オールドファッションカップケーキ

old-fashioned cupcake

オールドファッションカップケーキ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神317
  • 萌×259
  • 萌31
  • 中立6
  • しゅみじゃない12

29

レビュー数
46
得点
1920
評価数
425
平均
4.6 / 5
神率
74.6%
著者
佐岸左岸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥730(税抜)  
ISBN
9784813032472

あらすじ

寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。
ちょっと無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川は、そんな野末が気になる。
ひょんなことから、女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。
ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。
休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ」?が募っていく野末だが…!?

表題作オールドファッションカップケーキ

外川、仕事の出来る部下、29
野末、愛され系上司、39

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 漫画2P

レビュー投稿数46

萌えの塊……!

最初から最後まで萌がみっちり詰まっていて、もう言葉が出ません……あぁ尊死……!

0

丁寧に読みたい1冊!!

久々に好み…というか何だか、今まで求めていたのにここまで読んでいる間も読後も満たされる作品に出会えていなかったことにショックを受けました。
それに気付かされたと言いますか。

人物の絵柄はもちろんのこと、言葉選びや細かく描かれている生活の様々な小物が刺さります。

思いが溢れて告白してしまった外川が拒絶を覚悟してからの流れが、BLではとてもよく使われますが、それまでの経緯を思うと胸が締め付けられるし、同じようなシーンでも他作品では味わえない感覚でした。

きれいにまとまっていますが、何事もなかった野末さんの生活がこれから先、外川といることで心乱したり振り回されたり、振り回したり。そんな今後を見守りたいです。

最初から最後まで丁寧に読みたいな〜とじっくり時間をかけて読みました。とても心に残る1冊になりました。

4

大人になってからの生き方を教えてくれるBL本笑

基本的にBLは萌えたいとかエロいものが見たいとかで見るんですが、こんな人生について考えさせられるBL本はなかなかないなと思いました笑

まだピチピチの新社会人だった外川に、酔った野末さんが掛けた言葉が心に残ってます。「後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料です」
ふと、自分の生き方を振り返ってみると、何にもしてないなって思う事が誰しもあると思うんです。この言葉は何もしてこなかった人の背中を押してくれるなって、実際押してもらった気持ちになりました笑
ここの一連の野末さんの掛けた言葉が全部刺さってます。「大丈夫。君はまだまだ、これからもっと自分を好きになっていけるよ」とか。え?こんなの言われたら泣きますが…こんな素敵な上司に出会いたかった…。そら外川も好きになっちゃうよ…。

野末さん、スマホすら使いこなせないアナログな人だったのに、外川に教えて貰って新しい事に挑戦してる姿がとても可愛らしかったです。外川流アンチエイジングが気に入って、休みの日のお出かけのお誘いをしたはいいけど返信がなかなか帰ってこず、1人モヤモヤしてイライラしてちょっと素っ気ない態度とったりして…え?どんだけ可愛いの…。しかもオチが返信きてたのに見てるアカウント違ってて気づいてなかっただけって…。素っ気なくされたあとにその理由を知ったら怒れるわけもない笑

野末さんの歩み寄りで2人は結ばれるわけですが、ここでの野末さんの告白もグッときます。言葉選びが本当に角がなくてすっと心に染みます。自分の年齢を卑下しがちな野末さんですが、それでも外川の人生の1部になる覚悟があると言った野末さん…なんて男前なの。2人でアンチエイジングした時間は野末さんにとってとても大事な時間だったんだなと思います。

読み終えると明日から頑張ろうって思える素敵な漫画でした!!神︎︎︎︎︎☺︎

4

オールドファッション

ソムリエさんに何度も勧められて。
丁寧な画面で、ゆっくりゆっくり自覚し認め進む踏ん切りをつける妙齢な受さんとの物語はとても美しいし余韻も大きいです。
野末さん可愛いし、外川くんは気持ちダダ漏れに熱いし可愛い。独占欲もダダ漏れで可愛い。

ですがまず39やそこらで枯れたりアンチエイジング意識してしまう野末さんが、世を儚み過ぎといいますか。説明にもオヤジ属性ついていますが四十路を還暦くらいに思ってないかなとかそこに違和感はあります。野末さん以上の年齢層が少なすぎるオフィスなのも野末さんの感覚を狂わせているのか…
というか正直「オヤジ」観が古いというか。それは他にもオジさんBLて呼ばれる作品でよく感じるのでこの作品に限ったことではないのでしょう。
野末さん可愛いですが髪やスーツの着こなしとかが平成初期な感じもあります。ゲイではなく同性愛に対する感覚もそれくらい前な感じでした。外川くんは今なのに。
40目前と言えば例えば今年活動休止予定の国民的アイドルな皆さんもです。タレントさんと一般人では比較もできないかもしれませんがそれにしても老いを感じ過ぎ世を捨て過ぎ…、野末さん諦めが早すぎる。外川くんに押されて自分の気持ちを認めてく様子はじっくり丁寧なのですが、物語の、特に野末さんの感覚が本当にオールドファッション。そういうタイトルにしてあるのだと思いました。
外川くんによってどんどんアップデートしてくところもオマケのオマケとしてでも見たかった気はします。
描き下ろしで急に体温を持ついろっぽい場面になるのは生々しさが好きです。外川くんは応援したくなる真っ直ぐさ。


余談ですが可愛いタレ目の野末さんとキリッとツリ目な外川くんは、年齢差的にもビジュアルでも、それぞれ、某超人気声優さんとそのコンビも組んでる年齢の半分は芸歴な若手俳優さん、に重なって見えてじわじわしました。

なかなか、ソムリエさんと気が合わないので精度上げ中です。

6

恋する外川も十分可愛いと思う

評価が凄く高い、そして前作がとても良かったこともあって、やっと読めるやっと読める、と前のめりになってましたが…

冒頭から最後の1ページまで、細かく丁寧に描き込まれた作品世界、とても読み応えがありました。
外川と野末の、時間も気持ちも、追いついて並ぶまでは長かったな…
そんな意味でも、なんだか大長編読んだみたいな気分になる。
一言で言ってしまえば「モダモダ」と一括りにしてしまいそうだけど、決してそうではなくて。
ぼんやりしてる野末と、ぐいぐい行く外川と。
2人の描き方はこれまでのノンケとゲイ的なじれったさとはちょっと違う。
それは十分この作品の個性。
野末はもはや周囲の人間や物事に興味を失っていて、頭や心を動かすスピードが鈍っている。(それを更年期障害と規定しているのには賛同できんが。)
その上ノンケだから、外川をなんの対象としても見ていない。ただの世話してくれる部下の子、みたいな?
一方外川の圧はかなり強いですよね。でも野末本人にも読者にも下心は匂わせてない。ただ好きで、別に恋としてどうこうならなくてもいい、というような。
それが延々続くところが新しくもあり、リアルでもあり、だがモタつきに見える部分でもあり。
さじ加減は難しいところだとは思います。
中盤、外川は野末に告白します。外川としては自爆的な?
だからなのか、自分から野末に距離を置いてしまう。
でもここから野末の心も追いつくんですよね。その辺は王道的。だけどBL的。あ、やっぱこうなる?みたいな。
まあ、ハッピーエンディングは読後感も良いので、良かった良かったと言っておこう。
一点。
外川がリアルっぽい塩顔。一方野末はマンガ的美形。ちょっと違和感感じました。

6

大人になって。恋をするのは怖い。

一読して。あまりにも胸が詰まってしまったので。
しばらく放置してしまいました。「春と夏となっちゃんと 秋と冬と僕」の様に。物語の冒頭は何となく4コマ風にスタートするので、一瞬不安になったのだが、いつしかそれはきちんと長編となって行く。

