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表題作ファインダーの抱擁

麻見 隆一,裏社会の実力者
高羽秋仁,フリーのカメラマン

その他の収録作品

  • ファインダーの勇者たち

あらすじ

半年振りにようやく再会した麻見と秋仁!
しかし抱き合ったその夜、秋仁はベッドで麻見に殺意むき出しでナイフを向ける! なぜ…!?
ファインダー&クリムゾン・スペル&異国色恋浪漫譚のスペシャルコラボマンガも収録!
ここでしか読めない初回限定版小冊子には、描き下ろしマンガ「高羽秋仁のファインダーの逆襲」収録!

作品情報

作品名
ファインダーの抱擁
著者
やまねあやの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
ファインダーの標的
発売日
電子発売日
ISBN
9784799757659
4.5

(56)

(38)

萌々

(12)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
251
評価数
56
平均
4.5 / 5
神率
67.9%

レビュー投稿数8

美形悪役登場

物語に思い入れるほどの年でなし、ただ見守らん事の行く末....。
おいっ、坂崎!しっかりしろ!須藤を救えるのはお前しかいないんだぞ。まわりはみんな秋仁は助けても須藤は見殺しにするぞ。少年Aの頃からの腐れ縁なんだろ。男気を見せろ!チェルノヴォグと縁が切れたシモン・ノヴァックは、須藤を切り札にして秋仁を取り返したら、今度は自分好みに記憶を上書きして可愛いお人形にするのかな。
でも秋仁はほんといい子だな。洗脳っていうから、そもそも拷問と強姦から始まった浅見との関係が自分を捨てることで愛にまで至ったのが、記憶喪失になったことで、シモンによって、SMごっこやNOと言えない性行為に対しての無意識の怒りや嫌悪を増幅させ、殺意にまで高めたのかと思ったら、守りたいなんて!優しいよ、優しすぎるよ!それでいつか記憶がもどったら、浅見との愛を再構築するんだね。それにしてもシモンノヴァック、こういう美形はもうしばらく稀代の悪役として長生きしてほしい。ああ、でも浅見は一発で仕留めるかな。ところで、ずっと気になっていたんだけど、浅見の部下たちに秋仁はどう思われているんだろう。ボスの恋人でもなく愛人でもなく、時にはボスの命を脅かす疫病神、あるいはボスが可愛がってるペットか慰安夫。あの邪険な扱いはずっと変わらないのかい。飛龍とミハイルのセフレな日々ももっと見たい。ミハイル可愛い。車椅子生活を余儀なくされたチェルノヴォグ、残り火が燻り続けているのも始まりは須藤のこじらせた思いから、めぐる因果はどこに帰結するのだろう。もう続きが発売してるから早く買いに行こう。それでもって、小冊子で浅見が使ってたペンライトみたいなものは何?

0

一日も早い

「バイバイ、アサミさん」

前回の「最果て」ラストシーンからストーリーが始まります。
表紙の秋仁の目は笑っていません(;_;)
第二巻の扉絵、秋仁の涙、胸に突き刺さりました。

半年後、再開した麻見と秋仁。
抱き合ったその直後・・・
秋仁は麻見の喉元に刃を向けていました。
暗殺をしようとしていたところ、麻見は難なくよけました。

「最初からおかしいと思っていた」

秋仁の襲撃を難なく交わし、首をホールドしたあと、形勢逆転!
麻見は秋仁の様子に引っかかっていました。
秋仁は精神科医シモン・ノヴァックの投与する薬により洗脳されていたのです(._.`)‪( ᵕ ᵕ̩̩ )‬
記憶喪失の挙句、守るべき相手を須藤と刷り込まれてしまい・・・
シモンは小賢しいマッドサイエンティストでサイコパス。
秋仁を献体呼ばわりした挙句、人体実験の道具に。人間の所業ではないです。
まさにアウシュヴィッツ収容所のナチスによる人体実験ですよ!
追い打ちをかけるかのように、さらに薬を追加するつもりでもあったのです。
第2話、3話は本当に胸を抉る展開です。
3話、須藤の幼児退行と精神崩壊。
「おにいちゃん・・・おなかすいた・・・おかし・・・」
須藤の紙おむつ姿・・・残虐さがダイレクトに伝わってきました。
あんなに憎かった須藤がなんだか哀れとも思えてきました。
本当に後味が悪すぎます。
麻見の暗殺失敗に終わった秋仁。秋仁の身体を傷つけるわけにはいかない、と須藤に容赦ない暴力をふるうシモン。

