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表題作炎の蜃気楼

直江信綱 27歳
高校二年生 仰木高耶

あらすじ

武田信玄の霊を封印した『魔縁塚』が破壊された夜、高耶の親友・譲は火だるまになる夢を見た。「ようやく見つけましたぞ、お屋形様…」そう言いながら、譲に忍び寄ってくる武者たちの霊は…!?

作品情報

作品名
炎の蜃気楼
著者
桑原水菜 
イラスト
東城和実 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
炎の蜃気楼
発売日
ISBN
9784086114790
4

(25)

(13)

萌々

(6)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
98
評価数
25
平均
4 / 5
神率
52%

レビュー投稿数7

タイトルが作品を良く表してます。

松本に住む高校生・仰木高耶はある日1人の男と出逢う。名前は直江信綱。彼は高耶にこう告げた――あなたの名前は上杉景虎。上杉謙信の息子である、と…。
「換生」という方法で他人の体を奪い、悪霊を調伏する為記憶を無くさず生き続けきたのだと。しかし記憶が無い高耶。それには理由があった――。
400年の愛憎の記憶と戦国武将達の敗者復活戦…過酷な運命が動き始める。
ミラージュシリーズ第1巻。

 私もそうですが、多くの読者がこの作品に触れて人生変わったはずです。
勝者と敗者、生きる事、愛する事。ミラージュにはいろいろな事を教わりました。
高耶と直江の愛憎の物語。この巻はまだまだ序章の序章です。少し複雑な内容ですが5巻以上読むと、決して抜け出せなくなり、日本史に興味が出るようになり、小説に出た場所に行きたくてしょうがなくなります!
本編は終了しても、番外編や邂逅編などはまだ続いています。苦しかったり痛い思いをするかもしれませんが、それ以上に得るものがあるので、是非未読の方はどうぞ。

12

求めあう魂と魂

 BLというよりは魂の愛、SL。400年連れ添ってきた主従。長編すぎて読み始めるにはハードル高いですが、BL視点で40巻までレビュー頑張ります。
 記憶を失っている高耶(たかやさん16)のもとに現れた、直江信綱(なおえ27)。
『あの男に熱を感じる』
いきなり熱を感じてしまう高耶さん。まだちくび触ってないのにです。
 自分は上杉景虎なのだと告げられ、戸惑う高耶。証拠はあるのかと直江に詰め寄ると。
『証拠――そんなものが……、必要ですか』
この変態くさい言い回しから、直江がどんな人物かだいたいお解り頂けると思います。
→2巻につづく。

10

スズキ27

むぼちさん、コメントありがとうございます!

触るのです、だいぶ先に、触るのです。
「炎の蜃気楼」は一番好きな作品なのですが、決して人には薦めないと心に決めている作品でもあったりします。
レビューを読んでいただけただけでとても嬉しいです、
ありがとうございました<(_ _)>

むぼち

スズキ27さんのレビュー、おもろいです。
「まだちくび触ってないのに」
その後触るかのような言い方ですね。触るのですね。

既読本を本棚に登録作業中、このシリーズを思い出しました。
いやー、登録だけで大変でした!
何せ、このシリーズ40巻&番外編数冊、更に時代を遡っての新シリーズ、と果てしなくあります。(現在も続行中)

非常によく構成されていて奥深い作品ですし、(マニアック部分で)歴史の勉強にもなるこのシリーズ。


---ただし、すっごく重いです。
お話の内容も登場人物の想いや性格も。

何せ、数百年分の想いを重ねているので、一筋ならではいかない。
主人公の高耶は「何でそこまで頑張れるの」ってくらいボロボロになるし、お相手の直江は、高耶に対する愛情とか尊敬とか憎しみとか競争心とか執着心とか、もうとにかく色々な想いを長い間こじらせすぎて、歪んでるし。

正直、後半は読んでいて痛々しさでいっぱいです。
高耶がもうある意味超越した存在なので、直江だけでなく、無意識に周りの愛憎を一気に集めてしまうんですね。
それでも、こんなにも肉体的にも精神的にもキツイものを背負ってるのに立ち向かい続ける高耶。何度「もういいよ」って泣いたことか。

逆に、この重さ・キツさが好きな方には文句なくお薦め。
長いシリーズなので、とりあえず1巻を試して・・と言いたいとこですが、初期と後半では全く雰囲気も変わるので(段々重厚になる気がする) 、出来れば10巻くらいまで一気読みすることをお薦めします。
ハマっちゃう方はホント投げ出せなくなるので、覚悟して読まれて下さい。

5

㊗️Blu-ray❗️

㊗️Blu-ray発売‼︎
30年の時を経て今、鮮やかに蘇る。
やはり改めて素晴らしい作品ですなぁ〜。
景虎様と直江。400年にも及ぶ愛憎劇は
もはやどの作品をも超えられぬ。
さすが腐の三種の神器といわれるだけある。

3

一見は百聞に如かず

普及の名作。
ウッカリ読書レビューを読んだら
読みたい衝動がおさまらず(ノД`)・゜・。
これだからワシ・・・。

とりあえずさらっと読んだ感想としては
思ったよりしっかりファンタジー。
1巻読んだ感じだとBL的要素は皆無なわけですが
これがどうBLに展開していくのかというところ。

歴史上の人物の魂が未だに生きていて
繰り返し繰り返し世を生きている。
今まさに戦国の世が再び!!な展開なのであります。

正直、戦国武将好きな人たちにはいいのかも、、、
昔はこの手の好きだったな、、、とは思うのですが、
読んでてもなかなか文章が脳内にすっと入ってこなかった( ´△`)あー

お話はまだ序章。頑張って読み進めます
後半きっと素晴らしい展開なのだ、
そこを読んだ後にかみしめるときっと素晴らしい冒頭なのだ。
今はまだ言い聞かせている段階
1巻だけでは評価はつけがたい

4

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