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表題作イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか

都築潮,28歳,ストップモーションアニメーター
国江田計,28歳,旭テレビアナウンサー

その他の収録作品

  • The end of summer あとがきに代えて

あらすじ

自分をライバル視する木崎の出現で調子を崩す計。心配する潮にも素直になれず…?
猫かぶりアナウンサー・計と男前映像作家・潮の人気作続篇!

作品情報

作品名
イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか
著者
一穂ミチ 
イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
イエスかノーか半分か
発売日
ISBN
9784403523779
4.5

(502)

(379)

萌々

(75)

(25)

中立

(8)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
46
得点
2278
評価数
502
平均
4.5 / 5
神率
75.5%

レビュー投稿数46

胸が苦しくなったり、幸福感に包まれたり

この巻は計にとって試練の巻でしたね…
仕事で思ったようにいかず、潮に苦しいと言うこともできず苦しむ計の姿が切なくて共感して、胸が苦しくなりました。。

BLとしてこんなにもキュンとさせてくれながら、しっかりお仕事ものとしても見応えのあるものを提供してくださる一穂先生、本当にすごいなあと感嘆のため息が出ました。

そしてなんといっても潮と計の絡みがエッチで、愛に溢れててたまりません。特に、計が頭を打って「国江田さん」になってしまった後、計自身を取り戻した後の2人。。文字をじーーーっと凝視しながら目を見開いて読んでしまいました;

一気に3巻連続で買って大丈夫かなとちょっと思っていましたが、心配無用でした。
続刊をこの週末読むのが楽しみです◎

1

やっぱり最高!国江田計

今作もオールマイティな国江田計の繊細さに涙した。
ダメダメな奴だなと思いながら読み進めると、がっぷり感情移入しているから不思議だ。
個人的には終盤の入り口で記憶を失くす流れが若干強引に感じられたものの、エンディングも可愛く爽快で良かった。
潮成分はちょっと少な目でした。

0

最高でした

続編で、だれることも無くすごく面白い展開で楽しめました。

当て馬という訳では無いですが、潮の密着取材があり、そのインタビューをするのが木崎了というモデル。イケメンというだけでも計には面白くない上に、その木崎は旭テレビのアナウンサー採用に落ちたという経歴があるという。

そしてその木崎も出演する夜のニュース番組が計のサブとして出演しているニュース番組のちょうど裏番組にあたる。色々とライバル感のある木崎を意識するあまり、仕事が上手くいかない計。

仕事の八つ当たりができるのは潮しかおらず、八つ当たりした後に木崎を含む密着取材のメンバーと潮が温泉旅行に行っていることが分かり、そこに乗り込む計だがそこである事故が起きて…という流れです。


記憶を失っても潮のことが大好きな計にキュンキュンするし、毒気のない国江田アナウンサーの計もすごく可愛くて、潮の心中お察ししますという気持ちでした。

温泉旅行での事故で仕事に対する意識も改まったり、不調を経験したことで少し吹っ切れたのか、木崎にチラッと毒舌家・計の姿を見せられたのは計の進歩なのかな、と思ったりもしました。

前巻よりも2人の距離がグッと縮まったのは言うまでもなく、より続きが楽しみになりました。

0

国江田さんの国江田さんによる腐女子のための国江…

これはもうただただ、国江田さんの壁ドンにやられちゃいました。
アナウンサーならではの殺し文句が激しくツボって、私の中でコレを超えるもんはない!って思ったのに、あっさりオンエアーでしてやられましたよ!!
いや本当に、2万点ですよ!きゃーっ‼︎てなる!ワーーーッキャーーーーッてなる。

イエスかノーかの事考えると偏差値3ぐらいの脳みそになってしまう程には頭が沸いちゃいます

2

言葉が出ないってこういうこと

性格悪い主人公に、ウヘェ…となった1巻。2巻はどんな感じになるのやら、と思って身構えていたら、全然気にならない不思議。

私に耐性がついたのか、国江田の毒がマイルドスパイスレベルに落ち着いたのか分からないけど、とにかく小気味よさを感じました。ウヘェ…どころか、私もそれ分かるわ〜!とツッコミ入れたい国江田の心の声。ワードチョイスセンスも抜群です。
ニュースだけじゃなく全方位にアンテナ張ってんじゃないかって思うほど、ツッコミレベルは人気お笑い芸人を凌ぐほどです。


今巻は、国江田のライバル的な存在の登場。それにより仕事に対する姿勢とか、会社の処遇などなど…国江田にとって心をえぐられるステージが色々整っていて、国江田が都築に溢れ出たマイナスな気持ちをぶちまけるシーンは、私も涙を流しながら読んでいました。

もはや国江田の口の悪さも毒ツッコミもどこへやら。逆にその口の悪さは彼の心の防御であったんじゃないかと思えるほどに、国江田の心も身体もボロボロでバラバラです。都築とのすれ違いも相まって、読者の心も切なさに包まれるそんなシーンでした。

都築が本当にいい男。
国江田には彼しか相応しくないと思えるほど素敵な男です。見守り方が近いながらも一歩引いてるところもあって、国江田との距離感を絶妙なに測りながら空気のように側にいるのが素晴らしいです。

近づいて触って欲しい時は、ゼロ距離で。
気持ちが不安定なときは、そっと離れてみる。
心も身体も深く繋がりたいときは、マイナス距離で。

とにかく、2人の関係と距離の取り方は、読者の見ている期待の気持ちに応えているように絶妙で気持ちがいい。


国江田の記憶喪失事件もありました。
そのときの都築の心の葛藤、もどかしさ、不安や期待…全ての描き方が沁みました。どこまで国江田のことが好きなんだろう……天井がありません。都築の記憶だけがなくなって、すっかり毒のない国江田は、計じゃない。焦ったく思いながら、早く戻ってこいよ。お前に触れたい…と願う都築に終始心臓もぎとられそうでした。切ない〜…


無事に"計"を取り戻した国江田でしたが、まさかの壁ドンの撮影が、自分自身を取り戻すことになるなんて思わなかったはず。壁ドンシーンのセリフ…マジヤバで良かったです。読んでから1日経ったけど、あのセリフにハマった私。繰り返し呟いてます(笑)


2巻素晴らしかったです。
たくさんの人に愛される作品だということが分かりました(^-^)



0

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