拒まない男

kobamanai otoko

拒まない男
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神257
  • 萌×268
  • 萌27
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

85

レビュー数
48
得点
1643
評価数
360
平均
4.6 / 5
神率
71.4%
著者
三月えみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801971752

あらすじ

探偵の黒瀬望海は、ある議員の浮気調査中。
議員の浮気相手として浮上したのは、優秀なホテルコンシェルジュで黒瀬の探偵助手でもある白石 律だった。
ひそかに律を想っていた黒瀬は、嫉妬と怒りから律を抱くが実は両想いだったと判明!
公私ともに最高のパートナーを得た黒瀬に対し、律は何かを隠しているようで…?

ストーリーテラー三月えみが描く一筋縄ではいかない男たちのダウトな恋愛模様。

【収録作品】
拒まない男1~7
もうひとりの拒まない男

表題作拒まない男

黒瀬望海,探偵
白石律,ホテルコンシェルジュ,探偵助手

その他の収録作品

  • もうひとりの拒まない男
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数48

ストーリーテラー!!

あまり興味がなかったのですが、こちらでの評価が高かったので興味本位で買ってみました。結果、買ってよかったです。何なら今年読んだ中でも5本指に入るくらい面白かった!

段々謎が解けていく展開なんだけど、謎が解けながらも「え、それは信じていいの?」と疑心暗鬼になりながら読むので、最後までずっとハラハラしっぱなしでした。最後まで読んでようやく落ち着いて読み返そうと思えました(笑)練りに練ったストーリーに、ストーリーテラーと言われているだけあるわ!!と舌を巻きました。気になる作家さんがまた増えてしまいました。

受けさんのオンとオフのギャップがどちらもセクシーだし、過去のお姿もまぁビックリ(笑)よく頑張って痩せたね!!蓋を開ければとんでもないストーカー気質なんだけど、攻めさんがそれを嫌がってない(むしろ喜んでる?)ようなので、末永くお幸せに…と願ってやみません。

2

実直な画と手堅いストーリーに高満足度!!

三月えみ先生、今まで完全ノーマークでした。初読みです。
結果、面白かった!

最後にネタバラシ的なお話があるので、振り返って何度も読み直して、その度に面白い!
さすがストーリーテラーの誉れ高いだけあります。

攻めの黒瀬望海は探偵。
受けの白石律はホテルコンシェルジュ。
3ヶ月前に出逢い、黒瀬は律に一目惚れ。

でも二人の本当の出逢いは7年前。
律が20歳。
探偵社に両親の離婚材料調査を依頼したとき。(成人じゃないと依頼はできないから、その年齢設定?)

律は2年前から引きこもっていたらしい。
というか、父親の台詞、「私の許可なく部屋から出て」とか「これからは私が管理する」とかからして、もうこれは軟禁でしょう。

同じ同性愛者としてか、父親との拗れた関係にシンパシーを感じてか、黒瀬は探偵の本分を曲げて律に接触し、一緒に入浴するまでになる。

ずっと部屋にお布団かぶって引きこもっていた律の姿は丸々肥えて不精ヒゲ。
汚れた髪は伸び放題。
それを黒瀬は「お前の身体は全部オレに任せろ」とか言って一緒に入浴し、キレイに洗ってやったというわけです。

で、そのとき律は黒瀬の立派なち○こに一目惚れしたと。
でもきっとそれだけじゃなくて。
ここまでの関係を築くには相当な言葉を尽くし、手を掛けてきたはず。
そんな黒瀬を信頼し、その優しさに惚れたに違いない。

律は黒瀬を落とすために社会復帰し、7年かけて自己改造をする。
そしてパーフェクトな「虚像」、美しくて有能なコンシェルジュの白石律を作り出すことに成功する。
作中には表の顔、裏の顔、なんて言葉も出てきます。

でも三月先生は
「コンシェルジュ 白石 律も
探偵のりっちゃんも 引きこもりも
ストーカーも
全部オレの 大事な りっちゃんだ」
と黒瀬に言わせているように、
律が一人称を「私」「僕」「オレ」と使い分けているように、
一人の人間には色々な面があって、全部引っくるめてその人なんだと言いたかったのでしょう。

そして、自分をさらけ出し、丸ごと全部を受け入れてくれ、愛し愛される関係の素晴らしさ。
真の愛を手に入れた二人の愛し合う姿の美しいこと……!

私のオススメは、布団の中の暗がりに目ん玉二つだけ覗かせているりっちゃん。
可愛いっ!
明るい世界から伸ばされた手をしっかり握り、暗闇から連れ出される
イメージ。
しかと抱き合う二人。
じぃ〜んときました。

でも、あれ?
それぞれの父親との問題、解決してないですよね。
黒瀬は全てを律に打ち明けたけど、故郷の街には行けてない。
置き去りにした昔の自分と向き合えていない。
律もいつか父親に復讐してやると言って、拗らせ真っ最中だし。
気持ちが成仏するまでにはまだまだ時間がかかりそう。

忘れてたけど、一番拗らせているのはりっちゃんパパ。
彼も救われて欲しいなぁ。
そうなってこそ、真のりっちゃんの救済が訪れるように思います。

そこは是非とも続編で如何でしょう?
先生!
あとがきにあるように、今度はカッコいいバディもの風もありかも?

あと、本作は時間があちこち飛んで描かれているんですが、青山所長の髪の長さで時系列が判るようになってるんですよね。
考えましたね。

1

すごい

めちゃめちゃ面白かった

0

複雑に絡み合ったお話

三月先生読むの7作目ですが、毎作、唐突なセリフや展開に、え?なんでそうなるん?と戸惑うことが多く、自分の理解力不足を痛感させられるんですが(なのでその印象が強くて萌えを感じることがあまりないという体たらく)(結んで。ほどいて〜は好きでした)

本作も、え?どういうこと?と思うことが多かったのですが、伏線はりまくりと言いますか、実は実はな事実が次から次へと明かされたので、ああ、そういうことか、とわかりましたが。お脳がアレな私は理解するのに忙しかったです(汗)

1点、わからないのは、律が引きこもっていた時、黒瀬に「一度でいいからオレと寝てくれませんか」と言ったの、恋慕の自覚がなかったとのことですが、てことは律の中では、好奇心からの言葉だったてことなんですかね。

そこを黒瀬に「オレを落としてみろよ」と言われたから、復讐(執着)するようになったと。

で、復讐のつもりで黒瀬を落としたけど、黒瀬に本気で素の自分を好きだと言われて、律は自分の気持ちを認め(ざるを得なかっ)たてことなんですね。

その後、抜け殻になった律がよかったです。そんな抜け殻を応援する黒瀬も。

早朝の海辺での最後の会話も好きです。
「まだ旅の2日目なのに もう1年くらい黒瀬さんと暮らした気がする」
「じゃあ明日には熟年夫婦だ」
てとこ。

私には少々複雑なお話でしたが「もうひとりの拒まない男」はよく出来ているなと思いました。

ただ、ちょっと思うのは、以前先生の他作品のレビューにも書いたのですが、先生のシンプルなストーリーも一度見てみたいなと。きれいな絵で素直に萌えを味わってみたい。そんなの先生の作風と異なる邪道な望みかも知れませんが、理解力不足の私はそんなことを感じてしまいました。

蛇足ですが、黒瀬の過去の罪悪感、自分が電話に出ていたら父親は生きていたかも、なエピソードはありがちかなと思ってしまいました。ごめんなさい(全体的に凝った設定なのに、ここだけこれなのが気になって…)

あと、スーパーコンシェルジュ白石は、生協の白石さんからきているのかなぁなんてつかぬことも思いました。

1

めっちゃくちゃ面白かったです

ストーリーテラーと評されるだけの面白さがありました。初めて読んだ作家さんでしたが、絵柄もすごく好きでした!
2人の話の続きを読みたいです…!

0

面白い

初読みの作家さんだと思っていたのですが
昔ちゃんと読んでました。
エロ特化で選んじゃう私なので忘れてましたが
この作品、面白かった(n*´ω`*n)なんだろうね、うん。
異常なる執念というか、愛のたまものというか。
未読の作品も折を見て集めようかなと算段ちゅう。

さて、お話。
探偵とホテルマン。
お客様に頼まれればなんでも拒まないと噂のデキるホテルマン。
探偵の助手がしたいなんていうもんで行動を共にすることに。
流れで体の関係に流れる中、待ち望んでいた。準備してたなんて
可愛い展開。
その言葉の裏には過去の出会いから~な顛末がまっているわけです。

クールで何でもできる完ぺきな男だと思っていた受の正体。
二人の出会いと、愛と執着。
どれも面白かった。
表紙の作画がいまひとつ好みじゃないかなと思ってましたが
中は思いのほか好みでした。
攻のキャラと見た目が好みなのも好印象。

0

映画並みの充実感

想像以上に良かった。
泡にも…で短編で読ませる力の有る作者様だなとは思いましたが、こちらはまさにストーリーテラーの三月えみ先生。エロも絵も少し癖有りますが上手い。
探偵で浮気調査中。直情的な性格の黒瀬望海。一癖有りそうな、拒まない男、優秀コンシェルジュの白石律。執着復讐愛です。コンシェルジュってこんなことまでしてくれるの?
ハムスターのハムラッシュまでも中々良い役割してます。
最初の10ページからもう目が離せなくなります。腹の探りあい、どれが嘘か本心か分からない。
一話を読んだ早い段階であれよあれよと上手く行き過ぎな所からの一気に伏線が張られ最後全て回収されるのが気持ち良い。
ギャグも面白かった、好きな所は巨チン◯とかさぁ。でもこれも伏線だったり。最後の最後まで予測が付かなかった。この人とあの人が実は繋がっていたり居なかったり、
細かいことにも理由が有る。

