美しい彼

utsukushii kare

美しい彼
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神340
  • 萌×271
  • 萌20
  • 中立5
  • しゅみじゃない23

5

レビュー数
68
得点
2049
評価数
459件
平均
4.5 / 5
神率
74.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥630(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784199007804

あらすじ

憧れの級友に抱く、信仰にも似た想いーースクールカーストLoveストーリー。

「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)――。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!? 絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時――スクールカーストLOVE!!

表題作美しい彼

平良一成,高校生,クラスのパシリ
清居奏,クラスの人気者

その他の収録作品

  • ビタースイート・ループ
  • あまくて、にがい。
  • 月齢14
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数68

どこが特別です?

もしもこの作品は先生の早期作ならまだいいのですが、私は数年前の「真夜中クロニクル」と一部の凪良先生のいい作品を先に既読で、後で「美しい彼」を読で⋯この本はどこが特別ですか?
もしも「真夜中クロニクル」は今の新作でも神評価できるくらい面白い代表作と思いますが、逆に「美しい彼」はただの先生の十八番と「真夜中クロニクル」のライト&強弱逆転バージョンと思います。先生のいつもの暗い学生時代、大学生活は解放と友達が得た、いつもの小道具あり(アヒル隊長)。既視感は重いのでつまらないです。ごめんなさい。

2

凪良さん作品大好きなのに…

神評価の多さに惹かれて読みましたが、私もどこがそんなに高評価なのかよくわかりませんでした。
凪良ゆうさんの作品が大好きなのに何故だろう?やはり「きも」「うざ」の連呼かなあ。ツンデレが書きたかったんだとは思いますが、この下品な言葉遣いが成人編になっても治らないのはなんだかなぁ…。
さらに文章が上手すぎるのか、攻めが本当に気持ちが悪い。アヒル隊長がうんぬんも、いい加減卒業しなよ…と思いながら、引きぎみに読んでしまいました。作品がお好きな方にはごめんなさい。率直な感想です。

5

うーん。。。

私的には、何故この作品がこんなに人気があるのだろう。。。という感じです。前半は読んでいてあまりいい気分ではありませんでした。

6

愛とは

皆さんがすごく高評価をされているので遅ればせながらに読みました。ちょっとこの一冊では二人がどうしてカップルなのか今一つ自分自身に納得がいくポイントが見つかりませんでした。近く続編が出版されるそうなのでどちらを読んで「あーだから二人はお互い好き同士なんだなぁ~」という納得感を得たいと思います。それにしても秦が一成のことを選んだ一番大切な部分が私には分からん!悪い人ではないけれどたくさんいる人の中でどうして彼なんだろうか?そんな疑問を抱いても凪良さんの力が萌えにまで発展させてくれます。

2

劣化コピー版秋山くん

凪良ゆうさん、好きなんですけどね…
これはハズレだったなー
スクールカースト底辺崇拝攻×スクールカースト上位傍若無人受
受は家族関係から寂しさを抱えている。
受は取り巻きから孤立するが飄々とした態度で攻と二人きりでいることが増える。
etc…
秋山くんとの共通点が多すぎて、もう最初からずっと秋山くんとシバにしか見えませんでした。
違うのは吃音要素くらいかな。
でも治療したからとはいえ症状がそんなにおもくなくて、とってつけたような設定に見えました。
そんな中、ちょいちょい秋山くんと清居、シバと平良の違いを感じる時もあるのですが、それが全部劣化というかマイナスなんですよね。
清居はストーリーが進むにつれカリスマ性が薄れて(よく言えば人間味が出て)受け受けしく女々しくなってきて
平良はシバに比べて振り切ったキモさがない(よく言えば普通)せいで魅力がなくて逆にキモい。
見た目も二人ともいい設定だし、受は受け受けしいし攻は攻め攻めしいし、結局美男の女王さま受とワンコ攻のよくあるBLでした。
最初の頃の一言で空気を変える清居はかっこよかったのにな。
残念です。

3

続編期待

これほど続編があればいいのに!と思えた作品は初めてでした。
凪良先生の作品は色々読んでいたのですが、なんとなくためらって購入していなかったのですが、キャラ文庫小冊子を読んで、即本屋。
帰りの電車から読み始め…良い‼︎
すれ違いがツボでした。

4

攻の気持ち悪さ(笑)と、そんな変態を好きになっちゃう受がたまらない

BLは気分転換であり息抜き! だからあんまり、現実的な苦悩を一緒になって抱えさせられるような、そんな重たいBLは苦手……派です。
この「美しい彼」は、表紙絵のどストライクさ(!)にやられて思わず購入してしまった作品なのですが、買ってから友人にひとこと。「珍しいね、その作者さんの話ってけっこうシリアスだよね」と言われてしまいました……。
えええええ……先に言ってよ……(涙)と。

しかし読んでみると! シリアスはシリアスでしたが(特に前半)、スクールカーストの最底辺にいるという主人公がぜんぜん悩んでないというか(いや悩んでる風なんですが)、性格が変態すぎて現実味なさすぎて(ここがいい!)イジメを受けていても「お幸せそうでなにより…」っていう感じになるのがよかったです。シリアス苦手派としては。

後半から受視点に変わるのですが、その後半がとっても萌えた! この後半部分だけで買って良かったと思いました。受がこんなに可愛い性格だったとはミジンコほどにも前半感じなかったよ! というか……変態主人公の報われ具合が爆発しろw って感じでした(笑)
受がけなげ可愛すぎです……主人公が羨ま続きしいーー!

シリアスが苦手なかたでも、変態攻×ツンデレ健気受がお好みならきっと楽しめると思います!文体は重めですが。

2

前半で読むのが辛い

凪良さんの作品でしゅみじゃないをつけたくありませんでした。
作品としてはとても素晴らしいと思います。みなさんが神評価をつけるのもわかります。ただ、これはあまりにも私の中学生時代を思い出してしまって・・(苦笑)読むのが辛かったです。
また、受けがたびたび攻めをバカにしたような?キモというセリフ。いくら最終的にはくっつくとはいえ、これを連呼されるのは気分がいいものではなかったです。
そんな感じで1回目を読んで、萌えを見つけられないまましばらく放置してました。しかし萌えを見つけられないままなのはよくない!と一念発起して読み返しました。
はじめて読んでから2年経っていたので、大丈夫かなーと読み始めましたが、やはりダメでした。
正直、凪良さんの作品でこれほどまでダメージを受けるとは思いませんでした。(単純に私が特殊なだけだと思いますが)これからは、作家さん買いせず、あらすじを読んで自分に合うか合わないか吟味して買おうと思いました。

2

続編を楽しみにしてます!

ふだんあまり小説は読まないのですが、表紙の男の子(清居くん)の目力に惹かれて購入しました。
くっつくまでの過程がもどかしいのですが、くっついてからもちょっと切なさがあるんですよね・・・。
どこか永遠にすれ違っているんじゃないのかな、と思うカプです。
お互いがお互いを思いあっているのにどこか切ない、そんなところに魅力を感じた作品でした。
学生ものでハッピーエンドなので、どんな人でも安心して読めると思います!

5

やっぱり高校生は良い…!

