事はない関係…。
歩と出会ってからは義孝と関係が深まる様子を念入りに描いているので、歩から急に距離を置くことを伝えられた時の義孝の驚きようをみれば、ただただ甘くてズルい男だったという事はわかる。
歩に対する義孝の気持ちの変化は丁寧に描かれているので、時間を置いて妻との関係を整理してやり直す二人の関係はしっくりきますが、ズルい事を承知でも側にいたかった妻がせつなすぎる…もう少し設定をなんとかして欲しかったなぁ…。

西本先生は不倫をテーマに描きたかったということですが、妻の陰が薄すぎる気がするのが本当に残念。BLでの女性の描き方って難しいですが…。
ただ、一途な歩が如何に義孝を落としていくかという部分では見ごたえのある作品に仕上がっています。
いや~本当に大好きな絵です!!!次回作が楽しみでしかたない!!!

12

すごくアダルト、でも大人達の身勝手さにモヤっとさせられる…

西本ろう先生、2冊目のコミックスです。
デビュー作『トワイライト』は、とても新人とは思えない構成力の高さで、高校から続く共依存を描いていました。
2冊目は打算を覚えたずるい大人達+ルールを踏み外したくない大学生の四角関係の話でアダルトに攻めてます。

欲望が暴走して、意思を持って動いているように見える下半身と舌が生々しくて超エロいです!
抱かれる側の揺れる下半身の描写に目がクギづけになります!

※受けは妻帯者、四角関係の一角は女性です。
女性とのシーンはありませんが、前提・状況がどうであれ不倫は絶対ダメという方はご注意を。


バーテンダーのバイトをしている大学生の歩は、ルールを破るような、みっともない大人にはなりたくない。

ある時やってきた客・義孝は、甘い香りのタバコを吸い、甘い酒を飲み、大人の余裕で年下の自分をからかってくる。
「悪魔はこんな顔をしているのかもしれない」

そこに店長のトシが戻ってくると、一瞬で義孝の空気が変わった。
トシが義孝のタバコを奪って八重歯をいじると、義孝は恍惚とした表情を浮かべる。

そして義孝の帰り際、「さっき勃っていただろ?」と挑発され、モデルに誘われ、悪魔に引き寄せられるように、歩は義孝に近づいていく。
義孝には妻がいるってわかっているのに…


義孝は美大の講師で、歩に頼んだのはデッサンのヌードモデル。
絵描きにとっては、ヌードモデルもモチーフにすぎないけれど、歩は「俺自身を見てもらいたい」と思う。
義孝に描かれているうちに、歩が勃ってしまうと、義孝は八重歯のある口に歩のモノを含んで…


義孝から連絡が無いというトシに、歩は勝った気になっていたのに、突然やってきた義孝はトシに「キスして」と迫り…

キレた歩は、義孝を店の奥に連れ込んで息もできないくらい激しいキスをして、歩を抱きます!
トシに気付かれるかもしれないのに、服も脱がずに立ったままの荒々しいセックス。
義孝の揺れる下半身がなんとも淫靡です!


歩はルールは破りたくないと言いながら、義孝との関係は不倫。
わかっているのに見ようとしない、そこは歩のズルさです。

義孝は美大生の頃、先輩のトシと付き合っていたのに、二股のデキ婚で捨てられた。
それ以来、もう恋なんてしたくないと思っている。
そして、義孝がゲイだとわかっていても支えてくれた美穂と結婚した。

義孝も美穂のことは大事と言いながら、恋愛として愛することは絶対にない、身体をつなげることもない、それでも美穂の時間を縛る。
美穂に甘えるだけ甘えて、自分は何も返せないことに罪悪感はないの?
義孝はトシに弄ばれて傷ついたはずなのに、どうして平気な顔をして、歩を弄ぶことができるの?


義孝は、歩と会う時は結婚指輪を外さないのに、トシと会う時だけは指輪を外す。
義孝のトシへの未練の大きさ、それが歩に向かってしまうのはわかるけど、、、
うーん。

歩が「結婚してください」とプロポーズをすると、義孝は初めて大人の余裕を崩す。
それは人を好きになる時の表情。
義孝の気持ちも歩になびいていく…

トシが指摘した通り、歩はまだ自立できてない子供。
妻がいるとわかっているのにプロポーズする歩にも、それを大人扱いして気持ちが揺れる義孝にも違和感があります。


あとがきによると、「男キャラはダメンズを目指した」そうです。
義孝を弄んだ確信犯のトシ、
歩と美穂を巻き込んだ義孝、
それに落とされた歩、
そして、傷ついた義孝を利用して側に居続けた妻の美穂もズルい大人の一人だと。

ルールを破りたくないと言いながら不倫を続け、義孝に強引に迫る歩の矛盾。
美穂を自分の支えとして利用しながら、美穂を愛さず、歩を弄ぶ義孝の身勝手さ。

ぶっちゃけ、こいつら幸せにならなくてもいいんじゃないの?と思ってしまった…


歩が選んだ決心と、それに応えるように身辺整理をした義孝。
それは ”禊” なのかもしれないけれど、人の時間を身勝手に縛り、自分に愛する人ができたら「ハイ、終わり」って…
後味が悪すぎてモヤっとします。

作者さんが、ダメでズルい大人を描こうとしたならば、思惑通りにハマってます。
でも、”禊” の部分は掘り下げずに、数年後のリスタートとなるのはご都合主義的に感じて、さらにモヤモヤっとします。


二人の間のスパイスはトシだけで十分で、美穂は出さないでいてくれたほうが、私はBLとしてこの話を楽しめたと思います。
アダルトに攻めたストーリーと、激しくて生々しいエロシーンはすごいです。
でも「この二人には幸せになってもらいたーい!」と思えることが、BLを楽しむ大前提だと私は思うのですよ。

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