「そう簡単に殺せるわけがない・・・わたしのかわいい操り人形・・・」

秋仁が逃走した後、麻見の側近連中がポーランドに到着。
ボディガードの蘇芳、第一秘書の桐嶋を筆頭に。
早速、ウェブ会議。飛龍とやりとりをする麻見。飛龍は眼鏡をかけています。
そこで、事の真相が次々と明るみに出てきました。
坂崎がロシアのゲリラ組織・チェルノボグに便乗して、須藤を連れ去るところが映し出されていました。
チェルノボグは最初は麻見が目的だった。しかし、麻見は襲撃前に、連れ去られていました。坂崎は手土産が必要となり、秋仁と須藤をシモンに引き渡す、という非情すぎる暴挙!
仮に、秋仁の代わりに麻見がシモンの献体となっていたら、どうなっていたことでしょう!?
なんておぞましいでしょう!
逃亡中の坂崎をしっかりと捕獲して、飛龍のカンフーキック炸裂!
いい気味です。もっと、完膚なきまで叩きのめしてほしかったです。
ミハイルからも見放されましたからね。

「長い付き合いだったけれど、おまえを今回ばかりは庇いきれない」


そして、麻見たちは秋仁救出するため、シモンの豪邸へ急ぎます。
秋仁救出に向けて、桐嶋たちと綿密な打ち合わせを。
桐嶋は「防護服を着てほしい」
最初は難を示すも、とても危険な状態だということを説得され、防護服を身にまといます。防護服姿の麻見、本当に凛々しいです。
しかし、シモンたちはそれを予想して須藤と一緒に外へ避難。
立ちはだかる敵たちを百戦錬磨で難なく仕留め、秋仁を無事に救出。
ようやく秋仁を救出した麻見はひとまず香港へ。
秋仁はシモンから投与された薬を抜くため、麻見に匿われることに。
しかし、本調子ではない秋仁は最初は麻見に食って掛かります。
麻見はそんな秋仁と命がけで向き合います。
そして、麻見に注目です。スーツとバスローブ(ブランデー片手)がお約束ですが、ラフなカジュアルな姿!極めつけはエプロン姿。
お粥に始まり、オムレツ、カレー、ハンバーグ・・・様々なおうちごはんの登場です。
しかし、恐れていた薬の副作用が秋仁を容赦なく襲いました。
麻見は夜通しで秋仁の看病。命がけで薬を飲ませ・・・

「・・・抱いてほしい・・・」

秋仁は麻見に縋り付き・・・
これから、秋仁の容態は一進一退。PTSDも出てくることかもしれません。
そんな秋仁に麻見は寄り添ってほしいもの。献身的に向き合えたのは、ライバルの飛龍をはじめ、桐嶋、アレクたちのささえがあったからだと思います。
今回は問題作になるだろうのテーマでしょう。
秋仁の苦しむ姿、二度と見たくないです。
シモンに対して容赦ない鉄槌を下してほしいです。
ただ、秋仁はシモンの邸宅で半年間、須藤と生活をしていたわけですが、元に戻ったとき・・・秋仁はかなり苦悩することでしょう。


「ファインダーの勇者たち」

やまね先生の20周年記念描きおろし。
クリスマス・イヴ。時計の音とともに、脚線美サンタコスプレをした秋仁が麻見のもとへ駆け寄ってきます。
いい雰囲気のところに、異次元にタイムスリップ。
「クリムゾン・スペル」「異国色恋浪漫彈」のキャラクターとコラボした作品で本当にハチャメチャ、パリピさながら。
「異国色恋~」の主人公・鸞丸の前妻・薫も登場。最後のほうに「恋する
DNA」の桧山と水野も1シーンだけ登場です。


「高羽秋仁のファインダーの逆襲」

ホテルの会合スクープを撮影するため、スーツを着た秋仁。
秋仁のネクタイがカワイイです。そこに、麻見がやって来て・・・?
麻見のスケジュール?と思い、秋仁は後を追いかけると、バーでは麻見の親友で検事の黒田と面会していました。
秋仁はその二人の姿をみてしまい・・・