冒頭から高校卒業までの世界観に惹かれました。

blの人気作では、個人的に社会人がメジャーというイメージがあったので、あらすじを読み期待して購入しました。
高校の閉塞感やクラスの雰囲気、クラスメイト同士の距離感など、共感できるところが多々あり懐かしくなりました。
それほど自然に、リアルで、一気に読み進んでしまいます。
私は、『閉ざされた空間の中の友情以上恋愛未満』が相当性癖なので、それぞれが大学へ上がってしまった時の喪失感が大きかったです笑
大学以降は、当て馬(?)の子の性格が苦手であまり楽しめませんでした。

ラストでは、2人ともようやくくっついて心から安心しました!
平良くんの、女の子がポケットに連絡先を入れた事に対して”スリの天才”みたいな事を思ったのには笑いました。
作中、平良くんの突拍子もない思考回路に何度も笑わされます。
ハッピーエンドで良かったです!読んで損はないと思います。


7

ありがとうございました。

強い受けが個人的に好みだったし、とても評価がよかったので電子書籍で読ませていただきました。もっと平良がかっこよくなって成長していくところが読みたかったです。切なくて、もどかしくて、とても素敵な物語でした。ありがとうございました。

6

視点変換の何という鮮やかさよ…

葛西リカコ様の美麗画が素晴らしく、平良が全くブサキモに見えない!
この大人気作をやっと読めましたが、さすがに物凄く面白いです。
吃音で、子供の頃から学校の底辺にくすぶっている平良が、燦然と輝くスターのような清居を崇拝するさまはすんなりと納得できる。
驚きは清居視点の「あまくて、にがい」。
ここで綴られる清居の心境、また揺れ動いて傾いていく様子に「それありか!」と驚きました。
清居も恋していたとは!絆されも行き着くところまで行ってしまったのか?とも思ったけど、これは単なる絆されとは違う。
キモいウザいと感じつつ、縋るように見つめられる事に優越感を抱いていたけど、清居がずっと求め続けていたものをくれたのが平良。清居にとっても平良は神みたいな存在なんだよね、実は。
その上、一見「俺様」の清居は、ファーストキスも初恋も初体験も、全部相手は平良なのだ!(そしてこれからも多分一筋……)
ここに!盛大に!萌えを感じました!(激しく強調したい。)
恋人になってからの清居の独占欲の強さにもニヨニヨです。
(あ、一点だけ。初Hの時の平良のリードっぷりだけは腑に落ちない。と思いましたよ)

6

ネタバレ?あり

王様と下僕。いや自称下僕? スクールカーストで下の方が攻めということで購入。
前半は一途に清居を愛する平良のキモ可愛さ?にほっこりしたり、それはそうじゃないだろう!とヤキモキして......
清居に視点が変わってからは驚きの連続で全く飽きさせない展開です。
すれ違いにすれ違いを重ねた2人のラブシーンではああーーっと声を上げてしまいそうになりました。
ああーーよかったねー!!っと。

凪良先生の作品は2作目なのですが、どちらを取っても胸にずんっとくる、良作でした。
人気があるのも納得の作家さんです。

5

美しい彼に誰もが夢中になる❤︎

はぁ〜今まで見てきた中でもトップクラスのお話と受様でした。
タイトル裏切らない『美しい彼』


最初は攻の平良サイドからの話で、後半は受の清居サイドのお話しです。

前半は清居が、何を考えてるのかがわからなくてハラハラしたのですが、後半になり言葉や行動の1つ1つが納得で、彼なりのサインがいっぱいありました。

清居はクールなタイプなのに、あんなにも乱されていて見ていてニヤニヤしてしまいました。
清居が平良は俺様だ。と言ていて、ずーっと平良サイドを読んでいての違和感を納得させられました。
最後の出待ちされて清居が気持ちをぶちまけるシーンは本当に素敵でした❤︎

最後はラブラブだし、もぅ大満足*\(^o^)/*

こんなにも素敵な作品なぜもっと早く読まなかったのだろう…と後悔。
でも、出会えたことにはもっと感謝です!

5

オススメです

 平良の崇拝のような恋心、アイドルに憧れるような気持ちに引き込まれました。ストーカーちっくな思考回路を読みなら、ここまで人を好きになれるなんてすごいなと思いました。彼は、ヤンデレなのに、自己否定していて、諦めている他にはないキャラクターでした。
 あと完璧に見えた清居が嫉妬しているところが可愛かったです。すごくキュンとしました。
 全体的に、ところどころコメディタッチがあっておもしろかったです。読み返しても、つい笑ってしまいます。そんな要素が素晴らしです。
 保管したお金、自分からかけられなかった電話、写真集、些細なものでも、清居に対する溢れそうな愛が感じられました。
 ぶっ飛んでいる攻めも、ツンデレな受けも、どっちも大好きです。
 
 

5

無限ループにはまります。

久々に攻めの気持ち、受けの気持ちに交互に楽しめる作品に出会いました。
気がつけば『かわいいけどきもい』ループに、どっぷりとつかっておりました。

5

落差

小説に挑戦したのは初めてでしたので、ちるちるさんで最も評価の高い作品の中から選んでみました。

結果的には当たりだったと思います。

読み始めは思ったよりも文学的な味がしました。おそらくは大抵の人よりも極端に暗いところで生きる主人公に、共感できたりできなかったりと、掴みきれない感じが魅力的でした。

しかし後半、〈絶対王者〉であるはずの清居視点で、彼は本当に普通の、少し態度がでかいだけの可愛い人間だということが分かりました。
一気に自分の理解の範疇まで世界が落ちてきて、私は少し残念でした。

ただ、面白いの種類が変わっただけであって、それはそれで最後まで楽しんで読み進められました。
BL色が濃くなったといいますか、つまりとても良かったですが、気になる人は私の他にも、いるかもしれませんね。

2

ちょっとネタバレ有りかも

この「美しい彼」はちるちるのレビューを見て、買いました。とっっっっても素敵でした。面白かったです…。

受けの清居の「きも。」「うざ。」が私個人的に萌えました。清居がなかなか素直になれないところも可愛かったです。

そして攻めの平良のキモさ。清居を神として崇め奉り、自分が尼になって一生そばに居たい、清居はキングで…みたいなアイタタな攻めですが、こいつに翻弄されてしまう受けとの化学変化がたまりません。

読んでて心がきゅうっと苦しくなったり、共感しすぎて泣いたり(これは自分がキモいだけかもしれない)、でもやっぱりきゅんきゅんしちゃって「あー、いいなー」みたいな感じで読み終えました。

作者さんの凪良先生も「キモい攻めが好き」とおっしゃっていたので、とても楽しんで書いているように思われました。

悩んでいるなら買うべきです。

7

痛い。お互いに。

清居かわいいです。「きも。」の中に平良のことが大好きって感じが溢れてます。(たぶん)
そして気持ちを全部声に出さないように頑張るところがまたいいです。
前半はずっと平良目線で話が進み、清居の一挙一動に翻弄される平良が哀れに思えてくるのですが、清居目線の後編(なのかな?)を読むと認識が一変します。
清居の素直じゃない性格はともかく、平良も十分自分勝手だよね、という…
読み終わった後、もう一度平良目線の方を読んでみると、確かに…『ネガティブ俺様』だなあと。 平良がぜんぜん可哀想じゃなく思えてきます(可哀想だけど!)
ちょっとネタバレっぽいでしょうか… でもこれ以上はさらにネタバレになっちゃうので自粛して、挿絵の感想です。
葛西リカコさん…たまらないです。 清居の美しさとか、平良のきもさというかネガティブさというか(なのにかっこいい)、そういったものがすごくよく出ていて… しかも場面ごとの表情や雰囲気が凪良ゆうさんの書く文章に忠実に描かれていると思いました。

2

受けのきも!発言に何故だか萌えてしまう。。

文句なしに神作品です!!
実は今まで凪良先生の作品が個人的にハマらなかったので手に取るのが遅くなってしまったのですが、久しぶりのドストライクでした!!
卑屈で自分に全く自信のない攻めが、孤高の受けに強烈に惹かれていく様子が鮮やかで眩しかったです。
受けと攻めが恋愛からほど遠いところから始まって、最終的に思い合えるという展開が大好きなので、受けの攻めへのきも!発言には萌えました!!!
攻めからしたら神様みたいな神々しい受けも、受け目線のお話だと俗っぽい感じでそれがまた良かったです。
漫才のツッコミ担当かって位、ツッコミまくってるのがまたツボでした。
本気で攻めに引いてる受けに何故だかキュンとしてしまう。。
もっともっとこの世界観に浸っていたいと思うほどでした。

