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表題作夜明けの唄 7

アルトノウル
18歳、エルヴァの世話をする青年
エルヴァ
26歳、海の化け物と闘う巫子

あらすじ

「早くエルヴァ様と
 いろんな所 行きたいな…」

アルトの出自を知ってもなお、彼の想いを信じ、受け入れたエルヴァ。
互いのぬくもりを恋しく思いながらも、アルトは自らの身体のことを知るため、
そしてレティは島の秘密を知る祖父に島民の解放を要求するために、
共に一時のあいだ島を離れるのだった。

しかしレティの一族のもとには、エルヴァが深く傷つくことになった元凶
シヨンの兄が出入りしているようで…?


拡がる墨痣と迫る脅威、緊迫高まる第7巻!

作品情報

作品名
夜明けの唄 7
著者
ユノイチカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED COMICS
シリーズ
夜明けの唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784868460190

ちるちる評価ランキング

19

4

(88)

(47)

萌々

(14)

(15)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
22
得点
343
評価数
88
平均
4 / 5
神率
53.4%

レビュー投稿数22

読んでいて動悸がおさまらない一冊

まるでタイムスリップ、異世界スリップしたかのような、舞台の変化におどろき、戸惑うアルトを見つつ、読んでいる立場でもかなりどきどきしました。

島の中で、妄信的に守られていた人々が、新たな情報を知ったり、噂に振り回されたりして、やはりあまりものを考えないまま暴走していく様は、現代のSNSにまつわる騒動を連想させられ恐ろしく感じたりもしました。

レティの実家の人たちがそれぞれ、思惑が読めないのもどきどきさせられました。
やけにあっさり受け入れたり、敵愾心を見せたり、島のことを解決していくにあたり、世間的にも、経済的にも、大きなマイナスを負うことになる一族の今後にも目が離せません。

アルトとエルヴァの2人の関係にも進展がありつつ、心配なことも増え、やはりはらはら。
あっという間に読み終えてしまい、また続刊の発行を心待ちにする日々に突入しました。

早く続きが読みたいけれど、まだまだ終わらずにこの世界の、アルトとエルヴァの、人々のものがたりを、ずっと追い続けたいと思わされました。

1

壮絶

読み終えるのになかなかにカロリーがいる7巻でした。

島の外の世界の存在が明らかになり、
今巻では遂にアルトが島の外へ出てエルヴァと離ればなれに。

そこからは終わりまで、離ればなれのままでした。
もちろん物理的に離れはしても互いのことで頭がいっぱいな二人なので、
二人のそれぞれへの想いは感じられるものの、
やっぱり近くで互いを想い合い、触れ合えないままなのは
ちょっぴり寂しかったです。

ただ、今回は寂しいだなんて言ってられない程の
壮絶な展開がアルトとエルヴァを待ち受けておりました。

島の秘密を探るために島を出てレティの実家を訪れたアルトでしたが、
そこで島の存在に否定的な親戚たちや島の領主・シヨンの兄でもある
バルトロたちと出会うことに。
このバルトロ、既に見た目からして胡散臭さプンプンですが、
昔幼いエルヴァに酷いことをしでかした張本人だったのです。
そんなエルヴァへの未練からアルトは事件に巻き込まれてゆきます。

1巻から振り返るとかなり方向性が変わってきたような、
アルト側の島外エピソード、特にゲームに巻き込まれてしまう流れは
若干脇道に逸れてしまった感も否めませんでした。

一方、島でアルトの帰りを待っていたエルヴァ。
寂しさに耐えてアルトの帰りを待っていた彼を悲劇が襲います。
アルトもエルヴァもしんどいけれど、
鬱さ加減で言うならエルヴァの方かもしれません。

突如島で起きた島民たちによる悪魔狩り。
そして、そのターゲットはニナやバジル、黒海の成り代わりたちでした。
確かに島民たちの影で暗躍する彼らのポジションは悪に違いなかったけれど、
こうなってしまうと誰が善で悪なのか、わからなくなってしまいました。
人ならざる存在ではありますがニナたちだってただ生きたかっただけで、
夫や赤ちゃんへの愛情は本物でした。
これまでは彼らが本当の人間のように結婚をして子供を増やすのも
所詮は黒海として島を支配するための一手段に過ぎないと思っていたけれど、
我が子が危機に晒されたときのニナの悲痛な叫びは
紛れもなく子を愛する親のそれで、胸に突き刺さりました。

そして、ニナと共に胸に残ったのがシヨンの存在でした。
ここに至るまではエルヴァの幼馴染みであり、
にもかかわらず、幼いエルヴァが辛い目に遭っていた時も
助けるでもなくただ傍観するだけの人の心のない男に思えていました。
ただ、シヨンもニナと結婚し子供を設けることで自分の中に
愛情のような、何かを見つけようとしていたのかもしれません。
娘のヒルダを見つめる眼差しはただの冷血な人間とも言い難く、
彼も彼なりに苦しんできたのかなぁと思わずにはいられませんでした。
少なくとも真性クズ野郎の兄よりはマシな人間だったのかも。

ずっとどんなに辛くても耐えて耐えて、
島民たちを黒海から守り抜くという使命を全うしてきたエルヴァ。
けれど、彼らはそんなエルヴァの想いを知ることなく傷つけあい、
たくさんの人が死んでしまいました。
目の前の多くの死に胸が抉られ、もう身も心も満身創痍のエルヴァ。
どうしてこんなときにアルトが傍にいてくれないの…。
いや、アルトもそれなりに大変な目に遭ってはいるのですけど。
夜明けの前の暗闇とでもいうのでしょうか。
最後の最後までずっしりと重くのしかかるような読み心地でした。
早くアルトとエルヴァが再会できますように。

