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表題作刑事に口説きの純愛

田辺
大滝組の構成員
三宅大輔
組織犯罪対策課の刑事

その他の収録作品

  • 北風のクリスマスイブ
  • 刑事に冷めない熱情
  • あとがき

あらすじ

通称マル暴の刑事・三宅大輔が情報収集の名目で大滝組の構成員・田辺と月に一度の関係を続けていつの間にか三年が経った。
刑事とヤクザ、ただの利害関係。甘い感情が生まれるはずもないのに、
会えば必ず「嫁と別れて」と迫る田辺に、大輔の胸に燻るこの気持ちは…。
そんな折、『若頭補佐・岩下が結婚! 』の噂が。真相を探るべく田辺と接触した大輔は、
自分の妻がクスリ絡みでのっぴきならない状況に陥っていることを知らされ…。

作品情報

作品名
刑事に口説きの純愛
著者
高月紅葉 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
仁義なき嫁
発売日
ISBN
9784815532109
4.5

(79)

(62)

萌々

(7)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
8
得点
352
評価数
79
平均
4.5 / 5
神率
78.5%

レビュー投稿数8

執着溺愛田辺が健気で応援したくなる

前巻に引き続き、最高に楽しめました。

インテリヤクザ田辺と、組対刑事の大輔。
本巻も田辺の大輔に対する溺愛ぶりがとても健気で、でも大輔は相変わらずのポンコツで、田辺の純粋な愛をなかなか信じることができず、イライラしました!


この2人の関係の主導権は田辺にあって、自分は情報欲しさに体を開くだけだと思い込んでいる大輔。そう思うことで男としてのプライド、理性を保っているのか。
仕事人間、昭和な頑固男の大輔。ほんと田辺がかわいそう。

女心には無頓着で、仕事ばかりの大輔。結婚生活が破綻するのはわかっていた。
わかっていないふりをしてきた大輔とは違い、冷静に2人の関係を分析する田辺は大輔よりも数枚上手。
大好きな大輔に対する田辺の観察眼には、目を見張るものがある。
もうそもそも大輔に勝ち目はない。

読めば読むほど、田辺の大輔に対する愛が大きすぎて、健気で、
まさに溺愛、純愛だった。
もしも大輔が嫁の異変に気付き、救い、2人の関係が修復されたならそれでも良かったと言う田辺。
それは大輔が形ばかりの結婚において、嫁を守るという大義名分に酔いながら、続けるならそれでもいいと思っている田辺。大輔自身が幸せであるならそれでもいいと思っているから。
田辺の気持ちを知れば知るほど健気さに泣ける。
女心を微塵も理解していないポンコツな大輔の代わりに、嫁まで監視する田辺。

嫁という立場だけで、これだけ大輔を振り回すことができる倫子に嫉妬したり、
やっと大輔に少しだけ振り向いてもらえて、やっと叶った
デート中も、大輔にメロメロ。まさに純愛。

こんなに愛されているのに、信じない頑固でポンコツな大輔。
この後に及んで新条に嫉妬する大輔。ほんとに頑固でかわいくない!
田辺に冷たくすることで、自分のプライドを保っているような、、、。
田辺は田辺で、大輔の気持ちが読めなくて、悩む姿がいじらしい。
「新条がどれほど色っぽく微笑んでも、大輔の代わりになんてならない」
田辺にここまで思わせる大輔。
新条がイイ仕事をして、やっと大輔の気持ちが田辺に近づき、ほんとうに嬉しい。
まだまだ先が心配ですが、田辺を応援しつつ、見守りたいです。

0

心にひそむ想いをようやく明け渡す

やっとこのカプの良さがわかってきた…

1冊目、いまいちハマりきれなかったのは、たぶん大輔が原因。
言い訳ばかり
素直じゃない
昭和な男な古い考え方(妻を守るべき養うべき、同性愛なんてありえない)
でも身体は欲に抗いきれなくて
田辺の気持ちからも自分の心に生まれつつあるものからもそっぽをむく

そういう性格が嫌いというよりは、なぜそこまで頑なに?と理解できませんでした。

でもこのシリーズ2冊目を読んで、なんとなくですけど、それが大輔なんだって納得できた気がします。こういう人となりなんだなと。現時点で。
そしてこの人を少しずつ変えられるのは、田辺しかいないんだと。
どんなふうに2人が変化していくのかは、シリーズ読み進めてのお楽しみかな。

とりあえず、大輔の妻には空いた口が塞がらない。
本気の相手が別にいるどころの話ではなかった。
せめて幼馴染との純愛だけにしとけよー。
幼馴染と子供のことだけでもドン引きなのに、こころが壊れただか寂しいだか知らないけど、浮気を繰り返したうえに薬に手を出す女って…
大輔も、妻の異変に気づけないくらいには妻をみてなかったのだろうけど、構ってほしくてなんて理由でできるような内容じゃない。
なんでこんな女のために大輔は、と思ってしまうけど、最後まで「男たるもの」としてどんな妻でも守る、それが大輔なんだなと、このエピソードでかなりしっくり理解できたように思います。
大輔にはガチガチの自分の矜持があるんですよね。だからこそ、「男たるもの」を崩しにかかる田辺には、フラフラして距離の取り方がわからないんだろうな。