大人になって。恋をするのは怖い。
恋だけでは無い。新しい事に挑戦するのさえ、億劫になって。いつの間にか。
仕事と家のルーティンになっている。多かれ少なかれ、そんな大人は多いんじゃなかろうか。
作者は女性だと思うので。これはBLというファンタジーなので。ファンシーさを追求出来得る女性にとって。男性のその億劫さは想像に難い。女性の方が、男性よりももっと。それは怖くないと思うし。何ならいい歳をしたおばさんのが、女の子ごっこに躊躇しないんじゃなかろうか。いい歳をした大人の女が平気で自分たちの事を「女子」と言い、新しい土地に「女子旅」をし、豪奢なホテルでアフタヌーンティーを楽しみ、スイーツの写真をパシャパシャ撮り、年甲斐もなく恋バナをする。
だから、外川が野末さんを連れてパンケーキを食べに行くシーンが痛過ぎて。我が身を顧みて痛すぎて。直視出来なかった。
大人になって。恋をするのは怖い。
けれど。握力の強い女たちは、また恋をすれば、恋を終わらせ、また恋をする。という強者たちも居る。
恋は相手のある事だから、お相手は男達だったりするので、何も女性だけが強いわけでは無いだろうけれども。それでも。
大人になって、恋をするのは怖いのだ。

『本当はもう気付いていた。
 最近少しも憂鬱じゃない理由にも。
 苛々してメールを待った理由にも。
 預けた鍵が気恥ずかしい理由にも。
 後ろめたく可愛いなという理由にも。
 
 拒まなかった理由にも。
 殴らなかった理由にも。』

外川の気持ちは読み手側にはダダ漏れだったので。野末さんの悪意ない天然さに煽られている様はくすぐったくて。可愛くて。そんな風に真摯な気持ちを諦めずにぶつけられたなら。
気持ちはきっと届くのだと。信じてみたい気もしてくるけれど。
やっぱり胸が痛くなってしまうのだ。
日常に潜むと信じたい、これはリアルなファンタジー。だから泣かされてしまう。
ただ可愛い、と読めない大人になってしまったから。
これを素直に神作だと認めたくない自分がここに居て。また私は涙する。
大人になって。恋をするのは怖いのだ。

10

ありがとうございます

そういえば久しく行ってなかったホットアップルパイが美味しい店に行きたいな、と思いながら読んでたら、野末さんがホントに最後アップルパイ作り出してくれました。お店に行くのもいいけど、作るのもいいな。自分ひとりでは作ったことないけど、作るのもいいな。

言葉では書き尽くせないほど素晴らしい作品でした。自分の中のベスト商業BLに確実に入った。ありがとうございます。

◾︎外川(部下)×野末(のずえ 上司)
外川とのお出かけは、野末にとって彼女ができるよりも「もっと良いこと。」なんだな、と思ったらじわじわ胸が暖かい。うわぁ。野末さん可愛いなの"うわぁ。"
自宅チャンスにぐいぐいくる外川、うわぁ。これは半分だけ可愛いなの"うわぁ。"

あぁ紙の新聞捨てたのねって新聞・雑誌のゴミ箱のカットで分かる、こういう漫画的表現が好きです。小説にはできないのよこういうの。ところどころカレンダーが見えたりとか、季節の花とか、服とかさ。
描き下ろし…散らかった靴、隙間のあいた扉、冷蔵庫に入れられる間もなかった缶飲料、お風呂に散らばるシャワーヘッドとローション、コマの一つ一つが想像を掻き立てる。

そういえばセリフにきっちり句点うってるの珍しいと思うのだけれど、先生のこだわりなのかな。

7

年下✕年上の金字塔

萌えすぎて泡噴いて倒れるところでした。
こんなに読んでる最中ずっと鳩尾を殴られ続けるBLは久方ぶりです。

年下攻めが好きで色々読んでいるのですが、とにかくこの外川がもう絶妙に萌えツボを抉ってくるキャラで最高でした。
本当にずっと死ぬほど野末さんのことが好きで必死に口説き続けているその一言一言、一つ一つの仕草が健気で切なくてもどかしくて愛おしくて。

そしておじさんを自覚している年上受けの描かれ方もまた全部わたし好みでした。
きちんとその魅力を詳細に伝えたいのに語彙力を完全に消失してしまっていて悔しいです。
年下攻めのことを『可愛い』って思うのたまらなく好きです。

この二人の魅力溢れるキャラクターがしっかりと在る上で、同性同士の、社会人同士の、上司と部下の、じわじわと紡がれて、越えたいけど越えられない、気付いているけど気付きたくない恋の物語が非常にリアリティがあって美しかったです。
また、味のある絵柄が作品にとても合っていて、家の内装、小物、パンケーキなどの描写、そして、海外の漫画のような、無声でポンポンポンと小刻みに感情が描かれていくようなコマの進み方に、コーヒーの香りとキャラメルの苦味を感じるような美味しさがありました。

大好きです。良い漫画に出逢えた。
電子で読みましたが、紙でも買いたいです。

10

野末と外川に、この世界に命を吹き込んでくれてありがとうございます!!

もう・・・何から書けば良いのかわからなくて読んでからだいぶ経ってしまいました。

まず野末が超魅力的です。
アラフォーなのに若々しくて女子にも大人気なのですが、生活や仕草や考えが年相応にオッサンぽくてそのギャップに萌えます!
外川との「女の子ごっこ」に恥ずかしさを感じて挙動不審になってしまうところや、10代の少年のように恋に臆病なところが丁寧に丁寧に描かれています。

そして外川が可愛いです!グイグイ来るのに野末の思いを伺ってなかなかもう一歩踏み出せなかったり、でもさり気なく野末に好意を持つ女性を引き離そうとしたり・・・なんだかんだで外川が野末を振り回しているように見えて、野末に振り回されているのがものすごく可愛いです!
いつも野末のことを見ている優しさからなんですよね。

今回の作品も前作と同じく背景や小物などが丁寧に描き込まれているため、登場人物がとても生き生きしていてまるで映画を見ているように自然と作品の世界に引き込まれます。
この作品はコマ割りがとてもシンプルで、大ゴマやぶち抜きのコマ・斜め割などのトリッキーなコマを多用したページ構成ではありません。その分どんな小さなコマも丁寧に構図が取られて細かく描き込まれています。「映画を見ているよう」と思えるのは、どのコマもスクリーンに映し出された映画のワンシーンのように妥協がないからだと思います。(何も描いていないコマやベタ・トーンのみのコマがほとんどない)

そして今時の漫画にしては1ページのコマ数が多いです。一般的に1ページのコマ数が増えるほど作画に時間がかかりますが、このクオリティでこれだけのコマを妥協なく描くなんて・・・先生の表現に対する真摯な姿勢がにじみ出ていると思います!これは紙の本で買うに相応しい作品です!

左岸先生!野末と外川に、この世界に命を吹き込んでくれてありがとうございます!!

9

ほんわか、なエロい

めちゃめちゃよかった。読んでる間ずっと、きゅんきゅんする。野末さんアラフォー愛され上司ほやんとしてるのに仕事ができる。外川くんの会社の面接の頃から知ってるってのもあって、上司のお世話係りなんだけれども、あきらかに恋。長いこと上司に恋してきた男の話。
たまらん、色々たまらん。料理が趣味な野末さんとか、すげえモテるのに。

続きよみたい、とても!
そのうち一緒に住むとおもうな

7

うん。

雰囲気を楽しむとはこういう事かな?