1

黒海と人間、どちらのほうが化け物なのか…

黒海と人間、どちらのほうが化け物なのか…
と、考えずにはいられませんでした。

最初は、世界観のしっかりした胸に迫る壮大なファンタジーBL作品として読み始めた作品でしたが、様々なことが判明していくにつれて、ファンタジーならではのつらさや厳しさ、憤りや切なさとして受け取っていたものが現実的なものとして突き付けられている感覚です。
黒海という存在があるので、ファンタジーであることには変わりないのですが、スマホやタブレットなどの現代文明がある世界のほうがスタンダードだと判明してからは、よりつらいです。

7巻はアルトとエルヴァ様がまた離ればなれなので、読んでいて心細い…。
アルトもエルヴァ様もしっかり自分の足で立ち、考え、行動しているのに、勝手に心細くなってしまいます。
エルヴァ様の墨痣の拡大スピードの速さが心配でたまりません。
アルトと早く再会してほしい…!

島の秘密と、島民たちの行動と、島外でのセレブたちによる人間狩り。
これらが全て人間の行いであるという事実を嫌悪せずにはいられませんでした。
島民たちの行動は黒海による襲撃に端を発しているので、一方的に責められない部分もあるとは思いますが、エルヴァ様の叫びが物語っていると思います。
ヘイトクライムを思い出しました。
島の秘密と人間狩りはE文書を。

1

まさかの展開にびっくり!

消化できないこの気持ちはなんだろう。

シヨンって直接暴力とか危害を加えないけどそばで見ているって余計許せないタチなので嫌なキャラだったんですけどね。
読み終わった後に考えるのはシヨンってどんな人物だったんだ…?ですよ。
コノエの自分は欠落してるのではと苦悩を吐露するシーンが後にシヨンの赤子に興味が無い?拒否しているかのようなシーンが続くのは対比なのか、それとも同じ苦悩があったのか。

しんどい展開まみれの中エルヴァとアルトの絆が純粋に輝いて見える。
互いのぬくもり求め合う描写とか、二人の成長が切なくて尊い。
しかしながらもエルヴァの優しさが危なっかしいし、アルトもエルヴァのためなら危険な道に敢えて挑むのがハラハラするしでやっぱりふたりは一緒にいないとね。
ほんとにハピエンくるんですよね!?

この後の展開が未知数だし、アルトの墨痣がどうなるのか。
精密検査でも分からないことは多かったけど人間とは違う種族とのこどもってのが証明されてたことにハッとさせられました。
現代の世界観が出てきて肉体は人間なんだから遺伝子情報は人間なのでは?とかで無くあくまで別の種族なのが確定したことに。
現代とファンタジーが混ざってなんか混乱してぐるぐる考えてしまいました。新しい感覚で面白いです。
黒海ってなんなんだ…?

怒涛の展開で心追いつかないけど、絵も綺麗で人間描写に魅了されました。
しんどいのに8巻が待ち遠しすぎる…

0

いっぱい考えちゃう

シヨンがなんなのか、読み返しても読み返しても解らないんだよな
変な人で放置していたらどうなるのかをただ見届けたいだけ?ニナやヒルダのことどう思っているのか
名前の意味とかから考えたり…

そしてバルトロ
ゲス野郎
ゲームとかもだけど、レティの身内なんかの様子も、ああいう風に島を自然にしておきたいって気になる奴がいてもおかしくないって思わされてるんかなって思った
金に飽かして人間を玩具にして遊ぶ奴も、閉じ込めて文明の発展を阻むのも思い上がりって点では同じで、でもシヨンは生物として淘汰されたりするのも含めて自然なのがあるべき姿って思ってそう?何も思ってなさそう?

ダナとラウナがいることがヒントになりそうで子供が花付きになる仕組みについて考えてしまう
双子で2人ともなるってことは遺伝子の問題なのかなった瞬間に同じ状況だっただけなのか
エルヴァがなったのがあのタイミングだったのは偶然だったのか
謎〜

東の覡はエルヴァが長く続けているお陰か大きくなってから着任したように見えるし従者もいる
大きい方が余裕があるんだと良いなぁ
他の覡を見るにエルヴァは本当に強いんだな
花付きになる前の暮らしに未練がなく自分の仕事に意義を感じていたからだったのかな
マニエリより幼い内に着任して、アルトと出会った時点でマニエリより少し長く続けられてた
でも、そもそもが孤児みたいだったエルヴァ
教会は孤児育てたりしてないのかな
どうして領主の家の周りでゴミ漁る子供が放置されていたんだろう

1度墨痣の状態になったら黒海から離れていても治らないのかな
マニエリ、治ればいいのにな
アルトは身体の中から墨痣が出てるみたい…覡はいるだけで効くってのは実はアルトの内なる黒海にも効いていたんだろうか
そもそも乗っ取るってなんなんだろう
ニナも血は赤いんだろうし、食事もしてるし
身体を乗っ取ることで染色体に影響を及ぼすってどういうことなの?