確かに過激なストーカーですが、全て愛ゆえ。お互い純なんです。極論恨みだけだったら刺して終わる話なんですから、そんな惚れさせて振るなんてまどろっこしい事はしないんじゃないかな。

そしてお互い救済された後のエロスはすばらしいの一言。
エロの表情が本当に上手い!
テレビのインタビューを見ながらHってエロすぎません?
これは次回作のハードルが上がってしまう。
個人的に三月えみ先生の夜明けの序章のアルーンや泡にもの様な強気攻めがとても魅力的なので次回作は俺様強気執着攻めでお願いしたいです。
BL好きになって良かったなぁ。

0

NO1のストーリー展開です

ごめんなさい。読む前は適当な攻めと完璧な受けのありがちな話かと思っていました。

まだBLを買い始めて半年ほどで150冊位しか読んでませんが、今のところこの作品ほど展開に驚かされた作品はありません。
表紙とサンプルの1話があまり魅力的じゃないのが、とっても残念です!!
とにかく2話からが俄然面白くなってきて、毎回、予想もしなかった展開になっていきます。
コミックスの最後の最後のページまで「ええ?そういうことなの?!」と楽しませてくれます。何度も呼んで、納得したくなる作品です。

ホントに4時間の映画でも見た後のような情報量。これを1冊にまとめたのは凄いけど、もったいないとも思います。いろいろ詰め込み過ぎてありえないと思う読者もいるかもしれませんが、わたしはこの作品を読めて大満足です!!

BL好きじゃない人にもおすすめしたいほどの作品です。
ぜひ、読んでください!!!

ネタバレなしで読んだ方がぜったいに楽しめます!

1

執着は人生を変える

完璧な受って良いですよね。
普段誰にでも丁寧で優しくて完璧な彼が攻の前でだけグズグズになってるのを見るのが大好きです。
グズグズになるくらい攻が好きなんだね。うんうん、2人で幸せになりな、なんて近所のおばさんみたいなことを考えてしまいます。

とはいえ、そうはいかないのが本作。
もし、今目の前に居る完璧な姿が作られたものだったら?それも自分の為に。人生も性格も外見も何もかもを変えて自分に執着しているならどう振る舞うのが正解なのでしょう。

受け入れる、簡単に言うことは出来ても実際証明するには自分の人生を賭けないといけないわけで……。

完璧な姿も完璧じゃない姿もどっちも認めて愛してくれる存在に出会ったことが奇跡なんでしょうね。

1

まさにストーリーテラー!

すごい!まるで日めくりカレンダーをめくってるような怒涛の展開。

これはぜひネタバレを読まずに読んでほしいです。
ずっとランキングに入ってて、レビューも神評価ばかりで、ずっと気になってました。

正直三月えみさんと相性があまり良くないなあと思っていたので、なかなか手が出ませんでした。

しかし!これは間違いなく神です。
今までごめんなさい。

人情味溢れる一人の男が全てを狂わせて?
まさか?え?そうだったの?
ページをめくるたびに新事実がわかって。
こんなに仕組んでたなんて。ストーリーテラーですね。

攻めの人情味と包容力と単純さ、受けを結局信じてしまうところ。受けもうわてでしたが、攻めがもう何もかも包み込んでしまうところ。すっごく良かったです。

青山さんも幼馴染の議員さんも奥さんも受けの父もみんなこんな繋がりがあったなんて。

拒まない男、怖いのは誰かな?

0

何度でも読み直したくなる

受けの白石さんが麗しい。読み進めるにつれ美しい白石さんからかわいい律ちゃんへと変わっていくのが印象的。彼のセクシーな下着も忘れられません。
攻めの黒瀬さんは、お調子者だけど時々真剣な顔がかっこいい。シティハンターの彼を思い出しました。
ストーリーは他の方のレビュー通り驚きの展開へ。何度も読み直してこのシーンはそうだったのかと噛み締めなおすことができます。購入してから何度も読み直して、何度もうっとりする素晴らしい神作品です。

1

本当に衝撃的な程面白かった

こんなに素晴らしい本と出会えた事に感謝と発売から結構経ってるやん!もっと早く知りたかったわ自分!!って感じで…本当に本当に最高すぎた…話がしっかりと練り込まれて仕組まれた最後に向けて気持ちよく進んで行くのでこの物語に終わって欲しくない気持ちと早く真実を知りたい気持ちで大渋滞しながら読む時間は最高に至福だった…りっちゃんがもう本当に度を超えた純粋なストーカー根性でそれを見つめるもうひとりの拒まない男を見て涙出たよう…そこでもさらっと衝撃的事実発覚しとるし…もしこれを知ったりっちゃんは復讐を成し遂げられるのかなぁとか思ってみたり…あともちろん黒瀬さんも情の厚いイケメンで事ある毎にハムラッシュを想っていて可愛かった笑
これからも2人が確かな愛を育ててちゃんと結婚出来ますようにと願いつつ何度も読み返す本に決定しました!!

3

表紙の反対側にストーリーテラー

との宣伝文言があったので初めての作家さんでしたが購入しました。
わたしは自分的に萌えないエロ満載のコミックよりはお話が面白いコミックの方がずっとマシだと思えるヒトです。
もともとマンガ好きなので。
で、確かになんだか引き込まれていくミステリーっぽいストーリーでして、あ、買って良かったな!って素直に思いました。
もとはとれたって。
でもでも、実はエロもけっこー有ります。
絵柄的にエロっぽくない、と思ってたんですが
いやいや、なんか色っぽいです、白石さん。
表紙絵よりお話ごとの扉絵の方がずっーとエロいです。
エロしか言ってないですが!

こんなBL、ちょっと読んだことないです。

というわけで久々にめちゃお得なBLを読ませて頂きました、ありがとう!三月えみ先生!
他のコミックも読みたいです。

それとたぶん、続編ありそうです、勝手に推測してるだけですが。

2

最.............っっ高だった(拝)(頭抱)

(もう駄目だ彼と結婚しよう)

コンシェルジュの鉄壁な姿とお茶目な変装、謎めいた視線、内気のようでいて抗えない誘い文句…‼︎
白石律の色んな姿にもう夢中で、読めないストーリーに読み応えがあって、読後叫びそうでした‼︎

ホテルマンの律の姿は後半まで、カッコよくて頼れて尊敬していたのです。それは今でも変わらないのですが、どんどんと彼の内面が見えてくるにつれて更に魅力的で好きになったし、ここまで何層にも巡るストーリーだとは予想外で驚き興奮しました。

律に速攻落ちてメロメロな探偵黒瀬の心境も面白い。
ハムラッシュ(黒瀬が飼ってたハムスター)に泣いてくれた律も、助けてくれた黒瀬も、相手に寄り添うということがどれだけ影響力があるか。それは時に支えにもなれば、人の弱みになるものなのだということが面白かったです。
またどんなに完璧に見える人でも隠された一面があることに、改めて気付かされました。

三月さんの柔軟な線が優しくキャラに寄り添っているようで、心理の読めない目線や厚いドラマが相まって胸がいっぱいになりました。

エロも序盤からあるのですが無理がなく、キチッとした上質な制服のまま手で抜かれたり、願掛けでいつも準備してきていたと耳元で囁く律の、健気な魔性っぷりに完敗です。
最後には静かに二人向き合うシーン、延々ベタベタするシーンもあって、最〜高〜〜でした。

※ひかりTVブックで購入しスマホアプリで閲覧したら結構なモアレになりました。配置されている網目が細かいからかと思います。購入する時は試し読みなどでご確認ください。

2

愛と執着が交錯するディープなBL

非常によく練られたストーリーだなと思いました。
すべての事象が複雑に絡み合っていて、え、こんなことも!?と思うようなことまでが伏線になっていたり。
ぜひネタバレなしで読んでいただきたいです。


情に厚い肉体派探偵×ホテルの敏腕コンシェルジュの、相互救済ラブストーリーです。

探偵業を営む黒瀬の次の依頼は、政治家の浮気調査。
その相手候補に挙がったのは、ホテルでコンシェルジュを勤める白石という男。
彼は、客のどんな依頼も確実に遂行するその能力の高さから「絶対に拒まない男」として知られています。
そんな白石ですが、ひとたび仕事が終われば、黒瀬の助手として探偵業の手伝いをしています。

かねてより白石に片思いをしていた黒瀬。
ひょんないざこざから、白石もまた自分を好いているということを知り、両思いだと浮かれます。
しかし、相手は調査対象の男。
疑わなければならない自分の立場と、惚れた相手を信じたいという気持ちの間で葛藤します。


白石もとい律は、最後までよく分からない男でした。
どこまでが演技で、どこからが本心だったのか。

同性愛者だということを理由に実の父親から虐げられ、引きこもっていた律。
部屋の外へ出る勇気を与え、自分の代わりに父を殴ってくれた黒瀬は、命の恩人ともいえる人物。
そんな黒瀬に対して、それが恋愛感情だと分からぬままに異様な執着を見せ、死にものぐるいで社会復帰を果たします。

