コミック

  • 夜明けの唄 5
  • 夜明けの唄 5
マンスリーレビューランキング
11

夜明けの唄 5

yoake no uta

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作夜明けの唄 5

アルトノウル、18歳、エルヴァの世話をする青年
エルヴァ、26歳、海の化け物と闘う巫子

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

珠玉のボーイズ・ロマンス巨編
累計85万部突破!

「黒海だと言われたら
俺は斬るしかできない…」

黒海に乗っ取られた領主の妻・ニナから
衝撃の出自を知らされたアルト。
エルヴァへの愛情に偽りはないと
自らに言い聞かせるものの、
真実を告げることは出来ずにいた。

ときを同じくして、
島で貴族を狙った襲撃事件が発生。
警護に呼び出されたエルヴァがそこで目にしたのは、
8年前に死んだはずの覡であり、兄のように慕っていた
ミカイルの面影であった――。

忌まわしき過去が突きつけられる、
怒りと追憶の第5巻

<描き下ろし漫画12Pも収録!>

作品情報

作品名
夜明けの唄 5
著者
ユノイチカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
シリーズ
夜明けの唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526461

マンスリーレビューランキング

11

4

(128)

(69)

萌々

(23)

(13)

中立

(13)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
27
得点
489
評価数
128
平均
4 / 5
神率
53.9%

レビュー投稿数27

辛くても覡の未来を見届けたい。

夜明けの唄5巻まで来ました。まだお話は続きますが、多分今回の巻が一番読むのが辛いんだろうな…と確信するくらいには悲惨な覡の歴史がありました。
暴力や犯される様な描写が苦手な人は気をつけてください。私もそういうのが苦手ですが、ストーリーを理解する為には必要不可欠なものだと思えば私は読まなければならないと、心して読みました。覡は本来戦闘の能力が高いのに、抵抗しないで他国の要人の慰みものになってしまっていたのは、領主と大巫女の責任が重いと思いました。歴代のその立場の人許せん!と思いながら読みました。
そして、他にもマニエリが母親に会いたいって隠れて母親を遠くから見に行っていた事や、ミカが黒海になってしまった1番の引き金になったのも母親からバケモノとしか見て貰えなかった事だったり。まだ母親が恋しい年頃の幼い心を持ったまま、大変な役割を果たさなければならなかった覡達を思うと、本当に可哀想だと思いました。
そして、エルヴァとミカの思い出も本当に可愛らしいもので、なんでずっと二人で兄弟の様に生きられなかったんだろうって。ミカの皆殺し計画は回避する為にこれから話が進んでいくと思いますが、とりあえず、貴族と大巫女様はどうなっても良いんじゃない?とか、ちょっと思ってしまっています…小声
エルヴァがミカを手にかける事は、レティがちゃんとやってはいけない事だと否定してくれたのは、良かった。レティはちゃんと人が何を感じながら行動しているかちゃんと見ているし、善悪の判断をきちんと出来る人が存在する安心感がこの先もこのお話は大丈夫だ!と、感じさせてくれました。レティは自分で行動したりはありませんが、ちゃんとそこで見ている事に意味があると思いました。
それにしても、黒海は人間をどんな風に取り込むのか?ミカのケースも出てきたし、アルトの謎もこれからなので、次巻を楽しみに待ちたいと思います!

2

明かされる過去

謎めいていたアルトの出生の秘密が遂に明かされた前巻。

黒海と対峙するエルヴァとの関係がどうなってしまうのか…?と
と気になっていたのですが、それどころではありませんでした…!

覡としてのエルヴァの先輩であり、唯一無二の親友だったミカイル。
けれど、黒海に身体を蝕まれ死んだはずの彼は蘇り、
島民たちを襲い始めたことでエルヴァは討伐を命じられてしまいます。

黒海と化してしまったかつての友を倒さなければならない苦しみと
もう二度と会えないと思っていた友と再会できた喜びの狭間で
葛藤するエルヴァ。

そんな親友との悲しい再会に加え、今巻では歴代の覡たちの残酷な記憶、
エルヴァの不幸な幼少期が明かされるなど、全体的に重苦しさが漂いました。
特にエルヴァがまだ領主の家に住んでいた子供時代は想像以上にヘビー。
まだ何も知らない子供が大人たちの私利私欲で傷つけられる様が辛かった…。
そんなこともあり、この5巻は評価が分かれそうだなぁと思っていたら
案の定賛否両論でした。

アルトとの関係においても自らの衝撃的な生い立ちを知ってしまい
エルヴァとのイチャ甘どころではないアルトと、親友が生き返ったと
思ったら殺戮の天使と化してしまってそれどころではないエルヴァと
いうことでラブは控えめです。
あんなにイチャ甘だった二人がもはや遠いよ…。

アルトの正体からもここからはさらにしんどい展開が予想され、
当分はイチャイチャはお預けかな、とちょっぴり寂しさも。

散りばめられていた謎も少しずつ明らかになってきて、
物語もいよいよクライマックスに向かい始めたところでしょうか?