野末さんの年齢でいきなり男にいけるもんだろうか?という変な疑問が湧き上がってはきたが、ちょいそこらへん脳内変換してもう一度読んでみよう。

とても雰囲気が良く、二人の会話のやりとりなんかは楽しく読めたんです。

割と長く一緒に働いてきて、外川にしても職場でそういう流れになるのはかなり勇気のいる事だろうし、ハピエンでなければならない設定ですね。

というわけで安心設計で雰囲気も楽しめました。

1

しみる。

素敵。映像化されると思う。

3

文句無しの良作

久しぶりにこんな良作に出会いました!
ずっとレビューランキング上位にいるなと思っていたのですが、もっと早く読めばよかったです!
どこか映画を見ているような感覚でした。
今風の若い絵柄ではなく、どこか少し懐かしさを感じさせます。それがまたいいバランスで日常と葛藤が素晴らしかったです。
歳を重ねるほど新しいことを始めるのは怖くなります。最高にきれいで、切なくて、ほのぼのしていて、あたたかい気持ちになれる作品でした。
文句無しの神作品。エロは最後に少しだけ。
最初数ページサンプルを見て苦手じゃなければ絶対に購入して一度は読んだ方がいいです。

6

もう台詞さえいらないのかも

作品のあらすじは他の方がたくさん書かれているので省略。

作品の空気感、センスがとにかく素晴らしい。
台詞がなくても読めるBL漫画なのかもしれない。

細かい表情、小道具、何気ない日常の一コマ。
そんな些細なことが特別で意味のあるものなのだと教えてくれる。
しばらくしたらまた読み返したくなる、そんな作品でした!

3

丁寧な物語

初読の感想は「綺麗な絵、センスの良いコマ割り。雰囲気の良い短編映画みたいな作品だな。」でした。
画面に描き込まれる小物もお洒落で、食べ物ひとつとってもいい感じ。
ただ、モノローグも実際に口に出す台詞も饒舌。
それゆえに行間を読むことなく読了してしまい会話劇を観ているようでした。
あくまで個人的な好みですし、印象でしかないのですが、本や漫画を読む最大の楽しみは行間だと思っている私の嗜好とは少々違う作品でした。



“リアルに近い社会生活を送る至って普通のサラリーマン”をベースにBLというある種のファンタジーを描く場合、そのバランスが大事なのだと思いますが、私が少々引っ掛かってしまったのが受けの在りかた。
リアルから離れた設定であればどんな人物であろうと気にならないのですが・・・。
受けの野末は39才。40を目前にいろいろと思い悩むお年頃。
私自身がアラフォーなので余計に感じたのかもしれませんが、こんなアラフォー男性いるかな?と。
なんだか野末の言動をあざとく感じてしまう(謎の)反発心がわいてしまって。
攻めの外川(野末の部下。10才年下)の一途さや一生懸命さは好感度大!
それゆえに、野末の魅力にはまれなかった私は物語は面白いのに萌えないまま読了。

マイナス意見を並べてしまいましたが、完成度は高く魅力的な作品であることは大多数の高評価が証明しています。
二人のやり取りは丁寧で、少しずつ距離を詰めていくさまは初々しくもあり、恋っていいなぁと素直に思える作品でした。
私の萌えツボとは違いましたが、最後まで楽しくページをめくった物語です。

8

上質な日常系短編映画

を観ているかのような気持ちになりました。
デビュー作から、繊細かつ美麗な絵が素晴らしかった佐岸左岸先生。
長編作品が出ると聞いて、コミックスになるまで楽しみに待っていました。
期待通り、むしろそれ以上に今作も本当に素晴らしかったです!

独特なコマ割り・カメラワーク・モノローグ。
2人とその周囲に流れる穏やかな雰囲気がとても良かった。
小物からスーツ・靴に至るまで、働く大人の日常描写が丁寧で、食べ物の描写も本当に美味しそう。
ちょっとマニアックかもしれないのですが、先生の描かれるスーツ姿で脚を組んだ時に見える靴下と靴のラインが好きです(笑)
タイトルにも書きましたが、小さな映画館で上映されている日常系の上質な短編映画を観た後のような読後感でした。
派手さは無いけれど、心にしみる台詞や感情描写が多く、良い作品を読んだな…とじんわり広がる感じ。
読む方の年齢によって感じ方が違う作品かもしれません。
色んな方の感想が聞きたくなる作品かも。


淡々とした日常をおくる少し怖がりな野末が、外川と同じ時間を過ごす中で、ぼんやりとしていた日常が輝き始め、人生が豊かになっていく…
脳ミソの老眼という言葉がすごく印象的です。
一見すると余裕があり、紳士的な外川が所々で見せる感情の機微や年相応の反応がまた良かった。
じっくりじっくりさり気なく野末の生活の一部に入り込んでいきますが、いっそ健気過ぎるくらいに初めから好意がだだ漏れなんですよね。
読者の私達しかそれが分からないというのが堪らなくて。
これだけだと「なんで外川はそんなに野末が好きなのか」となってしまうかと思うのですが、途中で2人の出会いのエピソードが入る事によって、空っぽな時にこんな事を言われたら好きになっちゃうよなあ…という気持ちになります。
野末の外川へ対する気持ちの変化も無理がなく自然に描かれていて、野末が外川への想いに気が付いてからの描写も胸が苦しくなります。
リードされていた野末が最後はリードする側になったのも素敵でした。
くっついてからの番外編も可愛いがいっぱいで最高でした。
こんなに可愛らしい人が自分の彼氏…外川の忍耐力と心中察するべし…(笑)
今後もきっと穏やかで幸せな人生を一緒に歩むんだろうなと思わせてくれるカップルです。

前作に続き、大好きな1冊になりました。
これからの佐岸左岸先生の作品も楽しみです。
最近少し疲れたなと感じている方や、優しいお話が読みたい方、少し大人な人達のお話が読みたい方におすすめの1冊です。

9

胸に沁みるお話

めちゃめちゃ良かったです
働く男で、四十路と三十路
年下攻めだけど、ワンコじゃなくて
ありそうでなかった感じ
評価がすごく高くてMLだったので期待
しまくりで読みましたが大満足

言葉1つ1つが沁みてくる感じが良かった
大人になることは良くも悪くもあって
アンチエイジングというワードには
魔法がかけられているなと思いながら
読み進めました

心理描写が繊細で、表情とか風景がとても
丁寧でゆっくり読みました

終始野末さんが可愛い
仕事出来るのになんでこんなに可愛いの
戸川くんはほんと良いオトコ
素敵な2人です
書き下ろしの2人の情事が凄く色気が
あってほんとにきゅんきゅんしました

また2人に会いたいです

5

オシャレ特盛

レビューがめちゃくちゃ良かったので購入。
ツボとはちょっとズレていたんですけど、良かったです。
けど、もう一回読んだりはしないと思います。多分。

なぜハマらなかったのか?と言うと…

全体的にオシャレで、絵も綺麗で、めっちゃオシャレ………オシャレすぎました。
男二人の何気ない生活にしてはオシャレ過ぎるんです!
生活感のある感じは大好きなんですが、なんと言うかインスタ映え!丁寧な生活!みたいな雰囲気が濃厚で、個人的にはちょっと違和感がありました。
二人共カフェみたいな内装の家で一人暮らししてるんですよ…ねぇ…
作中で女子活?をしてるのは分かります。
上手く言えないんですけど、男の人が考える「ほのぼの女子高生ライフ」(んなのあるかい!って思わず言いたくなる)の逆バージョン…みたいなかんじですかね?

