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表題作DEADLOCK 4

ディック・バーンフォード,29歳,ユウトの同房者
ユウト・レニックス,28歳,元DEAの麻薬捜査官

その他の収録作品

  • 番外編 カップケーキ
  • 番外編 Old friend
  • 小説番外編 Restful slumber(書き下ろし)
  • あとがき(書き下ろし)

あらすじ

大人気キャラ文庫をコミカライズした
囚人たちのデッドエンドLOVE、
2冊同時発売でついに堂々の完結!!



ディック、二度とお前に会えなくても
俺は一生忘れないから──

ユウトとBBの乱闘から火蓋を切った
黒人とチカーノの全面抗争――!!
大暴動の渦中、ディックと共に
食糧庫に身を隠したユウト。
そこでディックから語られたのは、
予想外な経歴と痛ましい過去だった!!
「ユウト、俺と一緒に脱獄しよう──」
愛するディックと共にゆくという甘美な誘惑と、
己の使命との狭間でユウトが下した決断は…!? 

暴動後のディックの脱出行を描く書
き下ろし小説番外編「Restfulslumber」収録。
BL史上に鮮烈な足跡を残した大人気コミカライズ、
ついに完結!!

作品情報

作品名
DEADLOCK 4
著者
高階佑 
原作
英田サキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199608162
4.5

(67)

(47)

萌々

(13)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
308
評価数
67
平均
4.5 / 5
神率
70.1%

レビュー投稿数10

いいお話でした

よかったです。
思いを告げる場面はユウトからで、それに対してディックの「もう限界なんだ。誘惑しないでくれ」的なセリフは痺れました。
見つめ合い、キスしたり、絡みのシーンも美しかった。
何より瞳が多くを物語っていますね。
切なかったり、愛おしく思っているであろうと伝わる描き方が好きです。

ディックがいつからユウトを好きだったのが聞いてほしかったのですが、それは巻末の小説で明かされていてよかったです。
ディックからは決して思いを告げない、告げられないと決意していたこともわかりましたし。

離れ離れで終わりましたが、この続きの小説ではしあわせな2人が描かれているんですね。よかったです。
コルブスの件を解決させて、きっとあのビーチハウスで仲良く過ごしているのかななんて想像しています。

0

高階さん、英田さんお疲れ様でした!(何様?)

やっぱりコミカライズは成功ですね。
二人の感情が表情や動きで見られて。眼福です!

山場を越えて2人は別々の道へ…。

本編ももちろんしびれましたが、巻末の短編の番外編がもうすごく良かったです。

ディック視点もあり。
そうかー、ディックはそんなに早い時点からユウトのことを。そんなに想って焦がれて。
絶対にしてはいけないと戒めていたことを、ユウトの前ではコロッと崩れて。あんなことやこんなことを。

何も約束できないから伝えるべきじゃない、触れるべきじゃない…けど。忘れられない記憶になるよね。

二人が見た海辺の夢。いつか現実になると思いますよ。

1

失ったものより得たものの方が大きいと信じたい

 ユウトが刑務所を出られるようになるまでもっとかかるかと思っていたので、FBIがすんなりユウトを出してくれて驚きました。ユウトの持つカードも確かに強かったけれど、FBIはもっと狡猾な組織なんじゃないかなと思っていたので。でも、無事冤罪も晴れて、次の仕事も見つかってほっとしました。一時的にでも、ユウトの冤罪の可能性を知りながら刑務所に放り込んだのだととしたら、そこで彼が失った尊厳もあるし腹立たしいですが、入所しなければ彼はディックとも出会えなかったかもしれないと思うと、結果論的には良かったとも言えるのかなと複雑な思いです。

 ディックのユウトへの気持ちも、元恋人や仲間を失った寂しさから来ているものではなく、ちゃんとユウト自身への好意なのが分かり、より2人に対する萌えが強まりました。ここまで熱く求められたら、ノンケであっても悪い気はしないですよね。ディックはCIAに、ユウトはFBIに所属することになり、目的は同じはずなのに敵対しているという複雑な関係性の下に置かれることになってしまいましたが、その中でも独立した考えを持つ2人なら、きっといつかまた出会って一緒になれるだろうと信じたいですね。小説も読もうと思います。