この5巻でのラストではアルトがミカイルに捕まってしまい…。
やはりミカイルは倒されちゃうのかな?
ミカイル、そして、エルヴァにとっても救いのある結末であって欲しい!
そして、本筋であるアルトとエルヴァの物語も進展をお待ちしています♪

1

うーん…

子どもをレイプするとか最悪だし見るのしんどい…
直接の加害者以外の事情知る周りの大人が
こぞって隠蔽、どころか便宜はかってる展開が
地獄すぎてミカイルに島民含め全員コロして
ほしい
この巻に関しては2度と読まないと思う
シリーズは一応完結まで追いますけどね…

4

哀しい過去をどう乗り越えるのか

本シリーズは覡の墨痣を抑える力を持つ青年と
海の化け物と闘う南の覡のお話です。

亡くなったはず覡が生きていて島民に復讐し始める中
彼の過去と受様の過去が交錯して攻様が囚われるまでと
幕間的な短編を収録。

この島では髪が白く額に印の現れる花付となると
島を襲う黒海と呼ばれる化け物と戦う覡になりますが
覡は倒した黒海の穢れによる墨痣によって短命です。

しかしながら受様を慕う攻様はなぜか黒海に襲われず
墨痣を消す力まで持ち、受様を癒し続けたばかりか
墨痣が全身に広がっていた西の覡をも救います。

覡を救おうと動いた修道院の監査官によって
受様達は島が意図して閉ざされている事を知り
監査官と協力する事となりますが
貴族達が次々に襲撃される資源がおこります。

それは受様の親友で亡くなったとされた元覡の仕業で
彼は黒海によって過去の覡達の記憶を見る事となり
覡を利用し続けた島の貴族達に復讐するために
黒海に身体を差し出していたのです。
元覡は自由になるために
受様に一緒に復讐しようと誘うように手を伸べてきて
昔の彼を知る受様を混乱させますが

貴族を襲っているのが元覡らしいと知った島民たちは
覡達を襲撃してきて!?

覡をも癒す力をもつ攻様と化け物と戦い続ける受様の
「夜明けの唄」シリーズ最新巻である5巻目は

亡くなったと言われていた受様の友人だった元覡による
貴族が襲撃される事件が多発した事で
島内が不穏な空気に包まれるところから始まります。

元覡が黒海を取り込む事で知った覡の過去は
かなり悲痛で悲惨で彼が復讐を望むのは
当然と思わせるものがあります。

そして受様とともに復讐望んだ元覡は
受様にも同じモノを見せようとするのですが
読者は受様が領主館で受けていた非道をも
知る事となります。

今までもチラチラ見えていた事柄から
受様の過去があまりよくないのは想像できましたが
結果がっつり描かれていてキツイです。

攻様が黒海でもある事実が
希望となる道がどうやって示されるのかは
なかなか見えてこないので
攻様的にもかなり苦しい展開です。

ココからどう挽回していくのか
ハラハラだけでなくワクワクされてくれる展開を
期待したいですが2巻くらいですかね。

辛いだけでない未来を早く見せて下さい ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

1

やさしくないせかい

エルヴァ様命の大型ワンコ系従者のアルトノウル(アルト・攻め)と、クーデレな南の覡(かんなぎ)のエルヴァ(受け)のスペクタクルファンタジーBLの5巻です。既刊を読まないとさっぱりわからないと思います。ちなみに、もくじにも書いてありますが、子供への性的虐待描写や暴力があったり、ショッキングな描写があったりします。

将来的に通してみたら必要な巻になるのだと思うけど、単体で見るとなかなかハートフルボッコで、二人の進む道のりはこんなにもやさしくないものなのかと思わざるを得ない巻でした。

まず、私のなかで、最低なヤツが多すぎて誰が一番最低か決めあぐねてしまう事態になってしまいましたね。「一番最低」って「頭痛が痛い」みたいになってるけど、そうとしか言いようがないくらい、救えない人が多すぎましたね。正直、こんなビジョンを見せられたら、闇堕ちまったなしだな、と。
そんな中で、エルヴァにとってアルトがひとすじの光なのかもしれないけれど、アルトの真実を知ってしまったらどうなるんだろうという不安もぬぐえなくなりました。

