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ずーーーーーっと気になっていた、未完の長編シリーズ、「フレブラ」。
長い長い航海の一歩を、ついに踏み出した…!と、読後熱い思いで胸いっぱいです。
Kindle unlimitedで1巻を拝読。
コミコミさんでキャンペーンをやっているんだな…
→2冊購入でSS小冊子がもらえるのか、まずは1巻・2缶を読んでみるかな?
→いやでも万が一合わなかったらどうしよう…
→Kindleアンリミにある(2巻まで)!読んでみよう!
という経緯で & タイムトリップもので海賊もの、歴史もの…という基本情報も
ほぼ知らない状態で手に取ったこちら、
もう、もう…!!!
面白すぎて興奮しすぎて胸熱すぎて、たまらないよーーーー…!!!!
まず、歴史や時代・地理考証がとんっっっでもなく深くて緻密なことに、
度肝を抜かれました。
エリザベスとメアリーの確執など、薄ぼんやりとしか知らなかった史実。
イングランドに「◯◯マス(mouth)」という地名が多い理由。
読んでるだけで、楽しく(←ここ重要)世界史の勉強ができてしまう…!
各キャラクターたちの衣装や屋敷の様子など、文字を追うだけで
頭の中に具現化されたイメージが広がっていくのも、ワクワクして最高に楽しかった…✨
史実に忠実に沿った展開でありながら、現代からタイムトリップしてきてしまった
高校生の少年・海斗というファンタジー要素を盛り込み、
歴史に名を残した人物やそうでない人物まで、こんなに生き生き描き出せるなんて。
もう、もう、ただただ圧巻です。
まだまだBがはっきりLしてない展開だけれど、
そんなこと全然気にならないほど惹き込まれる物語でした。
2001年…本当にこれ、今からほぼ24年前に書かれたお話なんだろうかっ!?と
思うほど、時代を感じさせない瑞々しさ。
(一昔前だな、と思うのは”主人公がスマホ持ってない”、ってことぐらいでしょうか)
また、出てくる男たちのカッコいいこと〜!!!
”推し探し(?)”が楽しい…!
攻めのジェフリーも捨てがたいですが、自分の推しはなんといっても
最初に海斗を発見したスペイン人騎士・海軍将校のビセンテです。
亡くなった妹の姿を重ねてなんとか海斗を救おうとしたり、
海斗の”予言”に激昂して思わず頬を殴ってしまい、その後猛烈に自己嫌悪していたり…
優しさと、人間くささのバランスが最高じゃないですか...ビジュも最高だし。( ̄∀ ̄)
片目のナイジェルも捨てがたい。
ラブ描写はなくとも、果てしなく広がる妄想で
萌えに萌えてしまう物語でした。。
2巻もKindleで読むつもりですが、3・4巻以降は電子で読むか
コミコミさんでまとめて買うか、悩むところです。幸せな悩みだな;
情報収集したくてXを漁っていたところ、作者の松岡先生が闘病中であることを
知りました。
一日も早いご回復を祈ります( ; ; )
続く2巻(以降)も、じっくりと味わって楽しみたいと思います◎
長編&未完(現時点で)のシリーズと言うことで何となく尻込みしていたのですが、読んで大正解でした。
面白いです。BL的な萌えはまだあまり感じられないのですが、物語そのものが面白いです。冒険譚的な面白さが詰まっていました。
親の仕事の都合でイギリスに住んでいる高校生の海斗が、友人との旅行中にひょんなことからエリザベス朝のイングランドへとタイムスリップしてしまうことから物語は始まります。
当時のヨーロッパはまだまだ白人社会だし、生活様式やら価値観やら何から何まで現代とは違うし…果たして主人公の運命やいかに!?
…心配は無用でした。海斗くん、順応力高いですね。頭の回転も早いし語学力もあるし。年相応のやんちゃな部分もあるので、ちょうどいい押しの強さで生き抜いてくれそうで一安心です。
読み始める前は、日本人の少年が主人公だったとしても異国を舞台にしたタイムスリップモノに感情移入できるかな? なんて心配もしていたのですが、すんなりと作品の世界に入りこむことができました。
主人公が日本人という設定が、変にこじつけのように感じられたりストーリーの足を引っ張ったりするということもなく、自然な感じに作品内で生かされているのがすごいな〜と思います。
当時の衛生事情なんかもちゃんとぼかさず書かれており、タイムスリップという設定により説得力を感じました。水洗トイレに慣れてしまっている現代の日本人にとっては、タイムスリップ先では見過ごせない事情ですからね。ロマンはないけど、やっぱり書かれている方がリアリティあるな〜、なんて思いました。
そう言った設定や時代考証が、しっかりとした物語の軸としてあり、更にそこに登場人物たちの魅力がプラスされています。
年相応にわがままで好奇心旺盛だけど根はナイーブな主人公の海斗を始め、海賊船の船長を務めるジェフリーや、敵対するスペイン海軍の将校ビセンテ…etc.
メインキャラクターみんな素敵です。雪舟薫先生のイラストもより魅力を引き立たてています。個人的にはカラーイラストのビセンテがすごくツボでした。麗しい…。主人公との今後の絡みに期待が膨らみます。
この物語の幕開けの先には何が待っているのか、ワクワクさせてくれる一巻でした。BLとしても冒険活劇としても今後の展開が楽しみです。
歴史背景のしっかり書きこまれた大長編というのは
今更私が書かなくても有名なので皆様ご存知と思うのですが
何より、キャラクターが男ぽくて好きです
BがLする為に慌てて作られたキャラクターという偽物感がなくて
その人がその人としてその時代に生きて存在している、という息吹を感じます
華やかなイラストもとても魅力を添えてます
既刊25巻読み終えての感想です。
確かに序盤のBL要素は、男の友情に毛が生えた程度しかないのですが、それを補って余りある面白さです。
序盤の歴史描写が退屈に感じる場合もあるかもしれませんが、それを乗り越えるとあとはジェットコースターのように落ちたり上がったり翻弄されながらあっという間に読み終えてしまいます。
それぞれのキャラクターの魅力をここで語ると愛が溢れすぎて爆発してしまうので割愛しますが、とにかくBLという枠に収めておくには勿体無い小説だと思います。
面白いは面白いんですが、それは歴史の面白さであってBLの面白さじゃない気がします。面白さのツボはキャッチしているのに、BLや恋愛じゃなくてなろうよりなんですよね。
いっそ薄味ならBL失くしちゃえばとも思いましたが、歴史ものやトリップものが見たければ一般作をみればいいので、そちらと比べると力不足かなと思います。
良くも悪くもBL業界だから新鮮に感じられ、文章や展開の巧みさが目立つのでしょう。
それに最近気になるんですが、最近攻めの出番が少ないですね。
二十巻以上出して、攻めの内面としても受けとの関係上も、また展開においても煮詰まりすぎて、これ以上進展させたり他に転がすわけにいかないのもので迂闊に出せないのは分かりますが、着地点の明らかなものを放置されると間延びして感じます