黒海が人魚で覡はその肉を食らったかのように美しく老いない
着任するまでは成長しつづけるのなら黒海に触れなければ大人になることもできるってことなのかも?
黒海は熱水噴出孔の周辺にいる生き物みたいなあの辺りでしか生きられない生き物だとして花付きは?花付きはどうして出現するの?ファンタジーでないなら理由が知りたい

とにかくこのお話を最後まで見届けたい

1

ほんとうにとんでもなくツライ。夜明け前の闇。

ずっと不穏で、しんどい。
だけど、その隙間に、光が差して、愛について想いを巡らせる。
そもそも、島の設定からして、酷い話でもあったわけで。
島ではそれがひっくりかえっているなかで、さまざまな怒りが爆破している。
島の外でも、島の怨念がしみ出ていて。
なぜにこれほどまでに、と思わざるおえないけど、だからこそ、ふたりの愛が未来を照らしてくれるんじゃないかと。
夜明け前は一番暗い。
5巻、6巻、そして7巻。3年近くもこの不穏を描いていると思うと、先生の覚悟やエネルギーに敬服する。
読んでいてこんなにツライんだから、描いている先生はもっとツライんじゃないかな。

だけど、夜明けに必要な暗、闇だと、噛み締めて読んだ。涙止まらないけどね。

私は神作だと思うよ。
完結するの寂しいと思ってたけど、夜明けが来るのが、ほんとうに楽しみだし、そのときらこのツラさも救われると。
信じてる。

1

島でも島外でも命の危険がありすぎる

本シリーズは覡の墨痣を抑える力を持つ青年と
海の化け物と闘う南の覡のお話です。

攻様が島を出る監査官と共に島を離れ
受様は反乱を起こした島民達を抑えようとする
様子を収録。

ある島では
子共が白髪で額に印の現れる花付に成長すると
島を襲う化け物・黒海と戦う覡となります。

島は4人の覡によって黒海が守られていますが
覡は黒海の穢れによる墨痣に侵され短命でした。

しかもこの島は
領主によって故意に閉鎖された島で
南の覡の受様と受様を慕う攻様は島の実態を探る
監査官に協力する事となります。

覡として島を離れられない受様に代わって
攻様は監査官と共に島外に出て

領主一族と利害関係にあった一族の現当主である
監査官の祖父に島の真実を訊ねようとしますが
現当主派病に侵されていました。

監査官は祖母と当主代理である伯父
伯母達に島の調査書を見せ判断を仰ぐこととなります。
話し合いの結果は・・・

覡を癒す力をもつ攻様と化け物と戦い続ける受様の
「夜明けの唄」シリーズ最新巻である7巻目は

前巻で島の秘密が暴かれた事で
島民達は暴徒と化して危機感しかない展開でしたが

攻様が島を出る監査官と共に向かった
彼女の実家であり領主一族と利益を摂取する一族には
受様に執着していた領主の兄が滞在していて
自堕落な位を満喫中であっちもこっちも
不穏な状況です。

案の定、領主兄は金持ち連中の娯楽として
大金を賭けたサバイバルゲームを行っていて
攻様を拉致してゲームの標的として参加させるし

受様は領主夫妻と従者を悪魔として
吊し上げる島民達から領主夫人と子供を守ろうとし
前巻以上に不穏でどろどろな展開です。

平等だと思うから我慢してきた事が実は不平等であり
自分達が優位になれば遠慮なく奪う者達の
未来が明るいはずはないと思うのですが

受様はそんな者達の為にも心を砕こうとし
攻様はそんな受様の強さと優しさを大切にしたいと
受様を守ろうとしていて胸が痛いです。

島民が島から解放されても
彼らに島外の社会が受け入れられるのか
彼らも溶け込もうとするのかはなはだ疑問です。

黒海の謎は解明されるのか
傷ついた攻様は受様の元に帰れるのか
受様に迫る死は回避されるのか

謎が謎呼ぶ展開で目が離せないまま
次巻を待つしかなくて辛いです ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

0

胸糞な大人たち

ここ数巻子供が辛い目に遭っているお話が続いていて読み渋りしていましたが、今回は大人が酷い目に遭う話だったので、気負わず読めましたw
エルヴァは中身は大人ですが見た目がまだ子供なので辛い目に遭っているのを見るのがしんどいし、正直ベッドシーンもちょっと抵抗を感じてしまいます。アルトがまだ18だからそこまで年齢差を感じないおかげで読めてる感じです。

本当に嫌な奴のオンパレードでずっと眉間に皺が寄っていました。世界の歴史を見ると魔女狩りなどこんな酷いことは実際にあったんだと思うと更に胸糞です。

アルト不用心過ぎないかと思いましたが、一応思惑はあったんですねwあっちもこっちも心配事ばかりでハラハラしっ放しです。
アルトのアザは海に浸からなくても広がるのはやっぱり内側に潜んでいるからなのかな?

そして領主…まさかな結末でビックリ。彼の行動の意図は今後分かることあるのでしょうか?
予測不能な展開がとても面白いです。子供が悲惨な目に遭う描写が緩和されたら読み返すのですが。

3

鬱でしかない

読む前にちるちるにきたらなんと平均評価が4を下回っていたので「え?!」と思いながら読みはじめました。

シヨンの兄・・・もうこれだけで鬱展開・・・と思っていた、ら。一冊丸っと鬱展開でした。つら。ストーリー上必要なのかもしれませんがこんなの辛すぎるので(もうBLって何?状態です)次の巻とまとめて出して欲しかった_(:3 」∠)_

あのゲームとか・・・いるんですかね?否、たしかにアイツはやっとかないとダメだけどあれしかなかった?なんかどんどん血生臭いお話になっていきます。ハピエンを信じて読み進めていいんですよ、ね????