あらすじは、皆さん書かれてるので割愛しますが、BLとして真新しいテーマではないと思います。
ただ、とても丁寧に描写されていて、じんわり幸せ!的ほっこり幸せな気分になりたい人はハマるのではないでしょうか。
スピード感のある濃いめのBLとは真逆ですね。
属性でいうとガッツリ光の腐女子向けだと思います。
オシャレ系ではないし他作者の作品ですが、「LIFE 線上の僕ら」とか好きな人は好きな気がします。

8

平凡な日常にこそ萌えあり

リーマンが向かい合ってパンケーキ食べてる表紙が面白いなぁということでジャケ買いでした。
実際こんな場面を目撃してしまったら、一人で抱えられないくらい萌える自身があるわーとムフムフしながら…。

一気読みさせるような熱量の高い作品ではないのですが、毎晩寝る前にちょっとずつ読んでたら、じわじわとその尊さが血肉になって、、最後には”なにこれ、すごくいい!!!”という爆発になりました。本当にじわっとじわっと段階的に萌えが沁みてくる作品です。

他人事なんだけど、他人事でない野末さんの日常と心情が切々ときます。ただ、野末さんは間に合ってよかったやん!!という感動と羨望の混ざった複雑な感情になりました。いや、ほんとによかった。更年期前に素敵な恋人ができていいなぁ~。。(笑)

何気ない日常のかけがえのなさを説得力をもって描くのって結構難しいと思うんですけど、見事に描き切っていて素晴らしいなぁと思いました。ただ、他のレビュアー様も指摘されているように、ちょっと、説明(モノローグ)の文字が多いかなぁというところは気になりました。漫画なのでもっと絵やシーンで表現してほしいかもと。でも、そのことが作品の良さを損ねてはいません。

地味だけど、静かに長く優しく一緒にいそうな素敵な二人だなぁと思いほのぼのしました。
(読了した自分は、もっと新しい場所やおされカフェに行くようにしようかなぁとか思ってしまっています。何気に影響受けてます。)

8

年の差やマイノリティとかそんなのは

あまりに神作品だったので初レビューです。

言いたいことはたくさんあるのですが、名言なんて山ほどあるんですが、外川のこの言葉だけ置いておきます。

「年の差とか、マイノリティとかそんなのは、生まれた故郷の違いとか応援する球団の違いとか、その程度のことです。」

いいこと言うなあ・・・

18

「中年の危機」の乗り越え方はコレですね。

めちゃくちゃ評判が良かったのですが、生来の天邪鬼が出てなかなか読めずにいました。
しかし信頼している腐友に絶対に刺さる!と太鼓判を押していただき手に取りましたら
案の定刺さりました…簡単です。

この作品は色々と素晴らしい点が多く、皆さんが書いていらっしゃる通り名言や丁寧な細部の描写
映画のようなカメラワーク、あえて見せない演出、細やかな表情などなど、特筆すべき才能だと感じました。私が言うのもなんですが。

冒頭、時計が6:05を指し、歯を磨いている野末の後ろ姿
着替えている姿と机の上の小物(ミントタブレット、デオドラント、コップ、酒、たばこ、灰皿)
野末がキッチンへ。お洒落なオープンキッチン。片手で卵を割り、一汁三菜の充実した朝ごはんから野末の料理の腕が分かる。
6:30TVを見ながら朝食
「年下の彼女がいたら…面倒臭いな」という野末。ものすごく気持ちが分かる。

その後出社した野末を取り巻く会社の人たちを見て、野末がとても人気ものであることが分かります。
野末は心の中が空っぽなのですが、それを埋めるために若い女の子と恋愛しようとは思わない。

そんな彼がすごくイマドキの『中年の危機』だなぁと思いました。
「四十路は恋する年齢じゃない」という野末さんの格言に思わず納得。

女子のようにキャピキャピしたいとスィーツ巡りをする二人を見ていて
心が枯れたら全員やったら良いなこれ。と思いました。
そしてふわふわのパンケーキを挟み、年下イケメンわんこから「もっと情熱を持ってください」
なんて叱られたい。

外川と野末の馴れ初めがまた良い…外川が面接で「何もしてこなかった」「何がしたいかもわからない」というNGワードを連発し、大失敗して飲んだくれていた帰り道、野末と出会ってフォローされる…こんな暖かく背中を押される言葉をかけたられたら惚れてまうやろ…です。
(野末さんがなんて声をかけたかは読んで下さい)
この時点では外川の方が空っぽだったんですよね。
後に過去より100倍今の自分を好きになった外川が、野末さんを救い返すの最高すぎる‥二人は互いに支え合って80まで生きると確信できました。

ところで、パフェ待っている間に「すげー可愛い」というモノローグが入るのですが、これってどっちの言葉なんでしょうかね。。どっちもですかね!?




12

攻めは良かった!

このお話は40手前にして枯れちゃってる受けが主人公なので、受けにあれこれ重ねたり、萌えたりして読むお話かと思うんだけど、受けには何も感じないまま終わってしまいました……

そもそも試し読みをしたときに、受けが職場の皆から愛されてる総受け魔性キャラみたいな感じに描かれてて、なんか腑に落ちなかったんですね。

へー……この人が?みたいな感じで。

だけど全編読んでみれば、きっとこの受けの魅力に気づくはず……と思って読んでみたけど、私の心のセンサーには触れずに終わってしまい悲しい……。
清潔感があって悪くはないんだけど、そこまでありとあらゆる女子に持てはやされるほどかぁ?みたいな……。

でも攻めには萌えた!
いい男だったー!!

基本無愛想というかあまり表情がかわらない男なんだけど、だからこそ一瞬見せる表情とか、仕草から普段抑えている気持ちがポロッとこぼれて見える。
そこに萌える!
そしてガツガツ押していくグイグイワンコではないんだけど、ちょいちょいちょいちょい押して頑張ってるところが萌える。

でも、攻めはめちゃくちゃ物を詰め込んで食べるから、ほっぺパンパンにしながらもぐもぐ食べるの。
硬派なイケメンだけど、食べるとリスみたいでかわいいでしょ?みたいな作家さんからの謎アピなのかしら……と思って読んでたら、合コンに行ったときに女子達に
「あ!食べ方かわいー!」「めっちゃ詰め込んじゃうタイプなんだ!」「かわいー!」とやたらウケててドン引き……。

天丼とかならまだ許せるんだけど、おしゃれカフェのパンケーキですらそうやって食べる……。
……みっともない。
ごめんなさい。
小姑みたいで我ながらほんと嫌なんだけど、食べ方が下品な人はどうしても嫌なので、どーしてこんな設定にしたんだよ……と作家さんを恨めしく思いました。

あと最後のページの最後からの2コマ目。
18行もある受けのモノローグ。(文字量にびっくりして思わず数えた)
こういうのをドンとまとめた文章ではなく、漫画なのでコマに散りばめて魅せて欲しいです……。

絶賛高評価レビューのなかこんな小姑みたいな意見、申し訳ないですが、この他にも細部が気になってそこに引きずられがちだったのでこの評価です。

16

疲れた大人にこそオススメしたい素晴らしく上質な作品

前半の受けさんのモノローグ、「なんでわかるのーッ?」てびっくり。日頃自分の頭の中で漫然と感じていた、考えていた事が全部書いてある⋯びっくりし過ぎて冷汗出た‎(^^;
のっけからそんなんだったもんで感情移入しないわけがなく、読後の充実感たるや♡この作品、個人的に2次元感は主人公2人のハイスペさぐらい。あとはまるで隣のオフィスで、ご近所で、たまたま飲みに行った店の隣のテーブルで、街角でetc今日こんな2人を見かけたな的な不思議な3次元感を感じながら読んでいた。何で自分がそう感じたかを考えるに、ある程度の年月社会人生活を送っている大人の日常が丁寧に描かれているからだと思う。あと、佐岸左岸先生のストーリー展開のセンスの良さ。お互いの関係の変化に伴う気持ちの変化の描写に思わず「ウ〜ン⋯」と頷きの声が出てしまうくらい納得出来た。番外編、描き下ろしは愛し愛されてずっと幸せでいておくれ、と願わずにいられないくらい可愛い大人のオトコが見られます。

9

何回も読み返したくなります

こんなに幸せな気持ちにしてくれる作品は久々な気がします。
30代の私にはとてもしみるセリフや共感できる気持ちがたくさんでした。
絵もとても素敵でやさしいです。
野末さんのかわいい頬のラインや柔らかくてふんわりした髪の毛や、やさしいタレ目など、ながめてるだけで幸せな気持ちになります。
外川は年下で素直で真っすぐなのに、少しずつゆっくり近づいてくる紳士なところがとても素敵でした。
つらい時に読み返したくなる作品だと思います。

10

悶え死にしてしまう...