黒田も今後、本編に再登場しそうです。

2

麻見好き♡

あの「ファインダーの最果て」のラストから、ずっと発売を楽しみにしていました。
衝撃的なラストでしたが、あの麻見が秋仁の変化に気が付かない訳がないし、ましてや秋仁に殺られるわけもないので…。   

でも、麻見と再会して混乱する秋仁が可哀想だし、どんな秋仁でも取り戻そうとする麻見が素敵でした。
部下に慕われるのも分かります。再び麻見に使えることが出来て、桐島さんの嬉々とした表情!www

そして飛龍と麻見の会話にちゃっかり登場するミハイルに吹いてしまいました。

シモンに投与された薬を秋仁から抜くために、甲斐甲斐しく世話をする麻見が素敵でした。
そして、記憶が戻らないながらも麻見と居ることで安心感を覚える秋仁が可愛いです。

気になるのはシモンが須藤を連れ回している点でしょうか?記憶を取り戻しても秋仁は須藤を見捨てられないと思うので心配です。

それから、コラボマンガの「ファインダーの勇者たち」も面白かったです。麻見が興味を示した魔法のレシピに思わずニヤついてしまいました。

続きは来年ですよね。雑誌追ってないので待ち遠しいです。

2

桐島LOVE

 週末たまたまファインダーシリーズを読み返していて、やっぱり麻見×秋仁は最高だなぁと思っていたところ、最新巻が出ていることを知り喜び勇んで買いました。前巻の衝撃ラストにここからどうなるの!?とワクワクでしたが、秋仁を拉致した輩は想像以上に悪質なようで…。あとがきにもあるように、今まではなんだかんだピンチから元気に生還してきた秋仁も、記憶を失い洗脳されていてはそれどころではなく。それでも彼の前では変わらず接し続ける麻見に切なさと同時に無償の愛の深さを感じて萌えたり、忙しい巻でした。

 薬を使った強力な洗脳といえど、たった数ヶ月では麻見と過ごした濃厚な日々の記憶をすべて奪うことなどできない。1巻からずっとマフィアの蔓延る裏社会で麻見と共に生き延びてきた秋仁です。麻見といると、ふとした時に自分の内側から抑えきれない彼への想いが滲み出てくる。そんな秋仁を見ていると、麻見と同様、ああどれほどの時間がかかっても、元の彼が戻るまで待ち続けよう、と思えます。

 何度レイプや拉致監禁されても麻見を信じてへこたれず、敵と味方を簡単に二分せず必ず自分の目で相手を見極め、仕事と私生活、表社会と裏社会の間で葛藤しながら自分らしい生き方を掴もうとする、そんな秋仁を麻見も飛龍も愛しているのだと思っています。記憶を取り戻した時、自分が麻見に銃やナイフを向けたことも思い出したらどんなに秋仁が辛いかだけは不安だけれど。麻見はきっと時間をかけて彼の傷を癒してくれるでしょう。たくさんの人が待っているから、早く大切な人たちを思い出せますよう。

3

秋仁への愛を感じる

読み終わった最初の感想は「もう終わったの?」です。
面白すぎて一瞬で読み終えました。そしてもっと読みたかった。
秋仁は手元に戻ったけど、あの精神科医、今度は何するつもりなの?
須藤は本当に元に戻らないの?こんなに気になるのに、今回はここまで、でした。
あー、須藤はあんなに嫌な奴だと思ってたのに、ボロボロになって精神が壊れた状態になって「おにく」「おかし」とか言ってたら、すごく助けたくなっちゃうじゃないですか。麻見は秋仁さえ助けられればいいんでしょうけど。
今回の戦闘シーンもかっこよかった。裏の世界の帝王、という感じでスーツを着て豪華な椅子に座っている麻見もいいですが、前線に立って戦闘する姿がかっこいいです。秋仁奪還の任務は自分がやりたいという・・・尊い。
手元に戻った秋仁の世話を誰にも任せずに自分がすべて行うところもいいですね。
手料理姿も素敵。
帝王のなのに秋仁に関しては心の狭いただの男なところが本当に素敵です。
秋仁が段々心を許してるところが可愛いし。

早く記憶を取り戻して幸せなエッチをしてほしい。そして麻見を幸せにしてほしいです。須藤はもう少し待っててね。きっと秋仁が何とかしてくれるはず!

早く次巻が読みたいです。

5

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