7

電車で読むのはオススメしません!笑

葛西リカコさんの美しい表紙とチルチルでの高評価。
これは買いですね!と本屋さんで見つけた時に迷わず手に取りました
他の方のレビューにあるように、
・美しい彼
・ビタースイート・ループ
・あまくて、にがい
・月齢14
の四部構成になっていて『あまくて、にがい』のみスクールカーストの頂点に君臨する清居の視点、残りの三編は清居とは正反対、スクールカーストの最底辺にいる平良の視点で描かれています
平良は美しい彼、清居をキング!神!仏陀!キリスト!(あ、そこまでいってない?笑)と崇拝しています。自分とは違う世界の人間だとも思っています。だからこそ清居の思いにもまっったく気がつきません。
清居自体が平良にとっては尊いものだから、視線に入るだけで飛び跳ねるぐらい嬉しい。そこがはがゆく、切なく、もどかしい、、。
ってお話なんですが、私からしたら『あまくて、にがい』を読まなくても清居が平良に好意をよせてるのバレバレですからぁ〜!!どーーー考えても清居が平良のこと意識してるの随所にでてますから〜〜!!!
なので、個人的には素直じゃない清居を愛い奴、愛い奴(^o^)平良のことが好きなク続きセに素直になれないんだからぁ♫と、ニヤニヤしながら見守るのがこの本の醍醐味なんじゃないかと思います
清居がまぁーかわいい!!可愛すぎてニヤニヤしちゃいます!!なので、電車で読むのはオススメしません笑
読み返すたびニヤニヤ胸キュンがとまりません
ツンデレデレが好きな方はお手にとって損はないかと思います!
葛西リカコさんの美しいイラストも必見です!!

3

実は、羞恥プレイあり!?

もう何度読み返したことか。
超名作だけあって、ちるちるさんでも評価が高いし、レビューもたくさんあるし、私なんぞがレビューするのも、おこがましい気がして、なかなか書けませんでした。

だってねえ、完璧なんですもん。

人が人を一途に想う気持ち。
イジメとスクールカーストの問題。
美しい、寂しい人間が、モデル業界や芸能界に身をおく思い。
踏みつけられてきた人間の卑屈さと共にあるピュアさ。

色んなものが含まれていて、凄いです。

実は私は、受けの清居に共感しつつ、読みました。
もちろん、攻めの平良の超ネガティブ思考も分かるのだけど、それ以上に、人から崇め奉られちゃう人間のせつなさが、すごく良く描かれていると思った。

ある種、ほだされ受けなんだろうけど、くっついちゃった後のエロの、清居のおねだりがキュンキュンきます。イヤよイヤよが通じない平良には、直球でおねだりしないと、してもらえないもんねえ・・・。なんか恥ずかしいことを言わせる羞恥プレイみたいで、良かったです。

7

俺は神さまじゃねえよ。

4つのお話で構成されており「あまくて、にがい」のみ清居(受け)視点、他は平良(攻め)視点で物語は すすんでいく。

この作品は、何小説に分類されるのだろう?シリアスとも違うし、ラブコメではない。でもサスペンス以外の全ての要素が詰まっている気がする。
だから私の中では、エンターテイメント小説だ。

かと言って、(受け)か(攻め)のどちらかに もの凄く感情移入できたか?と聞かれれば、素直に「はい」と肯定できない。
あっ、平良の清居への想い「死ぬほど好きで、死ぬほど苦しかった」の所は、思わず泣いてしまったが。

むしろ、清居の言動は「ちょっと ヒドいな・・」と共感しづらいし、平良の ネガティブ俺さまぶりにも 引いてしまった。

いつもは無意識に物語の語り手を応援しながら読んでいるのに、そうならない理由は何だ?と考えてみる。
辿り着いた答えは「そうだ!二人は かなり最初の方から、私の応援する余地なんてないくらい、ラブラブだったのだ」

高校卒業を機に、清居との連絡手段を断ってしまった平良。
大学で小山君と言う、うちとけて話ができ、好意を寄せてくれるサークル仲間ができ続きたにもかかわらず、たまたま見に行った舞台で清居に再会すると、一瞬で彼に あらゆるものを吹っ飛ばされ、意識を奪われてしまう。(その舞台も、平良が来るように 清居が仕向けたもの)
その日は小山君の誕生日で プレゼントを渡し、彼に「つきあおう」と言うつもりだったのに。

一方 清居は、平良に一度 連絡を断たれている為、電話など自分からは絶対にかけたくない。それなのに 何と、かけ間違えたフリをして平良に電話をかけるのだ。「これは あくまで間違い電話」と自分に言い聞かせ・・。

平良は清居の事を「世界で一番好きな人」と断言するが、つきあいたいとは思わない、とも言う。二人の考え方は すれ違いまくっていて、あまりの会話のかみ合わなさに清居が絶望していても、そこに悲壮感は感じられない。

なぜなら私は、清居が子供のころ強烈に求めたものを、完璧な形で差し出せるのは、今も これからも 平良しかいないと、知っているから。

ごめん。本当ごめん。清居、こっち向いて・・とお願いする平良と、「なにが?」と不機嫌そうにしながら 拗ねたように唇をとがらせる清居の 甘い攻防は、この先もずっと続いていくのだ。

7

末永くお幸せに

まずは、受けの子について
平良が清居のことを『キング』と呼んでいたので、私は某ウエストゲートパークのギャングの王様の様に、常に冷静でカリスマ性を備えた人物なのかと思ってたら、中身はわりと普通の子でした。恋もするし、嫉妬もするし、寂しがり屋で、傷つきやすい。家庭内での孤独を紛らす為、テレビの中に憧れを抱いていた事が切ないです。単純に目立ちたいとかじゃなく、誰かに大事にしてもらいたかったんだろうなぁ。俺様なくせになかなか素直になれず、周りくどいやり方で平良に電話するシーンは爆発的萌えポイントでした。かけ間違えたフリとか…!
イラストがとても綺麗で、平良と身体を重ねるシーンの清居の切なげな表情とか、かわいすぎます!
そして、攻めの子
平良は本当に心から清居を慕っていて、好きすぎて寧ろ神格化しちゃってたもんだからお付き合いするまで、やきもきしました。卒業式のあと清居に「じゃ、またな」と言われて、携帯を水没させてしまった場面は悲しかったです。
二人とも、本当に健気で不器用で愛くるしい!!
とにかく二人の行く末を応援せずにいられないわけですよ。できれば、続編も期待したいのですが…。

8

後半滾りました…………!

若干ネタバレって人によっては思うかもしれないので、ご注意お願いします
攻めが好き好き大好き!みたいなじゃなくて、ねっとりと好きみたいなジワジワ来るタイプで最初は読み進めるの無理かもって思ってました。でも、後半での2人のすれ違いや、思いが段々とはっきりしてきて、常にキュンキュンしていました!とにかく可愛かったです!最高でした!

3

初めて購入したBL小説でした!

評価が高いのと、表紙の美しいイラストに惹かれ、
購入を決意しました!

スクールカーストの最底辺であるので、
平良の扱いはそうなってしまうのですが、
そこがとても切なくて切なくて。
どもりをいじらないであげて!と叫びそうでした。

最底辺ポジからの恋人ポジへの転換があるからこそ、
うまくいってよかった!という感動が増すのだとは思いますが、
自分は切ないシーンを引きずりすぎて、
思ったより萌えられなかったのです。(イジメ、ダメ!)