そして、いよいよもって、黒海ってなんなのか?という謎が深くなりました。

ヘビーな内容の巻でしたが、アルトちゃんを愛でるエルヴァとか、巻末書き下ろしとか、ほんわか出来る所があって良かったなぁと思いました。

こんだけしんどい道のりを進んでいるのだから、アルトとエルヴァには幸せになってもらいたいな、と思います。

3

世界観の理解が深まる巻かな

夜明けはまだ遠いのかなーっていう5巻。辛いシーンは多いけど、今まで断片的だった情報がまとまっていて、世界観の理解が深まる感じでした。
でも逆に疑問も増えて、面白さよりなぜ?と思う気持ちが上回ってしまったかも。現代設定で一気にスケール感の萎みを感じ、一歩引いて読んでる気がします。
エルヴァの洗脳って解けたわけじゃなかったのかな。洗脳ありきで見ないと行動原理が謎なことが多いです。設定を考えればパラドックスに陥って、どこまで期待して良いのかな、と思ったり。
黒海は陸で姿を保てないのに、まだ海に入って斬り続けるの?個体数が減るわけでもないし、そこに疑問を持たないの?とか。黒海の幻影は覡が介在しなかった仮定の未来?変えられる(偽)未来を見せるのに腑に落ちる理由が設定されてるのかな。
第一話から描かれていたミカイルが出てきたことで、ストーリーが構想通り進んでるらしい安心感はありますが、この作品が描きたいものの方向性は好みに合わないかも…とのモヤモヤは拭えません。4巻で見えた道徳教育系に進むと無理。
今巻はアルトの説教臭いセリフがなく、個人的には前巻より読みやすかったです。ただ全体的にもっと独自性を強めて欲しい。作品初期なら既視感もよくあることだけど、そろそろ離れないと既存作の下位互換的位置付けになってしまう…。
BLじゃなきゃ別作品のオマージュや設定等あれこれ指摘される点の多い作品じゃないかと思いました。

1

BL枠で良いのでしょうか。

新刊を楽しみにしていたのに、覗き見たレビューで読むのをずっと悩んでいました。極度のハッピーエンド好きなので、ツラいと分かっている展開に触れるのは勇気がいるので…。

ですが辛抱堪らず、やっぱり手に取ってしまいました。
案の定シンドさしかない読後でしたが、覚悟していたおかげでダメージは減らせたようです。

何がイヤかと言うと、兎にも角にも人間の身勝手さですね。そして、過去から積み重なる人の罪によって、犠牲になってきた覡の悲しさや怒りに胸が痛くて痛くて。

それは、人間を皆殺しにしてもいいんじゃないかと思ったぐらいで。そうして、覡たちだけの楽園でも作ってほしいです。もちろん、アルトは例外ですが。

ここまで来たら最後まで付き合いますが、読み返すことはなさそうです。お話的には深くて、一般だったとしても人気が出るのでしょうね。

2

圧倒的な世界観だけど…

前巻のレビューで「それ故に黒海の成り立ちとか覡の発生の仕方は人為的なのか自然現象なのかは新たな謎になりました。」と書いたんですが、今回もこの点は分かりませんでした。

ただ覡が発生するキッカケは分かりましたが、どうしてそうなるのかは未だ謎のままでした。このキッカケが糞すぎてミカイルの復讐はとても理解出来ました。そしてエルヴァが花付き(覡候補)となった時のシヨンがやっぱり不気味でした。

アルトはアルトで自らの生い立ちを知ってしまった事でエルヴァに言えない事が出来てしまって、思い合う2人にとってとても試練の巻になってしまってました。

あと数冊続くそうですが、このお話をどう纏め上げるのかとても気になりました。圧倒的に世界観が出来上がってしまってて、どう収めるかで今までの評価がかなり左右されてしまう作品だと思いました。

まず黒海がどういう物なのか説明出来ないと、島の周りが文明の発達した現代社会なので、どう整合性を持って来るのか作者さまの力量が問われてしまうと思います。

それも踏まえて最終巻までお付き合いしたいと思いました。

1

大巫女マジクソババア

ミカがエルヴァを黒海に浸けて、おさらいしてみても、じゃ、なんでエルヴァはぶたれたりしなきゃならなかったわけ??みたいになる
本当なんなんだろ
だけど、黒海が体を乗っ取ることに関して私は思うのだけど、やっぱりアルトもヒルダもただの人間なんじゃないかなぁ
違うのかな
乗っ取られた人は例えば体液が黒海成分になってたりするのかな?
体が、遺伝子が人間ならその子供は人間なんじゃないかとしか思えないんだけどな
しかし、島の人間とそうでない人間と黒海プリンスをどのように見分けているのか、見て判断してるだけなのかなぁ
マニエリのお母さん、愛情深いすてきな人
子供を奪われて辛いでしょうに
ミカのお母さんも辛かったんじゃないかと思うんだよなミカが抱きしめてもらえると期待したくらいにちゃんと愛されていたんだと思うもの
きっととっくに死んだとか聞かされていたんでしょう
ミカは強くて、マニエリらがエルヴァ達よりか成長しているのもミカとエルヴァが育つ期間を稼いだからで、きっと大きい方がより強いんだろうし、本当、普通に覡やるよりもひどい目に遭う筋合いなんてなかったのにね
どうなったら良い終わりって思えるのか、想像つかないけれど、続きが楽しみ

1

哀しい…

表紙は幸せそうなのに辛い内容です。

だんだんと黒海やかんなぎ、エルヴァ様の過去が明かされてきました。シンドイ内容です。
親友のミカとの再開により色々な事が分かってきました。

ミカの怒りも分かるな。結局犠牲になっているのはカンナギ達だけだし可哀想。
肉体的にも精神的にも追い詰められて死んでいったような感じがする。

今巻はBL要素はほぼないしエルヴァ様とアルトのいちゃいちゃがないのが寂しいです。
ただ辛い話しだったかな。

なんとなくエルヴァ様は虐待されてたのかと思ってはいたけど予想以上に辛かったな。

まだ謎の部分も多いので早く知りたい。
ただあまりダラダラと続けて欲しくはないかな。

2

今後の展開が楽しみ

簡単には進んでくれない、一筋縄ではいかないストーリーが好きです。
どんな結末を迎えるのかが気になる作品の上位に入る作品のひとつなのですが…
いやはや、今作もすごい迫力でした。

