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表題作美しい彼 3

平良 一成
高校生→大学生
清居 奏
高校生→俳優

あらすじ

死ぬほど好きで、死ぬほど苦しい。
清居への想いだけが手放せない――


3年生になって清居とクラスが分かれてからも、
放課後に二人きりの秘密の時間を続けていた平良。
けれど卒業式の日、清居からの一方的なキスを最後に
ついに清居とは会えなくなってしまう──
大学に進学して、予想外に穏やかな学生生活を
手に入れても、心を占めるのは清居のことばかり。
ところがある日、友人の小山に誘われた芝居で、
偶然、役者として舞台に立つ清居と再会して…!?

作品情報

作品名
美しい彼 3
著者
北野仁 
原作
凪良ゆう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
美しい彼
発売日
電子発売日
ISBN
9784199609626
4.5

(133)

(94)

萌々

(26)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
600
評価数
133
平均
4.5 / 5
神率
70.7%

レビュー投稿数22

水を使った表現が美しい

清居が小学校の文集にアイドルになりたいと書いていた理由が分かります。
そして卒業式。
“雨だれみたいにぽつぽつと降る”会話という表現のあとの、水溜まりを踏みしめて水が跳ねる描写がすごく好きで、その後の清居からのキスと水溜まりに映る2人の表現がとても素敵で印象に残りました。
コマ割りも、相変わらず見開きを使ったページがあり、単調にならない割り方をされていて見応えがありました。
ただちょっとあれ?となったところがあって。
私の記憶違いかな?
小説の記憶なのかドラマの記憶なのか、色々ごちゃまぜになってしまっていてよく分からないんですが、この清居からのキスシーン、清居が平良にキスしたあとに平良を突き飛ばしていた記憶があるんです。
でも、漫画では落ち着いていて...。
実は清居はファーストキスで、恥ずかしくて突き飛ばしたっていうエピソードがあった記憶なんですが...コミカライズは原作に忠実なはずなので、あれはドラマの設定なのかな?
それとも私の勘違いなのかな?
記憶力が乏しくてどの媒体の情報か把握しきれていないことを思い知らされました。

キスをした卒業式から平良は清居と会わなくなり、大学生編に突入です。
平良の思い込みが強くてネガティブすぎるからこんなに清居と関わらずに月日が経ってしまったよ.........。
平良は大学の写真部の小山くんに告白されて、たまたま清居は男だったけど自分がそっち側か分からないことをはなし、そのままの関係で一緒にご飯を食べたりして過ごしている。
平良の別れの挨拶が「またね」や「じゃあ」ではなく「さよなら」なのが気になった小山くんとの会話のお陰で、清居のあの言葉には「また」があったということなのでは?とやっと気づく。
平良はキスもあの挨拶も最後の挨拶だと思っていたんですよね...。
あのキスも、同情でしてくれた“お情けのキス”だって思ってる。
お情けでキスなんかしないでしょ?!そんなわけあるか!って思うけど、平良には通じない。
「さようなら」の方が「じゃあ」より寂しくないと思ってしまうくらい清居の「じゃあ」がショックだったんだろうけど、普通は「じゃまたな」をこれきりだとは解釈しないですよね。
「さようなら」と言われたら時は、もしかしてこれで終わりかと思ってしまうけど... 怒ってたからきっとそうなんだって思い込むあたり平良のネガティブが炸裂です...。

小山くんと過ごしている時間が長くて情が移ったのかな?それと清居を忘れたいという気持ちが重なって、平良は一時は小山くんと付き合おうと考えていた。
もうなんていうか清居が可哀想...あのタイミングで再会できたからよかったけど。
小山くんも...本当に平良と清居の再会が告白する前でよかった...告白後だったら可哀想すぎる。
申し訳ないけどひらきよが早く見たすぎて小山くんを応援してあげれなかったんだけど、挨拶の意味に気づかせてくれたのも小山くん、舞台に誘ってくれたのも小山くん、小山くんに助けられすぎ、ありがとね...。
平良とは無理だったけど、幸せになってほしい。