ラストへの期待を込めて萌にします。

4

説明が多い。

説明が多く、説明のためのコマ割りになっていて読みにくかった。
エピソードの羅列でアルトもエルヴァも展開のために動かされている感があり、感情が見えない。

バトルロワイヤルシーンにあんなにページさかないでアルトとエルヴァのシーンが見たかった。もう残酷な思想の奴らに弄ばれているのは読者もわかっているので。毎巻そこをなぞらないで次の展開が欲しい。

お話自体は面白いとは思う。それだけに漫画の読みづらさと、キャラと行動心理の解離が勿体無い。
2人がお互いのためじゃ無く、第三者のために命はりすぎ。

絵はとても上手い。これだけ巻数重ねても崩れていないのは作品への情熱とキャラへの愛だと思う。
ハッピーエンドじゃ無くてもいいから凄い物語読んだ!と感じる完結を期待している。

5

いつ どこに どう着地するのか………

救いは何処ですか……
まだ先ですか………………_| ̄|○

想像を超える展開の連続に、ちょっと息切れしそう。
どうか救われて。早く救われて。。。
ってずっと願いながら読んでいるのですが、ずっと予想の左斜め上のキツい展開が続くのです。でもずっと目が離せないのです………_| ̄|○ゥゥゥ……

まさかこんな展開になろうとは。想像出来たひといます??
最終的にどのような読後感になるのか、まだ最終話を見届けるまでは分かりませんが、今のところ後味がショッパい展開が続いていて心の整理がつきません。
因果応報だとしても、死は望んでなかった……救いがあって欲しかった……他に道はなかったのか………

そもそも「黒海」の謎が明かされていないので、全体像がまだ分からない。その中でもがき闘うアルトとエルヴァの姿と、無惨な死を遂げていく登場人物達に、感情のやり場がない感じです。

評価は迷いました。。。
でも神評価としたのは、どうしても最後まで見届けたいと思わせる魅力と吸引力があるから。
この先のアルトとエルヴァの幸せと納得のハッピーエンドを信じて、続きをお待ちしています。

4

善と悪の曖昧さ

なかなか夜明けが来ない夜明けの唄。
ここ数巻続く重たくしんどい展開の数々に、そろそろひとすじでもいいから光が見たいなあなんて思っていたのですが、今巻も結構重ためです。
微笑ましくて明るいシーンもあるにはあるのですけれど、その上をいくヘビーさなので、カバーイラスト通りの内容を期待するとちょっと違うかもしれません。

物語としては間違いなくおもしろいと思います。
まるでジェットコースターのようというか…
手に汗握る展開が続き、いったいどうなるんだ?とハラハラしっぱなし。
ただ、これは萌えなのかというとどうかなと中立評価になりました。
うーん。BLとしての萌えを楽しむよりも、この大きな風呂敷をどうやって畳むのかが気になる作品になってきているのかも。

アルトとエルヴァ。
一時的に離れ離れになった2人の、その両方で繰り広げられる緊迫感のある出来事には思わず手に汗を握りましたし、アルトの体の謎がほんの少し解けたことも読みどころのひとつでしょう。
今巻はアルトとエルヴァにどうこう…というより、もっと違うところにフォーカスがあたっていたように思います。

島民の暴動により、敵と味方、善と悪がどちらなのかがわからなくなるやるせなさったら。
今まで身を賭して無条件に守る対象だった人々が、殺したいほどに憎くなる瞬間とはどれほどつらいものなのか。
黒海に関しても、ニナとバジルを見ていると、黒海ははたして悪なのだろうか?と思えてならず、このなんともいえない気持ちの収まりの悪さを描くのが本当にうまいなあと。
あそこで動かなければ、望み通りただの傍観者でいられたのに、それでも動いたシヨン。
一貫して、なにがどうなるのかを見ていたかったはずの彼の中の揺らぎが感じられて、とてもつらくはあるのだけれど一連のシーンのすべてが非常に印象的でした。
彼に心はきっとあったんじゃないかなと私は思いたいです。
シヨン視点があれば読んでみたかった。

アルトVSバルトロも読み応えはあったものの、現代文明からの突然のハンティングゲームは…ちょっとしっくりこなかったです。
ファンタジーだと思っていた世界観から現代ものになり、現代ものにしては現実味が薄くなったように感じられ、もう少し違う形の導入での一騎打ちが見たかったかも。

マニエリが言う通り、なにかの犠牲の上に成り立っているこんな島なんてぶっ壊れちゃえばいいのにと思いながら、引き続き夜明けを待ちたいです。

7

しんどい……

前巻ラストでアルトの腰に墨痣らしきものが現れていたので気がかりでした。
アルトは身体検査をするためにレティとジュノとともにいざ新天地(外の世界)へ───。

シヨンといえば兄のバルトロはどうしたんだろうと思っていたんですが、島の外にいたのですね。
あちらで生活しているのかと思ったんですが、出入りしているとあるので行ったり来たりしているんですかね?
相変わらずクソ野郎です。

アルトに墨痣が現れた理由は、黒海に触れて命令したから?と一瞬考えたんですが、確かに以前も黒海には触れていて、命令についてもエルヴァの黒痣を癒やすために無意識にしていたし、そういうことじゃないんだろうな…と理由が分からなかったんですが、アルトの中の半分である黒海が裏切り者と怒っているという説になるほどと思いました。
でも、じゃあなぜエルヴァの黒痣を癒やしていたときは裏切り者ではなかったのか、あれも黒海からしたら裏切りなのでは?と思わなくもなくて……裏切る意志があるかないかの違い???

