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文句なしの☆5。商業BLとは思えないくらいの重厚なストーリーで、途中「あれ、私映画館にいたっけ?」って錯覚するくらい、惹き込まれる作品だった。正直読む前は表紙だけの情報で食わず嫌いしていたが、いざ読んでみるとなんでもっと早く読んでいなかったんだ、と後悔するほど。何もかもを失ったコウキの前に天使が現れ、だんだんその愛しい日常に無意識に依存していき、天使も天使でコウキの優しさに依存していく共依存の感じが狂うほど好き。個人的に現実味のあるストーリーが好きなのでピッタリハマったし、何より現実のTwitterにタカシのアカウントが実在しているというのが、本当にこの世界にいたんじゃないか、と思わせられた。そして最後のQRコードの仕掛けに大号泣。はらだ先生は人間の汚さ、ずるさ、綺麗さを知っているからこそキャラクターの感情をストンと落とし込むことが出来て、なおかつ現実の人間の感情を揺さぶることができるんだな、と感じた。いつか必ずお会いしてお話を聞きたいです。もしその時があったとしたら、絶対に気持ち悪い顔をしていますが許していただきたい。あわよくばその気持ち悪い顔を漫画に描いても良いんですよ。モブで良いのでお願いします。
はらださんの作品とは思えぬストーリーだがそこがいい。
はらださんの作風のバイオレンスさがすごく好みだったのですが、この作品はずっと優しくて、なのに私が好きな雰囲気とか魅力は相変わらずで、素敵な作品でした。
名前の割には不幸な幸紀と、突然現れた天使の物語
最初は、ほのぼの系で2人とも仲良くなって付き合ってEND。だと思っていたはず…。
まさかの、幸紀はバイト先で刺される所で「は!?」と声が出てしまった…
読み続けると、不穏な雰囲気が漂ったり、まさかの下ネタも出てきたり。
面白いと、不安が混じってるな、と思ったらまさかのまさかの、天使の声は誰にも届かず、幸紀にしか聞こえてない様子で、心が痛くなりました。そこで涙ちょちょ切れ状態
で、雪のシーン
ヴィレヴァンの店員さんも、雪のシーンで泣いたって言ってました。
⬇ここ重要!!!
「幸紀さん ありがとう ありがとう」
「僕もう 飛べそうだなあ」
⬆ここ重要!!!
読み終わったら、涙腺崩壊。ここは何が起きたのかネタバレしません。絶対。自分で読んで、泣いて欲しい…
簡単に言うと、これは感動と涙(辛い方の)と面白いと不穏の詰まった作品。
はらだ先生史上いちばん優しい作品
……なのか…?
はらだ先生の中では優しいけど、私にとっては優しくないかもですね……
とにかく、みんなに読んで欲しいです。
二人の愛と二人の感情と二人の人生の過程
どれも泣けます。
死ぬほど泣けます。
水が売れるぐらいの涙が出ます…。
それと最後のQRコード!!!!
絶対読みとって!!!!
作中にヒントが描かれてますし、それも結構簡単に解けます!!
謎が解けたら、これを読んだ人達には、幸せな物が出てくるでしょうね…
私はもう泣きましたよ…。
ネタバレしようが絶対号泣する完成度。
天使である天志が死んでしまった原因も衝撃ですが消化試合のような人生を送る幸紀が天使と過ごすうちに、生きる目的を見つけ誰かを想う感情を取り戻して行く。
2人の掛け合いがテンポ良く見ていて楽しい。
これからというそんな矢先に天使が『飛べる』ようになり幸紀の前からいなくなる。
元のやさぐれた生活に一旦は戻るも唯一幸紀の元に残された天使がここに居たという証の羽根を手に寿命をまっとうする。
天国ではあの頃のままの天使と幸紀の姿で再会‥会えて良かった思う気持ちと、天使が叶わなかった寿命をまっとうした幸紀を褒めてあげたいです。
有名だったので、読んでみたいと思いつつ、忘れていた所、本屋で見つけたので、買ってみたら…
もう読了後には自然と涙が出てきました
お互いが愛や言葉で表せない何かを与えあう関係性が本当に良かったですし、天使くんも幸紀さんも過去に決着まではつけられなかったにしても、向き合うキッカケを生活の中でお互いがお互いに与えられたのが、二人が出会う意味だったのかなと考え始めると、もう…もう…です…
なんて美しい2人の物語を見せてもらったのかとはらだ先生に感謝したい気持ちでいっぱいです