平良は熱心な清居教信者で、
神(清居)がいれば、その他のことは
どうだって良かったのでしょうけど。

自分の地雷のような部分を発見した思いでした。
評価を下げてすみません!

3

若干ネタバレあり

このBLがやばいにランクインしていたので気になって買いました!
初めて凪良ゆうさん手に取ってみたのですが読みやすくて非常によかったです。

キャラクターが今でに見たことがない独特さがあります
ストーカーと美人と一言で言ってしまえばそうなんですが、恋愛と崇拝の狭間の攻めの感情が緻密に描写されていてとてもよかったです。
スクールカーストラブとあらすじには書いてありましたが、私的には完全に受けしか見ていない二人だけの世界で、カーストも何もありませんでした。他人はどうでもいい、恐ろしい執着の恋。
初めは攻めをなんとも思っていなかった受けがだんだん近づくのを許すところも、また後半の受け視点もきゅんきゅんきました。
私的見所は受けがだんだん近づくのを許すところ、それから後半の受け視点です。キングと表現される彼の心のうちはこんなんだったのかー!かわいいなお前!おばちゃんお金あげるよ!!と思わず思ってしまいました。
ランキングに違わない素敵な作品だったと思います。

6

自覚していなかったトラウマが疼いてしまった・・・

登場人物との距離感をとるのに失敗してしまいました。
主役に共感できるかが、私にとってその本が好きか嫌いかの判断基準の一つになるのですが、今回はちょっと近すぎました。平良の思考回路がよぅ分かる(苦笑)
「なるべく心を平らかにすること。刺激に敏感にならないこと」
そう思いながら、ピラミッドの頂点付近にいる人間に対して、嫌われず目立たず弾かれないようにと周りと同じ笑みを浮かべてやり過ごしてきたクラスという空間を思い出してもやもや。あー、架空のマシンガン、私も持ってたし、社会人になって再装備したわ。
自分自身が捻くれているのは分かってるけれど、客観的に指摘されると少々心がざわつきました。
学校生活を胸を張って「楽しかった」と言えない記憶がある人には、胸の奥に仕舞い込んだ負の感情を思い起こさせて、好きになれない部分があると思います。私はそうでした。

でも、やっぱり凪良さんの作品はいいですね。
大学へ進学した平良が自分を受け入れてくれる場所を得て変わっていくのかと思いきや、清居と再会してまた嘗ての清居しか目に入らない男へと悪化する『ビタースイート・ループ』。
清居の視点で語られ続きる『あまくて、にがい。』は、清居から平良はどう見えていたのか、清居は平良のことをどう思っていたのかが描かれます。
視点が変わるからこそ、この話はあまさが出るんです。「キモ」「ウザ」さえも愛の言葉です。
平良と清居が幸せになってくれて本当に良かった。「人の幸せの量があらかじめ決まっている」なんて言わずに、二人でもっともっと幸せになっていいんだよ!と思いました。

2

さすがとしかいいようがない。

読みましたー!
レビューを参考にしつつ、評価が高いけれども自分にはどうかな…なんて変に静観すること数ヶ月。
だいぶ助走してから飛び込んだわけですが、結果、とても良かったです。

私は基本的に学生ものがあまり好きではなく、それが長い足踏みの原因だったわけですが。
彼らはくっつくまでに焦れったくなるような過程を経ていますし、よくある勢いだけでうああー!やっちゃった、幸せ~っていうふわふわした思考回路では断じてないので大丈夫でした。
人間関係もリアルでした。逆にそれをblに求めてない読者には辛い内容なのかな。

でも、救いがあるので!やっぱりblなので!スクールカーストといういかにも読む前から暗雲立ち込める煽りではありますが是非手にとって頂きたい!

とってもご馳走さまでした。

7

神です

萌えじぬかと思いました。
私は前半の攻め視点は特に好きです。平良のフィルターを通した清居が本当に尊くて神がかっています。この美しい神がどうやってこっち側に堕ちてくるのか。平良に憑依してとんでもない緊張感とともにワクドキしながら読み進めました。結局この平良視点の時点では堕ちてきてくれやしないんですけどねw

それでも二人だけで会う教室の静けさや清居の横顔なんかが目に浮かぶようで、とてもドキドキします。指先にキスをする場面では、本気で萌えじぬかと思いました。これでこんなに萌えてたら、きっとこの後に凪良先生が用意して下さっているであろう、あんなことやこんなことをしちゃった日には、あたしゃどーなってしまうんだろうと。
でも肝心のファーストキスでは、神のほうからして下さったのに、平良のポンコツな受け取り方で、ただただ切ないものとなっておりました。もう、それでもいいと思ってしまう私は立派な奴隷です。

続く平良視点の大学編も、押さえ込んでいた気持ちが再燃していく様が実にリアルで萌えました。小山くんのおかげで、すっかり私の依り代である平良がちょっといい男に思えてきたのも気分が良かったです続きw それにしても挿絵の美しいこと。ありがとうございます。

そしてその後の清居視点。いやあ、私は清居視点があるとは予想していなかったので、驚きました。さらに神がかっていた彼が、普通の美青年であったことに驚きましたw この辺りは前半の萌えとは違った種明かし的な面白さがありました。

もうとにかく、ふたりのキャラがものすごく立ってて、この二人が他の誰かじゃダメなんだという説得力がすごい。しかもふたりの性格上なかなかくっつかないのも仕方ないと思いつつ、くっつくまで笑いながら(←ここ大事)読めてしまう。心理描写がほんとに絶妙で、受け攻め共に感情移入できて二度美味しかったです。ふたりの想いがようやく通じたときのカタルシスといったらそりゃもう、これが読みたくてBL読んでたよ!と声を大にして言いたいくらいでありました。

平良のことだから、一生清居をだいじにしてくれるでしょう。しっかり甘々で素晴らしい読後感です。
電子限定ss読みたいなあ。

10

「一途」じゃすまない

凪良先生の作品は買ったり買わなかったりなのですが、今回は
葛西先生の表紙買い。
憧れのクラスメイトの清居との出会いで、世界すべてが変わってしまった平良の執着が、怖いんだけどなんだか切ないです。
『またな』の意味がわからない平良がかわいいな~と思ってしまいました。
個人的にはスクールカーストLOVE!!っていう言葉から受けた印象とはちょっと違ったかも。まさにスクールカースト全開の前半が、ちょっと辛くなる部分が多いからかな・・・

1

気になる子にわざと冷たくしちゃう

人と接するのが苦手な平良とクラスのトップ層に君臨する(でも他のいじめっことはちょっと違う)清居のお話。
独特な感性を持っている平良視点で、平良と清居の高校時代から話がはじまりますが、平良にとって清居が恋愛対象以上の「キング」がゆえに恋愛とは違う距離感のまま話が展開します。
この二人いったいどうなるの?と初めは展開がつかめずもやもやしましたが、読めば読むほど二人の微妙な距離感に引き込まれていきます。

後半で清居視点に切り替わったあたりからぐーんと面白さが増して一気に読んでしまいました。
清居の平良への接し方は「気になる子にわざと冷たくしちゃう」系ですね(^^)
良かったです!