あまりの尊さ、可愛さに悶えがとまりませんでした。

本当に40歳手前のおじさんなのか...?と何度も首を傾げます。
でもお顔の描写は少しおじさんといった風貌ですし、三十路の攻めのぴちぴちさとの対比が堪りませんでした。
ああ本当にこの受けはおじさんなんだ...と納得がいきます。でも可愛い!!!

あまりに可愛くて尊い2人の関係がいつまでも続くのかと思いきや、男同士のことに関する現実的な部分とか、外野女子の明け透けでリアルな声が描かれているところが、ふとしたスパイスになっています。

どこまでも平和的ではないところが、この物語の魅力だと思います。

しっかりと丁寧に2人の交流過程が描かれていて、大満足でした。
受けから気持ちがかえって来たときは、やったー!!と小躍りしたくなります。
小物やお部屋の描写も細かくて、全てにおいて『神』な物語でした。

6

最高だな…好みのシーンを反芻してしまう作品

発売日に買ってから、何故か積んでしまいました。積んでいるうちに、どんどん評価が上がっていてびっくりしてました!
が、やっと…ゆっくり読めました。
これは、ゆっくり読まなきゃもったいない!

一コマ目から、世界観に引き込まれる…
ほんとにじっくり、描き込まれたひとつひとつのコマから目が離せない、スゴい吸引力がある作品です。

野末さんの、男女問わない人タラシっぷりも然ることながら、外川のじっとり、じっくりと野末さんに近づく感じが堪らないのです!

野末さん、色気が凄いんですよね。
言葉遣い、スーツの着こなし、体型。外川と
あれこれ外出する前の、諦めている感じも良い。
だけど、外川と出かけて距離が縮まって、気持ちの変化に戸惑って。
野末さんの、年の差や性別や、上司と部下そして何年も過ごしてきた「大人の男」としての自分と向き合っていくと外川に踏み込めない心境が、心底伝わってくる。
だからこそ、外川と向き合って、自分の気持ちの変化「外川がすき」と云う気持ちを受け入れていく過程は、ホントに秀逸❗️
コレ…最高って思いました。
告白の路地裏シーンが、スゴい良い。
好みのシーンでした~

付き合ってからの2人が、また良き良き❤️
外川の雄っぷりが、また…大変よろしくて。
描き下ろしの野末さんの、喘ぐ姿はエロく可愛い。
外川、いつまでも堪らない気持ちで過ごすんでしょうね。

発売日に買ってから、何で積んでいたのか不思議。
ですが、繰り返して読みたくなって、好みのシーンを反芻してしまう…
私の、ベストに入る作品になりました!
佐岸左岸先生、ありがとうございます❤️

11

脳ミソの老眼…すごいガツンとくる言葉。

部下と上司のリーマンBLだけではない、
二度目の成人を目前にして人生を悩みだした39歳の独身男が、
29歳の優秀な部下に愛のあるダメ出しを喰らいながらリードされ、
臆病な自分と向き合い”生”を感じる人生を取り戻すお話ですが、なぜかラブリーテイスト。
中年のシビアな現実に乙女心が絶妙に混じり合うバランス感覚の良さ、このセンスにやられました。

そして、じんわりとくる人生の名言が、此処彼処に散りばめられていて、
世代によって刺さる言葉や感じ方が変わるだろうなぁと、思わせる描写の数々にも感心。
どれだけ有難い言葉や差し出された手でも、掴んで価値あるものにできるかは自分次第。
軽めの説教臭さが心地よくて、じんわり心に残る言葉が深い。
恋だけでなく、新たな一歩を踏み出すのに背中を押して貰えるような、そんな温かい作品です。

それにしても作家さんは何歳なんだろう。
心に残る名言、ワード本を読み漁っているとしか思えない名言揃いで、
目の前しか見えてなかった脳ミソの老眼が治った…この言葉の強さに頭をはたかれた感じ。
いいですねぇ~好きです、こういうの。


野末は独身上司ですが、とにかく可愛いくて、会社で人気の癒し的存在。
デキル部下の外川は、尊敬以上の感情を持ってずっと側で野末を見てきたからこそ、
野末の更年期障害のような精神状態を見抜き、ズバズバ褐を入れる。

中年男が”女の子ごっこ”でアンチエイジング…これは斬新だった。
若い女の子には”箸が転んでもおかしい年頃”という表現がある位、周囲から見ると幸せそうに感じる。
若くても男にはできない事と言う野末ですが、
残念なことに女子であってもキャピキャピできなかった私は、野末に共感してしまう。

10歳年下部下にイジラレてる、野末のリアクションが堪らん可愛さなんですが、
恥じらいなんかも混ざってて更に可愛くなっていく。
外川は野末に元気になって欲しいのはもちろんですが、
恐ろしい野末の魔性に一線を超えそうな外川、見ててヤバいのがわかる。
解らないのは当の野末だけなんですが、これも本当は臆病で眼を逸らせていただけ…。

脳ミソの老眼が治った野末が、女の子ごっこに興味を失い、
初スマフォで手こずったり、外川に興味を持って関心が変化して活性化していく姿に、
見ているこちらも気持ちが若返って、人生を取り戻す活力を分けて貰える気がする。

鈍すぎる野末に翻弄されている外川ですが、
自分の恋心に気付いた野末から見る外川がまた新鮮で、
両片想いのピリピリ、ドキドキ感は、女の子ごっこなんて目じゃない脳活性…羨まし~~~!

臆病な人生雁字搦めのアラフォーおじさんが、臆病だから尚の事踏み出せた瞬間が愛おしい。
丁寧に描かれた細やかな心情とステキなセリフ。
そして、三十路と四十路が軽口でじゃれ合う、80歳までこうやって…という言葉に満たされる。

この感覚を楽しむためにBLを読んでるんだと実感する私。
BLこそアンチエイジングですよ。

描き下ろしのエッチ描写では、四十路が焦らす理由に悶絶の三十路。
最後まで可愛いキャラがブレない野末に私も悶絶、クソ可愛いとはこの事です。

そして、最後まで至宝の日常描写が詰め込まれた素晴らしい一冊でした。

※Renta:見えない絡み描写です。
電子先行配信で特典はなく、カバー下漫画もついてなかった…紙本にしたら良かったわ残念。

21

日常のやり取りが尊い

可愛い上司でモテモテの野末と、彼に恋するイケメン部下の外川のお話でした。
あれだけ好き好きアピールしている外川が、途中可哀想になりました。野末の天然発言がもう魔性レベルで、その時の外川の表情がまた気の毒でした。

派手な展開が無いし強烈な当て馬も出て来ないので、丁寧に野末の外川に対する気持ちの変化が描かれていました。
野末が臆病故に自分の気持ちに気が付かない振りをし、外川が離れて行きそうになります。
そこでようやく気持ちを伝えましたが、中々信じない外川とのやり取りもリアルでハラハラしました。

本編はエッチなし。

番外編で恋人になってからの2人の日常が面白かったです。野末のウワサをする女子社員の話が聞こえて来て微妙な表情の外川。相変わらず野末はモテモテです。フェラはしてもセックスはしていない様子。帰ろうとする外川に縋り付く野末が可愛いです。ここでセックスシーンかと期待しましたが、まさかの朝からアップルパイを作る野末。2人の会話からどうやらセックスは失敗に終わったようです。初めてのアップルパイ作りと初めてのセックスの話を重ね合わせてる外川と、それに怒る野末が仲良しで可愛いです。

描き下ろしでは2人の激しいセックスシーンと、若さから何度も求める外川に、拒む野末のやり取りがまた楽しかったです。

6

可愛すぎる野末さん(39)

歳を取ると新しいことに挑戦したり、新しい人間関係を構築するのも面倒になり、家と職場の往復に週末は家から出ない繰り返しの生活。そんな野末さんの毎日を輝かせてくれた外川。野末さんが感じていた虚無感がすごく共感できました。BL漫画ではありますが、働くこと、歳を取ることについて考えさせられました。

そして野末さんがかわいい!かわいすぎる!
スマホのメール機能使いこなせないとことか、老眼眼鏡なとことか最高!!!!

