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健気受けの代名詞、樋口美沙緒先生。
スピンオフで受けの兄の話が次の「愛の罠にはまれ!」になるのですが、初見も再読も経験した私のオススメの読み方はやはり順番通りの「愛の裁きを受けろ!」→「愛の罠にはまれ!」です!!
今回の健気受けは、ロウクラスの中でもか弱く、残り短い寿命を抱えながら必死に攻めへ片思いをします。
これがなんとも健気…。
どんなに邪険にされようとも、儚げに優しい笑みで応えます。
また、口が利けないのでもどかしさがより一層増して感情が揺さぶられます。
最初は酷い扱いだったけれど、受けの存在の大切さを知りますが時すでに遅し…。
しかし一度別れてからの攻めビフォーアフターが本っっ当に素晴らしい!!
受けも攻めの事を忘れることが出来ませんでしたが、攻めはすっかり構成して受けに見合う男になりたいと変わったところが愛を感じます。
この設定に萌える方が必ずいらっしゃるはず…!!
そこに追い打ちをかけるように収録されているSS「Something good」は、空白の4年間を攻め視点で楽しめるのですが…。
これがすごく健気攻め…!!
そう…これは健気受けと健気攻めです!!
そしてこの作品で篤郎が気になった方は是非、篤郎編の「愛の罠にはまれ!」を読むことをオススメします!!
これだけ熱く語っていますが、私は「愛の罠にはまれ!」がムシシリーズで一番好きです!!
それくらい推せます!!
これだけ語っていますが、読んで損はないくらいオススメです。
#愛の巣へ落ちろ! で悪役ででてきた陶也(攻)が救済される作品。なので愛の巣へ落ちろ!から読む事をオススメします☺️
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このシリーズ1作品目で翼に非道な事をして自分も他人も傷つけていた陶也が、ムシの中でも余命の少ないカイコガの郁に出会い徐々に絆されていくのが凄く良かったです。
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前作に引き続き主人公が余命の少ない種別のムシなので、幸せになったところで自分はもうすぐ死ぬ..じゃあ何のために生きるのか?という『生きる、死ぬ』が当事者達の考えのベースにあって、だからこそ悔いなく生きようとする姿勢が美しくもあったし、切なくもある作品だなぁ..と思いました
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攻めが社会人になって超紳士になっているのでそこもめちゃくちゃ良いです☺️
「愛の巣へ落ちろ!」の感想で「陶也と澄也のキスシーンがツボ。この2人がキス以上に致していたような設定は公式では無いだろうけど〜」と書いたのですが、まさかの公式だった…どっちがどっちですか?やっぱりリバ?読みたい…
さて本編。様式美になってきた、財力があって頭も良い文字通りハイクラスの攻め×身体は弱いが人を愛せる受け、3連チャンです。
あまり立ち止まることもなくサクサク読み進められます。これで文体が(右腕の前腕部とか、やや気になる表現こそあれ)気に入らず読みにくかったらしんどいけど。
このシリーズの、性犯罪がハイクラスのなぁなぁで揉み消され刑事罰を受けないところは大変苦手。
今回は攻めである陶也目線が長く、受けに苛立つことが少なかったのがよかった。鈍臭くて、心配する人がいることを理解せず無謀な行動をとる郁に呆れてしまうこともままあったので。ひとり立ちと、自分の手に負えないことをひとりでする事とは全く違うんだぞと。
「愛の巣へ落ちろ!」の陶也登場シーンを読み返しましたが、陶也も相当なことをしでかしてるわけで。まだ荒れ気味の陶也が"おっかなびっくり"赤ん坊を抱くシーンが面白い。大の男でも赤ん坊にはなかなか勝てない。
陶也の「これほどの憎悪は〜翼にさえ感じたことがなかった」というモノローグ、完全に犯罪をやらかしてる篤郎と翼を同じ土俵で語るでない…
あと「俺じゃない男見つけろよ」…このシリーズ男×男が普通過ぎて…そういう世界かと思いきや親世代は夫婦だし謎。
萌〜萌2
毎度、郁の健気さに泣かされるー。゚(゚´ω`゚)゚。
郁は本当に健気で儚くて可愛いですよね。
そして、陶也はスパダリになりました。
『愛の罠にはまれ!』を再読してからこちらも読んだのですが、
篤郎があんなに郁を愛していたなんてこの時は思いませんでした。
本作ではとてもいやらしくて嫌な兄という印象だったのに、
篤郎の本当の気持ちを知ってから読むとまた違った思いになりました。
愛を知らなかった陶也と優しい郁が想い合っていく過程が好きです。
陶也が結構早い段階で郁への気持ちを認めたところもいいと思っています。
筆談でのコミュニケーションやプロポーズは、
何度読んでも泣いてしまいます。
かなりキツイ展開もあったけど、
一度愛したらもうなかったことにはできない。
愛したことによって、たとえ離れてももう孤独ではないという陶也の気持ちには胸を打たれます。
お互いがの存在や愛すること自体が生きる希望や意味になっていくーー
たとえ短い命だとしても……という切ないものではありますが、
愛が生きていた証になるという素敵なハッピーエンドに胸がいっぱいです。
何度でも読み返したくなる作品です。
虫シリーズの3作目です。
現代の文明が滅亡し、生き残るために虫と融合した人類の世界が舞台で、虫がカギとなるとても独特な設定です。
シリーズは出版順ごとに読んだ方が理解がし易いかもしれません。
特に1と3と4は繋がりが深く、6と7はほぼ前編後編です。
今作はタランチュラの陶也×カイコガの郁→ハイスペック傲慢強気攻めと健気無垢不憫受けのお話です。
攻めの陶也はシリーズ1作目にも登場し、メインCPの攻め澄也の従弟でひと悶着あった人物です。
1作目で印象が悪い分、バックボーンを知り、かつ郁との出会いで変化していく姿に感動もひとしおでした。
陶也は精神的な郁は肉体的な「弱さ」がポイントでした。
途中、命の重みや強い気持ちを浮き彫りにするようにこのシリーズ中でも相当にきつい展開になります。本当にひどい事件なのですが、そこから転じて二人の新しい強さが生まれていく様は涙なしでは読めませんでした。