3

アヒル隊長と共に

まず訂正させて下さい、評価が「萌え2」になってますが「神評価」としてレビュー致したいと思います。30日越えで訂正できませんで、すみませんです。
最初に読み終えたときは「良かった、面白かった」とやや軽い気持ちで評価も入れたと思います、それが後から「やっぱ凄かったな」と、しみじみ傑作です。
クラス最底辺の平良と、真逆の美形男子、清居。二人の物語が「美しい彼」、「ビタースイート・ループ」、「あまくて、にがい」、「月齢14」の四編で紡がれていきます。
最初、美しい彼は高校時代の話であり、清居という偶像を崇める平良がいます。そう、正に従者の如く 清居が絶対なのです。
ドロドロの高校時代を過ぎて、二人の関係は微妙に変化していき、我々読者も二人の真の姿が次第に見えてきます。
平良は、本当は「きもメン」ではないのですね。吃音症が彼の重い枷になっていて、自分を押さえて行動していますが。用水路を流れていったアヒル隊長が平良という男子のメンターであり、心象風景です。
清居もまた、平良のイメージのままの完璧男子ではありません。幼いときのテレビ漬けだった孤独な環境から、テレビに出る方になりたいと、続き芸能の道を志す男子。清居にも彼なりの悩みと葛藤があるのです。
この設定、展開は素晴らし過ぎます。
ところで、アヒル隊長はどうなったのでしょう。まつ毛くるんと、流れに逆らわず健気に濁流をゆくアヒル隊長は、平良の自分自身を投影した、彼の心そのままだと思います。一人、孤独に流れたアヒル隊長は今はどうなりましたかね。傍らにとびきり綺麗な、清居アヒルと共にあるのでしょうか。

5

読んで良かった一冊

しっかりされた文体やところどころに散りばめられるユーモラスな表現など、とても読みやすかったですし、その文体自体が好みで、今後作家買いさせて頂こうと思います。

他の方のレビューにもありましたが、初めは平良が受かと思い、私はワンコ受があまり得意ではないので、購入後読み進めるのを迷いました。
しかし、スクールカーストの苦しい描写に引き込まれ、平良と清居が点で繋がる場面で虜になり、清居サイドで完全に堕ちました。
平良のキモイほどの清居への執着心。ストーカー紛いのそれも、平良の性格と何より需要と供給で許されていてとても素敵でした。

きもうざの平良に、見事なまでに恋に堕ちたキング。
こんなにハマったカップリングは初めてです。

7

美しい『彼』とは誰のことなのでしょう

作者が大好きで書いた「キモい攻め」です。
とても楽しそうでウキウキ書かれていた様子が浮かんできます。

読み始めの印象は、カッコいい人気者攻め×ネガティブダサモサ という感じでした。
その方がよくあるシチュエーションだと思ったので。

もう本当にキモいんです平良。
清居を神か王様のように崇め奉り敬虔な神父か尼僧のように一生を捧げたいと本気で考えています。ただひたすら奉仕し美しい姿を眺めることに喜びを感じています。
手を触れようとか、ましてや付き合うなど想像するだけで穢すと恐れるくらいに。
好き過ぎてどうしていいかわからないくらいに。
その上ストーカーで、清居をバカにしたクラスメートをボッコンボコンにする。

清居の判定では平良は無自覚な俺様だそうです。自分ルールが独特すぎて理解できないとか。

清居は性格悪いです。
吃音の平良にキモいだのウザいだの平気で言うけれど、清居視点の『あまくて、にがい』を読むと、離婚して生活のため働く母親に構われず、再婚後異父兄弟が生まれてからは疎外感を持ち、甘えたい時に親から十分な愛情を与えられず、無償の愛情を知らずに育ってしま続きった男の子なんだとわかります。
そしていつでも自分だけを愛してくれる存在を求めていたのだと思いました。
だから、何があっても変わらずに熱い眼差しを注ぎ続ける平良の発する愛情が暑苦しくてもキモくても嬉しくて仕方がなかったような気がします。
でもまっすぐな愛情を知らずにここまできてしまった彼にとって、恋と自覚することも素直に心情を口にすることもできない。
恋を自覚した時、崇めるのではなく等身大の自分を愛して欲しいと思った時、平良にはそれがどういうことなのか全くわかりません。
お互いが違う方向を見ながら異なる言語で話すかのように言葉が通じない。
ジレジレしました。

『月齢14』
清居は平良を連れて飲み会に行くが、髪を整えて似合う服を着せて連れて行ったらモテモテでやきもちやく。
自分でしておいて嫉妬する独占欲でいっぱいの清居もかわいい。
もうダサいまんまでいいと本気で思う清居、、、もう終わってますよね。

平良はこの先どうなるんだろうと想像したら、きっと清居大好きは悪化してるでしょうが変わらずに呆れるくらい好きなんでしょうね。
仕事はなんだろう。
グラフックデザイナーとかカメラマンとか華やかそうな職業について地味なのにごめんんさいと小さくなっている気がします。
あるいは味のある顔に目をつけられて役者になって清居と共演とか。
なんにしてもいい仕事して褒められたり賞をとったりで目立つことになったら本気でビックリか?罰ゲームの罠か?とオロオロし、そうじゃないと知ったら分不相応なことしてごめんなさいと逃げ出しそうです。

タイトルの『美しい彼』とは誰のことなのでしょう。
崇めたいほどの美形の清居なのか、何があっても変わらない崇高な気持ちの平良なのか。
両方かな。

4

こんなに振り回された小説は初めてです(笑)

なんでしょう、、、これは、凄まじいまでに悶え萌え転がりました
私は受けの子が可哀想お話が基本好みなので、読み進めて平良くんが攻めだと知り、「あ、これは地雷かも、、」と半ばガッカリしながら読み進めていました
それに確かに清居くんは美しいけど、キツすぎてあまり好みじゃない、、

中盤、二人きりで過ごす時間が出来き、なにか展開が!
と期待して読み進めましたが、ここでもいまひとつしっくりこない感じ
というかこんなの絶対両思いになれないじゃん!
平良くんほんとに尼さんになるしかないじゃん、、とBL小説なのにこの2人が結ばれる所なんて一ミリも全く全然想像出来ませんでした(脳内は完全に平良くんモード)

そこへきて終盤での清居くんの想い、弾ける可愛さ、シリアス?なのに噛み合わなさ過ぎるふたりの会話に爆笑し、ヤキモキし、焦れったくもずっと噛み締めていたいような、二人のゆるゆると結ばれていく様に、最後はもうずっと泣きながら読み切りました

美しく強い清居がなさけなく、ダサくなる瞬間が愛おしく、神のように崇める彼をそんな風にしておきながら、夢見たい、とこっそり寝顔をみつめる平良くんが続き愛おしいです



9

頂点と最底辺の交わり

素敵な表紙と好きな作家さんだったので購入。
スクールカーストもののBL。カーストの描写が妙にリアルでした。
受けのことが好きすぎてもはや神格化して崇めている攻めに愛情通り越してところどころ台詞や行動に恐怖を感じることもありますが、他の綺麗でさわやかなボーイズラブには見られない良い意味での気持ち悪さ(っていうとちょっと変ですが)があって私はとても気に入りました。
お高くとまっていた受けも後半になるにつれ可愛くなるのでたまらない。

5

美しいだけでなくかわいい彼

受け様の清居のことが好きで好きで好きで、の攻め様の平良。
この設定、大好きな私なのですが、なんだろうこのもどかしさ。
清居にも、読者にも早い段階で両思いじゃんってわかってるのに、思い通りスムーズにすすまないこのじれったさ。
清居のこと、崇め奉っちゃって、恋人としての好き、とは違う方向に突き進んでいた平良。
きもうざの平良なのに、全身全霊をかけたその想いを知ってその熱量にからめとられちゃってた清居。
だれもいない教室で、清居の手に平良がキスするシーンは、神聖的でありながらエロティック。
手にキスするだけなのに、ただよってる甘美なふいんき。
なんだか目に浮かぶようでドキドキしました。
 
