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表題作BUDDY DEADLOCK season2

ディック(リチャード・エヴァーソン)
ユウト・レニックス
ロサンゼルス市警

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ユウトに新しい相棒が登場!?
LAを舞台に繰り広げる
DEADLOCKのセカンドシーズン、第3弾!!

ロス市警麻薬課に入って2年が過ぎたユウト。ディックとの生活は順調だが、最近の悩みは、
新しく組むことになった相棒・キースのことだ。
ライダースジャケットに武骨なブーツ姿。
一匹狼のように振る舞う3歳下の相棒は、
なかなかユウトに心を開いてくれない。
距離感に悩んでいたある日、キースと組んでの
密売組織への囮捜査を命じられ…!?

作品情報

作品名
BUDDY DEADLOCK season2
著者
英田サキ 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199009877
4.7

(184)

(153)

萌々

(22)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
20
得点
874
評価数
184
平均
4.7 / 5
神率
83.2%

レビュー投稿数20

めちゃくちゃ好き…

巻数が多いな~と思って手に取れずにいたシリーズだったのに、読み始めたら面白すぎてあっという間に読めちゃって、読み終わるのがもったいないから読み返したり、ゆっくり読んだりしながらここまで読んできて…ぜんぜん飽きないし、読めば読むほどキャラクターの魅力に引き込まれる素晴らしい作品だなと思いました。全員ゲイ!っていう設定が不自然に浮かない、それぞれのドラマ、背景に説得力があるんですよね。これがまた、面白いわけで…残念ながら、この続編を目にすることはできないけれど、これからも何度も繰り返し読むでしょう。

というわけで、今回は”BUDDY”なだけに、ユウトの新相棒登場で、彼らが捜査する麻薬組織の事件と警察内の人間関係がメインになっており、出番少な目なディックなのですが!ユウトが好きすぎて、かっこいいより面白さが勝ってきたミスターパーフェクトにいっぱい笑ってしまいました。いっや~、この激しさと重さはユウトしか受け止めきれないな~と止まらないニヤケに、お互いを好きすぎるCPを私も好きすぎる!と実感しました。

なんといっても、個人的には新キャラのキースにめちゃくちゃ魅力を感じました。浮世離れた他のメンツに比べて一番浮世に近いというか、善人でも悪党でもない普通の屈折した男wっていう感じが、シリーズにおいて新鮮でした。

”BUDDY”がSeason2のなかで一番プロローグの印象がありました。ここからキースがイケメン限定仲良しクラブに加入して、いろいろあるんだろうな~っていう気配が感じられるので、やたら切ない気持ちになってしまうのでした。(とはいえ、作品は抜群にかっこいい、面白い、楽しい!)

1

なんとも…

私の理解が追いついていない所為かもしれませんが率直な感想をレビューしたいと思います…

ここまでシリーズ全作読んでますがこんなに煮え切らない思いをしたのは初めてです。
わたしにはディックもユウトもマイナスなイメージで終わってしました。

ユウトがここまで全て受け入れてしまうとは…キャラブレを感じ残念です…
でもこの作品のレビュー全て読んだ結果、もしかしたら受け入れられない私が頭固すぎるのかな?とも…

続くのかわかりませんが、また必ず読むことに変わりはありません。

0

やっぱり最強の不死身バディ

ユウトが主役の、ロス市警のお仕事が中心のお話。
どんなときも何があってもユウトの帰る場所にはディックがいて、精神的な支えになっている二人の関係性がとても良かった。少々恐怖を感じるほどディックの愛情は重く深いが、相手がしっかり受け止められるユウトなので安心して見ていられる。
新キャラのユウトの相棒キースは、生意気反抗期な子供っぽさが可愛かった。

今回の事件は麻薬絡みで、初期三部作と数名のキャラが繋がっており、懐かしい名前がぽんぽん出てきた。
綱渡り的な場面では、さまざまな縁に何度も救われるユウト。その最たるものであるディックに、最後は物理的にも救われていて、種明かしに笑ってしまった。もはやディックはユウトのストーカーというか陰の護衛。最強の不死身カプ。

キースは変化が見えやすいタイプのキャラ。出てきた瞬間から、相棒としての絆が生まれる過程を見れるのね、と期待が高まる。
(表紙はユウトとキース?これでgoが出るってすごいな。キャラ文庫の好感度が上がった。)

キースと話すユウトはとても素直で柔軟な思考が面白かった。一度キースにキレてからは熟考する前に意見を口にするようになり、反論されると即考え直す。相手の言いたいことをすとんと自身の中に落とし込み、そこから議論を発展させる、これの繰り返し。
関わった相手が次々とユウトに心を開く理由はこういうところにある気がした。

