電子限定かきおろし付
カワイイとスキが止まらない二人
こちら、最初から付き合っている設定のカップルのお話です。
どちらかと言うと「夜明け」のストーリーを読むのが多い人なので、最初から溺愛している二人のお話は新鮮でした。
攻めは注目度がどんどん上がっている俳優の蒼生。受けは将来は芸能人のヘアメイクを夢見ている美容師の晴人です。
晴人がたまたまボサボサ頭の男の子をイケメンにカットしてあげた事がきっかけで、蒼生は芸能事務所にスカウトされて、そして蒼生は晴人の夢が芸能人のヘアメイクを担当することだと知って、自分が有名な芸能人になる！と、頑張ってるところがなんですね。
蒼生はどんどん注目されている若手俳優だけど、そもそも俳優を頑張っている理由が晴人の為という事もあって、とにかく二人の気持ちがずっとお互いしか見えていないんですよ。芸能界も、美容師も好きな人とだけ交流していられる仕事では無いのだけど、プライベートな時間が出来ると、二人だけの時間はとても甘々に過ごしていたのが可愛かったです。実際、お互いを可愛い可愛いとセリフに何度も出てくるんです。
2人とも初恋同士なのかな？どうなんだろ？と思いながら読みました。蒼生も晴人も相手を見る時の顔が可愛いです。
決して心は揺るがないけど、芸能人と一般の美容師の秘密の恋なので、そういう隠れながらの恋愛が上手くドキドキ感を高めてくれる作品でした。
ラブラブカップルのお話最高
俳優の蒼生くんと美容師の晴人くんのラブラブな恋愛模様がたまらなく尊くて、全話通してずっとニヤニヤが止まりませんでした！
第1話では、人気俳優である蒼生くんが恋人・晴人くんの前でだけ見せる無防備な姿にキュンキュン。車の中やベッドでの甘々なやりとりにはドキドキが止まりません！
第2話では、現場で一緒に仕事をすることになった2人。人目がある中での「バレちゃダメ…でも我慢できない！」というもどかしさが可愛すぎました。
第3話のお忍びデートでは、車を運転する蒼生くんのカッコ良さが炸裂！その一方で、無邪気な表情を見せる蒼生くんに晴人くんもメロメロ！そして大胆なシーンにはドキッとさせられました…！
第4話では、突然の専属契約の話に揺れる晴人くん。そして交際バレの危機！そんな中で颯爽と登場する蒼生くんがまさに王子様。守ってくれる姿に惚れ直しました！
最終話では、仕事に対して真摯に向き合う晴人くんのプロ意識、そして何より蒼生くんへの深い愛情に心を打たれました。ピンチを乗り越え、2人の絆と愛の強さがしっかり伝わってきて、読後は幸せな気持ちでいっぱいになりました！
甘々でちょっぴり切なく、でも最後は愛がすべてを包み込む…そんな最高のBLストーリーでした。
キラキラで可愛い！
この作品の前に、たまたま藤河るり先生の『ベッドイン・ルール』を読みました。
どちらも人気スターと秘密のラブというお話ですが、『ベッドイン......』の方は攻めが成功したハリウッドの大物俳優でうっとりスパダリだったのに対して、こちらは駆け出しの若手俳優・蒼生ががんばって登っていく姿がキラキラでこれも良いですね。そして晴人も初々しくいじらしい！
スターとの秘密の恋BLというと、扇ゆずは先生の『澪つくし』が印象的ですが、ほかの作品もたいてい受けが「スターに負けないように僕も!!」と猛然とがんばっちゃう。
前向きでいいっちゃいいんですけど、たまにはスターをダメにしてしまうクズ男の受けがいてもいいんじゃないかと。
『まって、......』は、どんな結末になるのか楽しみに下巻読みます。
好きが溢れてる
美容師の晴人が蒼生にカットモデルを依頼、晴人のカットでカッコよくなり芸能事務所にスカウトされ、蒼生の真っ直ぐさに即落ちした晴人。それぞれの分野で人気者で付き合ってる事を秘密にしていてなかなか思うように会えないけど、会えばイチャイチャ、ラブラブな2人。晴人の映画撮影にスタイリストで参加する事になった晴人。なんとか恋人である事がバレないように頑張るけど共演の北川にバレてしまう。だけど、思ったよりあっさり北川が絡むのをやめて大事にならずに終わる。この映画がきっかけで2人はさらに人気者となる。
芸能人と美容師、しかも2人とも人気者。色んな事が起こりそうだけど、そういうのはほぼなくて、とにかく2人の惚気のような展開。甘々でひたすらハッピーが好きな人には向いてると思います。
可愛くて素敵なお話
最初から最後まで、蒼生も晴人も純粋で可愛くて、安心してニヤニヤしながら読める素敵なお話でした。
二人とも真っ直ぐにお互いのことを想い合っているのが、見ていて眩しいし、尊いです…！心の声まで滅茶苦茶可愛いんですよね。
北川さんのこと、当て馬？嫌な人…？と一瞬心配しましたが、凄く素敵な人でファンになってしまいました。
おまゆ先生の別作品「ワンナイト・トゥルー・スタンド」との作風のギャップに私は“え…まって、好き！”となりましたので、ギャップ萌えの好きな方にも両作品お勧めしたいと思います。
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