ボタンを押すと即立ち読みできます!
昆虫好きなら面白い、虫だらけ。
虫の生態に乗せた展開は、凄く面白い。
昆虫と人のDNAが融合した新人類の時代、
HIGH:長命
LOW:短命
ハイ系子弟が集まる星北学園、全寮制が舞台。
★夫々の生態を調べると、凄く面白くなるシリーズ。
青木翼:主人公、奨学生。シジミチョウ・燕シジミ。L 負けず嫌い。
タランチュラ族の餌食にならないように、真耶達から警告を受けるが、恋をしてしまう。
雀真耶:ヒメスズメバチ H
兜公作:ヘラクレス大カブトムシ H
白木央太:スジボソヤマキチョウ H
七雲澄也:メキシカン レッド タランチュラ。H
南雲陶也:ブラジリアン ホワイト二― タランチュラ。H 南雲本家の息子。
翼は、最初澄也に振り回されてしまうけれど、
シリーズ結末になると、澄也はすっかり尻に敷かれて、
いいパートナーというか、夫に変わってしまう。
次から次へと不幸なことに巻き込まれる翼が可哀想で、読んでいてつらい描写がたくさんあるのですが、翼がそれでも前向きに生きようとする姿勢がとても健気で愛おしくなりました。
澄也は翼と出会って割とすぐに翼を特別な存在として認識しているはずなのに、不器用さと言葉足らずな性格ゆえに、なかなか素直に気持ちを伝えられず、かえって翼に誤解を生むような行動をしたり、意図せず危ない目に合わせてしまったりと、どんどん負のスパイラルに陥っていく様子がとてもハラハラしました。
読み進めていけばいくほど翼に不幸なことが起こるので胸が苦しくなるのですが、周りには敵ばかりではなく、真耶、兜、央太といったハイクラスだけどロウクラスに偏見を持たず寄り添ってくれる存在がいてくれるので、なんとか耐えながら読むことができました。央太は特に癒しでした・・・。
おもしろいと思ったのが、澄也と翼が体を重ねるシーンの時に澄也のタランチュラの糸や媚毒など、それぞれのムシの特徴がそういったところに上手に表現されていて、こういう感じかな?など想像しながら楽しめるのがとても新鮮でした。
一番心に残ったのは、妊娠していなかったという結果を聞き、複雑な気持ちで澄也にそのことを打ち明けお互い本当の気持ちを伝えあうシーンで、たくさんつらい目にあったけれど、澄也からの好きという気持ちをやっと聞けて今までのことが軽く感じてしまう翼の幸福感がすごく伝わってきて、思わず涙があふれてしまいました。澄也が言った「会いにきてくれて、ありがとう」というセリフは心に突き刺さりました。その言葉を待っていたよ。。。
その後の学園内での二人が初々しくて、あんなに強引に翼を抱いていた澄也が、今では翼の顔色を伺いながら一喜一憂したり、触れるようなキスをしたりと緊張感がでてきて、澄也の可愛い一面が見られて何とも言えないギャップに萌えがとまらなかったです。
とても素敵な作品で他にもシリーズでたくさん出ているようなので、他の作品もこれから少しずつ集めて読んでいこうと思います!
