【完全版】【電子限定描き下ろし付き】
兄弟BLと背徳感は切っても切り離せない関係性だと思っていますが、これはそうではありませんでした。
多くは語りませんが、ただただ泣きました。涙がとめどなく流れてきました。何度読み返しても泣きます。
兄の葛藤、弟の覚悟の行く末を見届けたいです。
倫理的にも作品のリアルな質感的にも、能天気なハッピーエンドにするわけにはいかないことを考えると、それでも希望を匂わせる終わり方はとてもきれいで私は好きでした
ガチ兄弟モノは避けてきたけれど、キャラクターや心理描写が秀逸すぎて、大切な家族がずっと一緒に生きていきたい相手に変わることはごく自然なことに思えた
年下攻めは癖じゃないと思っていたけれど、素直な弟くんがかわいすぎた
(ゴムの付け方わかんないところとか)
読まず嫌いはよくない!
いい感じに力の抜けた伸びやかな線で描かれる人物。適度なユーモア。建物も定規で引いた直線でなく手描きのゆるやかな曲線で描かれていて、すんなり読み進めていくことができました。
読み始めたとき、ゲイビに出演していたキハチに対して「何、自分の嗜好でこんなことして弟に迷惑かけてんの!」と正直イラッとしました。
けれど番外編で、なぜキハチがゲイビに出演することになったのかを知り反省。そうだったんですね。
弟思いのキハチの初めての相手が右京さんのような優しいイケメンで本当に良かった!
「すぐ連れていくから」に爆笑しました。
まず、絵が自分的には刺さりまして、兄弟のお話はたくさんあるので、なんとなく大体のストーリーが頭に浮かび、まあ、面白そうだなと思って、ちょっと様子を見ていたのですが。他の方の評価が結構高く、興味もわいてきましたので購入しました。たくさんの作品を読んでいると、新鮮味がなくなってくるのは、致し方ないのでしょう。
なんて思っていたのですが、この作品の切なさ度が非常に良くって、思わずググっと引き込まれました。心情がリアルというか、自分的にシックリ来て、終わりまで納得のストーリーです。続きも気になりますが、こういうのはない方がいいかも。
良作でした、ありがとうございました。
商業化まえから、おすすめされていて、
このたび本になっていたので、購入しました。
おすすめしてくれた人には、凄く良いといわれていて、ちるちる内での評価も高く、コミコミさんでは売り切れ
ということで、
ハードルがかなり上がっていました。
そしてついに読んだ本作。
ガチの兄弟カップリングで
私にとってはメリバエンド。それか、この状態で終わるなら未完結(というか中途半端)だと思いました。(あくまで私の主観です)
ただし巻末の書き下ろし等読むと、希望はある終わりかたにはなっているのかなとは思います。
こういう終わり方は苦手なのですが(わかっていたら読まなかった)、神評価の理由は、上記の理由があるにしても、良い本だと思ったからです。