中村春菊×藤崎都で贈る出版業界ラブ★新作登場!

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表題作世界一初恋 ~横澤隆史の場合~

桐嶋禅
看板漫画雑誌ジャプン編集長でヒットメーカー
横澤隆史
親友に失恋したばかりの丸川書店営業28歳

その他の収録作品

  • comic side
  • あとがき(中村春菊)
  • あとがき(藤崎都)

あらすじ

ずっと好きだった親友・高野政宗に振られやけ酒を煽った出版社・丸川書店営業部所属の横澤隆史。ふと我に返ると知らないホテルにいて…?
(出版社より)

作品情報

作品名
世界一初恋 ~横澤隆史の場合~
著者
藤崎都 
イラスト
中村春菊 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
世界一初恋~小野寺律の場合~
発売日
ISBN
9784041000465
3.9

(80)

(37)

萌々

(23)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
16
得点
307
評価数
80
平均
3.9 / 5
神率
46.3%

レビュー投稿数16

原作とのギャップ!横澤が愛くるしい..


"世界一初恋"漫画本編で主人公律の恋敵として出てくる横澤が主人公の小説
横澤のお相手は同じ丸川出版でバツイチ子持ちの編集長桐嶋です
.
世界一初恋で横澤を憎く思ってる人ほど読んで欲しい!という言葉がピッタリの今作。横澤の見た目や言動とは裏腹な執着質で一途で想いと真面目で紳士に向き合う面に今までの横澤への先入観はぶっ壊されるような作品です( -᷄ω-᷅ )❤️
.
「あいつを好きな気持ちは忘れなくていい。大事にとっておけ」
.
桐嶋のこの言葉に萌えました✌️
これは最愛の奥さんを亡くし悲しみに明け暮れ、それでも娘の日和と2人で立ち上がった桐嶋だからこそ出てきた言葉。横澤に高野への気持ちは忘れなくていいと諭すところがかなり良いな。誰かを大切に思った想いは忘れようとしたり上書きするものじゃないと思う。
.
攻めの桐嶋はバツイチ子持ちという設定ですが、桐嶋の娘・日和がほんとーーーーに良い子なんです(><)日和とソラ太(横澤の猫)はこのお話のポイントにもなる存在。日和とソラ太と横澤と桐嶋。基本はこの3人と1匹のおはなしもうどのカップルより家族じゃんね☺️✨

てことは、ふたりの時間はないの?と
思いますが、そんなことはありません
うまく2人の時間も作るんだよね〜(´,,•ω•,,`)♡
まあ、カップルってより家族っていうニュアンスのほうがしっくりきますがとても微笑ましく、高野を思ってつらい失恋をしてきた横澤だからこそ心から祝福できました
.
.

この作品をみて、改めて自分の主観では嫌なやつにみえる人でもその人なりの考えとか事情があるんだな。と当たり前なことを猛反する作品だったと思います‍‍横澤はそれくらい原作と今作でギャップのある人間でした。とても可愛いやつだと今は思います
.

追記:世界一初恋 桐嶋×横澤の映画みたけど逸見の顔がモブ顔レベル高すぎて今年一笑ったんじゃん?!ってくらい笑った。

1

読みやすい

横澤君が可愛いです。
そして桐嶋さんは奥さんを亡くしていて娘さんをひとりで育てています。
そのせいか、切ない感じがしたり、桐嶋さんが一歩引いて横澤君と接する感じがいいです。

漫画の方は未読だったのですが、この小説だけでもすごく面白く、ちゃんと話を理解できました。
後で漫画も読んでみたくなりました。

2

先に漫画を読んでからの方が…

中村春菊さんがあとがきで「世界一初恋 ~小野寺律の場合」の6巻までを読んだ後に、今作を読んだ方が更に楽しいと書かれてます。
と言うか、私が思うに絶対に先に読んだ方がいい。
そうしないと、楽しみは半減しそうです。

小野寺律に、あれだけ嫌味ったらしく絡んできた横澤が、実はこんなヤツだったなんて本当にビックリ!
子供と動物に超好かれてるし、悪態は強がりの表れだし、外見に比して中身が繊細すぎ!
桐嶋のように懐が深く、高野を好きだった気持ちまで丸ごと包み込んでくれる大人の男性がお似合いなのかもしれませんね。
(設定が年の差になってるのですが、桐嶋は何歳なのでしょう?)
漫画よりも桐嶋×横澤のこの小説の方が私好みでした。

残念だったのは、猫の行動の描写です。
猫というよりは犬のような振る舞いでした。
案の定、藤崎都さんがあとがきで「猫と暮らしたことはなかった」と書いてます。
犬はずっと飼ってるそうなので、ソラ太を猫じゃなく犬にすればよかったのに…

2

暴れ熊への見方が変わった

世界一初恋のりっちゃんが好きなので、~小野寺律の場合~に出てくる横澤さんが好きじゃなかったんです。おいおい、いくら律に嫉妬してるからって、そういう言い方はどうなのよー・・・社会人としてはちょっとないんじゃないのー・・・って。

そんな暴れ熊への見方が変わりました。

もう、暴れ熊かわいすぎるわ!!!

これまでは見られなかった意外な彼の一面・・・実は料理もできて、子どもの面倒見がよくて・・・、完全に良妻賢母じゃないですか!
桐嶋のキャラクターもいいですね。暴れ熊を手玉にとり、高野への恋も一緒に横溝を受け入れてあげる大人の包容力。でも娘には弱いパパ。娘のひよりちゃんもかわいらしいです。
キャラクターたちがとても魅力的な作品でした!

3

やっぱり受けだったのねー

コミックスの『世界一初恋〜小野寺律の場合〜』で、律と高野が一緒に出張へ出かけた辺りの時系列です。
この作品に限っては有名作のスピンオフですから、大抵の方がコミックスを読まれているとは思うのですが、やっぱりそちらを先に読まれた方が関係性が掴みやすいですね。


受けの横澤は、出版社の営業マン。
学生時代からの友人・高野に失恋し、ヤケ酒を飲み、桐嶋と寝てしまいました。

攻めの桐嶋は、出版社の看板雑誌ジャプンの編集長。
やり手で社内でも有名人で、一児の父。


ヤケ酒で前後不覚のまま桐嶋と関係を結んでしまった横澤は、その後も弱味を握られ渋々桐嶋とのつきあいを続けていました。
そんなさなか、高野へ失恋した日の仕事での失敗が発覚し…という感じに進みます。

コミックスの時、横澤と高野はどっちが受けだったの?と不明だったのですが、この作品で横澤は受けですから、きっと高野の時もそうだったのでしょう。
というか、高野が受けなんて嫌ー!(笑

個人的に横澤のようなツンツン受けは好みではないのですが、攻めの桐嶋がなんとも中村春菊さんらしいカッコ良い大人な攻めでスイスイ読めました。
お父さん、カッコイイね!

3

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