 いつまでも何をしても神棚にすえて別次元の愛情しか与えようとしない平良に、清居が泣きながら正直に自分の気持ちを言い募るシーン。
ホント、正直すぎて、めちゃくちやかわいい。
ここまで言わせてようやくわかったか、平良!!
ってゆーか、受け様にここまで言わせんな。(かわいかったけど)
 その勢いのままの初えっちシーンは、清居のかわいさ爆発してました。
きれいな顔してクールなふり続きして、なんなのその甘えたがり。

 付き合い始めても平良はやっぱり平良のままで。
清居は平良の前でだけ見せる素直じゃない独占欲や拗ね具合がやっぱりかわいい。
ラストの平良のモノローグがとても幸せで切なくて、繊細なガラス細工を壊さないようそーっと大事に抱きしめてるようで、すばらしい余韻を残してくださる一冊でした。

8

『きも』『うざ』は愛の証?!(笑)

スクールカーストっていうキーワードが若干地雷なもので、なかなか手を出せずにいたんですが、思い切って読んでみて良かったです!
さすが凪良さん。
ストーリー展開が本当に絶妙で、1日で一気に読んでしました☆

この作品の最大の魅力は前半と後半のギャップでしょうか。
ギャップといっても清居のですけど。
平良は最初から最後まで安定のキモい男ですからね(笑)

前半は完全に王様と下僕な関係。
でも王様に使われることは平良にとっては至上の喜び。
ほんとキモいったらありゃしない(笑)
そんな平良を清居の方も仲間と一緒に躊躇なく下僕のように扱います。
昼食の調達から花火の場所取りまで。
優しさの欠片もなく、なぜ平良はここまで清居を愛せるのか、と逆に考えてしまうほどの容赦無さです。
そんな清居ですが、平良が今の状態から更に落ちそうになるとさりげなくすくい上げるんですよ。
清居にとっては無意識の行為ではあるけど、それが平良救いであり清居への想いを確固たるものにしていきます。
その塩梅がほんと絶妙なんですよね。

何があっても平良は変わらない。
常に清居が一番で、神のごと続きく崇め、ひたすら執着する。
その何事があってもぶれない執着に清居が心地よさを感じ始めた時には、既に平良に堕ちていたんですね。
プライドの高いカーストの頂点に君臨する王様が、プライドが邪魔して素直になれない恋する乙女に変身する瞬間です!
自分への執着は昔と変わらないのに、全く思い通りにならない平良に対して右往左往する清居が可愛いやら愛しいやら、恋をするとここまでなりふり構わなくなっちゃうのねホント(笑)
気位の高い王様の風格はいったいどこへ?!
どれだけ近づいても清居を王様のように崇め、清居の本心をわかろうともしない平良には心底イライラしましたけど、清居の涙ながらの告白は感動的でした☆
やっと言えたか、清居!
やっとわかったか、平良!!

こんなにキモい平良に恋してしまったことに絶望する清居の姿はまさにギャグですけど、心が通じ合った後はひたすら甘い甘い☆
清居がここまで人間味溢れる魅力的な人間になるとは前半を読んでる時は想像もしていなかったので、ほんといろんな意味でやられた作品でした。
それにしても最後までぶれない平良には別の意味で感動しましたよ(笑)
こんなキモい攻め、一生出会えない気がします(笑)

8

理想のカップルです

私の求めていた理想のカップルです。
気持ち悪いくらい清居(受)が好きな平良(攻)と、プライドが高くツンツンしがちだけどいつのまにか平良が気になってる清居・・・
清居は愛に飢えているので、自分の事を好きすぎる平良に対して、盛大に引きつつも心の底ではまんざらでもなく・・・なところがもうツボすぎます。
前半は平良のいじめのシーンがあるので、すこし読むのがつらいところもあり、平良の視点なので清居の気持ちがわからないのもありますが後半!清居が可愛すぎてもう・・・ファーストキスすらはじめてとかその顔と性格でありえないギャップにやられました。可愛いすぎ。
両想いになったあとの今までとは一転してあまあまなシーンにもやられましたが、最後の後日談でも清居の可愛さにやられました。
自分がコーディネートして格好良くなった平良に群がる女の子に嫉妬しちゃって・・・というお話ですが、前半の清居からは考えられない可愛い怒り方。平良のくせに!って笑
これからもっともっと清居には素直になって頂きたいです。
(外では高飛車でいてほしい。)
そして平良だけがそんな清居を甘やかしてくれる存在という・・・
もう続き、平良なしでは生きていけなくなればいいのに、と、妄想しております。続編あればいいのになぁ・・・

6

平良は尼になるのです

『ビタースイート・ループ』は平良(攻)目線で
『あまくて、にがい。』から清居(受)目線に切り変わります。
『月齢14』は無事くっついた二人のいちゃいちゃ話。
『Chestnut』は平良がモンブランの上に栗を乗っけるお話。

平良が清居を崇め奉らい、喜んでパシられ、立派なストーカーになり
ほんで気づいたら清居も平良を好きになってて、なんやかんやあって
結局うまくいく感じです。

清居も平良をパシリはするものの、いじめとはちょっと違う…かな。
清居の取巻きみたいに平良の吃音を揶揄って"ヒイくん"って呼ばないし
平良がカツアゲまがいのことをされてるのに対して立て替えてあげたり
花火大会の場所取りをさせられた平良に差し入れ(?)あげようとするし。
なにより平良よろこんでるし。ドMか平良。

平良目線の『ビタースイート・ループ』では清居はクールで常に冷静…って
イメージでしたが、ところがどっこい、清居目線の『あまくて、にがい。』
では清居が完全にただの平良ラブのツンデレお嬢さん状態。
自分から平良に連絡するのはプライドが許さないからと
かけ間違いを装って、平続き良から電話をかけ直させるようにしむけるとか。
おまえは恋する乙女か。
平良からしたら高校卒業後は自分のことなんてすっかり忘れられてると
思ってるところに、清居ったら平良のことをずーっと思ってるんだもの。
案外 清居も執着系です。
平良がもう清居を崇めすぎて、近くにいられるだけで幸せ状態なもんで
距離が縮まらず清居がやきもきするとことか、てめぇ ざまぁみろ と思いましたね。

『月齢14』では清居が素直になり、惚れ直したり、ヤキモチ焼いたり
甘えたり、やることやったり…忙しいなおまえは。
二人の甘々〜なとこが見られたので満足です。

『Chestnut』は電子版のみなのでしょうか?
清居のヒモにならないようにと健気に奮闘する平良…。
平良はちゃんと社会人として働けるのかお姉さん心配です。
あんたはずっとモンブランの上に栗を乗っけるお仕事をしてなさい。
もしくは出家して神(清居)に仕える尼になりなさい。

1

やっぱり美しい

電子になるの待ってた、お楽しみ作品!

気取らない文章の読みやすさは、ピカ1。
そして、この主従の設定に、皆さんどんな内容なのかと惹き付けられたんじゃないでしょうか。

どうやって好きになるのか、どっちが攻めか。
どんな風に落ちるのか、落とすのか。

パシリにされて、とても好きになれるような相手じゃない設定なのに、そこを、彼らの心情の機微を上手く書き出して、誘導していく作者様に脱帽です。お見事!