BLでいう受け愛され状態なユウトに、そこまで不自然さがない。確かに「偽善者」と言いたくなる場面も多いが、本気で貫く姿は眩しく、キースも根底には憧れる気持ちがあるんじゃないかと思った。

疲れて寄りかかるユウトに、ディックがかける言葉や爆発させた本音もとても良かった。愛か自己満足かで悩むディックはユウトを愛しすぎていて、なんかもうすごい。
二人の会話は全て夢と理想のようでふわふわした読み心地だった。特にディックのセリフは、こういうこと言われたい人多いだろうな、が率直な感想。現実世界にはこうでない相手への不満が溢れすぎているから。

事件の解決はなんともいえない。その後ユウトとキースが職場に居づらくならないと良いな。
ラストはお約束のいつメン+キースでホームパーティー。過去にも一つの決着を付けてスッキリ。いつかロブの講演を聴いてみたい。
一冊の締め方もとても好き。

事件あり甘々甘々ありトンデモ展開ありで楽しく読めた。面白かった!

3

DEADLOCKファン歓喜!

2020年新参者の私にとっては、この本が現時点での一番最後のDEADLOCKシリーズということになりました。
でもなんだか読んでいるとseason2他の2作品とは異なり、まだまだ続いていきそうな感じを受けました。DEADLOCKseason2 part3の第1巻的な?このシリーズは10冊もあり、新参者にはどれがどの続きか一見わからないくらいなのに更にそれを複雑化するような……倒。

でも良かったー!まだまだキースとユウトの話がみたいです。DEADLOCKseason2 part3の第2巻(複雑!)の発売を心待ちにしています。


ここからはものすごいネタバレです!注意!


このお話は。DEADLOCKファンに見たいシーンを事前アンケートでもとったのかなってくらいのファンサービスに溢れた内容なんです。
私が楽しかったシーンの具体例を26個挙げますと、
①ダグとディックのサーフィン姿(高階先生ありがとうございます)。
②ネト登場!元気そうで良かったぁ。
③サーファーディックが女子にモテて嫉妬するユウト。
④ヨシュアのちょっと変わったロブ愛。
⑤ルイスの自身の小説からの名言。
⑥パコの口から語られるユウト幼少期&二人の仲の良さ。
⑦恋人はモテない方がいいと思っている、自覚ないけど自分は恋人以外からモテモテのユウト。
⑧警察官として麻薬捜査するかっこいいユウトとキース(DEADLOCKらしい展開!)
⑨仕事で疲れたユウトをユーモアと優しさと愛で包んでくれるディック。
⑩「人にあれこれ言うのが嫌いなんだ」と言うディックに対して「俺にはあれこれ言うのに」と返すユウト。
⑪ユウトに犬のように扱われ「ワン!」と受け入れちゃうディック。
⑫ワクワクドキドキのユウト囮捜査展開。当然めちゃくちゃ心配するディック。
⑬スラングな英語を話せちゃうユウト。
⑭以前、刑務所にいた事で悪いやつらに前科持ち認定されて信頼を得て囮捜査上手くいっちゃうところ。
⑮キースとユウトの仕事中、車内での言い合い
⑯バスルームでの世界一いい男決定戦。
⑰「俺のせいでお前が死んだら俺は生きていけない。だからお前は自分が生きることを選択してくれ」とか言っちゃうディック。
⑱キースとディックの仲を心配するユウト。キースとユウトの仲を心配するディック。
⑲ユウトに「お前は俺のこと好きすぎる」と言われてしまい、その病気は完治しなくてもいいと答えてしまうディック。
⑳ユウト、コカイン吸入からのキース介抱
㉑「ベタ惚れなのはディックも同じだ」とか、ユウトは自分ベタ惚れなの否定しないの?しかもディックも同じとか惚気ちゃうところ。
㉒二人のお互いを思い合う優しい会話!
㉓ユウトを心配するあまり、寝ている時でもユウトの手を握りしめちゃうディック。
㉔車を盾にしたユウトとキースの銃撃戦。
㉕ロス市警の制服姿のユウト(高階先生ありがとうございます)。
㉖リーサルウェポン・ディック!
が楽しかったです。
端的に言うとこのお話全部好き。

3

電子版と本2冊購入

大好きなシリーズの最新作ということもあり、大きく期待していたのですがその期待を上回る作品でした。
ユウトの仕事ぶりは前々から気になっていたのと、キースという濃い新キャラクターの登場でますます盛り上がりを感じたDEADLOCKシリーズです・・・!

漫画も発売されたので・・・アニメかも期待していいのでしょうか・・・?
漫画化、アニメ化もして欲しい作品ですね。

ずっと応援し続けたい作品です。作中の心情や描写も秀逸です。基本的にユウト視点が多いのですが、今度はディック目線での作品を読みたい・・・!これからの作品にも目が離せません。

4

この作品が収納されている本棚

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