5巻はシリーズの中でも少々重ための内容となっていますので、目次の注意書き内容を受け入れられない方もいらっしゃるのではないかなと。
覡という存在にフォーカスをあてた掘り下げ巻だと思いますので、萌え要素を求めるとそちらに関しては少なめです。
カバーイラストの印象のまま読み進めるとちょっと温度差に風邪をひいてしまうかも。
この辺りは好みが分かれるかもしれませんね。
ただ、今まで見えそうで見えなかったブラックボックスの中身が一気に目の前に押し寄せてくる、非常に読み応えのあるお話だったと思います。
5巻まで進んだからこその内容といいますか、アルトとエルヴァが出逢った1巻から謎と共に歩みを進めてきた今だからこそ、今後を描くにあたって必要なものがここでどかっと投入された。
そんな印象を持ちました。

覡とは?外の世界の人間とは?
まるで黒海のようにどす黒い謎の一部が明かされましたが、明かされても謎が残る、全てを明らかにしない話運びが面白いです。
人々から「覡様」と呼ばれながらも孤独に戦う彼らの真実がなんとも苦しいものなのですけれど、ぼかさずに容赦のない描き方をされているがゆえに、彼らの悲しみや憎悪がより強く伝わってくるんですよね。

なぜ彼ら覡は存在するようになったのか。
何を基準に色が変化するのか。
黒海はどこから生まれ、どこからやってくるのか。

自分の意思とは関係なく、たまたま花が付いてしまっただけなのに、分からないことだらけの中で命を賭して戦い続ける覡たち。
不平等で理不尽な箱庭の真実を知った覡は、一体どんな選択をするのか?
覡を取り巻く人々の身勝手さを見れば見るほど、ミカイルの選択も決して悪だとは言えないなと思うのです。
エルヴァはもちろん、すべての覡の行く末を追いかけたいです。
そして、エルヴァにとって最大の癒しであり、同時に劇薬のようでもあったアルトの出自と存在がこの狭い箱庭と四方を囲む深い海にどう作用していくのでしょうか。

萌ではないかなと、星評価で4.5寄りのこちらの評価になりました。
折り返しとのことで、カバー下の色味も夜明けに近付いてきていますね。
恋愛面も気になるけれど、それ以上に先が気になる作品です。

1

はらはらする展開

絵の麗しさ美しさは相変わらずのすばらしさでした。
4巻でなんだか風向きが怪しくなってきた印象がありました。話の広がり方に作者ご本人以外に編集の横やりが相当入っているのでは、という懸念がありました。
心配していた5巻、話がますます広がってきており、少しづつ種明かしがされてきて、闘うべき相手がわかったところもあり、肝心なところはどうなんだ、というところもあり、このお話の広がりかたはうまくまとまって着地するのか、しりすぼみになってしまうのか、はらはらしながら読みました。
明かされた過去、明かされた敵、新たに出現した脅威…
島の人たちはどうなるのか、2人はどうなるのか…

最後まで追いかけて読むことは固く心に決めていますが、1巻を読んだ時の驚きと感動を最終巻で味わえるといいなと願っています。

1

深淵な展開に圧倒された

今回はとにかく驚くほど見事だった!
確実に至高の物語になる予感が高まって、
重厚かつ壮大なファンタジー展開に圧倒されました。


衝撃すぎて心が痛む・・・
エルヴァのことが切ない・・・
エルヴァの感情に移入し、
全体の重苦感に浸透しながらも、
愛を貫こうとする2人の姿が確かに見える。

いろいろな真実が徐々に明らかになっていく5巻。

厳しい宿命に立ち向かう
登場人物それぞれの心理が巧みに描かれて、
愛と憎、喜びと悲しみが交錯する中で、
恐ろしい過去の記憶が現在に烙印を押す
壮大なストーリーに引き込まれて、
一息つかずに最後のページまで目が離せませんでした。

6巻が待ち遠しいです。

0

ミカイルの言動にも納得

 BL漫画でここまでの世界観を描けることは心底すごいなぁと感心するのですが、如何せんBLというジャンルであるが故に、風呂敷を広げれば広げるほどメイン2人の愛云々と言っている場合じゃなくなってくるので萌えが薄れてしまい、自分の中で評価が上がらないというジレンマに陥りました。新しく出てきた設定などにもまた某一般漫画の影がちらつき、これも純粋に2人の関係性に集中できない要因に。BL漫画で二番煎じな展開なんて多々ありますが、ファンタジーで特殊な設定だからこそ特別目立ってしまうし、大作と比較するとやはり5巻という長さでは、たとえば近世と現代が並行しているという驚きの展開にもなかなか馴染めません。未だにタブレットが登場すると混乱し、ちょっと萎えます(まったく先生があちらを意識していないなら、読者の勝手なデジャヴに付き合わせてしまい大変申し訳ないです)。