この作品、ぶっちゃけ心当たりのある男子にも読んで貰いたい作品です。
内容的にもイジメられる男子の葛藤とか、歪みとかが自然に書かれてて、いい話なんですよ。

BLだからって敬遠されるのが勿体ないって思う作品。

自分が活字中毒だなって思う時があって、何か無性に読みたくなるんですけど、どうせなら男同士の濡れ場シーンがあるやつがいい(ここで選択肢が狭まる)けど、恋愛ものは別に好きじゃないんで、ちょっと毛色の変わったものを物色。
で、時々思うんですよ。世間一般の面白いと評されてるベストセラーの中に、BL要素が入ってたら超楽しみに読むのに・・と。
差別が薄れてきたとい続きっても、やっぱマイナー。
早く世の中の恋愛の常識が、男女だろうが男同士だろうが普通に受け入れてくれる環境になって欲しいですね。
そうしたら、この作品のように、良質なBL作品が読める事請け合いな訳です(笑)

いや、逆に言えば、一般書と同じように良質な内容の小説として表に出て欲しい。
読んで感動するものは、みんな一緒。
BLだからと奥に引っ込めないで欲しい・・と、切に願います。


8

引いて惹かれる

まず絵の美しさに惹かれました。
読んでみたら平良がとても気持ち悪かった。思考がとても気持ち悪かった。
でも惹かれます、何故だろう、清居もそんな気持ちなのかなと。笑

凪良さんの作品は、この美しい彼が初読みでした。
そして久々に小説へ舞い戻ってきたきっかけにもなった本です。
とても読みやすい文章で一気に惚れ込みました。
なんたって平良が気持ち悪くて。笑
アヒル隊長とか、キングがとか、読んでいてぞわわっとしました。
そこまで卑屈にならなくても、とは思いますがそれはやっぱり他人事だからなのかなと。というのも、身近に吃音をもつ人がいるので改めて考えさせられもしました。
自分の名前がすらすらと言えない辛さは計り知れないだろうなと。
ただ、清居は本当にどこに惚れたのかなと思うくらいに平良の思考はぶっ飛んでいるように思いました。笑
清居だって高校時代は平良に対する言いぐさは酷いものだったんですけども。
それでも平良の、後半はアヒル隊長の言い訳に鳥肌たちそうになったほど。
正直最初はどちらにも肩入れ出来ないキャラクターだなと思っていたのですが、アイドル騒動から徐々に近づく二続き人からの卒業式の日に清居からかけたアプローチが効いて一気に二人を応援する気持ちになりました。
清居の泣きの失恋からの告白にはスカっとしましたし、心からおめでとうと言いたくなりました。人形のように美しい清居から発せられた人間らしい感情を露わにした言葉の刃がぐさっと平良に刺さっていったのかなと。
その後のいちゃつきぶりは目に余ります・・・。いや、とても美味しかったです。あの、シャワー後の、脱衣所でのやりとりがいっちばん好きです。笑

6

この世の中、不可能などないのかも?

葛西さんの表紙絵が素敵だし、評価も高いので購入。
そして、今更読みました。

こ、これは面白い!!

葛西さん目当てなので、先にパラパラと挿絵だけ見たのですよ。
まあ、大体のパターンでラストの方は濡れ場になる訳ですが、読み始めると、……………………え?これ本当にあの挿絵の仲まで展開するの??と不安に。
前半の攻め目線話は不安なまま終わってしまいました。
そして、後半受け目線で納得。
まあ、そうですやね。
最強ツンデレと盲目の信者じゃ色々大変そうです。受けくんが(笑)
何にしても幸せになれてよかった!

小山くん、いい子なのにちょっと可哀想。
挿絵だけ見た時、「葛西さんのショートの女子可愛い!!」と思ったら、男子でした。お、おう。

読みやすさ、面白さは「神」なのですが、前半のいじめの部分は必要とはいえ不快だったので、萌×2で。

3

ボケとツッコミ会話が面白い

スクールカーストというテーマなので重いのだろうかと思い身構えました。
しかし、攻めの平良の独創性のおかげか楽しく読めました。
平良は吃音の病気持ちですが、会話のセンスがあって面白いんです。クラスで浮いてパシリに使われる憂鬱な学校生活ですが、家庭環境に問題なく普通なところも却って新鮮。
クラスのキングこと受けの清居は、平良のきもっ!な面と独創性に刺激を受けているようにも読み取れました。
二人の会話が漫才みたいでテンポ良く、笑いました。平良がボケで清居がツッコミ。
私は、ラブコメだと思っていますw

5

読み始めたら止まらなくなりました!

これ読んだせいで寝不足です! ほんとに面白かった

スクールカーストの頂点にいた清居と、その底辺にいた平良。下克上モノとは、まさにこの作品のことを言うのでしょうか!?

なんでもかんでも清居にパシリに使われていた平良が、話が進むにつれ、清居を振り回していきます。というか、清居が勝手に(?)平良に振り回されます。

清居は最初は平良には目もくれてなかったのに、気がついたら平良のことが好きになっていて、平良のことが頭から離れなくなっていて、やきもきしてる姿が本当に萌えました!平良の話すときにはツンケンしてたくせに、心の中では彼は焦りまくっています笑 その姿がほんとに可愛いかった!

平良から電話が来なくてイライラして、でも自分からかけるのはプライドが許さない。だけど電話をしたいから間違い電話を装って電話かけてました笑 ほんとに可愛い!笑

ストーリーもしっかりしていて、読んでいて話に入り込んでしまいました。

読み始めたら止まらなくなるので注意です!!おすすめです!

6

気持ち悪い攻と美人受

ちるちるで話題になっていたので買ってみました。
一言で言うなら「攻が気持ち悪い」!です!(笑)けなしてないですよ!
後半になってカッコよくなるのかと思っていたのですが、全く変わりませんでした。最初から最後まで気持ち悪かったです。(褒め言葉)

吃音持ちで暗くてスクールカースト最底辺の平良、そして平良をパシりにするグループの一人、イケメンで傲慢な俺様の清居を中心に、高校生活から大学生らへんまでをストーリーにしています。

前半は平良視点で、ひたすら平良がパシられています。高校生特有のイジりとかからかいがリアルで、吃音を出してしまった平良を「ヒイくん」と呼ぶ城田(グループの1人)にひたすらイライラしてました(笑)いるよなあこんな小物……
前半が好みじゃない方は、多分この辺に不快感を覚えたのではないでしょーか。慣れてない人は要注意です。

そんなグループの中でも、他とは違う雰囲気の清居に強烈に惹かれていく平良。片思いの相手というより奴隷が王を盲目的に慕う感じでした。

大学生編の途中で清居の視点に変わりますが、清居から見て平良は猛烈に煮え切らなくてやきもきします(笑)平続き良視点だと「平良かわいそう……」とか「平良もっとがんばれ!」とか思いながら読んでいたのですが、清居視点だと平良は本当に「清居が大好きなきもうざ」です。(笑)
でもその一途さとか熱心さに清居もまた惹かれていくんですけど。
やっと二人がくっついたときには心の中で万歳三唱でした!なんでって平良は清居のことが好きすぎて付き合うなんて頭に全くないし、清居は自分が平良を好きになるなんてありえないとおもっているから!どっちもタイプの違う「俺様」だったんですね〜。



この作者さんの本ははじめて読みましたが、いい意味でそっけなくてさっぱりした文体と内容が合っていて面白かったです。ただ脇の登場人物がもっと出番ありそうな雰囲気で全く出てこなかったのがちょっとだけ肩透かしでした。倉田さんとかどこ行ったの(笑)

2

納得の1冊。

読み終えた後に「評価が難しい」という意見と「BLアワード2015小説部門1位」という事実に納得した作品です。
いじめがテーマであろう作品のあらすじを、スクールカーストLOVE!!なんてPOPに仕上げちゃって大丈夫なの!?という不安を抱えながらも、レビューと凪良先生を信じて手に取ったのですが…
結果身体がよじれる程萌えました!!

というのも、あとがきに書かれているのですが、
凪良先生の
「気持ち悪い攻めが好き。スーパーネガティブだけどピュアピュアで受けが好きすぎて、ごめんねごめんねと土下座し、俺はダメだダメだと自らを責めながらも止められず、明後日の方向へ暴走する攻めが大好き」
という趣味に激しく共感出来たからなのです!
受けも強気で美人で性格悪かったりするのが好き、とのこと。ME TOOーーー!!!

