ボタンを押すと即立ち読みできます!
久しぶりに読み返し、やっぱり素晴らしい作品だなあ…と再認識。
読むたびに一本の映画を観ているような感覚に陥る、大好きな作品です。まさに名作って言えるんじゃないかな。
色々心にズシンと来る(そして泣いてしまう)ので、読む時はちょっと覚悟を決めてというか、それなりの心の準備をして読んでます。
アーミッシュという人々の存在は知っていたけど、この作品で”ラムスプリンガ”という期間があることを知りました。
何かを得るために、永遠に手放さなければいけないものがあることが辛く悲しく、一応ハッピエンドーと言えるはずなのに、もの悲しさを引きずってしまう物語。。
作中のクロエの「愛は素晴らしい呪い」という言葉、そして最後のコマのテオの「愛してるよ…」の持つ意味が重い……
テオとオズ、二人がいついつまでも、どんなことがあっても二人で笑顔でいられますように( ; ; )
レビューは是非他の方々のものを読んでみていただくとして・・・
初版から時が経っていたとしても、興味を持ったり、目に止まった方は是非読んで欲しい作品です。題材自体が特殊設定な上に、設定年代も古いのでかえって古臭さが感じません。
個人的に残念なのは、表紙の黒髪男性イラストです。表紙はなんとなく線の細めな受け確定風の青少年に見える(私には見えた)のですが、実際はカッコイイ系統で、その本当の良さが見えない(私には見えなかった)のが残念。
まるで映画を見ているような、あるいは海外で執筆された小説を読んでいるような、本当に美しい物語です。のめり込んでしまい、あっという間に読み終わってしまいした。特に夜明け属性の方におすすめしたい1冊です。
もっと早めに読めば良かったなぁと今凄く反省しています。だってこれが噂通り名作ですもの。
アメリカ生まれ育ちの者としても、アーミッシュというのが身近な存在ではないです。一般的なアメリカ人とは異なっていながら、信仰を含む自由の国「亜米利加」のシンボルとでも呼べるでしょう。
本作ですが、兎に角素晴らしい。主人公二人は魅力的で人間味のあって、良いところも悪いところも挙げられるキャラクター。このラブストーリーも、リアリティがあって質感がとても良くて、ペースも丁度良いです。絵柄も綺麗で、とかとか。
でも一番刺さったのは、その薄悲しい雰囲気です。ずっと漂っていて、囚われるかのような重さが何となく感じられます。ああいう、ここから出ないと一生ここに閉じ込まれるだろうとの絶望と言えますでしょうか。なのにちゃんとテーマに沿った、苦味が残る後味のハッピーエンドが出来て非常に満足しています。
良かった、良かった。
冒頭から引き込まれるストーリーです。
設定はあまり馴染みがあるものではないかもしれませんが、その世界観がとても素敵です。
作者様の絵柄とお話の内容がピッタリで、読了後は映画を観たかのような満足感がありました。
テオがいつもまっすぐなのがいいです。
オズの傷ついた心にテオの優しさが広がっていく姿に涙しました。
他作品で作者様を知ったのですが、ストーリーの振り幅が凄いです。
ギャグっぽいお話も、映画のようなお話もどちらも大好きです。
2人で仲良く暮らす続編が読めたら嬉しいです!