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続きが出るって知って待っていました!上下巻通しての感想です。佐条くんのあのお父さんが社会のコンセンサスに合わせてアップデートしていくお話かなあって想像してたんですが。やっぱりそんな平凡なもんじゃありませんでした、すいません。特に下巻読んでて泣いてました!さすがの中村明日美子先生、神!ですよね。
佐条くんのお父さん、父親としての目線にぐっときて、やられちゃいました。寿一くんと知り合って、彼に向けられる酷い言葉や、同性愛者であるがゆえの彼自身の苦悩を直に肌感覚で知るにつれ、変わっていくお父さん。光くんが本当にいい人で「なんであんなへんくつな奴とくっついたんだ」って思っちゃってるのに、それでもやっぱり受け入れられない自分がいる。
でも、寿一くんに対して息子を重ねるように、可愛い、守りたいって思ってるんですよね、お父さ〜ん。上巻の最後の方は、そ、そこまで頑張っちゃうんだっていう展開でした。
そして、寿一くんに「殴ったんだ」の吐露。寿一くんを心配しながら、彼を殴った岡田くんが象徴している「世間」と自分が同じだった事に気づく場面。ささってささって、涙でした。
お父さんと寿一くん、そして利人くんのその後、ぜひ読みたいです。素晴らしい人間ドラマを再び、ありがとうございます!
ずっと楽しみにしていた同級生シリーズの新刊!!✨
個人的には同級生シリーズの中でも1.2を争う位物語に心揺さぶられました。
マイノリティに対して当事者・周囲の人々がどのように感じているか、どう対応するかの感情の機微が非常にリアルで終始胸が苦しくなりました。
受けの夏目くんの不器用だけど誠実に生きている様子は愛しく、応援したくなりますし、マイノリティの息子に否定的であった「父」の視点から一人の人間を掘り下げていくことに感銘を受けました。
そして物語性だけでなく、「大人の余裕」の魅力が存分に発揮されている作品でもあります!!!!
中村先生固有のしなやかな作画が、中年男性のキャラと抜群にマッチしていて、中村先生にしか出し得ない”耽美さ”が存在しています!!
(特に上巻は個人的にエロスを感じてたまらんでした...///)
今まで「The大人の男性”萌え”」を経験してこなかったのですが、子の作品で完全に覚醒めました!!!!!
物語重視の方は勿論、理想の大人の男性を探し求めている方、新たな癖を探している方にも是非オススメしたい作品です。
社内での、岡田の寿一と次長との疑惑発言からスタートした下巻。
もう岡田の発言にいちいち引っかかってしまうのは、まりあげはだけでしょうか、、
でもそんなところもなんとなくにせず、リアルに痛みを伴う描写を描く明日美子先生、やっぱりすごい作家様だなあと再確認したまりあげは。
で、その岡田とも結局、分かり合えないままというのも綺麗事だけを並べたストーリーとは違って、お、ぉおーー! と、思わず小さく唸り声を上げました。(分かりずらいニュアンスすみません)
そして、寿一と次長の距離がますます縮まっていくことで、次長のなかでの利人への後悔が強まり、結果、利人へ掛けた言葉に、つい嗚咽が漏れてしまいました。
寿一と次長の恋物語だったはずなのに、上巻でも登場していましたが、まさか親子の話をあそこまで魅せてくださるなどと、予想だにしていなかったので、完全にあのラストは不意打ちで涙なしでは読めませんでした。
それから次長の海外勤務のことや、病気のことなど。
それもまた、リアルすぎてなんとも言えないですし、次長の年季入った皺や表情がなんとも言えず、愛おしく見えました。
ふたりは今後、どうなっていくのでしょうか。
余韻のある終わり方に、またいつかどこかでチラッと様子が窺えたら嬉しいなあと感じました!
面白かったです!!
もちろん上下巻できっちり終わってますが、それでもお話もお父さんと寿一の2人のその後がすごく気になります。上下巻だけで終わるには惜しすぎる。
同級生カプも登場して2人の関係や関わりとかどうなっていくのかなぁと妄想してるので、ぜひ続編で答え合わせしたいです。絶対自分の妄想なので。
上巻以上に普段はクールですましてる好きを自覚しまくってる寿一が真っ赤になったり表情フニャになってることろがすごくかわいいし、お父さんの余裕ぶりがかっこいいんです!
とにかくまだまだ読み足りないです。
他の男とのエロいシーンはあるのに、本命の佐条とは何もないところがガチの本命って感じがすごくする。
夏目が佐条に抱く仄かな恋心には雑味がなくて、佐条の言葉や態度に照れたり赤面したりする素直な夏目の表情が可愛かったです^ ^
夏目と佐条が少しずつ親交を深めて距離を縮めてるのに、外野がとにかく邪魔をするのがいたたまれません。
2人の恋愛の進捗どうこうを楽しむ以前に、まずあのオカダをシメたい。
こいつの偏見思考は何なの一体。上巻でも大概だったけど下巻でも大概なクソヤロウでした。全くもってこの作品の害虫でしかありません。
グローバルな会社勤めしてる割には閉塞的な思考の持ち主で、しかも仕事もできない。こんなヤツをよく会社が雇ったなと思います。
女子社員にちょこっと責められて終わりとか私の気が済まない!!こっちがお前を殴りたいのに、お前の方が殴るのかよと怒り心頭でした。
くっそー脳内で勝手に抹殺しときましたが、まだスッキリしません( ̄^ ̄)
元不倫相手の男も、ワンナイトストーカー男も、夏目の男関係がチラチラと見えるストーリーには、ゲイの生き辛さが投影されているようで少し切ないですね。色んな人間関係を表出させることによって、ストーリーに深みを与えていくところはさすがの作者さんだなと思いました。
佐条が利人のことで悩む親心もめちゃくちゃ沁みました…。あのとき利人たちに吐いた暴言を、ここにきてキッチリと回収してることにも感動至極です。
利人に対する遅すぎる祝福の言葉には、お……お父さーーーん…でした。゚(゚´Д`゚)゚。
ああ…素敵すぎる……。この年齢って頑固で意固地になることも多いけど、ちゃんと過去を修正できるのは大したモンですよ。本当に良いお父さん。
夏目は素敵な人に恋をしましたね、間違ってないです^ ^
いつか夏目の願い通りにセックスステージまでイケるのかは謎だけど、後日談の2人を見てたら案外あるかもな…?なんて思えるくらいには仲良しさんでホッコリでした。
さて、ドイツ出向でどうなるやら(笑)
終わりのようでまだまだこの2人のストーリーが続いていくワクワク感を抱いたまま読み終えることができて嬉しかったです!
