まっすぐ一途な年下男子×恋愛不信のアートディレクターがつむぐ、メルティラブ。

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表題作How to melt

芽吹 俊
雪深と同じ会社、他部署の後輩
白浜 雪深
恋愛シミュレーションゲームの制作部アートディレクター

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

恋愛シミュレーションゲームのアートディレクターとして働いている雪深(ゆきみ)は、とある理由から“運命の出会い”や“永遠の愛”を自分とは無縁のものだと思っている。ある日、チームのイラストレーターが怪我をしてしまい、他チームの後輩・芽吹(めぶき)が急遽仕事を手伝ってくれることに。安堵したのもつかの間、初日に彼から突然「攻略してもいいですか?」と宣言されてしまう。芽吹からのアプローチに戸惑う雪深だったが、芽吹の前向きな姿勢や一途な感情を知っていくにつれ、少しずつ恋愛に対する頑なな心を溶かされていき…。

まっすぐ一途な年下男子×恋愛不信のアートディレクターがつむぐ、メルティラブ。

作品情報

作品名
How to melt
著者
末広マチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265705

ちるちる評価ランキング

11

4

(134)

(57)

萌々

(42)

(23)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
25
得点
529
評価数
134
平均
4 / 5
神率
42.5%

レビュー投稿数25

芽吹くんのまっすぐさがよかった

はうめる、芽吹くんの最初からグイグイっとくる感じがワンコみあってだいすきです☺️

雪深さんは動揺してたけど幸せを信じられない雪深さんにはこれぐらいまっすぐに気持ちをぶつけてくれる芽吹くんみたいな子が必要❣️

苦手なのにコーヒー飲んで我慢するのもかわいいですよね☺️ふたりをつなぐエピソードで好きなところです。芽吹くんは自分が苦手なものも、雪深さんが興味あるならって頑張るところも偉すぎます!

グッズを買ってライブ参戦するところも新しい一歩を踏み出すのに芽吹くんが背中を押しているところがすごくいいなと思いました。雪深さんいい表情してたなぁ。

少しずつ雪深さんの心の固まってしまったところがとかされていくのが良かった…!雪深さんとお姉さんの会話が1番心に残りました。過去の経験で受けた傷に拘っていつまでもその場で立ち止まるんじゃなくて乗り越えてその先の人生を切り拓いていくのは自分次第だなって。

雪深さんが一歩踏み出す瞬間にときめきました☺️
これからもふたりのペースでゆっくり絆を深めていってほしいなと思いました

0

つまりは初恋ってこと

恋愛シミュレーションゲームのアートディレクターの雪深は
子供の頃のトラウマから恋愛に不信感を抱いています。
そんな雪深に想いを寄せる後輩の芽吹。


突如「攻略してもいいですか?」と宣言してきたかと思えば、
ぐいぐいアプローチを仕掛けてくる芽吹。

恋愛不信な雪深は当然断るもめげずにアタックしてくる芽吹に
じわじわと絆されてゆきます。

これまで恋愛なんて必要ないと色恋から遠ざかってきた雪深ですが、
それって裏返せばは恋愛初心者という意味でもあるんですよね。
だから、突き放しているうちは余裕綽々だったものの、
いざ芽吹を意識しいてしまうようになると、
赤くなってしまったり、どうしていいかわからずに戸惑っちゃったり、
ツンデレで返しちゃったり、雪深の反応がいちいちウブすぎて
可愛さが炸裂しておりました( ´艸`)♡

対する芽吹もぐいぐい迫ってくるので恋愛強者かと思えば、
彼もまた雪深が初めての恋のお相手とのこと!
駆引きすることなくただまっすぐに雪深だけを見つめ、
愛情をぶつけてくる芽吹が一途すぎて…もうこんなの絆され不可避ですって!!