 覡が長い歴史の中で受けてきた仕打ちは本当に酷いもので、どうにか世界をひっくり返して欲しいですが、そこを頑張ろうとするとやっぱりBL要素は薄くなりそうですね。ただ、2人の愛が脆いものだと言っているわけではありません。どの要素をどこまで描くかが、各々のBL漫画読者の好みと合うかどうかということなんだと思います。自分はこのシリーズに何を求めるのか、次巻までにじっくり考えてみたいと思います。

4

BL漫画のジャンルを超越

今巻は何も完結していないし甘い部分も無いし、BL漫画としてこの一冊を評価する場合に低評価をつけてしまう人がいるのも理解出来るのですが、
それでも!!入り組んだストーリーが面白すぎるし困難な状況にいるエルヴァ様の美しさは一層際立つし、何よりユノイチカ先生の画力!作品力!!
辛い過去の描写や、いちゃいちゃが無い巻なので賛否両論あることは理解した上でこの内容を描いてくれた事に感謝します。この5巻があるからこそ今後のストーリーが、エルヴァ様とアルトの未来がますます楽しみになりました。完結までしっかり見届けたい作品です!

4

しんどい展開にため息、はぁ

だんだんストーリーが込み入ってきた本シリーズ。4巻を復習してから読みました。
皆さんの評価もレビューもいっさい見ずに読んでみました。

4巻では、アルトの出生の秘密が明らかになり、結構衝撃的だったのですが、5巻ではまた別の展開が。

死んだはずのエルヴァの親友のミカエルが、実は生きていて、島の貴族を襲撃し始める!
ミカの目が黒くなるし、一体どうなってんの?!
と思いましたが、その辺の事情は、そんなに引っ張られずに明かされました。

ミカは8年前死ぬ間際に、あるヴィジョンを見てしまったんですが…その内容が、読んでてキツかったー…。
覡たちが虐げられ搾取された辛い過去にもう、ゾッとするというか…酷すぎて、読むのが辛かったです。ストーリー上、必要な内容なのかもしれませんが、読みたくなかったー、などと思ってしまいました(汗)

そして追い討ちをかけるように、幼いエルヴァの身に起きた、これまた酷い過去が出てきます。これは黒海にエルヴァが見させられたのかな。こっちも読んでて辛かったー(2回目)

2連続で辛いものを見せられて、正直しんどい展開でした。そりゃ、ミカも怒り狂うよな、という感じでした。はぁ。
(どのような内容かは、目次ページに注意書きがあるほどの内容です。地雷をお持ちの方は、試し読みで見てみてください)

ラストは、またまた続きはどうなる?!?!という感じで次巻に続きます。

5巻は甘々なシーンはほとんどなかったですね、しょぼん。6巻にはあるかなー。でもシリアス展開続きそうですかねー。
まだまだ謎だらけなので、続きも待ってます!
(袖のコメントによると、まだ数冊続くとのこと)

(作品としては大変面白く「神」なんですが、今回のストーリーは辛すぎたので「萌」とさせてもらいました。)

電子 修正箇所なし

2

これが噂の5巻!!!!

事前に賛否両論あるレビューを読んでいたせいか、とくに衝撃を受けすぎることなく読めたと思います。


まだ5巻を未読で、辛い展開にメンタル振り回されがちな方は、まずこちらにあります他の方々のレビューを読まれてからでも遅くはないと思います。

先生ご自身も、目次で地雷系の注意喚起していたとXで呟いておりましたね。

そう。
今回、丸々1冊がそんな感じの展開だったり、切なく胸がギュッとなるような展開です。

前回、アルトの出自が判明して、今回では、エルヴァに黒海だったら斬るのみと言われてしまう複雑な回からの、覡たちの可哀想な過去が露見してしまいます。


他の方々が言う通り、BがLする描写はむしろお表紙くらいしかないんじゃないかと思いますが、でもここでしっかりとエルヴァたち覡の悲しい過去を描くことで、後にアルトとの結びつきが、障害を経て真実の壮大なる強固な愛へ深まっていくのかな、、、と妄想。


ミカも含めて、みんな幸せになってほしいけれど、やっぱり現状では難し、、、そうですよね、、、


そして今回も最終的な着地点までがなかなか見えずで、過去イチでハラハラドキドキしていました。


さすが壮大すぎるファンタジーです。

読み応えたっぷりですし、先生も仰ってましたが5巻まで出たので、そろそろシリーズ溜めていらっしゃる方もこれを機に最新刊まで読了して、一緒にドキドキしませんか??

(すみません。ネタバレ回避した感想をお届けしようとしたら、随分抽象的感想となってしまいました焦)







1

最高!

既にお話が面白いのに、これ以上面白くなるのか!ってくらい充実したストーリーでした!

しかも今巻はストーリーに合わせて絵の表現力やキャラの表情も多彩で、作品のパワーが増し増しです


続きが待ちきれないっ!