レティの従兄弟の息子のノアが登場しますが、どうもレティのことが好きなようです。
どこを好きになったのかは分かりませんが、10年間レティのことを思い続ける…なんだかアルトに通じるものを感じます。
レティの側にいるアルトに嫉妬するのも、エルヴァの側にいるコノエに嫉妬するアルトと被り、初めて登場したのになんだか親近感が湧きました。
ノアは有名人なようですが、彼に発信力があることは今後の展開に関わることなのかな?

コノエはもしかしてアロマンティックなんでしょうか?
本当に愛しくて大切なのに相手の求める好きと違うしその感覚がわからないって、苦しいですね…。
コノエとは違うけど、シヨンもまた欠落した人間なのかもしれませんね…。
黒海のことも覡のことも傍観、娘が泣いていても傍観……島のことを傍観する理由は語られていましたが、何を考えているのか分からない不気味さがありますが、彼の視点に立ったときに見えてくる話があったのかもしれません。

今巻で、『異なる種族との交配で生まれた個体は繁殖力を持っていない』ということが判明します。
ということはヒルダも子を望めないということで、黒海とのハーフが増え続けるということはないことを知りました。

バルトロに攫われ、“トロフィーハンティング”に参加させられたアルト。
え?え?え?となりました。
目の前で繰り広げられるバトルロワイヤルに困惑していたら、ジュノが助けに来てくれて。
殺られた狩人を見てまさかアルトが…?と思ってしまったことをアルトに謝りたいです。

一方エルヴァのいる島ではヒルダとアルトが夜の海のバケモノだと暴動がおきていて、ミカイルが死んだ時を思い出しました。
もうあんなにつらいことはないと思いたいけど、嫌な予感。
ニナもバジルもミカイルと同じく多勢には勝てず……もっとしぶとく生きて仲間を増やすのかと思っていたので思いの外退場が早くてびっくりしました。
シヨンも、最後まで残って行く末を傍観するのだと漠然と思っていたのに……。
エルヴァとアルトも負傷。
死人だらけと負傷者に、こんな展開想像してなかった………と思いました。
ユノ先生を信じて読み続けようと思っていますが、どこに向かっているのか私にはわかりません。

ヒルダはこれから誰が育てるんでしょうか?
ヒルダにアルトを重ねているエルヴァ、子を成せないアルト……二人が育てるんでしょうか?

黒海側の人間もいなくなってしまったけど、これからどうなるんでしょう。
今巻、いつにもまして萌えはありませんでした。
中立と迷う気持ちもありますが、まだ中立をつけるのは早計かと萌としています。
ゆりかごから墓場まで見せてくれるとの6巻あとがきコメントに最期の時まで見守れるの?!と驚きながら期待を寄せているので、それを含めて楽しみにしがみつきたいです……。

5

現実離れ

 前巻までがかなりの胸糞展開でそれを越えることはないだろうと思っていましたが…。巻が進むにつれ、話の面白さ以上に読後の後味の悪さが増し増しになっていってる気がします。

 今回、アルトが身体検査のために島を出ます。
 島の外は飛行機が飛んでいたり動画配信で人気者になったりするような、ごく最近の現代です。
 そこでレティは一族を集めて島のことや曽祖父がしていたことを話し、皆さん信じられないと言いつつも、当主の伯父はかなりあっさり島民を島外に移住させる方針を決定します。
 島外で暮らすシヨン(島の領主)の兄が一族から援助を受けていて、レティが島の秘密を話したことで援助を打ち切られることになり、腹いせにアルトを連れ出して人間同士が殺し合うハンターゲームに参加させます。参加者の武器はそれぞれ違っていてアルトは銃を渡されますが、使い方がわからず、助けてあげたおばさんと武器を交換。おばさんがシヨン兄の息がかかっていたので、最後はおばさんに撃たれて重傷(予想通り)。

 一方、島ではニナと使用人が黒海にのっとられていることに 島民が気づき、二人を襲い、赤子を海に放ります。赤子はエルヴァ様が海に飛び込んで助かりましたが、島民に襲われた二人は死に、ニナを助けに来たシヨンも死にます。

 前巻までの巫への性的虐待やミカの怒りは胸糞だけど世界観としてはまだ理解できましたが、さすがに令和っぽい現代設定で人間狩りというのはあまりにも現実離れすぎて、かなり没入感が薄れました。
 アルトがシヨン兄についていくのも、エルヴァ様のことで恨みに思っていたことは理解できますが、明らかに怪しいし他の人からも関わるなと忠告されていたのについて行ってしまうのは、お約束展開過ぎます。逆にエルヴァ様を蔑ろにしているように見えて、キャラぶれを感じました(アルトがトラブルに巻き込まれて島に帰れなくなったら、エルヴァ様は墨痣が広がって死ぬことになるので、エルヴァ様の元に帰ることが第一優先ならついていく選択肢はないはず)。

 また、今回アルトにも墨痣が出始め、染色体検査の結果、異なる種族との交配で生まれたから子供ができない体だと診断されます。黒海がエイリアンのようなもので乗っ取った体の遺伝子を変異させることができるとしても、その遺伝子が受け継がれて不妊リスクになっているのなら、成長過程で何らかの異常が出てそうだし、あまり科学的な話が出てくるのも、これまでのファンタジーな世界観から現実に引き戻されてしまう感じがしました。