2人が結ばれるまでがたっぷり描かれていますが、その後のラブラブな2人がさらにいい!!
キス止まりかと思いましたが描き下ろしが♡♡
ぜひ、たくさんの人に見ていただきたい作品でした。

11

最高

40手前の上司と30手前の部下。
人柄がよく「えへへ」と笑う可愛い野末に社内みんなが虜♪
そんな上司にずっと片想いをしている外川が、日々の生活を憂鬱に感じている野末をランチや休日お出かけに誘い心をデトックス♡
スーツリーマン二人でパンケーキ食べたりパフェ食べたり♪

心のアンチエイジングが効きマイナスな思考に変化の出てくる野末が可愛かったですし、イケメン外川がたまに見せる「かわいい部下」的な笑顔は破壊力抜群でした。

何よりゆっくり近づいていく二人の距離感や、可愛い女子の様なお出かけチョイス、すべてがなんともあたたかくほっこりでした。

我慢できなくなって告白してしまった外川の手が震えるシーンはたまらなく胸キュンでした。

11

変化は必ずしも何かを失うわけではない

 いやあ、全体を通して可愛かったですね。デビュー作では全編4コマという斬新な手法で驚かせてくれた佐岸左岸先生が、長編を描いたらどんな風になるんだろう?と、この2作目を心待ちにしていました。繊細な描き込み、いろんな表情を見せてくれるキャラクター、そして、先生ならではの言い回しで書き出されるモノローグ。どれをとっても1作目に劣らない質の高さで、次回作以降も作家買いしようと思わせてくれました。

 ルーティンワークを淡々とこなす仕事のためだけに生きている野末。趣味もなく、恋愛もできず、昇級への野心すらなく、現状維持に努める自分にどこか焦りは感じつつも、何に対しても一歩を踏み出せない彼。こういう人って現代に意外と多そうですよね。確かに日常が変わることは、怖いし面倒。でも、同時に人生がつまらないものになっている自覚もあって、それを部下の外川が荒療治で変化に富んだ日常に変えていきます。下心があるにしろ、こんな風に相手の人生を豊かにするお手伝いをするのをきっかけに、距離を詰めていくのがとても素敵だなぁと感じました。

 野末は外川の気持ちに徐々に気付き始めながらも、部下で10も年下で同性の彼の気持ちに応えるのにはさすがに臆病で、何度も自分でストッパーをかけます。2人がくっつくのは本当に終盤の方で、それまで大きな喧嘩はないけれど小さなすれ違いを繰り返す2人。野末だけでなく、ノンケの上司相手に恋をする外川もまた、臆病で。外でスイーツを食べたり、家で手料理を食べたりしている2人はすごく楽しげなのに、それ以上の関係にどちらも踏み出せないのがもどかしい。でも、最後は野末が勇気を出してくれます。部下に引っ張られるだけじゃなく、経験値の多い上司らしく自分もリードできるんだぞという気概を見せてくれた彼に、外川の荒療治は彼の内面にも良い影響を与えたんだなぁと嬉しくなりました。この2人はいくつになっても、互いの弱いところも見せ合って受け入れて生きていけそうだなと思います。

7

何度読んでもニヤニヤが止まらない萌える作品

前作『春と夏と‥』でお名前だけは知っていたものの初めて買った作家さん、表紙を拝見してほのぼのしていいなぁとジャケ買いした自分を褒めてあげたい神作品でした。

お話の基軸としてはサラリーマンのよくある感じの‥よく出来た年下攻&ちょっと可愛さもある年上受、ではありますがキャラクターだけでなく背景や小物の一つ一つに至るまでの作画がとても丁寧で緻密。その描写を拝見するだけでまず眼福で楽しさがあり、そういう説得力に満ちた日常的な描写の中で繰り広げられる登場人物、部下外川と上司野末の揺れ動く表情、反して仮面の下に押し留めていて漏れこぼさないように苦労苦悩している表情がとても印象的でした。
そんな彼らの心情を知っているのは読者である自分だけ、というもだもだする感情が頁を読み進めたいのに勿体ないと何度も葛藤を繰り返し、行きつ戻りつもう一回読み直し‥、という動作を繰り返させた素晴らしい作品です。
とにかく作画が丁寧、背景も人物描写もコマ割も工夫を凝らされているのか物語に入りこみやすくそしてお話に真実味が増して‥そのせいか二人にとても感情移入をしてしまい胸苦しくなる萌える作品かなと。

攻である外川はずっと野末に対する思いをひた隠しして良き部下として接してきてひょんな事から二人は平日日中も夜もそして休日も一緒に過ごすようになる。最初は女子っぽく甘いものを食べてみたい、停滞する自分自身に蹴りをつけて自分の殻を破りたいという望みを外川が叶えてやる。そしてそこからどんどんと世界を広げていく野末がどうやって内面を変えていくのか、‥そして自覚する外川への思い。そこから彼はその気持ちを世間的には普通でないと諦めてしまうのかそれともやはり突き進むのか‥そのあたりの描写が読み応えがあってとても読後感がいい作品です。できればもう少し続編があれば‥と思います。ご検討いただきたい!
そしてドラマCDになればいいなぁと‥。切に思います!

11

一冊になり感動です。

連載中からすごく好きで、この一冊を楽しみにしていました。電子版発売でさっそく読みました。

やっぱりいいですね~。

ほんと丁寧に恋が進むんですよね。部下の外川くんはずっと野末さんに片想いしていたわけなんで、もっとぐいぐいいってしまいそうなのに、じっと、じっと堪えていて。セリフだったり、表情だったり。外川君の忍耐と愛の深さにまず感動です。

野末さんは人たらし。笑顔が凄くかわいい。その中に秘めた感情、諦めというのかな…39歳なんてそんなにおじさんでもないと思いますが…(涙)
そんの野末さんの気持ちが少しずつ変化していく様子がもどかしいけども一緒にドキドキしてしまいました。

とにかく良い作品で、毎回楽しみに読んできて、みなさまのレビューもなんか勝手に嬉しく思ってしまってます。

6

好きになるってこういうことだよね

ずっと気になっていたけど電子の配信まで待ってしまった^^;
Renta!で先行配信になったこちらの作品、
本当に最高だったので配信されるまで待ってよかったです。
これで、いつでも開ける^^

一目惚れのような劇的な出会いもいいですけど、
私は好きになっていく過程を大切に、
読者が納得できるように描いてくれている作品が好きです。
まさに、本作がそうでした!


こわがりで新しいことを始められない野末(39歳)と、
硬派なイケメンリーマン・戸川(29歳)の年の差ラブです。  

〝後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料です〟

出会った頃に野末が戸川に言い、
今になって戸川が野末に返した言葉です。
とても良い言葉ですよね。

何をしたらいいのか何をしたいのか分からなくて、
今まで頑張ってきたことすら後悔しそうな野末。
そんな野末のアンチエージングの一環として、
〝女の子ごっこ〟を始める二人……

パンケーキやパフェを食べたり色々なところに出かけたり、
行動がフィルム映画のように細かいコマ割りで描かれています。
動く視線、変わる表情、三点リーダーを多用した間……
行間を読む楽しさってこういうことだよね!と思いました。

ずっと野末が好きだった戸川に告白されても、
上司だから男だからーー
色々考えすぎて踏み込めない野末が、
外川に本当の気持ちを打ち明ける場面もとても良かったです。

〝好きと言った先がこわかったーー…
…でも、君が隣にいない明日の方がずっとこわいと思った〟

本当に素敵な告白だと思い、感動しました。
そして、外川の応えもとっても良かった。

〝…俺の人生の一部じゃなくて全てになってください〟

キュンキュンしました♡
とにかく、二人の会話劇みたいなやりとり全てにグッときます。

描き下ろしでは、意外にしっかりHしている二人が拝めました(ありがたや〜)
手書きの野末のセリフにドキドキ(〃ω〃)
「いくっ」とか「とがわもだして?」なんて言っちゃうんですね!
萌えましたよ、野末さん‼︎

会話もそうですが野末の小悪魔的な表情とか戸川のリス食べとか、かわいい要素がたっぷりの作品です。
わたしの大好きな一冊になりました。
次回作も楽しみにお待ちしています!