0

No Title

作者さんも公言していた通り胸が苦しいお話でした。これからアルトの謎も解明されていくのでしょうし、初期の様な感じで読み進めるのは難しかったです。早く結ばれて欲しいと願ってやまないですが、今まで2人の強い絆をしっかり描いてくださっているので割と安心して読んでいます。常に優しいアルトが黙って…と口にするシーンは葛藤が伝わってかなり印象的でした。ドキッとした。特に描き下ろしの可愛さで苦しさが解れました。次巻も楽しみです。

0

今巻も面白い!

もうこちらの5巻にはBL的要素がほぼありませんが、本当にストーリーとして面白い。
楽しく読ませていただきました。
唸らせてもらいました。

普通の高校生とかリーマンもののお話で、BL要素がこれだけ希薄だと「??」となりますが、こちらのお話はそういう部分を超越している気がします。

もちろんアルトとエルヴァの恋愛シーンには、ほっこりしたりニマニマしたりしますよ。
でも、ストーリー展開が重厚過ぎて、そっちにのめり込んでしまって。
構成も下地もよく練られていて、毎回「ほぅ…」となってしまう。
これはどういうこと?あれはここに繋がっているんだ!とか。
今まで読んだことのないスケール感で、大好きな作品です。

今巻の暴力的表現も、私としてはストーリー上やむを得ないものであったと納得して読みました。
取って付けたよう、ではなく、薄々感じていたけれど明らかでなかった部分が晒された、と受け取りました。

そうした表現や、LOVEが薄ーいところに、不快感を覚えたり、焦れたりされる方々も一定数いらっしゃるでしょうね。
でもごめんなさい、私は楽しかった。
ずっと楽しいと思っています。
こんなダークファンタジーBL、今まで読んだことない!といつもワクワクしながら、この先も待っています。

1

表紙は選択ミスだと思う

私は読み終えて「面白かった〜!4巻より好き!」と感じました。
その気持ちのまま感想を書いていざ投稿しにきてみたら、みなさん結構地雷なようで…あれ?!と。
でも、BL的ときめきや萌はない巻だというのは同意ですし、ご意見をなるほどなーと読ませていただきました。

貴族以外皆殺し計画……私は黒海が体を乗っ取れる条件を考えていた時に、誰かのことを殺したいとか死んでほしいと思ってる人のことは乗っ取れるのかな?と思っていました。
4巻の乗っ取られる前のニナの家庭環境と死刑囚バジルの状況を照らし合わせてもそうなのかな?と。
でも、死んでほしいとか殺したいとか、憎悪って案外身近にあって、実行できないししないだけでみんな心のなかで一度は思ったことあるんじゃないかな?とも思い、それだともっと高確率で乗っ取れそうだから違うのかもなと思っていたんですよね。(そんなふうに思う私の心が荒んでいるのかもしれないけど…)
特定の人への憎しみが条件というだけでなくて全員死ねばいいと考えている人は確かに少ないと思う。
このまま死ぬくらいなら体をあげるなんて言い出す人はもっともっと少ない。
ニナが父親以外のことも憎んでいたのかは分からないけど、そうだったってことですよね…。

ミカイルは他の覡の記憶?思考を読めるようで。
読めるのは覡だけかと思ったんだけど、黒海を経由して読めるなら誰のことでもタイミングが合えば読めるのかもしれない?
1つ謎が明かされたと思ったら、また別の謎が出てくる。

最初に未来予知した覡の巫女や、その次の世代の覡たちの身にあった生贄の事実は想像もしていなくて衝撃だったし、幼少期エルヴァ様の身に起きたこともまさかあの人までそんな目で見ていたなんて衝撃だった。

私はあまり夜明けの唄にBL的萌えを望まなくなったというか、面白ければなんでもいいと思っている節があります。
なので、5巻もお話が面白かったという理由のみで神評価をつけています。
ここにBL的萌を加えだすと皆さんが仰るとおり評価が下がるので、高くても萌くらいにすると思うし、中立の気持ちも分かります。
しかし、BLレーベルでここまでのストーリー展開を描ける筆力がある作家さんはたくさんは浮かびません。
ラブストーリーとして秀逸な方やエロが素晴らしい方はたくさん浮かぶのですが。
夜明けの唄は、巻数を重ねるごとに広げた風呂敷をたためるのか、どこに向かっているのかと、4巻くらいから読者からの懸念の声が増え始めたように思います。
私はこんなに壮大なBL漫画を読んだのは初めてだし、出会った頃のあの興奮と感動も忘れられないし、面白いからユノ先生に期待しているし信じたいと思っているんですけど、一方でそういう声をあげる方の懸念も分かるんです。
あと数冊とのことですが、それが2〜3冊ではなく5冊を超えてくるのなら、続けば続くほど、私も早くから懸念されていた方側に傾く可能性はある…けど、とりあえず5巻は神で応援させてもらおうと思えるくらい楽しめました。
基本が闇の腐女子っていうのもあるのかもしれませんが、私は覡の真実もこの描き方をしてくれてよかったと思っています。
先生の中にある設定や展開がしっかり根を張っていることを感じさせてもらえました。

ただ、皆さんのご意見の通り、何を期待しているかで評価が大きく分かれるということは否めないですし、この表紙は本文内容とそぐわない。
表紙で内容を想像するものですから、期待させた分落ち込ませてしまうだろうなと思います。