コンシェルジュって、ものすごく大変な職業ですよね。
幅広い知識が要求されるのはもちろん、コミュニケーション能力も欠かせないし、何よりも常に新しい情報を仕入れて自分をアップデートし続ける意識の高さが必要。
引きこもりからそこまで至るのには、想像を絶するような努力が必要だったはず。
それをたったひとりの男のためにやり遂げられるのは、もはや恋という生易しい感情ではないかもしれません。
だんだん黒瀬に対して本性を現していく律でしたが、人のために泣けるところがある彼は、きっと根っこにある心が綺麗なんだと思います。

黒瀬は探偵に向いていないと言われるほど情に厚く、考えるより先に体が動くタイプです。
ハムスターにさえ並々ならぬ愛情を注ぎ、その死に涙する。
困っている人を見捨てない優しい心の持ち主で、復讐を果たすために近づいたのだとあざ笑う律を深い懐でしっかりと受け止めてくれます。

エッチシーン自体は多めです。
甘々ラブラブ!という感じではないですが、旅行先でのお互いの傷を癒すような、欠けたところを埋め合うような優しいセックスは見応えがあって良かったです。
なぜかほとんど下着を穿いたままでしたね。ずらし挿入がお好きなんでしょうか。

4

新しいタイプのBL

お話を読むにあたって支障が出ないレベルのネタバレ要素でレビュー描きます!

再会もののBLというのは多くありますが、ここまで2転3転する作品は初めてでした!

本の最後まで脇役を含めて衝撃の設定があり、それも不自然な形ではなく、お話にとてもいいスパイスとなっていたと思います。

受けの白石くんの、攻めの黒瀬くんに対する気持ちがもうすごすぎてビックリしましたね笑 色んな意味で驚きました。

攻めの黒瀬くんも潜在的に絆され流され攻めなので、白石くんにデロデロに惚れてて笑いました。コンシェルジュの白石律に惚れたけど、最後にはちゃんと白石くんの素を受け入れて好きになっていてとても良かったです。

展開がどんどん変わるBLを読みたい方は是非!
ちなみにエロも結構濃いめです!笑

2

あら、こういう感じなのね!

表紙とタイトルとあらすじで勝手に暗い話を想像してしまい、後回しにしてました。

意外にも嫌いじゃない。勝手にもっと湿度の高いストーリーを想像しただけ!と言われれば、すんません。なんですけどね。

りっちゃんの秘密は気付いて欲しい裏返しで、知られたくない秘密ではなかったんだなぁ。
不快な秘密ではないって感じ。犯罪系じゃないし。

いやいや、一途に好きな人を落としたくて頑張ったんだよね?
そんなに好きな人にめちゃくちゃ惚れられたんだから、目的はちゃんと達成してる。
別方向に頑張ったりしなくて良かったです。
根が素直な2人にとても好感が持てました。

周りの人達も良いキャラでした。

父親への最高の復讐、是非やってください!




2

黒と白、二転三転。

私的には二作目の三月さん。

一作目がちょっと馴染めなかったけれど、
視点が面白い作家さんだなと思っていたら、
これですよ!
ちょっと読む順番間違えちゃたかなと。
初期作品から
いきなり最近のに飛んじゃいました!

しかしこの作品は面白かったですよ!
相変わらず
導入部は唐突感が否めないのですが、
物語が進んていくに連れ、
ギクシャクしていたストーリーが
見事にするすると
一つの流れの中に収まっていくという。

今回は実に説得力のある
BLバカップルであります!
ひねくれ過ぎて二転も三転もしている白石さんと、
一目惚れでめろめろしている素直な黒瀬さん!
二人が本当の意味で
恋人同士になるまでの紆余曲折。
回りの全てが伏線になっていて、
この辺も面白い!

二人それぞれの葛藤を抱えつつ、
それも二人なら乗り越えていけるのでしょうと思わせる展開に、
思わず良かったねと
うんうん頷いてしまうのです!

いい意味で、やられたなという感想。
評価は「神」で!

2

余韻が引かない、どころか増幅してます。

 以下、思いっきりネタバレ(たねあかし)です。これから読まれる方は読まないでください。

引きこもりの律をして、ホテルのコンシェルジユに就かせるほどの強い想い。憎しみから始まったかもですが、上司の青山さんが、悪い方向に進ませなかったのですね。タラシの望海さんに恋人ができなかったのは、彼の仕業かなぁ。

一方、同情したばかりに職を追われ、自分に復讐する為捜査対象とされ『ザマーミロ』と、罵られても、彼に愛情を向ける大らかな望海。律の、表面しか愛されてないという疑いの壁は、瞬間的に崩落しましたね。
 いえ、壁というほどのものではなかったか。ハムラッシュの死に際したコンシェルジユの涙は、再会の喜びであり、ハムスターの死にも落ち込んでしまう、意外にも孤独な彼への思慕ではなかったか。

本領発揮の一途な律くんを、もっと覗いてみたかった。あらためて考えると、律は、青山さんをも牽制してたのかもしれません。したたかですね。

三月先生、楽しい時間をありがとうございました。

2

ドラマチックな物語を楽しめる

大人のシックな恋愛模様かと思いきや、ページを捲れば一筋縄ではいかないくせ者同士の恋。
ワクワクしてページを捲る手が止まりませんでした。
純粋にストーリーが面白い、こういうBL本当に大好きです。

「白石さん」という殻が破れて愛されたがっているりっちゃんが出てくるところが本当に良い。
ギャップ萌えとはまさにこのこと…完璧な男から一転、素のりっちゃんも好きです。
りっちゃんの抱えている過去、黒瀬への執着心。
でも妙に人間臭くて重たい、という印象よりも「よくぞここまで…」という可愛さになってしまいました。

黒瀬が「好きに生きていい」ってりっちゃんに言うシーン、あそこが痺れますね…。
りっちゃんが軽いノリながら軽薄とかいう訳じゃなく、度量の広い黒瀬のことを想い続けた理由がなんとなく分かる気がします。

出てくる登場人物みんな曲者でおもしろい。
巻末の描き下ろしにまで秘密がたっぷり!
最後まで楽しませて頂きました、はー、満足度の高い一冊ですね!
読ませるBLでした。

8

りっちゃんのかわいさ

内容は皆さんのレビューがあるので割愛します。


兎に角、りっちゃんが変装のこだわりポイントを語る時の眼がかわいい~♡キラッキラ。
コンシェルジュでシュッとした出で立ちとは真逆の少年感にやられました。かわええ~♡

あと、黒瀬の回想シーンで昔のりっちゃんとお風呂に入る時に黒瀬が束ねているロン毛をおろしています。その姿がどうしても「神シリーズの赤石」に見えて勝手に悶えました♡
作者が同じなので絵が似るのは仕方ないのですが、個人的に赤石が大好きなので偶然出会えたような高揚感でした。

面白い話で絵も素敵、赤石にも会えて(←勘違い)私にとってはお得な1冊でした。

8

初見はぜひネタバレなしで!!

評価が高く、ぜひネタバレなしでと見たのでネタバレを見ずワクワクしながら読みました、とても良かったです!!これから読む方も是非ネタバレなしで。読み進めるほど「そういうね…!」となり、どんどんじわじわと良さが高まり読み返したくなります。ストーリー重視の方おすすめです。







↓あまりネタバレしないようにしましたが多少含まれるので注意
りっちゃんがとにかく可愛かった…!りっちゃんの目がとても好きです。ちるちるさんの特集でオールバック特集として組まれていましたが私としては前髪下ろしてる律が大好きです。
ネタバレ踏まずに読んで!と見たので何かしら裏とかあるんだろうなーとは思いバドエンやメリバが地雷なのでドキドキしていましたが色々判明後の二人の約束されたハピエン感に読後とても幸せになりました。朝の海でのシーンが大好きです。
本編のあとのもう一人の拒まない男では律への愛が高まり、また関係性になるほどね〜となりました。色々すごいな。
りっちゃんの最終目標の場面もいつか短編の番外編とかでもいいので見てみたいです…!最高でした!

6

りっちゃんのパンツがエロい!

いや~面白かった!
この作品はちょっとミステリー要素ありなんで、感想でネタバレすると面白くないと思うのであまり色々書けないなー。
三月えみ先生大好きなんですが、今まで読んだ中で一番エロさを感じました。
りっちゃんのパンツ!なんでそんなエロいの穿いてんの?りっちゃんがミステリアスでギャップもあって魅力的なキャラで大好きです。
黒瀬さんもりっちゃん好きすぎて拗らせてて面白い。
あと二人の仲を取り持った?ハムラッシュかわいい。

ぜひぜひネタバレなしで読んでいただいて、「もうひとりの拒まない男」読んだらもう一回最初から読むと面白いと思います。いや、もう一回読みたくなると思う。

3

父親への憤りを緩めない、その執念の強さが最高

 230ページ超えの長編作品ですが、途中で一切だれることなく、最初から最後まで面白かったです。三月先生のストーリー構成力の高さを、改めて思い知らされた形となりました。あとがきでは、異業種の2人が情報交換をしながら格好良く探偵をやっているシーンをもっと入れたかったと仰っていて、確かに探偵業上の波乱というのは少なかったかもしれません。ただ、その分メイン2人の過去から現在に至るまでを丁寧に掘り下げてくれて、思い出したくない過去を持つ2人が新たに恋人として関係性を築いていく過程が楽しめたので、BL読者としては大変満足でした。波乱は少ないものの、誰と誰がどこで繋がっているのかという相関図は割と複雑で、そういうことだったのか!という驚きもありますしね。

 ストーリーの質の高さと並んで、作品のもう1つの魅力となっているのが、やはりメインである黒瀬と白石というキャラ自身。黒瀬は一見、自分に都合のいいものに靡きやすく、そうでなくなったら簡単に切り捨てられるような薄情そうな男に見えるのだけど、実は人情に厚く、それを人に押し付ける厚かましさはないというバランスのとれた優男。一方で白石は、仕事もでき頭も切れる美形でありながら、過去には今の姿と似ても似つかない引きこもりだった経験があり、惚れた相手には粘着するタチという大きなギャップを持っている。その上、それが相手にバレても笑い飛ばして怯むこともなく、クズな父親に抑圧されたことを根に持ち、絶対に復讐してやるという気概のある、なかなか豪胆な性格の持ち主です。

 白石の過去に思わず同情し、なんて可哀想なんだと思わされながら、次の瞬間には、そんな過去をただ嘆くではなく自分でしっかり立ち上がって清算し、人生を変えた男に自分も影響を与えてやろうと目論み、見た目も社会的評価も最上へと上り詰めた強かな彼の執念、努力家なところや前向きさに嘆息する。この繰り返しが非常に面白いんですね。ストーリーの精緻さと、そんなキャラクターの魅力が相俟って、読後の満足感が高い作品になっていたと思います。また、個人的に三月先生のタッチが大好きなので、黒髪受けである白石の美貌をいろんな髪型、服装で堪能できたところも楽しかったです。黒瀬に抱かれる時の白石の反応、表情は、演技ではなかったと思うし、追いかけてきた男と繋がれる悦びを素直に感じているようで萌えました。

8

萌度低めだけど面白い

人間関係が狭い中で複雑に絡み合ったストーリーで、とても面白かったです。
受けの律ちゃんは昼はコンシェルジュ、夜は探偵助手ってどんだけ体力あるんだろうね?w完璧な資料作って渡してたけど、どこにそんな時間あったんだろ…どうでもいいとこだけど、ホテル勤務中黒瀬に時間割きすぎてて、暇そうに見えたのが気になっちゃったw

律ちゃんの策略はすごいです。回りくどいけど、過去エピソードを見てからだと執念を感じて納得できなくもない。だけど、周りの人間を巻き込んでやることかなあと、やり方は不自然な気がしました。
背景は巻末の「もうひとりの拒まない男」で明かされますが、頭では解決しても心はモヤモヤ。このお話、ストーリー的には欠けていたパズルのピースがぱちぱちはまっていくみたいな爽快感があるんです。でも心情的にはあまり納得がいってなくて。
黒瀬のことも律のことも、人間的なところがあまり理解できなかったからかな。決してキャラ立ちしてないってことじゃないはずなんだけど、圧倒してくるストーリーの中にキャラが埋没してるような印象もありました。特に黒瀬は流されっぷりから中身が空っぽに近いんじゃないかと思えちゃって。

お話はすごく面白いんだ、文句なしに、とっても。ただ黒瀬と律のメインカプ二人への興味があんまり生まれなかったかも。

それと瞳の描き方とか顔の作画がちょっと古めかしい方向に行っちゃってて、これも萌え度が下がった一つの理由です。

おまけマンガのストーカー律ちゃんと恋は盲目おばか黒瀬はとても好き。

6

内容を知らないまま読んで欲しい作品

雑誌で偶然1話だけ読んでいました。だから全部読んだ時にお話の全体像が分かって、こんな話だったのかととても驚きました。そしてとても面白かったです。

三月えみ先生の作品の中でもダントツに好きです。
人の良い黒瀬とホテルコンシェルジュの律。律の本当の秘密、これがとっても壮大でした。
何の知識も無く読んで欲しいと思います。

全てを知っても律を愛する黒瀬は愛情溢れる男でした。
そして今までの律を支えて来た人々の話がとても興味深くて、このお話を一層面白くしています。

特に黒瀬の探偵事務所の所長の詠太の「もうひとりの拒まない男」が最高でした。


律の最終的な目的は残念ながら作中にはありませんでしたが、きっと果たすのだと思える最後でした。

10

冷めてる探偵 × 拗らせコンシェルジュのミステリラブ。

探偵の黒瀬望海と、優秀なホテルコンシェルジュ兼黒瀬の探偵助手・白石律こと"りっちゃん"の物語です。

夜景をバックにしたアダルティな表紙が素敵です。
色香あふれる目元がお美しい、受け様も攻め様も。
「一筋縄ではいかない男たちのダウトな恋愛模様」
とありますが、いざページをめくってみると予想してたよりもコミカル。
それぞれの秘められた過去、思惑が絡み合い、盛り沢山な内容だけど、テンポ良く進んでいくところが魅力的だと思いました。

それもこれも、黒瀬が軽快な男だからかな。(軽薄ではない)
とにかくりっちゃん大好き人間で、怪しい律を信じる、責めない、甘やかす。
個人的には、拗らせまくりな律に対する黒瀬の順応力の高さにびっくりしました。
ポジティブというか、切り替えが早いというか。
りっちゃんの本音を聞いてショック!
ってならないところが彼のちょっと憎たらしくて、良いところなんだと思います。

一方で律は、努力家で、大人しく見えて奥底に秘めた熱量がすご〜い子です。
蓋をあけてみると律の味方はけっこう多くて、これにまたわたしはびっくりしたのですが、彼のひたむきさは周りの人の心を動かすほどだったということ。

探偵の仕事は、まず疑いをかけることから。
ホテルの仕事は、お客様を信じるところから。
職種でも対比されているように黒瀬と律は、冷と熱、動と静、軽と重、どこを取っても対の魅力を持つカップルなんですよね。
裏の顔があることだけを除いて。

キャラ設定だけでなく、黒瀬が飼っていたハムスター "ハムラッシュ"や、"ちんこ"の使い方が絶妙で、丁寧に練られた作品なんだなぁと感じました。

完成度の高い作品だと思うのですが、個人的には黒瀬のノリにも、律の執念にもついていくのが少し難しかった…
唯一しっくりきたのが、黒瀬の上司・青山。
青山視点の「もうひとりの拒まない男」を読んで初めて黒瀬と律を応援したくなりました。
自分とキャラとの相性って大事なんだな……

5

『白石さん』

どんな無茶ぶり案件も拒まない超有能なホテルコンシェルジュ『白石さん』の白石律。
眉目秀麗で思慮深くて、物腰が柔らかで、まさにミスターパーフェクト。

そんな白石さんが探偵の黒瀬とまさかの両想い!
あの車での誘い方、情事、お泊まり後の朝の食卓のひまわりの種の気遣い…うわあ〜、白石さん、こんな所まで完璧なの?これはもう結婚しかないわ!と胸が高まり黒瀬と律の蜜月を期待していたら…

ん…?あれ?白石さん、なんかこれちょっと一筋縄ではいかなくないですか…?と一抹の不安と胸騒ぎを抱えて探り探り読み進めることに。

律の作り上げてきた『白石さん』の正体が少しずつ見えてくるのですが、あの過去のいろいろとないまぜになった黒瀬への感情が原動力となり自分を変えた律も、ハムラッシュを思い泣いた白石さんも、黒瀬に抱かれて余裕の無くなるりっちゃんも…
黒瀬への想いがブレずに根幹にあって、どんな律も紛れもなく白石律なんですよね。
パーフェクツ!な『白石さん』も素敵ですけど、最後の方の本性が出てきちゃっている律も好きです。

全てが明かされて、不安と胸騒ぎは解消し、前半とラストでは律の印象がガラリと変わる。
拒まない男に振り回される骨太なストーリーを読み終えて、もうひとりの拒まない男、青山目線のお話しから即2周目に入り、一話目から読み返してその緻密な構成にまた唸らされました。
登場人物のあの発言も、あの行動も…全部が全部意味があって無駄がない、点と点が繋がっていくときのいい意味での胸のざわめきを感じて、脳みそがふわ〜ってなりました。

14

読み進める度に…

もう本当に素晴らしすぎます。探偵×ホテルコンシェルジュの設定がまず魅力的。

完璧に仕事をこなす一流コンシェルジュ「拒まない男」の裏(表?)の顔、そして過去。

読み進める度に2人の関係性が明らかになり二転三転するストーリー展開が本当に最高に面白いです。先が読めそうで読めない、伏線回収もバッチリです。

本人も自覚のないほどの執着愛、共依存

本当に三月えみ先生の作品は最高なので是非たくさんの方にオススメしたいです

10

この男、秘密がいっぱいにて。

シンプルで上質な大人の純愛ストーリーかと思いきや、ページを捲る度、
新たな秘密が明かされ、一転二転するストーリーに翻弄されまくりでした。

もう黒瀬以外、みんな役者すぎる!
探れば探るほど秘密を抱えていて、信用ならん登場人物ばかりでした。
でも、それだけに一人一人の人生に物語があって読み応えも十分でした♪


探偵の黒瀬には超絶に有能な助手がいる。
彼は普段は「拒まない男」の異名をもつ
有名ホテルコンシェルジュ「白石律」として周囲の目を釘付けにし、
夜になると探偵助手の「りっちゃん」になります。

しかし、ある議員の浮気調査をしていたところ、
浮気相手として律の名前が浮上します。

密かに律に想いを寄せていた黒瀬は嫉妬心からカマをかけてみると、
事態は予想外の展開を見せ、律を抱くことに。
しかも、実は律も黒瀬を慕っていることが発覚!

晴れて両想いとなり、完璧すぎる恋人の可愛さにデレデレと
浮かれっぱなしの黒瀬でしたが、時折垣間見える律の挙動には
何やら腑に落ちない部分があって…

秘密だらけの登場人物たちの中でも、最たる者がりっちゃんでした。
誰もが憧れる「白石さん」の中身がこんなにも拗らせキャラだなんて…
彼の育った環境を考えるとそれも仕方ないことのように思えますが。

でも、私は案外、素のりっちゃんが好きでした。
美人でスマートな白石さんも素敵ですが、それはりっちゃんが
目的のために作り出した「白石律」という虚像にすぎず、なんだか味気ない。

だから、少しくらい捻くれてても、粘着質で意地っ張りでも、
感情を剥き出しにする人間臭いりっちゃんの方が魅力的だなって。
りっちゃんの抱える可哀想な過去も、憎しみも含めて可愛く思えました。

いざ念願成就できるところまできたのに、結局惚れた弱みで
やり切れないところなんかもいとおしくて仕方ないです。
ほんと、根っこの部分はちっとも変わらなくて、純粋でいい子なのよね…
と途中から親戚のおばさん視点で読み入ってました(笑)

黒瀬に対する一連の計画もストーカーじみているけれど、
角度を変えて見るとそれって全部愛ゆえ、なんですよね。
逆に一人の人間のためにそこまで自分の人生全てを捧げられる
りっちゃんの愛の重みに感服しちゃいました。
そんなに一途に愛されて惚れない方がどうかしてるよ。

だから、死ぬほどの努力をしてきたのに気付かれない悔しさや
本当の自分を見てもらえない寂しさも、黒瀬に抱くりっちゃんの
腹立たしさもわかるんですよね。

黒瀬という男も正義感が強くて、いい人なんですけどね。
ただ、情に厚いけれど、少し鈍感というか…

惚れた相手であるりっちゃんの正体に一向に気付かないのは
見た目が変わったとはいえ、りっちゃん視点に立つとやっぱりひどい!

でも、りっちゃんの秘密が明らかになったとき、
「白石律」でいることを辞めたとしても
「人生の責任は全部自分がとるから好きに生きていい」
と言ってくれたのは男前で格好良かったです。見直した!

器が大きくて、裏表がなく、どんな自分でも受け容れてくれる黒瀬だから、
りっちゃんも好きでいることをやめられなかったんだろうな。

個人的にはりっちゃんの父親への“復讐”も
綺麗事で済ませないところがよかったです。
黒瀬が仲を取り持ち、和解という流れかと思いきや、逆に共犯になるなんて!
こういう展開ってちょっと斬新。個人的には大好きなんですけど。
だって、そうでもしないと過去のりっちゃんがずっと救われない。
その瞬間が見られないのが少し残念でしたが、想像するだけで痛快でした。

描き下ろしの『もうひとりの拒まない男』では
黒瀬の先輩の青山目線で7年前の黒瀬とりっちゃんの出会いからの
全てのネタバレがあり、本編でも知らされなかった真相にびっくりでした。
こんなに面白くて面倒くさい秘密を一人で抱えて、気長に見守ってきたんだね。
実はハムラッシュ並に二人の恋のキューピッドなのでは?
最後の最後で好感度爆上がりでした。

4

想いの連鎖

三月先生の作品は、じわじわと温かさが昇ってきて、目頭が熱くなります。

人情に溢れた人たちのお話し。
結局誰もが探偵に向いていない、隠した思いやりと後悔と。
もしもこれがハードボイル作品だったら、青山あたりが庇って死んでしまいそう。
よかったハードボイルドじゃなくて。

律父は最後の方まで情けなく自分は正しい人生を歩んだのだと思い込みたいばかりに人を傷つけながら生きていくんだろうな。
そんな気怠さも見える最後だったけれど、不思議と嫌な気持ちはしませんでした。
残った思いは、律のパンツエロかった。

修正(紙)
白線塗りつぶし

4

またすぐ読み返したくなる作品

読み進めるほど引き込まれるものがあって、それだけでも十分すぎるほど面白いのに
明かされる真実とひっくり返された事実がまた痛快で、さすが三月先生だなと感心しました。
種明かしをされると今まで律はどんな表情で仕事をしていたか、黒瀬に接していたか気になってすぐ読み返すことに。
律もさることながら、周りの方々も策士というか役者というか。本当にすごいなと思いました。

矛盾なくすべてが繋がって、ストンと落ちるのは読んでいて気持ち良かったです。
すごく面白かった!

3

やられました!!

面白い!!って分かって読んだんですよっ!!!でも、面白さの内容がっ!!人間臭くてめちゃんこ読まさせられた!!!拒まない男!!!なにあれ!!エロいし可愛いし最高!!!周りの人間も素敵すぎる!!!マジで神作品でした!!!

5

最後までワクワクしながら読めました

あまりにも面白かったので一度読んでから続けてもう一度読みました。あまりにも面白かった。可愛いし。ストーリーが最高でした。


探偵をやっている黒瀬×コンシェルジュの白石の話です。とにかく全編を倒してこの受けの白石が可愛くてしゃーないです。そりゃ黒瀬も落とされるわ。黒瀬にりっちゃんと呼ばれるのをよしとしてるのもめちゃくちゃ可愛い。いい歳した男がいい歳した男にりっちゃんって呼ばれてる‪……。最高。

最初の方は割とシンプルにBLだなあと言う感じで話が進んでいくのですが、途中で過去に関わりがあったことがわかりそこからストーリーがめちゃくちゃ面白くなります。過去を見てからまた最初から読み返すとなるほどなーと思うところも多くて楽しいです。

しかし黒瀬。善意とはいえとんでもないことをやってます。タチ悪いヤサ男がよくやる手段じゃねーかってツッコミが的確すぎて笑ってしまいました。本当にそう。罪です。結果的に責任を取っているので無罪ですが本来ならば流刑です。でも幸せならオッケーです。

あと、白石の細かすぎて伝わらない変装シリーズがめちゃくちゃ可愛いので是非読んでにこにこしてください。

6

読みごたえあり

何が真実で何が嘘なのか、目の前の男が本当の姿なのか偽りの姿なのか、攻めと一緒になって常に受けの動向を探りながら読んだので疲れました。笑
でも面白いから苦じゃなく一気に読めます。
この先ネタバレ注意です。


何が嘘か本当か分からない中、りっちゃんが黒瀬を好きな気持ちは一貫して貫いてたのが良かったです。
無自覚でも態度に出まくりで、クールな仮面を装ってても好きが駄々もれなのであれが演技だったなら人間不信になるレベル…

黒瀬は黒瀬で律を疑いつつも終始めろめろで頭が上がらない感じが面白かったです。
お互い惚れたもん負けって感じで。

律の素の部分は中盤まで秘められたままですが、結局どの律も本当の律で、そんな律の全部を受け止めてくれるのは黒瀬しかいなくて、もうまとまるしかないですよね。

復讐から始まった律の恋ですが、誰かのために泣いたり困った人を助けるコンシェルジュという仕事が好きだったり、根は優しいんですよね。
そんな律なので父親のことも、黒瀬とのことは告白してもしっかり手厚く看病はしてあげるあたり、らしいなぁというか、バッサリ捨てきれないあたり律の優しさが垣間見える気がします。

ストーリーが重厚で、ところどころくすっと笑える部分もあり読みごたえありました。

エロも結構多くて、乱れる律がエロい!
ちなみにシーモアで買いましたが白抜き修正でした。

6

ミステリーなラブ

ただただストーリーの仕上がりが凄い(゚∀゚)
ほんと、ストーリテラーの異名も伊達じゃないってやつです。


え?本当は違うの?いやいや、やっぱり合ってるじゃん。あれ?…やっぱり何かあるの?えぇ…!!←読んでる時の私の心情。私の心のうちなぞどうでも良いですが、ストーリーの二転三転するたくみさが伝わればいいなと。

そして、ただハラハラするだけでは無く、ドキドキもたくさんしましたよー♡
ところどころで赤くなるりっちゃんが、かわいいっ。りっちゃん、本当の気持ちが出ちゃってますよー!(*´◒`*)
黒瀬さんは、すごい良い人、なんだこの安心感…ってそっちにばかり目がいってたんですが、途中から思ったのです。黒瀬さん、ドえろの人だわ!
りっちゃんは最初からえろの人だった!