7

可愛すぎてずるい

デビューコミックスがすごく萌えたので、新刊を楽しみにしていました。
前作が、若々しい高校生カップルの、萌ポイントだけを畳みかけるような日々の断片集だったのに対して、今回は、40歳目前と20代最後のサラリーマン二人が、ゆっくりと自分の感情を認識していくお話です。
ストーリーは、40歳を目前にした野末の心情の揺らぎを凄く丁寧に追っていきます。
まず、この野末の絵面がすごくいい。
決して若くはないけど、おじさん臭くもないかわいらしさがとてもよく伝わってくる。
そして、野末の部下の十川も秀逸。
野末に対する感情が、わずかな表情の変化ではっきりわかる。
画力もすごいし、この設定と展開の作品としては私史上、最上級!
絶賛の神です。

6

雀影

これ、マジでTVドラマにならないかな。
N〇Kさん、最後のエチシーンはなしでいいから、高橋〇生と松坂〇李でドラマ化してください。

おいおい泣きました

こんな時代にこんなに優しいお話が読めるだなんて、
本当に幸せです。
29歳の部下の外川×39歳の野末さん。
外川がグイグイ行ってるんですけど、全然気づかない野末さん。

野末さんはかわいいひとです。みんなを虜にしてしまう魅力があり、わたしもとても好きになりました。
それに、「もうおじさんだから」と考えている野末さんに自分を重ねてしまい、
外川と一緒に新しいことにチャレンジしてそれを吸収していく(自分のものにしていく)様子が
とても素敵で、おいおい泣きました。

人生っていくつになっても新たな発見があり、楽しいですね。

ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★☆☆☆☆

それに加えてですね、背景や小物の描写が素晴らしいんですよ。
綺麗だし、可愛らしいし、暖かいし、優しいし。
すごく好きです。

10

幸せをありがとう

うわー……これはもうぐうの音も出ないくらい素晴らしい部下×上司作品です。
それぞれの想いと葛藤が凝縮されていてドンズバとしか言いようがありません。
外川の世話焼き度も野末さんの可愛らしさも本当に丁度良すぎるし
昭和と平成を引き合いに出すあるあるも楽しいし
なんといってもただの上司と部下に戻ろうとした時の後半約25ページ間で
胸が潰されそうに切なくなりました。
そのあとは超特大の幸福感をいただけてまた最初から読み返してしまうんです。
外川の、これ以上無いんじゃないかっていう程のストレートな愛の言葉(それ以外の軽口も)と大切にしたい態度、
野末さんの、年齢を理由にしながらも、どんどん外川との時間が楽しくなって
かけがえのない男なんだと自覚していく過程、
これが愛でないならなんなんでしょうか。いやもうとにかく愛でした。
エピソードのひとつひとつが愛おしくてたまりません。

6

日常生活の中の小さな幸せ

紙本
修正…見えない描写
カバー下…あり

2

すごく好き

最近は電子で買うことが多く、久しぶりに紙の本を買ったのですが、やはりとても良いものですね…!

背景や小物の描写が美しく繊細で可愛らしい。
食べ物が美味しそうな漫画本当に好き。
人物の表情や動きがぐっとくる可愛らしさ。
(告白された後の手がパーになるシーンが好きすぎる…!)

物語の内容や流れるスピードがとても好きで、心が揺さぶられながらも、心地の良い、何度でも読み返したいと思う素敵な作品です。

作者様はもちろん、この作品に関わったすべての人に感謝!

7

佐岸左岸先生万歳

これで佐岸左岸先生の作品にハズレはないと確信致しました✨(何様やねんっ‍♂️)
もう2人のその後を気になって仕方ないです、、、。
書き下ろしの外川くんの一言にトキメキ過ぎて時が止まりました
これからも先生の作品が楽しみです!

3

かわいいのに成熟した理想のおじさん受け。

幸せな気持ちになりました。何度でも読み返したいです。
仕事では完璧な上司、外川くんにとっては人生の先輩としてもとても尊敬できる野末さんですが、人生経験があるからこそ、恋に臆病になって自分の気持ちに気づかないふりをしたり、あと一歩が踏み出せなかったり、ちょっと面倒くさくなったり(メールの返信ひとつで一喜一憂して外川くんのことを避けちゃったり)する感情の揺れひとつひとつがたまらなく可愛かったです。そして、野末さんの気持ちを聞いて「同情だ」と言った外川くんに対して、彼の気持ちをしっかりくみ取った上で、彼が納得できる「君が好きだ」を伝えられるところは、完璧すぎる大人の男でした。そのシーンを読んだ時、10歳という年の差がとても大きなものに思え、これから外川くんは何歩も先をいく野末さんの背中を追いかけつつも、支え合っていいくのだろうなと思い涙が出ました。二人が幸せになれて本当によかったです。

2

久しぶりに出会えた…………

ネタバレにならない程度で書きますと、気持ちを伝えるまでにかける時間や、それまでのやりとりが妙にリアルでもどかしいだがそこがいい。
なぜ私が良作と思ったのかは、付き合うまでが妙に早かったり、急展開!!みたいな事もなく、本当に「あぁ、こういう気持ちの探り合いあるよなぁ…」って男女問わず、経験したことのあるような気持ちがきちんと描かれていたからです。

この作品では、受けが年齢を気にする描写が多かったように思いますが、年齢のことを考えると将来の事を考え、このままでいいのかなと誰もが一度は考えるかと思いますが、世間体や周りの目を気にするのではなく誰と一緒にいたいかを、丁寧に描かれていたのが個人的に良い部分でした。
是非みなさんに読んでいただきたいです。

7

早く…

迷われている方、早く買って読まれたほうがいいです。
ネタバレを聞いて楽しめなくなる作品ではありませんが、空っぽの状態で思いっきり浸ってほしいです。
普段は買う買わないは熟考するタイプなんですが、これは連載で知っていたので即買いしました。
二人のことがものすごく愛おしくなるので、遅れて特典ゲットしなかったことを後悔すると思います。
(あ、電子ならその心配はないですか)

素敵なところだらけで、とても書ききれませんが少しだけ。
外川さんの行動(アンチエイジング)を、ちるちるさんの記事で先生が「下心を隠して健気に元気づける」と表現されていて…もうまさにそれです!となりました。本当にずっと野末さんの様子を見ているんだな、と思う細やかな心配り。キュンキュンしっぱなしでした。野末さんのこの周りに愛される魅力・可愛さ、何と表現したらいいのか…読んでメロメロになって下さい。

※ここからネタバレあり↓

穏やかな日常に「変化」というより「彩り」をもたらしてくれる外川さん。ちょいちょい本音言っちゃてるところも可愛いです!しょっちゅう野末さんを写真に撮ったり…とことん好きなんだなと顔が緩みました。気持ちを伝えるシーン最高でした!しかし大好きだからこそ大切だからこそブレーキを踏んで…でもここで野末さん!!もう読んでいて天にも昇る思いでした。誇張なしに最高です。

あと描き込みが本当に素晴らしいです(…すごく大変そう)。
最後に。大げさ過ぎ!と思われるかもしれませんが、大げさに言わずにいられないほど素敵なんです。

6

一緒に働きたい

雑誌掲載時から熱烈応援してましたが、もう一回読んでもやっぱり萌え萌えすぎるので神にしました。
野末さんも忠犬外川も最高です。リーマンものがお好きな方、可愛いおっさんがお好きな方でしたら絶対。雑誌掲載分+描きおろし7P(来たよ!無いかと思ってた寝室シーン!)+カバー下。ほんま好き。

お仕事優秀、部下への接し方はジェントルなアラフォー野末。めっちゃ素敵。
そんな野末を慕って?やたら世話を焼こうとする外川(ガタイの大きい柴犬状態)。
二人で普段と違うことをして、くたびれた日常からちょっと脱出しているうちに・・というお話です。

攻め受け以外の登場人物は
野末の上司(♀)、同僚、野末の部下たち等々。上司(♀)がさばさばしていて好きだわ・・

まあ読んで下さい。こんな可愛いリーマン他にいないです。頼むから同じ会社で働かせてほしい。
時々ハンコお願いしますとかってフロアにお邪魔できたら、最高。(すごく妄想)
いちいちセリフが可愛い、ちまっとしたコマ割りが可愛い、時々コマ突き抜けているスラっとした立ち姿が二人ともカッコいい、野末の三つ揃えスーツがめっちゃ素敵、テレっとした表情がくそ可愛い、頼むからアーンなんてせんといて、悶える苦しい・・・

とキリがない。
エッチいっぱいのご本がお好きな方でしたら、回れ右していただいて、それ以外の方は是非。
話違う!と思われる方にはお金払ってもいい(冗談)と思うぐらい、おススメしたい。
本棚いっぱいですが、これは永久保存。紙の質感も最高。誰が企画したんや、ほんま罪。いや有難う。
好きすぎて苦しくなるかもという点だけご注意下さい。

7

丁寧に綴られる、優しくて少しほろ苦い日常系BL

アラサーの頼りになる部下×アラフォーの愛され上司による、日常系BLです。

前作の「春と夏となっちゃんと秋と冬と僕」でファンになりましたが、四コマでは無く普通のコマ割りの漫画も読んでみたいと強く思ってたんですよね。
で、今回はその普通の漫画なワケですが、想像以上に可愛くて優しくて、その上心にしみじみ沁みる、素敵な作品でした。
いや、ちょっぴりほろ苦い所まで、心に沁みましたよ。

で、ザックリした内容です。
代わり映えのしない毎日に、少し憂鬱な39歳の野末。
頼りになる部下・外川(29歳)と、ひょんなキッカケでパンケーキを食べに行く事になりー・・・と言うものです。

まずこちら、主人公である野末ですが、仕事が出来て部下からの信頼も厚い愛され系上司。
ただ、寝て、起きて、仕事をするだけの自分に、少し憂鬱な今日この頃って感じのリーマンになります。
えーと、同じ毎日に飽きがきてるものの、変化が起こるのは面倒くさいみたいな。

で、そんな野末の毎日に変化を与える事になるのが、しっかりもので頼りになる部下・外川。
えーと、野末を好きな年下ワンコですが、ワンコはワンコでも番犬系の無愛想な尽くしタイプでしょうか。

こんな二人が、野末の「女の子どうしって(ハッピーそうで)いいよな」と言う言葉をキッカケに、パンケーキを食べに行ったり、パフェを食べに行ったりと、新しい事に挑戦して「野末のアンチエイジング大作戦」を始める。
と言うのが大筋になります。

これ、部下×上司なワケですが、二人のやりとりや日常と言うのが、とにかく萌えるのです。
外川ですが、上司である野末に対して、わりとズバズバ言っちゃうんですよね。
「四十路の全力疾走はほぼ徒歩でした・・・」と野末が言えば、「野末さんが運動不足なだけです」みたいな。
で、もう四十路で恋なんかする年じゃないと言う野末に対して「面倒臭いんじゃなくて、怖いんでしょう?」みたいな。
いやもう、切り込んでくる、切り込んでくる。

ただ、彼が「殴られる覚悟で言いました」と言いながら、そこまで踏み込んでくる理由ー。
それが、すごく萌える。
何てってたって、超真顔で「好きだからです」ですよ。
その後に、視線を逸らせて「野末さんと仕事するのが」ですよ!
えーと、なんだろう。
セリフの一つ一つ、モノローグの一つ一つがすごく印象的で心に響くんですけど、ちょっとした表情、仕草、そういうものでもすごくキャラの心情を伝えてくるんですよね。
で、外川が「好きだからです」と言った後に目線を逸らせて付け加える所なんかに、本心なんかが伝わってきてキュンキュンしちゃうと言いますか。


休日に共に出かけ、美味しいものを食べる。
外川の家に行き、料理を作って家飲みする。

いや、しつこいですが、二人の何気ない日常が、とにかく萌えるんですよ。
なんかこう、野末は自分の事をよく「おじさん」と言うんですけど、
やたら可愛くもありまして。
何だろう・・・。
無自覚の天然煽り系とでも言いますか。
仕事が出来る大人のくせに、くしゃっと笑う笑顔が犯罪級に可愛かったり、妙に無防備だったりするのです。
また、外川は外川で普段無愛想なのに、ご飯を食べる時は口いっぱいに食べ物を頬張って頬をパンパンにして食べる癖があったりと、見てるだけで微笑ましくなっちゃうと言いますか。
年下番犬系ワンコ、妙な所で可愛すぎる・・・!

ここから、こんな「日常」を共に過ごすうち、少しずつ変化して行く野末。
そして、変化して行く二人の関係。

実は野末ですが、外川から想いを伝えられます。
すると、嬉しさより怖さを感じて、怖じ気づいてしまう・・・。

う~ん・・・。
これな、何で好きなのに逃げてしまうかなんですけど。
大人でも、いや大人だからこそ、傷つくのが怖いんですよね。
傷の治りはすごく遅いし、ダメージもでかくて立ち直るのに時間がかかる。
これまでたくさんの経験をしてるからこそ、負の予想と言うのが一番にきてしまうのです。
39歳って、すごく微妙な年だと思うんですよ。
若さ故の勢いは失ってしまっているし、全てをあるがまま受け入れられるほどに達観してもない。

傷つくのは怖いし、これまでの二人の関係を失う事も怖い。
そんな野末の心の揺れがとても丁寧に綴られ、すっごく共感しちゃうんですよ。
また、だからこそ、それでも衝動に突き動かされるようにして行動を起こすシーンでは、深く感動する。
いや、読んでいてグッときちゃうのです。

ちなみに、本編終了後の番外編と、描き下ろしがとても素敵でした。
野末が初エッチを躊躇う理由。
そして、二人の為の食事だから、自炊では無く手料理だと語る野末の言葉。
なんだかとってもあたたかくて幸せな気持ちになりますよ。

ついでに、描き下ろしは最初からエッチ。
外川がワンコ丸出しで、結構ムッツリですな!って感じで。

と、あたたかくて優しくて、ちょっぴりほろ苦い、とても素敵な作品でした。

10

廃れたおっさんのはずがキラキラ輝いています

四十路のおっさんが、こんなにかわいいだなんておもってもみませんでした。
寝て起きて仕事をする、代わり映えのない日常を送り変化させるのがこわい四十路の野末さん。
仕事にも恋愛にも臆病になってしまいましたが、部下の外川くんのおかげで少しづつ変化していきます。

始終やりとりが可愛くて、ほっこり。そして、変化を怖がる気持ちも分かるぶん、グッとくるセリフが沢山ありました。

食べる姿がかわいい!!女の子ごっこを楽しむ2人がとても可愛いです。へへって笑う野末さんも、ニコッと微笑む外川くんも・・・可愛いおじさんなんじゃなくて、ただただ可愛いのです。
えっちなシーンは多くありません。しかし、読後は本当に満たされ心が暖かくなりました。

絵がとても綺麗でお話も凄くよかったので、前作も買ってしまいました。

8

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