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DEADLOCKのスケールの大きさは、ジョージ・ルーカスでさえ制作費が心配で映画化を逡巡するのではないか、と言っても過言ではない破格っぷり!本編では動悸息切れ絶望から逃れることができない怒涛のストーリー展開ですが、番外編ではほっこりまったりと幕間を楽しむことができます。
長編ももちろん大好きですし、同じくらい番外編も大好きなので新刊出してくださって本当に嬉しいです✨どの話もあまあまで幸せで、読み終わってしまうのがもったいなくなるくらい大大大満足でした✨✨高階佑先生の漫画もとっても素敵でした✨
DEADLOCKシリーズ番外編集第4弾です。
全サのペーパー等に掲載されたものを集めた本。
本当はこんなことをレビューに書くのは違うのかもしれませんが、よくない体調のなか、執筆してこうやって届けていただけることを本当にありがたいと思っています。
長編も勿論魅力的ですが、物語の長短にかかわらずDEADLOCKシリーズのキャラクターはLAに生きていて、それぞれ悩みもがいたり愛を育んだり、日常生活を楽しんだりしている様子を伺えて嬉しかったです。
高階先生のコミックも掲載されていて、お得感もあります。
小冊子掲載作から期間限定ペーパー等、今では入手が困難なお話から、高階先生の漫画と英田先生の新規書き下ろしまで読める幸せ。
DEADLOCKファンにはたまらない、宝箱のような最高の短編集でした。
DEADLOCKシリーズのキャラクター達の海外風というのでしょうか…洋画のような独特の言い回しや表現がすごく好きで。
どの短編も小気味の良いリズムで会話が繰り広げられ、どこを切り取ってみても愛に満ち溢れている素敵なものばかり。
パコ&トーニャを含め、4CPが一斉に集まって仲良く食事をしているのを見ているだけで楽しいんですよねえ。
壮大な惚気あり、痴話喧嘩あり、共に支え合う覚悟あり、成長あり、そしてもちろん愛情はたっぷりです。
中でも、全掲載作を通してユウトの相棒・キース曰く「まじでやばい」対ユウトに関連する物事においてのディックの心の狭さがクセになる面白さで大好き。
キースからユウトに惚れすぎてメンタルに問題を抱えていると認識されているディックに笑ってしまいます。
4CPともそれぞれカラーが異なる組み合わせで、どのCPも非常に魅力的なのがすごいですよね。
人間1年目の赤ちゃんだったヨシュアがどんどん成長していく様を見守り、ヨシュア関連だとなんだかんだでいつもの余裕がなくなりがちなロブ&ヨシュアCPが個人的にツボです。
甘やかで楽しく笑顔になれる作品が多い中、今まであまり描かれてこなかったディックの過去に一歩踏み込んだ「You're just a boy」が良いスパイスとなっていて読み応えがありました。
ディックとユウトの関係性がより強固なものになった1作なのではないかな。
このシリーズの始まりとも言える、ディックとユウトを中心に、それぞれのCPの良いところをぎゅっと詰め込んだものが読める素敵な1冊でした!
(以下、各タイトル+メインCPまとめ)
Restful slumber〜Alone again(漫画/ディック&ユウト)
You can't hide(漫画/ディック&ユウト)
I treasure you(ダグ&ルイス)
I can't compete with you(ディック&ユウト)
Take me to the camp again(ユウティ)
ハンサムが多すぎる(キース視点/全員)
秘密が増えていく病(ディック&ユウト)
You're just a boy(ディック&ユウト)
ユウティの最高の一日(ディック&ユウト/ユウティ視点)
Don't ride his motorcycle(ディック&ユウト+ロブ&ヨシュア+キース)
昼下がりの内緒話(受け3人座談会)
The Days of Love and Peace(全員)
What is love even?(ディック&ユウト+ロブ&ヨシュア+キース)
You are wonderful(ディック&ユウト)
Beautiful eyes(ロブ&ヨシュア)
Happy day off(漫画/ディック&ユウト+ユウティ+キース)
I love you the way you are(ディック&ユウト)
Love is here(ロブ&ヨシュア)
I wish(ディック&ユウト)
たぶん殆ど読んだことがあるSSなんですが、こうして一冊に纏めて貰って再読すると新鮮な気持ちで読むことが出来ました。感謝、感謝です。
英田先生の言葉のチョイスで、洋画を観ているような感覚になってくるのがこのシリーズの素敵なところだと思います。
ディックのユウトへの重い愛情にクスッと出来て、ヨシュアの真っ直ぐで純粋なところに爆笑して、それぞれに尊重し合う登場人物たちの関係性に暖かい気持ちになりました。
シリーズが始まった時にキリキリと緊張感を孕んでいたディックとユウトの関係が、今ではこんなにほのぼのとしてキュートな顔を見せるようになった2人に感無量でした。
そして書き下ろしの「I wish」ではホロリと来ました。
SNSで英田先生の体調のことを知って心配すると同時に、前向きな姿勢に私も頑張らねばと励まされました。
ユウトがディックの故郷に行きたいと言ってた続きも読みたいし、ヨシュアの次の俳優としての仕事の話も読みたいし、欲を持つことが気力となって頑張れると思っています。素敵な作品ありがとうございます。