電子限定おまけマンガ付
二人ともキャラ属性的には好きなのですが、ごく普通の日本警察だと思うとちょっと受け入れ難いシーンが多かったです。
攻めの斉藤、キスだけならまだしも(ダメだが)、外務省のトイレで受けの矢島の逸物に手を出します。
更には警護対象に出し抜かれ拘束された矢島とセックスしようとする始末。
この時まで矢島は斉藤から嫌がらせをされていると思っていたわけですが、普段の言動を考えたら仕方ないかなと思いました(笑)
そして合意してからは職場でヤリまくったらしい二人。強すぎる。
しかし最初のキスより地味に衝撃的だったのが、斉藤が外務省で机を投げたシーンと、矢島が看板殴ってひしゃげさせたシーンです(笑)
こんな警察嫌すぎる~~!
とはいえこの作品は警察が完全なる善として描かれておらず、お説教のような台詞もありません。そのおかげで一般的な警察ものよりは多少受け入れやすかったかなと思います。
でも時と場合は考えて欲しいというか、せめて仕事終わってから事に及んで欲しいなと思いました(笑)
お話の雰囲気や警察ものは好きかつキャラも好みだけど、取り合わせが私には合いませんでした。
この作品で思うところは普通は、というかあるあるなのが惚れてる側って相手に俺が上ならいいよって言われたらわかった。って下になるじゃないですか、なのにできるもんならなって好きなやつにも強気なのなんなん!?笑
好きだけど抱きたいからそこは譲れねぇよ?みたいな感じがいい。
あと受け側も受け入れてく姿勢がいい。セクハラを気にする人も多いが男だしマジで嫌だったら強めに蹴ったり殴ったり出来るはず、それを分かってるからこその強気なんだと思ってる。
あと他に報告は?のシーン受け側からのキスだよね?誉さん驚いてるし、そういう決定的な瞬間を相手が踏み込むのも大切で好きなところです。
最新刊が発売されたので再読です。相変わらず攻めがクズなのが里先生らしくてとても好みです。矢島さんてあの聡のお友達なんですよね。どちらかと言うと斉藤さんの方が聡のお友達っぽいです。
真っ直ぐ過ぎて裏を読めない矢島さんと、裏ばかり見て来ただろう斉藤さんの恋は一筋縄では行かないと思いますが、何となく矢島さんが絆されたところで終わってました。
個人的には斉藤さんが変装して暴れるシーンがお気に入りです。
今なら評価は神にしたのに直せないのが残念過ぎる。泣
最近出た続刊がとても評判が良く、読みたいけど確かハマりきれなかった作品だよなあ…と思い出し、もう一度読み返してみました。
里つばめ先生、絵柄のスタイリッシュな感じとお仕事漫画としての内容の深さが好きなんですが、どうにも、いつもキャラに萌えないのですよね・・
「余白を読んで楽しむ」タイプのストーリーを描かれる作家さんかなあと個人的に思っているのですが、私はどうも余白を読むより、ダダ漏れの好意・隠そうとしても言動にチラ見えしている(割と分かりやすく)攻めが好きなようです。。これは単純に私の好みと読解力の問題ですが。
…うううーん、再読してもやっぱりどうしても萌えきれず。。
攻めが上司という立場を利用してパワハラセクハラしているようにしか見えず、受けにキスする序盤部分からもう「…」と心が無になりました。自分に置き換えて考えてみたら恐怖しかないなあ、、と(BLという創作の世界で置き換えて考えるなんて変かもしれないのですが;)。
バスタブから救出した後もホテルの部屋で襲おうとしているし、力(権力)に物言わせ、性欲に抗えない感じにちょっと引いてしまいました。
自分自身が攻めに惹かれる要素がなかったため、受けの矢島が斉藤に惹かれるようになるのも腑に落ちず。
矢島って長い間片想いしている女性がいるノンケですからね…せめてゲイという設定だったらうっすら理解できたのかなあ。
警察ものでBLより事件重視な印象でした。いろいろあったけど、最後は結局独り勝ちかい!ってなる斉藤が最高!仕事のデキる傲慢俺様上司で、当然のごとく自分に自信があって、置かれた環境を冷静に客観視できてるところ。めちゃくちゃカッコ良かったです!
事件が順調にテンポ良く進んでいく中で、斉藤の人間関係が垣間見えたり八島とのBLが入ってきたりして気が抜けません。ドラマだったら一秒も見逃せない感じ。
で、私は斉藤にばかり注目してしまうんですが、八島に執着する理由を語るシーンがすっごく良かった!作品内では分からなかったけど、もしかしたら斉藤の周りにはすでにイエスマンしかいない状況なのかなあと。腹の中で何か抱えてるタヌキなタイプも含めて。なのでそうならない八島が大事だって結構切実な思いなんじゃないかと思いました。八島はいい迷惑かもだけど笑。
あとこのシーンの前の期待してる斉藤の表情が可愛くて、余計にその後のシリアス顔が効きました。
八島は良くも悪くも直情型な感じで分かりやすかったです。そこは斉藤に落ちても変わらないで欲しいかな。この二人は甘くないのも魅力なので、八島には踏ん張り続けて欲しいです!