恋もキスも初めて尽くしの二人のピュアをたっぷりと摂取できてしまう1冊でした。

0

「攻略」がキーワード

末広マチ先生のお話はふんわりとした印象がありましたが、この新作はちょっと重め、深めのお話でした。

冒頭に出てくる意味ありげな「攻略」という台詞、それから仕事の合間で、また、会話で「攻略」という言葉が、何度も出てきます。
2人の仕事に関連する言葉であり、2人の間柄に関連する言葉でもあります。
「攻略」という言葉の使い方、配置の仕方がおもしろいし、わくわくしました。

雪深がアートディレクターをしているチームのイラストレーターが事故で骨折したことから、臨時の手伝いをすることになった他部署の後輩、芽吹。
ただ懐いているだけかと思ったら、実は過去の出会いが彼の今に深く関わっていて...
ということが後々にわかってきます。
そこは大事なところなのですが、過去だけに重きを置かず、日々の仕事、ちょっとしたおしゃべり、じっくり、ゆっくり、2人の関係が、距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれています。

ぐいぐい、という表現よりだいぶ控えめ、だけど、積極的に雪深にアプローチをする芽吹。
絶妙かつ心地良い距離感と温度感、素晴らしいです。

ちょっと踏み込んだとき、雪深にかわされそうになったときに発した言葉。
「だって勘違いでもしなきゃ始まりませんよ、恋なんて」

強すぎず弱すぎず重すぎず軽すぎない、絶妙で素晴らしい言葉でした。
読んでいて脳内で、打ち上げ花火を見た気分、すっごく素敵な恋愛への第一歩だと感じました。

ちょっとづつ圧を強めていく芽吹、かわそうとする雪深、という構図ではありますが、2人ともとても誠実、相手を尊重し、きちんと言葉を交わし合っている様子がとても良い感じでした。
恋愛モノの主人公たちとして読みつつ、人間として、好ましい、良い人だと思いました。

風邪で寝込んでいる片想いの相手を訪ねて看病する、というのは恋愛ものあるあるの大イベントで、どうなる?どうなる?とわくわくしてしまいました。
芽吹は雪深のことをいたわりつつ、気持ちも表明しつつ、自分の恋愛感情を抑えて、そちらのほうに話をぐいぐいと進めて行かず、そーっと雪深の寄り添い懐に入って行こうとする様子がとても素敵でした。

そして晴れて両想いになったはずの2人。
なのに、芽吹が同僚と「攻略」について話しているのを耳にしてしまった雪深。
一気に甘々、恋愛浮かれモードにならず、ちょっと足踏みして、ちょっと後ろ向きになって、それからもう1度、今度は言葉をたくさん、たくさん重ねて、丁寧に2人の気持ちの答え合わせをするような告白、とても感動しました。

両想いになってから体を重ねるまで時間が経っているのも良いし、行為がかなりしっかり描かれていつつもエロさよりお互いを求めあい、お互いを大切に想っている、強くて深い情をたっぷる感じられたのも良かったです。

もうひとつの側面で良いなと思ったのは職場のことです。
ゲーム制作会社の仕事は、これまで読んだ漫画や見たドラマなどから、みんな精力剤を飲みながら、体力気力を削って働くブラック企業のようなところを勝手にイメージしていたのですが、雪深のチーム、芽吹のチーム、みんな自分の仕事が好きで、多少の無理は自分の決断でしてて、楽しくがんばっているのが伝わってきたのも良かったです。
恋愛ものだけど、彼らの職場のゲーム制作の仕事のことにも重きを置かれているストーリー展開で、特に雪深のチームの人たちは、みんなゲームの仕事が大好きなんだということが伝わってきたし、仕事を通してお互いに敬意を持ったり、仲良くなったり、趣味を共有したりして、人間関係が構築されていく様も良かったです。
メインの2人以外は脇役でちょろっとしか出番がないような作品もありますが、今作は脇役A、脇役B、という感じではなく、みんなの顔と性格が伝わり、彼らのことにも興味を持ちました。
メインふたりのこれからももちろんですが、職場のみんなとのやりとりも見たいので、続編を熱望します。