0

卒業式当日のあの衝撃たるや

ずっと2巻終わりで読むの止まってて、つい最近 とあるレビュワーさんに背中を押されて(感謝!)3~4巻を読破。
BLCDも聞いてたので展開は知ってたんですが、それでも絵で見ると衝撃がよみがえります。

卒業式終わりで、なんとー!きっ、ききき…きすー!
しかもあっちからー!!
なのに平良は別れの言葉によるショックにばかり気を取られ、
「違うー!そっちじゃないってばよ!今ワレ何されたんか考えてみぃや!?」
などといった我々(主語デカ) の叫びも虚しく、完全に終わったと勘違いして携帯すらも水没。

<注意点>
・受けが校内でアイドルのように大勢の女子に騒がれ、囲まれます
・ぼっちの描写がかなりリアルでキッツイかも

大学が始まり、やっと友人にも恵まれ、褒めちぎられたりして
「ごめん ほんと なんかもう勘弁して」
なんて言いながら照れるシーンまで見られます。
やっと人間らしいというか…私はこのシーンでなんかホッとしましたね。
しかも小山弟の想いを知り、意外と(スマン) 人に気を使ったり、心の機微に気付いたりできる人なんだと驚きました(いや知ってたけど、ここまでとは)。
あと字がすっごいキレイ。

ついに清居と再会したとき、さらに隠れて見に行った時に見せる表情が生き生きとしていて、まるで水揚げされて苦しそうにしてた魚を再び水に入れたみたい。
まだまだ目が離せませんこの物語。

2

生き返った感がすごかった

高校を卒業し、大学生へ。

卒業式で交わしたキスと「じゃ、またな」の挨拶をまんまと誤解し、一人別れを絶望する平良。
大学生活で得た新しい友人や自分を受け入れてくれる環境、人からの好意、そうしたものを経験する中で狭すぎた平良の世界が少しずつ広がり、小山の好意に向き合おうとする常識的な面も出てきました。
平良の人間的成長が見られる…のだけど、ずっと死んだ魚のような目をしているのがwww

清居と再会し目が合った瞬間の煌めき、生き返った感がすごかったですね。
「きも」と言われたときの嬉しそうな顔よ…。ひとつひとつ漫画ならではの見所があって、とても良かったです!

次巻は待ちに待った清居ターン。楽しみです。

1

二人背中合わせの表紙が尊い

シリーズ読み返し中です。

原作者の凪良ゆう先生のコメントにもあるように、カバーでひらきよが並んでる…
それだけでもう、尊い。

原作未読ですが(いつか読む!絶対読む…!)、ゆっくりじっくりと進むストーリーの中にも巻を追うごとに清居の心情変化が読み取れて、ドキドキしてしまう。。

特に卒業式のキスシーン、足元にフォーカスした下からのアングルが最高でした…
水たまりに清居が逆さまに映っている場面。本をひっくり返してまじまじ眺めてしまった;

「おまえの吃音は いいかげんもう慣れっこなんだよ」という突き放した言い方&「打ち上げ来る?」ってセリフに隠された清居の心、平良への執着心(平良が持つものとはまだちょっと違うかもだけど)にゾクゾクします。

小山くんもね。平良が高校で清居と出会ってさえいなければ、恋のチャンスはおおいにあったんだと思うけれど…
健気で、理解もあっていい奴・いい仲間なだけに、なんとも言えず溜息が出てしまう。

はっきりした理由なんてないけれど、どうしようもなく惹かれてしまうのが恋なんだなあ、理不尽だなあ、でもとんでもなくエモい(なんて言うと軽い感じになってしまうけど;)なあ…と、読み化してみてまたしばらく世界観に浸ってしまう3巻でした。

総じて最高…・:*+.

1

キャラクターの癖が強い

友人から借りる機会があったので読みました。内容は結構好みでしたが、キャラクターの癖が強いので若干引っかかりました。清居の良さも分かりますが、どうもあの荒い口調が好きになれません。清居は表情に出ないので何を考えているか全く分からないので共感できる部分もありませんでした。私はどちらかと言うと小山くんが好きなので必然的に清居が好きになれないのだと思います。しかし、清居はこれから平良と関係を深めていくにあたって可愛く見えてくるそうなので4巻に期待したいです。

0

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