冒頭の展開を引きずってしまって、ずっとお話に入り込むことができませんでした。
攻がはっきりしない性格であることがこんなに苦手だとは自分でも思っていませんでした、、、、
その後の展開もとにかくしんどい。エンディングもなんだかすっきりしませんでした。
大人気シリーズの一巻だけ手元にありまして、10年近くぶりに読みました。10年前なので今より一層多かった俺様×可愛こちゃんモノ。テンポがいいし、虫という珍しさや階級付け、豊富なエッチシーンが受けるのはよく分かる。ライトなBL小説として十分楽しみました。記憶よりずっと延々エッチシーンでびっくり。学生なのに授業シーンや勉強してる素振りはほぼなく、奨学生で追試になるってとんでもない話だよな〜と思ってしまう。
澄也はBL作品の攻めとしてはいかにもだけど、普通に無理だなって感じの男だし。
陶也と澄也のキスシーンがツボ
この2人がキス以上に致していたような設定は公式では無いだろうけど、二次創作的に妄想すると滾る…
あと糸を使った触手プレイ的なそれもツボ
萌〜萌2
BLソムリエの今日の気分「いやされたい」が目につき、「小説」・腐女子度「ひとなみ」で調べたところ、真っ先にオススメされたのがこちら……。
えっ??癒しを求めて読む作品なの??と、思わず目が点。
「健気受けしんどい」の間違いじゃないの?と。
腐女子度を「初心者」にしても相変わらず真っ先にこちらがオススメされてしまったので、かえってあまのじゃく的な興味が湧いてしまい……。
「癒される」作品ではないことを理解した上で、読んでみました。
ちなみに樋口さんの作品は、「パブリックスクール」(ツバメと殉教者は未読)と短編の「8年目のキス」しか読んだことがないんだけど、こちらを読んだ正直な感想を言えば、あの「パブリックスクール」みたいだなと。
パブリックスクールを彷彿とさせるハイクラス様の子息ばかりが集まった高校の寮、ロウクラスという理由だけで虫けら扱いされている翼、クソ野郎全開な澄也&翼に出会って以降の澄也は「青い血」に苦しむエドのよう、そして魅力的な脇役などなど。
だけど最大の違いは、受けのキャラ。
翼がウジウジせずに、はっきりと物申すことができるキャラなんですね。
健気なんだけどすごく前向きで。
選民意識丸出しな生徒達の言動にムカムカしてたので、ガツンと周囲に抗議する翼の姿に、いいぞーーー!!と快哉を叫びました。
なんだけど、翼が実は性モザイクという両性具有な身体ということで、澄也にレイプされて(澄也はレイプしたとは思っていない)妊娠したかも……堕ろすかも……というところが超ゾワゾワしてしまい……。
私はNLも読むけど、予想外の妊娠ってかなりキツイネタだと思うんですよね。
それをBLでやるんだぁ……と。
あと、買うか迷った際に、ちるちるのシリーズ紹介で「傲慢そのものだった澄也の、翼に陥落してからの言動が見ものです。」という一文が決めてだったんですね。
クソ野郎だった攻めが、受けと出会って別人格のようになるというやつ。
なので【愛とはかくも、恐ろしきもの】、まさに待ってましたぁぁ!!って感じ。
翼が何故怒ってしまったのかわかっていない澄也のあたふたぶりと、「澄也は翼が笑ってくれるのなら土下座だってできる、と思った」というこの一文。
ザ・土下座(笑)!!
ここがツボって仕方ない。
とりあえず2、3と買ってみようかなぁリサーチしてみたら、ハイクラス攻め×ロウクラス受けなところも同じなんだけど、翼みたいに物申すことができないキャラらしいので絶対読んでてイライラするだろうな…と。
そしてどんどん痛さが増してて、2巻の受けはレイプされて、3巻はモブレされてるようで……。
おまけにハッキリとした少年っぽいところが良かった翼が、女体化して子供産んでるとか……。
4巻以降が気になるんだけど、シリーズ通して読んでいないとキャラの隠された苦しみとかに添えない気がして、悩む……。
変貌後の攻めがとにかくツボなのに、そこに至るまでが痛いんですよね……。
思い通じ合った後の攻めの変貌ぶりが読みたいのなら、番外編などをまとめた「10th Anniversary」を読んだほうがいいのかなぁ。
パブリックスクールも1巻のあと、2巻を飛ばして、とりあえず3巻で甘さ補給&明るい将来を読んでから2巻に臨んだ私なので、「10th Anniversary」で彼らのラブラブぶりを読んでからなら2も3も読めるかなぁ?
でも、1500円出して買うのもなぁ……と、かなり迷い中。