2

完結!2人の幸せを願う

『DEADLOCK(3)』の続編です。
小説「DEADLOCK」のコミカライズとのことですが、原作は未読で読ませていただきました。
高階佑先生は絵が美麗で、コマ割りがスッキリしているので読みやすいです。

カルフォルニア州立シェルガー刑務所
CIA契約エージェント ディック・バーンフォードと元DEA麻薬捜査官 ユウト・レニックスのお話。

前作では、ディックから一緒に刑務所を脱獄しないかと誘われたユウト。
今作は、その続きから始まります。
刑務所を脱獄すれば、もう家族にも会えず、一生怯えて暮らす生活に送ることになります。
ディックと一緒に…このまま離れたくない。
ユウトの心は揺れていました。
しかし、ディックの申し出を断ります。
「俺はここに残る」
その言葉に、自分の軽率さを自覚したディックは忘れてくれと伝えます。
ユウトは嫌だと断りました。
「――二度とお前に会えなくても…俺は一生忘れないから」

小説「DEADLOCK」は、コミック4巻で完結になります。
最大の見せ場は、ディックとユウトの気持ちが通じ合い、身体を重ね合わることです。
今までユウトに対して自制していたディックにユウトからキスをして誘います。
ユウトを抱いていてもどこか寂しそうなディックの表情に、読んでいてせつない気持ちになりました。
好きな人と結ばれた喜びの裏で別れの時が近づいている。
そして、ユウトにどんな小さな約束もしてやれない。
「俺のことは忘れろ」
ユウトはディックの立場を理解しているので、心の中でディックの幸せを願います。
やっと気持ちが通じ合ったのに…。
ユウトを食料庫に残し、1人で脱獄するディック。
きっと、身を削るような思いで立ち去ったのだと思います。

後半は、ユウトがコルビスの情報と引き換えにFBIと交渉し、刑務所から出所します。
それは、FBIが真犯人を逮捕したためです。
FBIはユウトに交渉を持ち掛けた時点で、すでに真犯人を掴んでいたんでしょうね。
ユウトはこの件でFBIにスカウトされ、クアンティコのFBIアカデミーに向かう飛行機の中で夢を見ます。
海辺に佇むディックがユウトに微笑んでいました。
目が覚めたユウトは、自分が信じる気持ちが未来をつくる、願う気持ちが運命を切り開いていく…そう信じてお前へと繋がる未来に進んでいくと誓います。

別々の道を歩いていく2人。
いつかその道が交わり、一つになることを願います。
コミックはここで終わりますが、続きは小説に繋がっております。
私はコミックから読んだので「うぉぉぉ!!ここで終わり?!」と、叫んでしまいました(汗)

番外編『カップケーキ』
2巻のユウトが熱を出した後のお話です。

番外編『Old friend』
幼少期と大学前のディックが登場します。

番外編 小説『Restful slumber』
ユウトと出会った時から脱獄した後までのユウトへの想いをディック視点で書かれています。
この小説を読まれると、クールで不愛想だったディックへの印象が変わると思います。

アメリカが舞台なので日本ではありえない設定にハラハラドキドキしながら、最後まで読ませていただきました。
英田サキ先生のストーリー構成がしっかりしているので、物語に入りやすく、またメインの2人はもちろん、脇キャラも魅力的で面白かったです。
とくに、高階佑先生の描くキャラのイケメン率が高くてとても嬉しかった(笑)
ディックとユウトの幸せな再会を願いつつ、小説を読ませていただきます。
そして小説を読み終えた後に、またコミックを読み返せる幸せに浸ります。

4

小説1巻=コミカライズ4冊

小説1巻のまるっとコミカライズが4冊で完結です。
3巻のレビューでも書きましたが高階先生で良かった!

コミカライズのレビューを書きなさいよという話ではあるのですが、書き下ろしSSの話を…
STAY収録のお話でも思いましたが、やっぱりDEADLOCKシリーズ(小説)3冊中のディック目線のお話は激しく萌えます。受け目線作品の中にある攻め目線大好きマン。ユウトからディックへの感情は沢山読ませてもらって、その後の2人の甘々も読めるけど、やっぱりこの頃ディックが何を考えてたかって格別にうまい!ごちそうさまです!

2

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