0

恋のときめきは詰まっていた。

真っ直ぐ想いを伝えてくれる年下敬語攻め×感情表現控えめな美人受けの静かにゆっくり距離を縮める2人の恋愛。

大きな見せ場は少ないながら、モノローグや心理描写は細やかで可愛いお話だったと思います。途中の観覧車やキスシーンなど、少女の頃に読んだ漫画を思い出すようなピュアな胸キュンシーンもありました。

が、全体的に個人的萌えはなかったかなぁ。
2人ともイケメンですが、目に感情が乗らない作画に見えてしまって終始感情移入できないまま終わってしまった。。

攻めの一途さや受けが恋に目覚める過程、2人分の恋のときめきはこれでもかってくらい詰まっていたと思いますが、それ以上に掴まれる要素はなかったかなと思います。ゴメン。

2

家族からの呪縛を解き放つのは

今回は制作部の他チームの後輩と先輩のお話です。

受様のチームに助っ人で入った攻様に口説かれて
恋人にまでと後日談を収録。

受様は小さいながらも急成長中の制作会社の
アートディレクターです。

受様のチームは乙女ゲームをメインに扱い
少数精鋭なのですが

チームのイラストレーターが怪我して休職となり
チーフが他チームにヘルプを求めた時に
手を挙げたのが他チーム所属の受様でした♪

受様はバイト時代に少しばかり
乙女ゲームのイラスト制作を手伝った実績があり
攻様チーム長の許可の許可も取れて
助っ人に決まります。

攻様の受様への挨拶は「お久しぶり」でした。
実は攻様と受様は同じ母校なのです。

在学中に交流があったわけではないのですが
受様が顔を出した時に先輩として
生徒の相手をしたのが攻様だったのです。

攻様は受様と仕事ができる事を嬉しいと言い
チーム内でのちょっとした雑談で
受様が乙女ゲームのキャラにいそうという話に

「攻略難度が高そうなキャラですよね」とか
「3次元の受様の方が素敵だと思います」とか
さらっとすごい言葉を発してメンバーを
ドキドキさせます。

受様は冗談だと流しますが
受様が残業で最後の1人になった頃
忘れ物をしたと戻ってきた攻様は

チームの仕事の話をしている時にも
意味深な発言をされてしまいます!!

もし僕がプレーヤーでも受様が攻略対象にいたら
一番最初に攻略相手に選びます。
攻略してもいいですか?

受様は攻様に攻略されてしまうのか!?

電子雑誌掲載作をまとめての紙書籍化で、
制作部の他チームに所属する攻様と受様の
社内恋愛ラブコメディになります♪

ワンコ攻とクールビューティ受のカップリングが
大好物で読む前からツボだとわかっていましたが
MYツボ激押し作でした♡

受様は両親が不仲で離婚していたために
不信感が募ってまともに恋愛ができる気がせず
興味も持てなくなっていたのですが

そんな受様に対して
攻様は自分が就職で悩んでいた時に
受様が話を聞いてくれたからこの道に進めたと
受様が攻様を縛っていた呪いを解いてくれたように
自分も受様の呪いを解きたいうのですよ。

攻様も充分に乙女ゲームキャラですよね ヾ(≧▽≦)ノ

真摯な言葉でゆっくりと受様に接していく攻様に
攻様とともに過ごす事で少しづつ
攻様への想いを募らせていきながらも
なかなか一歩を踏みだけない受様に胸キュンです♡

大人になると言うか社会人になると
なかなかルーチンな生活から抜け出せないので
攻様が踏み出した一歩はとても大きかったと思います。

攻様が元のチームに戻るまでの3カ月間
攻様にドキドキさせられ、攻様をドキドキさせた
受様の恋が実るまで楽しく読ませて頂きました。

0

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