12

完結待ちをしている方がいらっしゃれば…

実はずっと読みたかったシリーズ
BLアワードで最初は知りました
その後新刊情報でもお見かけする美しい大変好みの絵柄…‼
でも、どうやら大作そうなので完結待ちかな?と思い今まで踏み込んでいなかった作品です

でも、今回先生のインタビューを拝見して「お?これは…‼⁇」と背中を押されたように思いとうとう読んでみました
作者様自ら仰って下さるなら…!って思ったのですよね

そしてこの週末、仕事を終えて速攻帰宅から夜通し1巻から一気読みしました
確かに、間違いなくこれは大作です、まごう事なき壮大な世界が広がっていました
全然予想の付かない展開に次ぐ展開
更に言うなら出口も見えない旅、、、
だからこそ引き込まれますし胸を掴まれます
また期待していた作画はこの世界を表すのに十分な程の説得力
まさに”圧巻”でした

ただ…
ただですよ、、、
「5巻までの一気読みを勧めて」下さった真意までは汲めなかった。。。
確かに描いていてしんどい、という先生のお言葉も読みました
でも「一気読み」と「この表紙」を見た上で読み始めた私の読後の気持ちは結構な動揺を抱える事となりました。。。

だからと言ってこの作品自体への評価を下げたいとかヒドイ作品だ、なんて一切思わないです
遅かれ早かれ読みたいと思っていましたし、絶対読むって決めていたので。。。
ただ、、、ここまで待ったのでもう少し待っても良かったな、、、という思いは捨てきれず。。。
自分で読むって決めた事なのではあるのですが、、、
先にレビューも確認してから読むかどうか判断すべきだったなとは思いました
確かに色々明かされます
そういう意味では5巻で知れる事は多いです
物語と世界観を理解していく、という意味では5巻までで分かる事は多いです
4巻が特に難解だっただけに5巻は4巻より現実が見えて来る感じはします
でも、読んだ事で生まれる感情としては心が穏やかになったり前向きになったりといった類のものではありませんでした(私は、ですが、、、)

こうなったら6巻以降はリアタイで読もうかな?
いや、、、やっぱり完結待ちしようかな、、、
また新たな悩みが生まれました(;゚Д゚)
なので、私のように完結待ちをしている方がいればこの5巻までを一気に読むかどうか、は色々判断材料を集めてから今まで待った理由を大事にしてもいいかも知れない、とは思った事をお伝えしたいと思いました

ーーーアルトとエルヴァーーー
この愛すべき2人のキャラを知れた事への評価は神一択ですよ!これは間違いないです!!
でも5巻の評価としては悩みに悩んだ上で評価を付けました

4

夜明けの唄

心の痛い展開が多いです。
アルトにとってもつらい。
エルヴァにとってもつらい。
覡の居る意味、覡が過去に受けた痛み。
あまりにひと゛くつらい。
黒海が何なのかはまだ、謎で。
黒海が悪いものなのか、人間が悪いのか。
覡にとっては人間の方が悪のような気がする。
読んでいて、かなりつらいし、明るくなれるところは少なくても、たぶんこの先のお話にとって必要な事柄なのだろうと。
こんなに読んでしんどいと思うのは作品に没入できているからで。
没入出来るのは、作品自体が面白い。
読むのにパワーのいる巻ではありますが、離脱せず、最後まで読み続けようと。
読まなければならないという気がするのです。

4

とてもじゃないけど、見ちゃいられない

夜中に読むの止めれば良かった……
気分が…気分がドンヨリ…
読み進めるにつれて心臓が冷えていくのを感じました。

大好きな作品なので、低評価をつけたくなかったんですけどね、でもこの内容は、メンタルよわよわな私には受け入れられなかった。この読後感の悪さは何とも言いようがありません。
表紙のアルトとエルヴァがおそろしく素敵すぎるだけに、中身のダークさとのギャップが乖離し過ぎてて、この気持ちの置き場はどうしたら良いものか困惑しています。


こんなに辛く残酷な過去がありますか?
覡に強いられた残虐な行為が胸糞悪くて仕方ない。
彼らは崇められていたようで、生贄だったんですね。
これほどまでの覡の過去を暴いて、その後どんなストーリーに繋がっていくのか見たいようで見たくない。知りたいようで知りたくない。そんな気持ちでいっぱいでした。

ぼんやりとぼかすことも出来たと思うのに、ここまで赤裸々に描いた作者さんに感服です。もしかすると、描いてる中で色んな苦労があったかも知れませんね。それだけ、作品全体の流れとしてとても大事な部分だと思いますが、でもこんな事実は見たくなかったなぁ…というのが今の正直な感想です。(想像を遥かに超えてきたよー…うぅ…)
この作品が完結を迎え、最大限のハッピーエンドを迎えたとしても今巻を読み返すことはなさそう。どんなだっけ?とも思わないくらいの、センセーショナルな事実はずっと忘れないと思うので。