 続きは気になるのでまた次巻も読むと思いますが、最初の頃のワクワクを期待しています。

8

あっちもこっちも、もう大変

BLの枠を飛び越えまくってる。
BL作家さんってルールで縛られていて編集さんから、『一冊の中では必ず一回はエッチさせてください』って言われたり、レーベルによると『1話につき1エッチ』って言われる場合もあると聞いたことある。

ユノイチカ先生は、商業デビュー作がこの【夜明けの唄】で最初からナンバリングされているシリーズ物で描いてるって相当良い条件で契約されたのかなと思ってしまう。売れるの間違いないと期待されてる。
一般作品ならナンバリング作って当たり前ですが、基本BLの場合1巻完結、売れ行きが良くて評判が良ければ続編ってのが殆ど。
だから1冊目から①のナンバリングされている作品は、ヒットが期待されている証拠。

今回は、アルトとエルヴァが別々の場所で互いを思いながら命の危険感じる展開になっています。
なんなんだ?!この先どうなるんだよ?
島民全員移住計画って国にどうやって許可取んの?とか色んな問題考えるとすんなり行くとは思えない。レティの一族はどう関係してるの?
アルトの背中の墨痣なんなの?エルヴァの墨痣急速に広がってるけど大丈夫?など、心配な事たくさん。
とても面白く読み進めてしまいました。
こういう作品がBLジャンルでもっとあってもいいのでは?と思いました。
でも、BLジャンルにはそこまでの体力がないんだろうな。(売れるかわからない作品にナンバリングは出来ない)

紙本で購入
修正が必要なシーンはなし。

1

またしても!

6巻の不穏なラストからまた7巻の衝撃のラスト!毎巻、続きが気になる終わり方の「夜明けの唄」。

エルヴァ様を島に置いて、アルトはたくさんの人々や初めて乗る飛行機におののく。そのくせナチュラルにたらしをしているのも笑える。純粋すぎていい子なんだよね。
エルヴァ様の側にいるアルトは超絶かわいいけど、一緒にいない時もかっこよかったりかわいかったりする。とても魅力的なアルト。前半は楽し気だけど後半は少しずつ恐ろしいことが描かれていく。

レティの実家で家族会議を行い、島の負の遺産を知らしめ島での状況を助けてもらおうとする。そんな中、アルトは背中に墨痣ができ、父親が黒海のなり代わりだったとレティたちに告白する。結果、島の住民の移住を助けてもらえることになるが、簡単に物語は進まない。

島ではエルヴァ様は覡様たちの記憶で苦しみ、手足の墨痕が広がってきている。
また、領主の妻やアルトが悪魔であるとうわさが広がり、暴動や暴力が起こり始める。
島の外でアルトたちはバルトロ、領主であるシヨンの兄でエルヴァ様を傷つけた男とも出会う。この男は見た目から悪い男だとわかる。アルトが騙されたり傷つけられたりしないか心配していたけれど、想像以上のことが起こってしまう。

島の中でも外でも人間はどこでも、自分と違う者を排除し残虐になり、貧富の差によって奪い奪われていく。人々は簡単に人を殺める。わたしたちのリアルワールドと同じ、むごたらしい殺人を見せられて辛い。でも読むことによって、どの世界にもある無慈悲な差別をちゃんと自分事として考えるのもいいことだと思う。もしかしたら、BLはファンタジーだし楽しいことだけや恋愛だけがいい人はもう読みたくなくなってしまうかもしれない。それほど7巻は衝撃的な終わり方をしている。

後半、たくさんの人が大怪我をしたり亡くなったりしていく。その中にアルトもいる。
さて、アルトとエルヴァ様の運命はどうなるのか?
またしても続きが気になる終わり方!!でも信じている!アルトとエルヴァ様のハピエンを!!

2

沈黙を貫いてきた島の闇夜が明けてくる日を信じたい

いよいよ全ての謎が解き明かされ、黒海の血を引くアルトの身体の真相究明と島からの解放エンドに繋がっていくかと思ったら、まぁ……そうは簡単にはいきませんよね。

アルトが向かった島外の世界でも、エルヴァが残った島の世界でも、混乱と騒動に見舞われピンチに次ぐピンチのオンパレード。早く何もかもが終わって安寧の日々が訪れてくれよと願わずにはいられませんが、秘密裏に真実が塗り潰されてきた年数を考えると乗り越えるべき壁は非常に大きく、読者側にとっても堪えどころの多い7巻でした。

島民からぶつけられた不穏因子の増大と爆発は、世界史で見たような魔女狩りの描写さながらの光景で、悪魔討伐に駆られる島民の行動原理がおぞましかったです。集団心理も働いてか、無敵となった島民たちの姿はまさにお前たちの方が悪魔そのものではないかと言わんばかりの様相で、秩序と理性を失った島民の荒ぶる怒りに恐怖でした。
革命のステージのようにも見える混沌とした状況は、島の中から何かが変わり始める第一歩かなと思うものの、あの島民たちの様子ではうーん…今後の自浄作用に期待するには頼りないかも。エルヴァの側にはアルトもいないし、アルトも島民たちから敵視されちゃってるしで、早くこの動乱が収束して欲しいと願うばかりです。

アルトはアルトで悪趣味な狩りゲームに巻き込まれ、物語の本旨からハズれ気味では?と思ったけど、エルヴァの仇を一個討った意味では大きな収穫だったと思います。もう7巻……まだ7巻と捉えるかは、物語の全貌がまだ見えていないため判断が難しいところですが、少しずつ2人が幸せになるための土台作りが整ってきてると信じています。

個人的には、マニエリとスシュカが上手くいってくれないかなとか、別の関心事も湧き上がってきて楽しみがより増えました^ ^
シリアスなシーンの中にも、コミカルな掛け合いでふっと緩む緊張と緩和のバランスが良いのもこの作品の良さですね。今は離れ離れになっているアルトとエルヴァが、再び触れ合える日がくるのを待ち侘びています。

2

読むのに時間がかかるし やっぱり描写キッツい。でも作品としてスゴすぎる

上がってくるレビューで☆5が少なかったので、心して読みました。
もぉ波乱万丈ですよ…皆さんも心の準備して読んでください。
でもほっこりシーンもちゃんとあります。

欧米での長年にわたる赤毛差別はれっきとした史実ですから、レティの生い立ちは説得力がありました。
ここで彼女の親類などが一気に登場しますがご安心を。続柄だけ "ふわっと" 覚えればokです。

飛行機を怖がってたアルトが、エルヴァの「覡たちの無念と苦しみを…」と言ってたのを思い出して表情が変わる。
「彼らを助けたい」と言うアルトの目を見て信じてくれたノア。
親族会議でスカッとジャ○ン的なアルト。
やっぱりこの作家さん好きだわ…と思った矢先、いきなり巻き込まれたハンティング…
これだけは無理。胸糞すぎる…また、罪もない人々が容赦なく○されます。
さらにクズすぎる村人たちによる悪魔(=黒海のなり代わり)狩りでニナたちも…
これらの理由から☆4にしようとしました。
でも…そう、長男はあんときのクズなんだよ…!(5巻24話参照)
作品としての完成度が高いだけでなく、こんなに心を揺さぶられたBLは久しぶりなのでこの評価としました。

シヨンは黒海とのハーフである我が娘に触れられないの?
結局黒海ってなんなのさ?とか、まだ謎は謎のままですが、少しずつヒントが散りばめられている気がする。

<その他>
・「ふんじばる」って方言かと思ったら標準語!
相変わらずBLって勉強なるわぁ~…(しみじみ
・コノエはアセクであることが判明
・マニエリがやっぱり可愛いだけじゃなく今回はさらにカッコいい!もーまじでスシュカとくっついて欲しい!
・ノアの写真の渡し方よ!すき!

一つビックリしたのが、日本における創作のお約束というか業界の慣習では、法的リスクを回避するために実在の企業名や商品名を伏せますが、本作では全~部そのまんま。
実名を使うことで「フィクションだもんな…」と萎えたりすることなく本作の世界観が保持されるので、作者さんの意気込みが感じられてすごく良かったです。

4

く…苦しい…でも手に取るのを辞めれません。

本来、BLも少女漫画もハッピーエンド至上主義です。
展開がツラくて、読後の精神状態に悪影響を与えられる系は、決して手に取らないのですが。

そのため主役2人の純愛に萌えても、毎回新刊が出る度に読もうか悩んでしまうシリーズなのです。

それでも前巻を読み、これ以上は酷い展開は来ないだろうと期待していました。

それなのに‼ それなのに‼
読後の今、激しいダメージを受け立ち直れないでいます。

あんな、クソ過ぎなゲーム要ります⁉
散々助けてもらっていた島の人たち、勝手過ぎませんか⁉

ここまで来たら幸せな結末を見ないと収まりがつかないので追いかけますが、この怒りをどこにぶつければ良いのでしょうか…。

特にバルトロとサフィアの2人は、未来永劫許しません(怒)‼

7

島内、島外どちらもハラハラの展開でした!

島外へ出てレティの家に向かったアルトたち。
そこでシオンの兄バルトロに初対面!
エルヴァ様を傷つけた因縁の相手ですが、このバルトロがクズ男で「ゲーム」と称してアルトを危険に晒します。

一方、島内もニナやシオンが島民から追われ、エルヴァ様も暴走する島民を阻止するべく、それを追います。
こちらも緊迫感があり手に汗握りました。

まだまだ黒海のこと、痣志の広がる理由、アルトやエルヴァ様の体のことなど、謎のままですが、少しずつヒントになりそうな事柄も散りばめられていると思っています。
ドキドキしながら読了しました!

続きが気になります!

2

離れ離れのエルヴァとアルト、それぞれ波乱の展開に

今回はアルトがレティ達と島を出て、飛行機でレティの実家に向かうところから始まります。
6巻をざっと復習して読んでみました。
7巻ももちろんまだ終わらず、どうなる⁈というところで終わりました。以下ネタバレあります。

まず一読して、このお話、一体どこに向かおうとしてるんだろう…みたいな気持ちになってぼんやりしてしまった…評価難しい(;´Д`A
再読しつつレビューします。

まずは今作は、エルヴァとアルトはずっと離れたままなので、BL的展開は薄いです。
アルトはレティの実家絡みで、エルヴァは島で、それぞれが波乱の展開となり大変な目に遭います。

まずはアルトは当初の目的通り体を検査してもらう。するとなぜか腰に墨痣があらわれていて、他にも異常があり…。アルトは黒海が怒ってる?と推測してたけど、どうなんだろう?これはわからないまま持ち越し。
(しかし黒海ってほんと何なんだろう?エイリアンか何かか?( ˘•ω• ).。oஇ)