本編にプラスして、「もうひとりの拒まない男」という黒瀬の上司である青山さん視点の前日譚があるのですが、本編の良さをさらに引き出してくれるお話でめちゃ良かった。

久方ぶりの三月先生でしたが、やっぱり面白くて、絵もキレイかつ丁寧なのでとても見やすい!大満足の一冊でした♪

動いてるハムラッシュ見たかったなー。

5

読了後別目線で即2周目

作者さん買いです。
三月えみさんは個人的ツボにドンピシャな作品と見事にハマらない作品が極端なので、今作はどちらなんだろう…とワクワク半分、心配半分で読みました。

探偵の黒瀬とホテルコンシェルジュ白石のお話。
そしてホテルの業務時間外に探偵の助手…一体どういう?と興味をそそられる反面、不安がムクムクと。
ハマらなかったお話というのが設定が盛り盛りで情報過多なのが原因だったので、この作品もその手のヤツかと思ったんです。

確かに設定も展開もカラクリも濃密なので頭と気持ちが忙しいですが、探偵という設定を存分に活かしたお話になっていて面白い。
どうなの?どうなるの?と予測がつかない展開にハラハラさせられて最後まで気が抜けませんでした。

ここから軽いネタバレ。
白石が黒瀬に対する復讐(?)を遂げられたのはよかったのですが、白石の最低な父親に対する復讐も物語内でやっていただきたかったな。
はよ黒瀬と会わせて、ギャフンと言わせてやりたいわー。

白石の特集をやってるTV番組を流しながらのHが非常に良きでした。
浴衣なのも♡
その後一日中あらゆるシチュエーションでH三昧。こちらもお腹いっぱいでした。

黒瀬のボス、青山目線の描き下ろしも良かったです。
青山のキャラ好きだわー。
探偵としての冷静さと計算高さ、疑り深さを持ちつつ情もある…素敵やん。ノンケにしとくの惜しいな←

作者さんのあとがきはいつも楽しい。
異業種コンビで事件解決なお話もいつか描いていただきたいです!

6

ミステリアスなコンシェルジュの秘密

有能なコンシェルジュの白石さんにメロメロです!
こんなコンシェルジュがいるホテル行ってみた~い!

それなのに、黒瀬の前ではデレっとしちゃってギャップ萌えですね!

少しずつ二人が出会った過去の話が出てきますが、過去の白石さんにはビックリしました。そこから黒瀬さんに振り向いて貰おうとすっごく努力した結果の今だったんだなと。
執着ぶりが下手なストーカーより怖いですが、救ってくれた黒瀬さんの事が本当に大事なのでしょう。

黒瀬さんは素直でかっこよくていい男ですね。まあ、惚れてしまうわ~と思いました。

白石さんは父親の事を一回殴っといてもいいと思います。殴れなくなる程弱ってから後悔しても遅いですからね。

表紙からは考えられない程トロトロになっている白石さんとっても可愛い!
これからも黒瀬さんにいっぱい甘やかして貰って欲しいな~

青山さん目線のもう一人の拒まない男が面白かったです。第三者目線の二人の話が分かります。白石さんの気持ちをすべて知ったうえで、青山さんが一枚嚙んでたんだなと分かりました。いや~上手くいって良かったですね。

4

絵がとても綺麗

絵がとっても…素晴らしいです。
絵が綺麗で。
特にエロシーンは息をのむほど。表情もアングルも。

で、なんで絵のことばかり言うかっていうと。
ストーリー、というか、ある一点だけ決定的に受け入れられないところがあって。
読み返すごとに、そこに来るとザワザワ。
この人(作者様)と私、合わないな……

ここから、作品読了済みの方、ネタバレOKの方でお願いします。
↓↓↓↓





白石律は、父親を憎んでますよね。
そして、復讐、なんて言葉を使って、「動けなくなったら」男と付き合ってる事を言う。面倒を見てから絶望させる…

「愛は生きているうちに。」これは憎しみも同様。
「憎しみは生きているうちに。」
待って、世話をして、たとえ表面上だけにしろ献身して。
「動けなくなったら」?
その前に何かで死ぬかもしれないし、災害が起きることもある。そうなったら相手がいい想いだけするじゃない?
それでいいの?
結局、律は父親を愛してる、としか思えないな…
憎しみと愛は相似形だものね。
愛の反対が無関心であるのなら、「今すぐに」全てぶちまけ突き放して絶縁、何があっても世話しない、のでは?
…というのが「私」であるので、律と作者様とは合わない。
とはいえ。
これはBLで、こんな部分に引っかかるのが蛇足なんだと思う。
律の父親に対する愛憎を掘り下げる必要もない、とも思う。
主眼は黒瀬と律の物語なんだもんね。
ただしこの部分も引きこもりの肥満体は相手にされず美形になったら寄ってくる。あからさますぎて…

ふとしたシーンがとても良くて、ツボにはまって大好きになる作品っていうのがあるけど、私にとって父子関係が「逆ツボ」感覚。これがあるので作品が好きじゃなくなってしまった。
また、ドラマ要素がすごく多いですね。詰め込みすぎてる?中田議員の役割とか詠太さんも一枚噛んでたとか。
律の変貌が激しいんだから、黒瀬には過去がなくても読めたと思う。サービス過剰だったかな。

7

拒まない男

キャラクターがすごく魅力的で面白かったです
ストーリーも読み応えがあって満足ですし、2人の絡みもすごく良かった

コンシェルジュって表と裏の顔がありそうな職業だなぁとこのお話を読んで再認識しました
なので、余計に白石さんが魅力的でさすが三月先生だなぁという感じ

そう考えると、探偵というのは裏の裏まで考えすぎて、大切なことを見落としてしまうのかな
ともすると、この2人は自分でも気付かないうちに恋をしていたのではないかと思いました

一度読んで面白かった、と感じ二回目にはまた読後の満足度が高まり、何度も読み返したくなるお話でした

5

幸せなら、それも合法。目眩く展開に酔わされて。

はぁ〜。嘆息するしか無い。何なの⁈ オシャレなの⁈ 目眩く展開に、ドギマギ。
カッコいいオシャレ映画を観せられた様な。この充足感。心の中で、私はスタンディングオベーションを高らかに贈る。何なの、もぅ。素晴らしいとしか言いようが無い。

探偵業を営む黒瀬は、比較的大手のホテルの美麗コンシェルジュ、白石律に惚れている。
隙のない優秀なホテルマンである律は、時々黒瀬の有能なアシスタントもしている。
律は、探偵業に興味があったと言うが…。
ホテルマンは決してお客様の情報を漏らす事は無い。
対して、探偵は依頼人の要望に忠実に、調査対象を探る。
コレは。嘘と秘密の攻防戦なのか、と読み手側に思わせておいて。まぁ、その通りなんだが。互いの思惑を越えて、物語は核心に迫って行く。
黒瀬は律への愛情に眩惑されているだけなのか。素直に身体を開く律の言葉に嘘はあるのか。

ヤルことヤリまくってしまってから。『結婚したい!』と本気で願い出る黒瀬。どうやらハニトラでは無いものの、恋という本質を分かっていない律。
分かっても無いくせに、周囲の人も本人をも巻き込んで、人生の目的を黒瀬そのものにして生きて来た律の、完全なるストーカーものとして読めてしまうんだけど、彼等をずっと見守り続けて来た諒太さんの、「幸せなら、それも合法」という言葉が全て。
愛情が上回っていて、相手が喜んでいれば。それは外野がとやかく言う事では無いのだと。
本文中で全て回収されて行く気持ち良さとは別に、描き下ろしの、「もうひとりの拒まない男」視点からの裏回収とでも言うのかな、種明し的なモノにもクルものがあって。
オシャレの上にオシャレの上塗り的な。温かさとカッコ良さに痺れてしまうのだ。

同性愛を差別され、父親に見捨てられ、引きこもりのニートであった頃の律は、コロッと太っていたのに。引きこもりを脱して、徐々に美しく成長して行くのも良い。
黒瀬のアシスタントをする時、気分を出しているのか、何やら「細か過ぎるモノマネ」的なコスプレをしているのも可愛い。特に、ピシッと髪を撫で付けたホテルマンスタイルとのギャップがイカン!コレは萌える。何を着ても『かわいい。』と、隣でデレデレしている黒瀬もいい。
普段澄ましている、ホテルマンの顔が快楽に乱れるというギャップももちろん良い!
何重もの意味で。とっても良いのだ。

同性愛者である事は、社会的に大っぴらにする事は、簡単では無い。そういう主題を盛り込みながら。周囲の人たちや本人の苦労や、過去に置いて来た気持ちをも曝け出し、浮き彫りにして行く。暴いて行くと言っても良いかもしれない。
律の父親との訣別や葛藤、それを見守り続ける周囲の温かさ。冒頭に登場した中田議員までもが、後に物語のキーマンとなっていくコトには本当にビックリ。
皆んなが律の恋を応援してる。彼が生きて行く事を応援している。そんな物語でした。
いやー、美辞麗句しか思い付かないよ。

修正はトーンに細っそい白線シャーッ。つまりとってもエロいよ。

11

黒と白の織り成すオセロゲーム!

すごい面白かった…好きすぎる…。

探偵:黒瀬×ホテルコンシェルジュ:白石(りっちゃん)のオセロみたいにひっくりかえる恋物語(濃い物語)。
1話1話読むごとにいろんな顔が出てきて、うわぁうわぁぁぁとドキドキ。

ハードな展開ではないんですが、探偵のように「探り」ながら、お互いにとっての「本当」を見つけていく話。
現在と過去を絡めながらすすみ、穏やかな律の表情に激しい感情をシャッフルさせます。

思わず涙が零れてしまうほど大嫌いでも、故郷に帰ることができなくなるほどの記憶でも抱えて生きていかねばならない。
どんなに切なくても、その思い出をなかったことになんてできない。
黒瀬にも白石にも、それぞれの裏側に白と黒があって、裏も表もまるごと愛されたい。

こう書くと重めですが、黒瀬が終始りっちゃん大好きで、りっちゃんがえっちで周囲がテンポよく喋るのでバランスが良い!
りっちゃんのシンプルなセクシー下着にそそられます。

■白石律
有能さから「拒まない男」と呼ばれるホテルコンシェルジュ。
普段はノーブルなホテルコンシェルジュが、探偵助手になるやいなや振りまく天真らんまんなコスプレは話にポップな味わいを添えています。
なりきり衣装とコンセプト解説も楽しみのひとつでした。

父親の歪んだ人生観を押し付けられ精神的な虐待を受けていた時、黒瀬との出会いによって「脱皮」するがごとく、自室でくすぶっていた感情を脱ぎ捨てて外に向かうように。
片思いの期間が長すぎて自分の一部になってしまっている(笑)

■黒瀬望海
一見、チャラけた感じに見えるけど、置いて行かれたハムスターを引取り、話し相手として思いを吐露し、その死に涙する人情家さん。

7年前のあとさき考えないあの行動は誠実さだけではなかったかもしれないけれど、りっちゃんの胸に刺さったし、間違いなく今のりっちゃんを形成する大切な出来事だったんだと思います。

■青山詠太
前職から黒瀬を引っ張った現上司。
ともすれば暗くなりそうな話を明るくしてくれるライト要員。
ツッコミに愛と優しさが溢れています。
描き下ろしは探偵:詠太さんによるネタバレ的な過去編。
中田議員やりっちゃんの父親の裏の裏みたいなところが見えて「あ~そゆこと…」って言うね。
三月えみさん、見せ方が本当に上手い。

■上原
律の父親。元国会議員。
狡猾の塊のような眼差しと柔らかな微笑みで「正しさ」を律に問う姿はほとんど妖怪。
老いて復讐される時を待て。

■中田議員
The政治家。
キーパーソンだったのかいぃぃ!と終盤、叫ばせていただきました。
いい味を出している奥様がいるから結構、夫婦うまくやっている気がします。

■ハムラッシュ
享年3才。夜逃げで置いて行かれたハムスター。
縁結びの神様。ところどころに登場。

■中田議員の秘書
秘書なのに他人の秘密を口外しちゃうから噛ませ犬なんだってば。
執着攻めの議員さんにもらわれてほしい(笑)

6

そうきたか

先生買い。いつまでも覚えてるか?と言われると?ですが、おお、そうきたか!という驚きがあったので萌2にしました。げらげら笑うところあり、やりまくっているところあり、ちょっとしんみりするところありで三月先生らしくって好きです!連載8回分(一部加筆修正)+あとがき。カバー下は夜景の印刷でした。

スカイワードホテルのコンシェルジュである白石律は、顧客のありとあらゆる願いにこたえ絶対に「拒まない男」として有名。そんな彼が勤務時間外には探偵である望海の助手をやっていて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
中田議員(調査対象)、受け父(壊れてる)、詠太(攻め事務所所長)ぐらいかな。詠太さんが良いのです。最後のセリフがむちゃカッコいい。惚れる。

++良かったところ

攻めさんは人情味溢れるエロおっさんという印象。りっちゃんにめろめろで、すぐ何でも許しちゃうという感じ。こういう男に惚れて惚れられると、人生上手くいく気がします。いいなあ。探偵さんという職業には少々不安はあれど。

受けのりっちゃんは、めっちゃキレイカッコいい。どうやったら過去のあの状態からスーパーコンシェルジュになれるんだ?!と驚きです。探偵助手になる時は、色んなテーマを設けて着替えるのですが、それがまたいちいち可愛い。「理系の教授に着替えを届けに来たゼミ生」だの「大嫌いな上司と同室になった不遇の研究職」だの、ああ可愛い似合ってる。凝り性なんでしょうね・・・素直なのかと思いきや腹に一物もっていて、ひねくれこじれて遠回りして。でも結局は攻めさんが好きだったんだよな、りっちゃん。りっちゃんの頑張り粘り執着には感服でした。

そしてサブキャラ詠太さん。一癖も二癖も三癖もあって、最後に種明かしをしてくれる役どころです。二人がめでたくくっついたのは、詠太さんの援護射撃あったからこそ。最後のセリフに私はしびれました。

攻め受けのキャラは面白いしお話は「おお」と思えるものでした!三月先生がお好きな方でしたら安心してどうぞ~。

6

読ませてくれるなぁ…


めちゃくちゃ楽しみにしていました!
期待した分…とかなってしまうかなと思ったのが杞憂に終わるくらい
展開も非常に楽しかったです。

探偵の黒瀬が男前だけどちょっとヘタレ、に見せておいて結構な人情家だったり
麗しいコンシェルジュの白石律が実は…というキャラの個性も素晴らしかった!
1話で抱かれてしまうのは早すぎないかな?いくら拒まない男でも!と思いましたが
それはやはり序章に過ぎず、徐々に明らかにされる回想で驚かされました。
そりゃ出来過ぎな人間なんていませんものね。
でもそこまで努力してきた律が本当に凄い。
過去に不幸な目に遭ったから攻め(受け)が救ってあげる、という単純明快なお話ではなく
その中に復讐だったり恨み節があっても逞しく生きてきた律にとても好感が持てました。
黒瀬の当時の言動はおためごかしだったかもしれないけど
しっかり伏線回収ありがとうという気持ちにもなりましたww
お互いの過去も全部ひっくるめて愛せる二人をいつまでも見守りたいです。
拒まない男なのは白石律だけではなかったのですねぇ。

律の父親がわかりやすく悪者だと思っていたら
密かに抱えている気持ちがあっただなんてなんかずるいな~。ムカつくけども。
探偵会社社長の青山さんも何なのもうすごくいいひと……。

笑いどころもHもシリアスな部分も全部バランスが良くて
また大好きなコミックスが増えました!ありがとうございます!!

ちなみに個人的には
中田議員の秘書が手練れの攻め(?)に啼かされたらいいなと思ってしまいました。

6

生きる目的と本気の恋♡

作家買いしている三月えみ先生の作品です。

RJ探偵社 黒瀬 望海と高級ホテルのコンシェルジュ 白石 律のお話。

探偵の黒瀬は浮気調査の依頼で中田議員を調査中でした。
そんな黒瀬が目を付けたターゲットは…ホテルの男性コンシェルジェ。
そのコンシェルジュ 白石は、幅広い知識を持ちあらゆる客の要望に応える「絶対に拒まない男」として有名でした。
しかし、白石には勤務時間外に秘密の顔があって…。

おぉぉ~!!すごく面白い!!!
今回もさすが三月えみ先生だなと感心しました。
予想の斜め上をいく展開に読みながら思わず唸ってしまいましたよ。
三月えみ先生の丁寧な絵柄がミステリアスな雰囲気を盛り上げ、さらに作品全体にコミカルな要素もちりばめられているのでとても読み応えがありました。
でも、ちゃんとラブストーリーが軸になっているんです!
長い時間を掛けた復讐と言う名の「純愛」が…。

前職の探偵社では勤務中に傷害事件を起こして解雇された黒瀬。
その後は、先輩 青山が独立した探偵事務所に勤務しています。
ある日、本音を話せる唯一の友達 ハムスターのハムラッシュが亡くなり、黒瀬は悲しみのどん底に陥りました。
1人では泣けない黒瀬が大金はたいて宿泊したホテル…そのホテルのコンシェルジュが白石だったのです。
イケメンで優秀な白石はメディアも取り上げるちょっとした有名人。
ハムラッシュのために黒瀬と一緒に泣いてくれる優しい心の持ち主でもあります。
この出来事がきっかけで、業務時間外に黒瀬の探偵助手をするようになった白石。
さまざまな変装で読者を楽しませてくれますよ~。
どの変装もマニアックな設定で萌えました(笑)

そして、物語は現在の2人と過去に遡りながら思わぬ方向へ進みます。
2人の駆け引きの行方は後半までわかりません。
本当のターゲットは誰なのか?
ここからは、ぜひネタバレなしで読んでいただきたいです。

脇キャラとして、RJ探偵社の代取 青山、中田議員とその奥方、中田議員の秘書、白石の父親で上原元議員が登場します。
全員が重要なポジションなのですが、やっぱりイチオシはハムラッシュかな(笑)
ハムラッシュには感謝しかない!

Hシーンは、三月えみ先生のこれまでの作品の中でも多めだと思います。
どれもエロさの中にせつなさと愛情がこもったセックスでした。
ちるちるの作家インタビューに「攻め視点のお話ですが、最後まで読んだ後もう一度読むと受け視点で読めると思います」と記載されていますが、白石視点で読むと胸が締め付けられますよ。

描き下ろし『もうひとりの拒まない男』
本編に絡んでくる大事な話なので必見です!

人生を狂わされた男の盛大に拗れた恋心。
目的のために努力して願いは叶ったけれど…。
本当の自分で愛されたい。
「これからもずっと一緒に居てほしい」
白石の心が救われたひと言に泣きました。
これから、もう一つの復讐が始まります。
いや、もう始まっているのか…。
白石が最終的にその復讐を成し遂げるかはわかりません。
個人的には、そんなこと忘れるくらい黒瀬にいっぱい愛されて欲しいな♡
2人が結婚するまで見守りたかった(泣)

まるでドラマや映画を観ているようなクオリティの高さです。
三月えみ先生ファンの期待を裏切らない素晴らしい作品に仕上がっていますよ。
本当におすすめなのでご覧ください♡

16

流し目が好き!

作者さん買いです。
読み応えがある作品がお好きな方にお勧めです。

とにかく流し目が好きな作者様です。
それだけでも好き。良い!すき!ずっと見ていたい。笑。

お話しの内容もかなり伏線などあり、最終的に??が解消されます。

細かく区切られたものや雑誌などで読んで、なんだか分からなくなってしまった方もまた読んでいただきたいです!

エロに至るまでがいつもは奥深く致す所までがドキドキが止みませんし好きなのですが、こちらはえーもう?!致しちゃいました!な感じです。そこがまた最後まで読むとなるほど〜となります。

割と以前は致す所はあまり高揚みたいなものが物足りないが、個人的にありましたがこちらはめっちゃエロいです。笑。

ストーカー、執着ではありますがドロドロとしたものが割とストンと納得できちゃう感じです。帯に書かれている通り麗しのコンセルジュだからですね。本当に麗しいですし、かわいいですし、エロいです。下着のエロさにもずきゅんです。笑。麗しいからこそ、エロさが際立ち、ギャップの可愛さがたまりません。
張り込み時のコスプレ?も、ネーミングも細かくてすきです。彼がここまで頑張ったのも相当な努力があってのことですね。考えるとキリがない妄想。。
ハッキリは言葉で表せていない部分がまた良い。少ないコマでなんというか話の奥行きがあると思います。そういう描き方が堪らなく好きです。
特に同族嫌悪みたいな、お父さんは最悪な人物ですがそれも思いが自由に出来ず結果最悪な人に見えますが、可哀想な人だなぁと思います。

私は最後のもう1人の拒まない男で全てがスッキリしました。えっどういう事??なんかそうかな?がハッキリスッキリ解決します。大どんでん返しー!みたいなハッキリとしたオチはでは無いですがあーなるほどと滲み入るような作品でした。

雑誌は購入してませんので続きがあるか分かりませんがいつも一巻読み切りなのでさみしくもあります。。
それがまたいつもしばらくは、離れなれない次にいけないです。笑。






8

是非とも結婚してくれ…!

BLは"萌え"が重要で、好みの萌えをかき集めると
……出てきませんか?「先が読める」ってやつ。
それが様式美のひとつで萌えに繋がるんですが。
(さぁコイコイ……、萌えキターーーー!ってなるの)

で。
この作品は"先が読める"を踏み外してくれました。
中盤まで良い意味で「思ってたのと違う…?」となって
この先まだなにかあるんじゃないかとドキドキワクワク。

かといって腹の探り合いや駆け引きでギスギスした感じはないんですよね。
キャラクターに魅力があって、『善』と『情』が温かくさせてくれる。
真実が見えづらい内容でありながらベースにある優しさと慕情がしっかり伝わる。

最後の最後までカラクリが詰まっていて、
面白かった!!!の一言に尽きました…!(﹡´◡`﹡ )
地雷がなければネタバレ無しがオススメです♪


(度を超すネタバレに気を付けますが以下ご注意)

受け:白石律。
彼は高級ホテルのスーパーコンシェルジュです。
何もかもが完璧で「NO」がない。別名:拒まない男。
そのスーパーっぷりはホテルのコンシェルジュってこんなことまでするの?と思うほど。

大人気コンシェルジュの"白石さん"のもう一つの顔は、
探偵業の助手をしている"りっちゃん"。
客で探偵業の黒瀬に助手を志願してお手伝いをしています。

攻め:黒瀬は探偵さん。
職業上 様々な顔を使い分けて口八丁な男かと思いきや、
一本気で情の深さが魅力的…!
りっちゃんにベタ惚れしてて、ことある毎に結婚しようと誓う面白い男ですv

お話の始まりは、ある議員の浮気調査から。
白石の客であり懇意にしている議員の浮気調査を依頼された黒瀬は、
議員の浮気相手として白石に疑惑の目を向けます。

しかしそれは完全な勘違いで、逆に両想いが発覚…!

りっちゃんが恋人になってウッキウキの黒瀬なんですが、
議員との関係については完全にシロとは言えない状況。
限りなくグレーに近い条件ばかりが出揃うのですね。

情に流されるなと探偵事務所社長から強く釘を刺され、冷静に判断したいけれど
りっちゃんと結婚したい気持ちは変わらないww
(シリアスなのに黒瀬のこういうとこホンマ笑う。好き)

そんな中、りっちゃんの過去を知ってーーーと展開していきます。


誰が調査対象で、誰が誰を調査しているのか。
境目がどんどん曖昧になってきて最後の最後まで見えない。
別視点「もうひとりの拒まない男」がすべてのアンサーで、
慕情・劣情・同情・非情・温情…
行動の裏にある感情がシンプルになれない人間の妙となって絡み合っていました。

登場人物の中で一番シンプルだったのは黒瀬かな?
相手の裏には真っ正面でぶつかる一本気。
単純な熱血漢ではなく酸いも甘いもみてきた男ですよね。

なにがあっても「りっちゃんと結婚したい」がブレないところもニヤニヤしますv
って書くとバカっぽいキャラにみえるかもしれませんが、
ちょっこり陰りもあるキャラで魅力的なんですよ~!

そして『白石さん』と『りっちゃん』。
キャラクターの奥深さに引き込まれます…!(∩´///`∩)
"騙す"とか"本音"とかダウトな駆け引きをみせつつ
顔を使い分けてきた不安定さも滲んでいくんですが。

嘘なんてないんですよね、きっと。
感情の爆発力が斜め上(笑)に飛んでいってただけ。
どれもが『白石律』で強さと執着は紛れもない本物。
そんでちょっと天然なのか無自覚な可愛さがめちゃくちゃ良いッッッッ!!!!

私は「もうひとりの拒まない男」視点に映るりっちゃんがすごく好きです。
歪みと執着がひたすらに可愛くてキュンキュンしました。
無自覚なクソデカ感情拗らせるの萌えるーー!!
(「もうひとりの拒まない男」の温かさもグッときぜ…)

人間の様々な情。
攻めと受けだけで成立しない思惑の絡み合い。
甘さも苦みもひっくるめた展開でとても面白かったです…!

10

ストーリーテラーの名に恥じない!

めちゃめちゃ良かったです!
コミカルかと思ったら意外とシリアスで、救済の物語でもあります。

情に厚い探偵×拒まないホテルコンシェルジュ

美人で優しいコンシェルジュに一目惚れした探偵・黒瀬と、クールな接客のプロ・白石。
二人は実は両思いで……と、いうラブストーリーかと思いきや、読み進めていくうちにお互いの意外な内面が曝け出されていきます。
ストーリーが二転三転しながら進むので、少しも安心出来ない。
もしかして騙されてる……?と、最後までドキドキしました。

有能なホテルコンシェルジュ・白石のもう一つの顔は、探偵・黒瀬の助手。
早々に両思いになるものの、黒瀬は、依頼人の浮気相手は白石では?と疑い始めて……。

公私共に完璧にみえる白石の本当の姿に驚くと同時に、その一途さにグッと心を掴まれました。
白石の過去、黒瀬との接点、それら全てが絡まり合って見えてくる真実の顔。
……と、ここが読み応え抜群で本当に面白かった。
黒瀬に恨みを募らせている白石の底意。
本人も気付かない恋心が重くて切実なんですよね。

一方、軽そうに見えて心の内に重いものを抱えている黒瀬。
白石を疑いながらも、そんな事どうでも良くなるくらい白石に惹かれていきます。
正直、探偵には向いてないタイプよね;

「表の顔」を剥がされた白石の本性は、探偵もびっくり!
でも、そこには白石の真の努力がある。
黒瀬への強い思いがある。
だからこそ心が動くんです!

そんな白石の「表の顔」も「本当の顔」も受け入れる黒瀬のプロポーズ?が素敵でした♡

愛が深まる中、お互いの弱さを見せないといけない時って必ず来ますよね。
本作ではそこに向き合い、乗り越え、次のステップに進んでいく姿がきちんと描かれている。
そこが何より素晴らしかったです。
お互いの存在によって救われていく過程に感動しました。

黒瀬の先輩・詠太視点『もうひとりの拒まない男』がまた最高!
このお話から本編の全体像が見えてきますね。上手いなぁー
白石の父親と中田議員との関係には度肝を抜かれましたよ;
よもやよもやでした。

いやー、脇役達もいい仕事してました。
ハムラッシュの存在感も良かったですね(笑)
白石には、父への復讐を是非とも果たして欲しい!
そうはいっても優しいから結局出来ないんだろうなあ。
まぁ、そんなところも好きですけど〜

エロも多く、白石のえっちな下着には注目です!
毎回、探偵業の時のコスプレ?も面白くて楽しみでした♪

17

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