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表題作DEADLOCK 3 DEADSHOT

ディック・バーンフォード
CIAのエージェント
ユウト・レニックス
FBI捜査官

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ディックを復讐の連鎖から解放したい―。
宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。
次のテロ現場はどこか、背後に潜むアメリカ政府の巨大な影とは…?ついに決定的証拠を掴んだユウトは、コルブスと対峙する!!ところがそこに現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ…!?執念と憎悪と恋情―刑務所から始まった三人のドラマが決着を迎える、衝撃のラストステージ。

作品情報

作品名
DEADLOCK 3 DEADSHOT
著者
英田サキ 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199004407
4.6

(343)

(281)

萌々

(36)

(12)

中立

(6)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
35
得点
1591
評価数
343
平均
4.6 / 5
神率
81.9%

レビュー投稿数35

スーパー最高傑作

小説初心者です。小説読み始めて本当に良かったと思える最高傑作でした。1、2、3巻とどんどん面白くなる!そしてこの最終巻の素晴らしさには脱帽。こんな面白い作品を今まで読んでなかったのか…本当に素晴らしかった。夢中で読みました。

謎解き犯罪ミステリーとしての骨太感とBL的気持ちの揺れ動き、BL以外の人間の複雑さの心理描写、全てが素晴らしい!犯罪ミステリーをBLで紡ぐ…この二つの要素がこれほどに巧みに組み合わされていて本当に素晴らしい。
犯罪ミステリーだけでは味わえないBL的胸苦しさ、ただの恋愛漫画では味わえないそれぞれの立場ゆえに葛藤する二人の複雑な心理戦、でも何もかもを超えて求め合ってしまう愛!ちゃんとしたストーリーがあって、正義とは何かにも触れる、骨太エンターテインメントでした。最高。
自分的BL史を塗り替える胸熱作品でした。

1

どんどん微妙になる

つまらないわけではないのですが、一巻が一番おもしろかったです。

これまで守られる事の多かったユウト(主人公)ですが、今回完全に足でまといでした。
相変わらずの恋愛脳。それを差し引いても色々とポンコツだった。
ヘリが出てきたとき不覚にも笑ってしまいました。ピーチ姫か。

周りがやたらお前には人を殺せない的なことを言ってくるのもムカつきました(笑)
ユウトは元DEAで現FBIなんだからイザとなったら人撃ち殺す覚悟あるだろ……。あってくれ。

そして恋愛以外の部分で臭いセリフが多くてちょっと恥ずかしかった。

てっきりニューヨークでテロを何やかんやして終わると思っていたのでそこまで行かずにちょっと残念。せっかくスケールでかくしたのだからとことんやって欲しかった。
テロリストのコルブスも中途半端な仕上がりでハマりきれず、亡くなった議員のこともサラッと説明されただけで勿体なかったなと思いました。

続編(2)が一巻完結型らしいので読むか迷っています。長編ではない分気楽に楽しめそうですが、その為に外伝まで追う気持ちにはなれない……。

1

ディック良かったね!

DEADLOCKの結末、やっと二人が結ばれました。
芯は強いし綺麗だけど普通の男の子(多分、他にも良い子は沢山いるはず)なユウトを刑務所で一目惚れしてから紆余曲折、凄いスケールの壮大な事件に巻き込まれながらもモノに出来たディックはめっちゃ嬉しいんだろうな。
そんな風に隣のおばちゃん風に読んじゃいました。

この後に続くシリーズでいちゃラブを見れるのはとても嬉しい。長く続いているシリーズなので、これからも老いていく二人を読みたい!と思っちゃいました。
だって130歳まで生きるんだもん(笑)

イヌ…かわいいよね。
おーいイヌ!って呼びかけられてる彼はきっと「???なんで名前呼ばへんねん?!」って突っ込んでたと思うよ(^.^)

あー、ディックになりたい(爆)

1

エピローグは何度でも読みたい

最終巻、とても面白かった。前半は当て馬ロブに惹かれ、後半はラスボスコルブスに持って行かれ、エピローグでたっぷりページを使ってメインカプが取り返す。
個人的にはすっかりロブ推しになっていたが、ラストはすとんと納得。多幸感溢れる結末だった。

引き続き、ディックと敵対しながらユウトはロブと共に捜査を続ける。ユウトに尽くすロブの犬っぷりが切なくて、とても好みの当て馬だった。
ただの協力者の立場で、「頼んだ」なんてさらっと書かれるだけの雑な扱いなのに、ユウトのために頑張って女を口説いて招待状をもぎ取ってくるロブ。ごほうびなんてもらえなくても忠実で、あしらうユウトが女王様に見えてきそう。

そんなユウトもディックに見つめられて一言囁かれただけで、コロっと感情が裏返る。ディックにだけは恐ろしくチョロくなっていて、ロブへの同情が湧く。と同時に、メインカプへの諦め?というか、ここまでお互い本気なら仕方ないと思わされる魅力があった。

コルブスに関しては、人として大切なものを持たずに育つしかなかった背景に、泣けるところも多かった。一巻目を読み直したら新たな気持ちが生まれるかもしれない。
決着後はつきっきりで看病するロブにまた涙を誘われつつ……諦めざるをえなかった相手にイイ奴すぎでは……。私の中でディックよりロブの方が好感度が高くてちょっと困った。

ラストは焦らしまくってやっとくっつく二人。静かに語り合うシーンの全てがとても良かったし、犬の名前のオチにも萌える。今までの態度が信じられないくらい弱気になるディックも可愛くて好き。
この再会シーンはたっぷりとページが割かれていて、ゆったりした時の流れの中で、事件の本当の終わりと二人の始まりが描かれていた。長く余韻に浸れる素晴らしい物語の締め方だと思う。何度でも読みたくなるエピローグ。

長編を読み終えた満足度が高く、読後感が心地良い。続編も楽しみ。

3

圧巻!!

先に口絵を見てしまい、海辺のシーンに、わぁ、こんな一時もあるのね!ハピエンか~と心穏やかに読み進めたはずなのに!!あわあわしっぱなし!!

ロブ→ユウトの想いが詰まりに詰まった迫り方、大人な対応にも苦しくて、ユウトどうする!どうなる!!切なさと揺らぎがすごかった…もーロブにしときなよ!と思ってしまいますが、ディックとユウトは強く惹かれあってるから2人でないと!!気持ちを再確認、強くさせてくれるロブの友情に大感謝です。

コルブス事件も佳境、ディックとユウトも想い合ってるのに…パーティーでのそれぞれの嫉妬!ディックがあんな態度取るとは思わなかったので、そんなにか~とニヤケるも、すぐに切ない展開…こんなに苦しく苦しい想いしても真っ直ぐにぶつかるユウトすっごい!じりじりした緊迫感、疾走感が常に漂っててドキドキがすごかった!!

その分のラスト!ラストぎりぎりまで2人が素直になれないからヤキモキハラハラなとこから!!やっとやっとディックが心のままに動けたのが嬉しい!ユウトの真摯な愛がディックを穏やかにも昂せさせもしたかと思うと…これまでと違って時間も別れも意識することない睦あいの多幸感もすさまじい!!海辺の散歩のシーンの平穏さも目頭が熱くなる。ディックの子どもっぽいめんどうな一面を見れたのも楽しく、犬の名前のくだり可愛すぎでしょ~怒涛のご褒美!!

2人なら100年先も強くて逞しく想い合える。
ハードな中の甘さを噛み締め、切なさに悶えた先の2人姿に感無量です!!

1

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