今巻はBLの萌えどころはほぼ皆無。ストーリー本線では、前半にほんのりと。本当にほんのりとあったくらいでした。
本編のあまりの内容に作者さんが申し訳なく思ったのか分かりませんが、描き下ろしは一変してほのぼのテイストです。描き下ろしは今巻のオアシス的ポジションなので、たっぷりと癒されて下さいね。


なんの心配もなく幸せに満ちた2人を見るのはいつの日になるんでしょうか。まだまだ伏線回収も成されてないところも多々あるので、時間がかかりそうですが気長に待つことにします。
しばらく引きずりそうな内容なので、底なしに明るいBL作品を読んでこの感情を中和したいと思います。

メンタルが安定しているときに読むことをオススメします。

9

なんてこと‥‥

実は現代のお話でしたーというところからどうやってお話が進んでいくのだろうと思ってました。

この巻はしんどかったー‥まさかまさかのエグい設定。正直もうやめてくれと思いながら読みました。

戦争の時代に小さな島で先読みの能力をもった子がいたことをきっかけに過去が語られます。
その過去が。ちょっと私にはしんどすぎました。

暴力、虐待、凌辱が苦手な方は心して読んだほうがいいです。なんて酷い‥。。。
そしてエルヴァの過去もわかりました。

んー‥つらい‥‥。
なんでこんなに辛いんだ‥。
アルトの活躍があまりなくてとにかく辛いお話でした。

8

そんな注意書きまでせなあかんとは大変だな

うーん、今回はまたまた謎が深まるばかりで読後スッキリしませんでした。
しかも、全然ラブいお話もない。

謎の人物による貴族ばかりを狙う連続殺害事件が発生。目撃者によると白い髪の人物でどうやら覡様ではないかと噂が。
上層部では、誰の仕業か把握してるっぽい。
その人物は8年前に亡くなったとされるエルヴァの親友。
貴族襲撃を止め相手を退治せよと任命されるエルヴァ。亡くなったはずの親友が現れ困惑するエルヴァは…。って感じなんだけどさ。

黒海は過去の様々な覡たちに起こった出来事をエルヴァに見せてくれるんだけど、その中に過去の覡の少女や少年、更にはエルヴァが意図的に忘れていた虐待されるシーンが出てきます。
このシーンの事が注意書で冒頭に書かれてたんか。
ショックなシーンではあるけど、他の作品でも描かれるエピソードだと思う。大人気作品だからか注意喚起が必要になるんか。大変だなぁ…。

ラブがないとは言いましたが、アルトに対して甘える行為が自然になってるエルヴァがいいなと思いました。

描き下ろしの海に飛び込んで泳ぐお話はアングルが良きでした。

紙本で購入
修正は不要

6

読み返す勇気はない

早くも5巻です。

今回は言葉に迷うというか…、
どうレビューを書けば良いかわからないですね。
正直読むのがひたすら辛かった巻になりました。

個人的には今後5巻を読み返す勇気はないです。

評価は……、
・ストーリーから目が離せない! → 神
・地雷要素が多く精神的に参った → 趣味じゃない
間をとって中立であげます。
(限りなく『趣味じゃない』ですが;)

といっても、脱落する・ガッカリした等の
ネガティブな気持ちではなくただただ辛い。
早く…早く…救いを…!!!(;ω;)


以下ネタバレ注意してください。


さてさて。
自分の出自を知り動揺しているアルトですが、
エルヴァには言い出せないまま一人で抱えてます。

そんな中、貴族が何人も殺される事件が発生。
犯人はエルヴァの兄貴分だった覡・ミカエル。

ミカエルを殺すよう命じられたエルヴァですが、
大切な存在だったミカエルを殺す覚悟が持てなくてーーー。


アルトの件は一旦お預け。
ミカエルがなぜ突然起き上がって行動してるのか。
ミカエルがなぜ島民皆殺しをしようとしてるのか。
それには覡の成り立ち・過去が深く関わっていました。

直接的な描写こそ若干ぼかしてるけども
子どもが陵辱されるおぞましさに溢れてます。
心が折れまくりで読むのがすごくキツかった。
(権力持った男共がクソすぎて…クソすぎて…)

黒海が何なのかまだまだ謎に包まれているので、
得体の知れない気持ち悪さが募るばかりですね。
アルトはどうなっちゃうんだよ…(泣)

いや、ほんと、もぅ、
なんでこの内容でこの表紙!?!?!?
内容とのギャップありすぎて心が死んだ。

(春の暖かさに満ちた表紙良きーーー!)
(本編どうなったかなワクワクワクヾ(*´∀`*)ノ)
(って読み始めた私へ浮かれるなと釘を刺したい)

本編でメコメコにされた心ですが、
描き下ろしや特典は癒やし効果抜群です。
アルトとエルヴァのラブラブ仲良しめっちゃ良!

特典は特大の神評価。
回復薬なので必須アイテムですらある。
(応援書店特典は電子版にも付いてるので安心)
(メイト小冊子はすっごいキュンキュンした!)

今回も少しずつ世界観が明らかになりましたが
折り返しまで来ているようです…!

エルヴァにも、アルトにも、
非常に重い運命が課せられているこの物語。
シンドイことばかりが増えいく一方ですが
幸せに向かっていると信じてます…!

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP