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シリーズ再開ということで、どういう方向の話になるのかと思ったら、今作は長めの番外編な雰囲気だった。といってもユウトとディックが関係を築いていく上で越えなければならない問題点が、ぽつぽつ提示されていた気がする。目に見えるもの見えないものいろいろ。
Season2のBLの軸になるのはここらへんなのかな。二人で生きていくための絆を確固たるものにしていくみたいな。
導入で、言葉を尽くしてとても丁寧に、今までと現在の心境が語られる。精神面の変化に重点が置かれた描写で、まだ始まったばかりなのに泣きそうになった。
これまでのまとめと現在の状況説明の意味合いもあると思うが、こうはっきりキャラの感情を言語化されると一つの区切りを意識する。くっつくまでのラブストーリーが終わった実感を持たされるというか。
あの過酷だったシリーズ一冊目の状態からここまで来たんだなあと感慨深かった。
そんな感じで序盤から感傷に浸っていたら、ハリウッド映画の撮影というなんともワクワクするお話に。三行くらいにまとめると激しく荒唐無稽で信じ難い展開が、そうとは感じさせない勢いで進んでいく。
本当に映画のようで、いろんな作品を思い出したおかげで情景が頭に浮かんで楽しかった。たまに飛び出す洋書以上の大仰な表現は、サービスなのか日本語だからそう感じるだけなのか。
ディックはすっかりヘタレ溺愛キャラになっていた。ディック視点だとユウトへの想いが止まらず、何回同じこと言うんだろう……と惚気にあてられた気分に。
ユウト視点になると、恋人に夢中なツンデレ乙女でシャイな女王様でたまにネガティブ。だが愛されている自信はちゃんと持っているようで、読んでいて安心感があった。
最後にホームパーティーシーンを入れるのはシリーズのお約束にしていくのかな。家族紹介の課題を残しながら(これはその後の番外編で書かれたっぽい?)賑やかに〆。同性カップルがどんどん増えていくコミュニティ。皆幸せそうで何より。
ネトはユウティとじゃれているところが見たいな。
個人的に英田作品で苦手だったテンポを乱してくる説明調の文章が、自然で読みやすいものに変わっていたのが嬉しかった。ぜひ近年の他作品も読みたい。
面白かった!
本編でも少ししか描かれなかった、強くかっこいいディックが見られました! しかもユウトと二人で一緒に戦うシーンが見られるなんて最高です。
甘々な二人もヘタレディックも好きですが、DEADLOCK醍醐味の、アクション系の洋画のような手に汗握る戦闘シーン楽しかった! 洋画にもアクション系、恋愛系、ミステリ系、ヒューマンストーリー系など様々な分野のものがありますが、その全てをディック×ユウトで描けるのではないかなんて次回作を期待してしまいます。今回はそのうち前半はみんなの日常を描いてからのアクション系!! 一冊に豪華詰め詰め状態です。だから購入してお買い得感があるのでしょうか。
season2は全部で3冊あるようですが、1巻ずつ別の話となっており、好きなジャンルだけ買えるようになってるように思います。
1巻 恒例メンバー日常からのアクション系
2巻 ヒューマンドラマ系
3巻 ミステリ要素ありのサスペンス系
で、そのどれもにBL恋愛要素がおまけについてきます。
いや、本来ならばBL要素が主です! 英田サキ先生のあまりの世界観に私はその事を忘れる時があります。これって本当に本当にすごいこと。
だから先生の作品は群を抜いて好きです。他にこういった作品を書かれる先生いらっしゃるのでしょうか……皆様のレビューを読み漁ってみましたが私は未だ知らない。ちるちるBLソムリエという機能を使ってみようと思ったら、最低3名のお気に入り作家さんを登録しなければならないとのこと。……詰んだ。あと二人、なんとか探します。「DEAD LOCK」「エス」「ダブルバインド」の3作品でBLソムリエできたら良かったのに。
DEADLOCKシリーズ他先生の作品だけ繰り返し繰り返し読むからなかなか他に手を出さずにいるのもあります。
どれか一冊お好きなジャンル購入でも全くもって大丈夫だということが3冊購入してわかりました。
カラーページやばっっ
カッコ良すぎて何回も見てしまいました(*//艸//)♡
高階先生の絵は本当に最高ですね‼︎
美しかった〜
ストーリーは久々の長編で、こちらも最高でした!
ディック×ユウトがたっぷりで大満足^^
パコとトーニャがいつの間にか結ばれていて、
小冊子を持っていない私はキリキリしてしまいました(笑)
電子でもいいから配信してくれないかなー
それか、また番外編集で……
ネトだけあぶれてしまいましたが、
なぜかあまり可哀想に感じないから不思議(笑)
そして、ロブ×ヨシュアも大活躍でしたね!
ヨシュアが着実に成長していて、母のような気持ちで見守っています。
ロブはもっと情けなくてズルい一面をヨシュアに見せて欲しいな。
今のヨシュアならもう大丈夫なんじゃないでしょうか?
カラー口絵が大変素敵です。皆さん顔が良い!!!
ディック×ユウトとロブ×ヨシュアが出ずっぱりなので、本編とせめて外伝SIMPLEXは読んでからをオススメします。
前半半分は極めて平和です。半分まで読んで、あら?全然事件が起こらないぞ?あれは匂わせだむたはずなのに…とソワソワ。後半から怒涛の展開です。
ドンパチ(って書くと随分安っぽくなりますが)シーンが大変好きなのでとっても嬉しかった!政治的な話は、文献を詰め合わせたような気分に若干なったもののBLで描かれることのない世界で嬉しいです。クーデターについては金とアメリカに全てを押し付けた感じになりましたね。正義と正義がぶつかり合うような展開だと、ディックにもユウトにも罪悪感が生まれて面倒だからでしょうか。
今回特に良かった、大好きだったシーンはあのキスシーンです。最高!!!このシーンで神付けたと言っても過言ではない。アクション映画のような持って行き方で、胸の高鳴りを感じました。ディックの雄っぷりがたまらない。ディックがカッコよく描かれるために存在しているような戦闘シーンもとても良かった!!
ユウトとディックが当事者とも言えないので、DEADLOCKのseason1(と言って良いのか)程の切迫感はないものの、大変楽しめる1冊でした。
PROMISINGを読んでから追記
PROMISINGはロブ×ヨシュア編
OUTLIVEのロブの、ディックのために騒ぐシーンが好きだったなと思って。勇敢な男です、ロブ。
本作は「DEADLOCK」番外の「STAY」「AWAY」と同じ様な空気感、甘さが漂ってます。
表紙、口絵、挿絵でのイケメン祭りも麗しい…
ディックとユウトは鉄板、ヨシュアも美男、でも私のイメージではロブはそれほど美形じゃないんだよな。あと、ダグは私の個人的イメージだともっと太ってるかな。
本編「DEADLOCK」は陰惨な復讐劇、死と罪と罰、という感じでしたが、本作はディックとユウトの確固たる関係性が前提にあるので、2人のラブシーンは甘々デレデレ濃厚…
ですが、南米カリブ海に浮かぶ島・グアマルカでクーデターに巻き込まれて!というシリアス展開。
「DEADLOCK」を思わせるハードアクションが繰り広げられますが、ハラハラというよりもエンタメ的なドキドキを楽しめると思います。
心残りはパコとトーニャ。
私は小冊子とか追ってないので2人が結ばれるシーン読んでない……キーっ