レティ達は島で見つけた秘密を一族に話し、島の人間を救いたいと伝える。現当主のレティの伯父は了承したけど、これも本気なのかどうか…ちょっと怪しい気がする。この件も持ち越し。

レティの従兄弟甥のノアが新キャラとして登場。アルトと同い年の18歳。初めはアルトに嫉妬してたけど仲良くなってきて、ちょっとほっこりするキャラでした。

一方島では、領主シヨンの妻ニナと従者バジルの黒い目が見られて、悪魔狩りのような騒動が始まってしまった!
3人で逃げるも追い詰められて…という展開が大変心苦しかった…。
ミカの時もそうだけど、この島の人たちって、ちょっと暴力性が強いというか…残酷すぎる気がする。他者を傷つけることを喜ぶような描写が多くて、読んでいて辛くなります…。

そしてかつてエルヴァを虐待していたシヨンの兄バルトロは、レティの実家から支援を受けて、島を出て暮らしていた。
こいつがろくでなしで、後半アルトがとんでもない悪質なゲームに巻き込まれることに…。
ここは読んでいて、何でこんなことになんねん!という気持ちになった…(´д`|||)
ラストはアルトとバルトロが対決。この二人、体が丈夫すぎん?(汗)
結局バルトロは逃げたので、また登場して酷いことするじゃ…。でも確かにエルヴァはアルトがバルトロを殺すことは望まないだろうな。
今回はジュノが大活躍で格好よかった!!

ラストは島で悲しい展開になりおしまい。またまたこの後どうなってしまうんだろう…というような内容でした。

先生が本の袖に「だいぶ終点が見えてきたところ」と書いてますが、読み手としてはあんまり見えてこないw
本作はそののんびりペースについていこうと思ってるので、次巻はどうなるのか、また気長に待とうと思います。

3

この巻も重く、辛く、しんどい。もうそろそろ光(の欠片でもいい)が見たいです…

6巻でミカの最期に心抉られ、
この先さすがにもう、このしんどさを
超えてはこないのでは…と油断していました。

…結果、この7巻も250Pほぼずっとずっと辛く、しんどく、重かった。。
唯一、スシュカを救って自画自賛、飛び跳ねるマニエリの明るさのみが救い…!
6巻は読み返せたのですが、7巻はちょっと、、しばらく無理かもと思います、、

「萌」評価ですが、萌えてはいません。
どこまでアルトに試練・苦しみを与えるのか…

以下、萌え語りではありませんのでご注意ください;
(お好きな方、ごめんなさい。私はこう感じた、ということで。。)

前巻でいよいよ事態が大きく動き出し、
レティと共に島の外(レティの実家)へと向かったアルト。
その隠れた目的は、アルトの身体、黒海に襲われない体質について調べるため。
黒海の混ざった自分の身体がまともな体なのか、島の外の医学で見てほしい、とアルト自身も願ったことでした。

またもう一つ、”いつか覡・エルヴァ様を外へと連れて行く時に、しっかりと案内できるように”ーというのが、アルトの決意でもありました。

で、序盤。
島の外へ出て、レティ実家まで飛行機での移動…というところから始まります。が、、やっぱりなんかなんだか、とても違和感?があって、、
以前の巻でスマホやら何やら、現代の文明機器が出てきた時に「現代と繋がってるお話」と覚悟したはずだったのですが。。
アルトとエルヴァの直接的な絡みがないこともおおいに影響しますが、島でのお話と違い、うまく没入出来ませんでした。

あとやはり、アルトの身に降りかかる事態が痛くて重くて辛くて苦しすぎる(泣)
(以下ネタバレ)



拡がり続ける墨痣、人間と黒海との間の子は子孫を残せないという事実。
またエルヴァにトラウマを植え付けた一人である、島の当主家長男・バルトロ主催の鬼畜ゲーム。
そのゲームでのまさかの裏切りと、銃弾に倒れるアルトー

と、怒涛の展開に読んでいて胸が苦しくなり、
しばらく画面から離れて息を整えました。

で、一方エルヴァの残る島での出来事も、悲惨そのもの。。
人間の集団心理の恐ろしさは前巻でよくよく味わったつもりでしたが、今巻でさらに心抉られました。
両親を殺され残された赤ん坊・ヒルダに幸せは訪れるの…?
ニナとシヨンの最期も悲惨すぎて、言葉もありません。。

新キャラ・ノア(レティの従兄弟の息子でレティに恋する男)の存在も霞むほど、痛くて痛い7巻だったな、、
というのが、読み終えた直後の今の感想です。

人(&人以外)の思惑や隠れた事実のピースが幾重にも重なり、
間違いなく素晴らしい物語だと思います。
ただ、、レビュータイトルにも書いたとおり、
もうそろそろ光の欠片が見たいよーーー…

今回は6巻巻末にあったような、ほのぼのできる番外編もなし。
(6巻では、エルヴァがアルトに宛てて書いた手紙の番外編がありました)
なんとも重く、苦しく、アルトの生死さえ不明のまま終わってしまった。
(まさかタヒぬことはないと信じていますが、、どうだろう、、)

ファンタジーに存分に浸れた”閉じられた島の世界”から舞台が変わりやや戸惑い、内容の重さに心しおしお…となり、今回はこちらの評価になりました;

…と言いつつ、二人の幸せな再会と笑顔を見るまでは、読み続けたい!と強く思っています。
そんな景色がいつか見られると信じてます( ; ; )

===
★修正&濡れ場:なし

7

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