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囀る鳥は羽ばたかない 4 小冊子付限定版

saezurutori wa habatakanai

鸣鸟不飞 4

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表題作囀る鳥は羽ばたかない 4 小冊子付限定版

百目鬼 力
25歳,元警官で不能のヤクザ
矢代
36歳,ドMで変態のヤクザ,真誠会若頭

その他の収録作品

  • 遠火(描き下ろし)

あらすじ

真誠会若頭の矢代は、男好きの淫乱と噂されているが、部下とは関係を持たないと決めていた。
しかし、矢代の命が狙われる抗争のなか、付き人兼用心棒の百目鬼との関係が、大きく変わりつつあった。
自分の気持ちを自覚し、矢代を守ることを決意した百目鬼。
守られる立場から、守る立場にーー。
欲望を向けられることのない存在であったはずの百目鬼に、矢代は別の感情を持つようになる。
そんなとき、矢代はある事実に気づき……

作品情報

作品名
囀る鳥は羽ばたかない 4 小冊子付限定版
著者
ヨネダコウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
囀る鳥は羽ばたかない
発売日
電子発売日
ISBN
9784813031277
4.8

(737)

(666)

萌々

(39)

(18)

中立

(6)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
62
得点
3546
評価数
737
平均
4.8 / 5
神率
90.4%

レビュー投稿数62

二人の変化

今巻を読み終えたら、沼から離れるにはもう遅すぎます(笑)!読者も登場人物も、もはや後戻りできない地点に立っていると、私は感じました。

前巻まで嫌味や皮肉で感情から逃げていた矢代が、この巻では口では認めなくとも、心の中で重大な事実に気づいたーー

百目鬼が彼のために負傷し、命を落としかけたことが、矢代に恐怖を与え、ついに決定的な一歩を踏み出させました。二人の距離を縮めていきます。

素直になれない二人はいつもすれ違い続けますが、見えないところで確かに絆は深まっていて…読者である私はもどかしさで胸が焦がされつつも、そのプロセスに胸を打たれました。二人のシーンは毎回息を殺して見入ってしまい、読み終えるたびに「神!!」と叫びたくなるほどのクオリティ!!

同時に、極道側の展開はますます刺激的に…関わる人物が増えるごとに、物語の世界観は広がり、キャラの存在感が肉厚になります!まるで彼らが実際に東京の街を生きているかのようなリアリティです。

さらに、巻末の番外編も素晴らしいです。わずか数ページで矢代と百目鬼の過去の因縁を浮かび上がらせ、本編の緊迫感と重厚な空気感の中に、ほっこりとした救いをもたらしてくれましたぁ〜

0

七原が好きだ

ああー、なんておもしろいのか。
4巻はBL的な恋愛面での展開は多くはないのだけれど、最後のあのひとことの破壊力のすごさったら。
次巻で一体どうなってしまうのかが今から非常に楽しみです。

今回は、どちらかというとBL面よりも複雑に入り組んだヤクザ同士の思惑が見どころなのではないかなと思います。
ハードな世界観の中で香る人情が個人的にすごくツボで。
1巻から通して読んでみた印象としては、この物語は矢代を中心にあちこちから矢印が飛び交っている作品だなと感じるのです。
ただ、あくまでも中心は矢代でありつつ脇役がいない。
そんなサブキャラクターたちの描き方が好みです。
それぞれに抱えている想いもドラマもある。
決してメインの添えものではないんですよね。

特に魅力的だったのは七原と竜崎。
裏社会という薄暗くひんやりとした世界で生きる彼らの熱さがなんともたまらず、すっかり愛着がわいてしまいました。
七原はもうなんだか存在が愛おしいです。

メイン2人のままならない恋愛面も、組関係のゴタゴタも気になるところ。
これだけ濃密なお話ですし、ゆっくりじっくりと追いたくなりますが、きっと先が気になって一気に駆けてしまうんだろうなあ。

0

だから見たくなるのかもしれないなって

今回は七原視点から見る過去矢代とヤクザなゴタゴタと二人の進展?って感じかな。ヤクザなファミリーに夢見てる七原の好感度が上がる巻。
矢代は過去も現在も他の誰を通して見ても、人間に見えない不思議なキャラ。もう4巻分も見てるのに、いまだに温度が感じられません。でもだからこそ見たくなるのかなあと思ったりもします。矢代がまるで人間のように感情を揺さぶられることがあるのなら、ぜひその瞬間を見てみたい。
百目鬼は薄々苦手かも?と思ってたけど、今回やっとその理由が見えた気がします。矢代にとって相性が良すぎて最悪で、矢代の奥底で守られているものを壊す気配を強く感じるからかなあと。こういう話はすごく怖い。読む方もダメージを負うから気合いと心の健康が必要です。
そしてラストは矢代らしい破壊の呪文で百目鬼的にはジ・エンド。ここまで来たら最後まで見せてもらわなきゃ気が済まない!となりました。次巻が出てなかったら、このやり場のない感情をどうしたら良いのか本当に困っていたと思います。
読後は本当にたまらない気持ちになったので、これは(自分の中で)神評価じゃなきゃいけない気がしました。

0

めでたいんだけど、不安しかない

ついに百目鬼のアレが治っちゃいました。
トラウマの克服という点でもめっちゃめでたい。
でも良かったねー、って喜べないのがとても残念。

百目鬼が不能だから、側に置いて可愛がって、色んなお手伝いもさせていた矢代なわけだけど、百目鬼の百目鬼が覚醒したとなりますとね、不都合が出てくる訳なんですよね…。

あんなだけど、自分の部下には手を出さないことをポリシーとしてきた矢代だから、向こうは自分に気があるみたい、自分もやぶさかではない、すなわちポリシー崩壊の危機。
恋愛初心者ゆえに自分の気持ちもよく分かってないから百目鬼のこと(というか、自分自身の気持ちが揺らぐのが)が怖いという心理になっちゃってる矢代さん…。
やっぱり百目鬼の事、遠ざけようとするのだろうか。
めっちゃ気になるシーンで終わってて、悶えました。
組から出て行けってならないで、セックスしようかって言ったのが逆に嵐の前触れのようでハラハラしてます。

1

目が離せない展開

カバー表紙の決意に満ちた百目鬼の表情が意味深な4巻です。

もう色々な情報が交錯してて、頭の中が一杯です。

まず七原が無事で良かった〜。七原が矢代の下に付いた過去編がとても良かったです。それに七原の気持ちが熱くて、この中では1番善良な人物に思いました。

そして平田の掃除屋たちに矢代が頼んだ内容がとても気になりました。

個人的には三角の片腕の天羽がとてもお気に入りです。

竜崎が平田の元に連れ去られてしまった所で終わってましたが、三角が平田の企みに気が付いたので平田をどうするつもりなのかとても気になります。

とうとう百目鬼のインポが治った事を矢代は知りましたが、2人の関係は既に変わりつつあったのでこれからの展開が目が離せません。

0

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