しかし性格が悪いと言っても、受けの清居が自分の意志でピラミッドの上位に立っているような人間だったら正直読み進めることは出来なかったと思います。
攻めの平良のいう底辺女子と平良に度が過ぎたからかいが起きたとき清居は
「激しくどうでもいい。それおもしろいの?」と一蹴し続きて周りを黙らせます。けして正義感などからではありません、ただのきまぐれです。
清居は自分勝手できまぐれで自己中だけれど、それは自分自身がいじめの標的にされても変わりません。
清居を賞賛するつもりはないのですが、ファン体質の私には重度のファン体質である平良が清居を崇拝していく様に納得がいったのです。

しかし清居視点になる後半は圧巻でした!
家庭環境のせいで猛烈に愛されたい願望を抱えている清居が、自分に向けられる平良の熱烈な視線に快感を覚えていく様子が見事に表現されていました!

崇めるばかりで清居が自分を好きだなんて発想がこれっぽっちもない平良に対して、自分以上に「俺さま」だという清居の意見に激しく同意!
マイルールに縛られている平良に振り回される清居が痛々しくて、「私のキングに何してくれとんじゃあ!!!」と平良を蹴っ飛ばしたくなったものです。

趣味と構成がハマれば至高の1冊になると思われます。
絶妙のさじ加減で難しいテーマと気持ち悪い攻めを書き切った凪良先生に神評価です!!

12

なんだツンデレちゃんだ!!

お互い自分の穴の開いてた部分を埋めてる感じがしました。 
だから平良がああいう扱いを受けても清居を崇拝したり、
あの学校生活を頑張れたんだと思う。 
でも私はその部分ではあまり萌なかった…(^^;) 

話に入り込んでいったのは卒業で一度離れ、再開してから!!!
清居の気持ちがハッキリとしてからが面白かった~っ。 
相変わらず平良とのズレはダラダラ続いてるけど、
我慢できずに自分の気持ちを口にした清居は可愛かったです。 
確かに好きになった人とはイチャイチャしたいよね!!! 

恋人同士になってからもズレまくってる2人ですが、
本気で箍が外れた平良が見てみたい!!! 

6

本当に彼は美しいのか

ランキングを見て、購入を決めました。
長期間、ランキング上位だったので、かなり期待して
ドキドキして読み始めました。

読後の感想としては…
後半にいくにつれて、まあまあ良くはなったけど、
前半は、もう最悪。

後半の良さを補いきれない
最悪の前半でしたね。


タイトルは「美しい彼」。
彼とは、神々しさもある清居(受け)が「彼」です。
でも、彼は本当に美しいんですかね…?
外見じゃなくて?
心も?
精神も?
態度も?




前半の高校生での平良(攻め)の扱いを見る限り、
決してそうではないですよね…?
前半のテーマは明らかに「いじめ」です。
学校やクラスにはカースト制度があり、
底辺の位置にいる平良がいじめのターゲットに
なっています。

パシリ以外、具体的ないじめの内容は描かれておらず、
靴を隠したり、ジャージを燃やしたりなどの
描写はありませんでしたが、それすらもする価値もない人間だと
平良は考えられていたのかもしれません。
読んでいて気分のいいものではありませんでした。

しかも、その中には黙ってトップの続き位置に君臨する清居がいます。
清居も平良もパシリに使います。
ただ黙して、堂々と。
そしてそれを甘んじて受ける平良…。
クラスのキングとして平良にパシリを命令する清居にも腹が立ちますが、
それを「嬉しい」と感じて、清居に仕える平良にも怒りを覚えます。

平良がマゾであれば、文句は言いませんが、決してそうではないでしょう。
命令する相手が、崇拝する清居だからこそ、平良は尽くし、崇めたのです。

学校でだんだんと距離が縮まっていく平良と清居。
でも、清居は完全に平良を「格下」として扱っています。
それが手の甲へのキス。
平良に対し、「キスすることを許してやる」とも
言わんばかりの態度と、それを至福の喜びとする平良に
何とも言えず、複雑な気分になりました。

卒業式、そっと平良の唇にキスをする清居。
あとからこのキスの意味は分かりますが、
この時点では、一体何のことやら分からないでしょう!
平良がキスの意味がさっぱり分からなかったのも、
頷けます。平良のせいではありません!




うーん、それにしても清居がだんだんとアイドルのように
なっていく過程は、なんだかなぁ…と
思っちゃいました。
世俗にまみれていく…とでも言うのでしょうか。
孤高の存在だった清居がいきなり、手の届く範囲…しかも
すぐ傍で自分と同じように泥にまみれて努力する存在…
そんな気持ちになったのは私だけでしょうか。

悪いことではないのですが、気持ち的には
あまりいいものではありませんでした。
キングはいつまでもキングであり続けて欲しかった…みたいな。
もちろん、「いじめ」をする側のトップであることは、
嫌悪感の一言でしかないですけどね。

「アイドルになりたい」という目標もね…。
うーん…、清居のバックボーンを考えれば、
それもありかな…と思わなくはないのですが、
安っぽい…と思ってしまったのは私だけでしょうか…。
うーむ…。



途中、清居視点に物語が変わりますが、これは良かったですね。
清居の情感がよく伝わってきました。
私はどうも「受け」視点の物語の進め方の方が好きなようです(笑)
清居が本当は平良にどういう想いを抱いていたのか…
それを読み進めると、かなり驚くと同時に嬉しかったです。

「この意地っ張りめー!ツンデレっつーか、ツンツンツンデレ
 ぐらいだよ!」
とか、言いたくなりました。
足の下の蟻ぐらいの存在にしか感じていなかったように見える
清居の態度は、実はそうではなかったと知ったときは、喜びましたね…。
ずっと平良が好きだった……そう知った時は。
平良の傍にいたら、今すぐ平良に耳打ちしたいぐらいでした。



そしてある出来事をきっかけに、平良の家に出入りするようになる清居。
この時もまだ、清居は平良にとって崇拝の対象でした。

この時は既に両想いな二人なのに、いつまでも
のろのろしている二人がじれったくて仕方ありませんでした。
何より平良!
おまえは、莫迦かーーー!!
清居がここまで歩み寄ってきてくれているのに、
まだまだアヒル隊長の事を気にして、金の川のことを気にして、
なにより清居と付き合える状況なのに、
付き合わない、と断言するとはいったい何事!?
君が気持ち悪い常識では考えられない卑屈な人間ということは、
じゅーぶん分かったから、
とりあえず、清居の気持ちを考えろ!歩み寄れ!
清居の手を取れ!と
言いたくなりました……。


紆余曲折を経て、ふたりがひとつになるシーン…。
ああ、もう!
ここまで来るのに、じれったかった!
モヤモヤさせてくれたよ、もう!
でもそれだけに幸せでした。
平良の気持ちを考えると…。
清居の気持ちを考えると…。
二人とも嬉しかっただろうな…と。
二人のうち、どっちが嬉しかったんでしょうね。
これはもう考えるだけでも顔がニヤけます。

でも、一か月休まず毎日いたすとは…
ふたりとも若いな!ホント猿だな!
童貞同士とは思えないよ!

-------------------

ストーリーの前半は重苦しく、そして、誰の態度に対しても
怒りがわく場面の連続でした。

しかし後半、清居の本当の気持ち、意地っ張りの性格、
平良への思い、平良への考え、それらをひっくるめ、
だんだんと明るい方向へ向かっていった話だったと思います。

ハッピーエンドは本当に嬉しかった。



しかし前半の「いじめ」のテーマが
あまりに陰惨だったため、「中立」の評価とします。

しかし、いろいろ考えさせられました。

7

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