妻に管理されてた大輔のお給料や貯金は無事なのかが気になるところですが、、妻が最低限の良心で、手をつけてないといいんだけど。
そもそも、いまどき妻を長く1人にしたくらいでね…そんな殊勝に待つばかりの妻、あんまりいませんって。

大輔を責める妻に平手打ちした田辺はかっこよかったです。
福島に向かう道中からの、田辺目線で語られる大輔への思いは、思ったよりとても複雑で重く、こんなにも大輔を理解し想っていたことに、すごく気持ちを掴まれました。
考えていたより、はるかに大きな感情でした。
その後、体を張って沢渡組に話しつけに行ったのもね、愛だなぁ♡田辺推せる。

一応「好きだ」と田辺に正直な気持ちを言えたし、離婚したしですんなり進むのかと思いきや、やっぱり大輔はいじいじ。

「仁義なき嫁」未読なので、いまいちまだ新条と田辺に何があったかとかわかりきれてないけど、田辺は新条にかなり執拗にひどいことをした、でもすっごく気に入ってたってことはわかりました。

とにかく2人を疑ったり自分が当て馬じゃないのかとか不安になったり、大輔はマイナス思考で忙しい。
胃に穴開けるほど、田辺のことがだいすきなんだけど、考えすぎてがんじがらめになっちゃって、かわいそう。
嫉妬や不安でぼろぼろに弱くなっちゃう大輔は可愛くて、意固地なよりはよっぽど魅力的です。

今回も2人のエッチシーンは多めだけど、回を重ねるごとに甘くいやらしくなるのが最高に良きです。
ふだん、なかなか平穏にはいかないふたりだからこそ、身体つなげて甘えて、甘やかして、糖度振り切れるくらいでこれからもお願いします。
やっと次回から恋人編!
でも仁義なき嫁のほうも気になる。

1

No Title

このふたりに会いたくて再読中。
はぁーやっぱりたまらない小山田あみ先生の描く田辺♡
今どき珍しいくらい女心がわからない大輔、
倫子でなくともキィーってなりました。
すったもんだの末、平和に離婚成立、
ようやく田辺とラブラブかと思いきや。
ここまで田辺が一心に気持ちを向けてくれても
まだ素直に受け取れないかともうじれったくてじれったくて!
新条とお付きの3人が荒くも良い仕事したおかげでようやく収まるとこに収まりました。
はぁー
このまま平和でいてくれるかな…♡

0

(刑事さん…聞こえますか…あなたの脳内に直接

呼びかけています…田辺は貴方の事が大大大好きだから勘違い早めに切り上げて飛び込んでね…)
と言いたくなるほどこの続編の大輔、「〜邪恋」で大怪我をして守ってくれた田辺の言動と睦事をすっかり忘れて一人勝手にモヤモヤしまくってました。
ここまで世間体を重んじる(刑事だからね)頑なな受けは稀ですよね。それがちょっっとだけ甘さが出たり快楽に流されたり、「かわいい」と言われて締めつけちゃったり恥ずかしがるのが堪りません。

嫁との距離や愛すること甘やかすこと、家族の責任感など、しっかり頁を割かれていて、田辺による大輔の性格解析(&愛)語り多めなのは良かったです。とは言え何度も同じ事を書き過ぎだけど。
「甘やかされ方を知らないから甘やかし方を知らない」ってのはほんとそうだなと思いました。そんな甘やかされ慣れてない大輔をいい子いい子よしよしな甘々言葉責めの田辺は健在で、自室に招いた時の浮つき方とか、なかなか陥落しない大輔がちょっと快楽で素直になった時の興奮ぷりが最っ高ーでした。初めて中イキして泣いちゃうの可愛すぎる…

田辺が他に本命がいる…と思い込んで病んでくる大輔、「こいつのことどう思ってんの」と第三者に訊かれる中学生みたいな会話とか、硬派な二人+αが◯◯ニーランドとかは良い歳してちょっと無いよなと白けてしまいました。
今回も誰のものか分かりづらい台詞や言動が何箇所もあって、自分の読解力の問題もあるけどこのシリーズにハマっても連読は少しキツいです。

今回も最高の小山田あみさんの挿絵、外国風のカラッとした構成と重厚な男らしさがカッコ良過ぎて眼福至福でした。

2

攻めが好きで、どうにか読めた

シリーズ二冊目。
前半は大輔の離婚話。一冊目であれだけグチグチやってたのに、別れるのかと拍子抜け。後半はカップル成立までで、ヤクザが集団できゃっきゃやってる賑やかラノベになっていた。

前半、引き続き田辺の片思いを綴る心理描写は切なくて、途中まではものすごーく良かった。立場の違いによる難しさに悩みながら、自分のできる限りで大輔を守ろうとしている。なんで大輔なんかを?と思いながらも、素直に応援したくなってくる。
大輔に関する描写が美化しすぎなのは、惚れた欲目なのかな。色ボケフィルターで目が曇り過ぎじゃないかと思うが。

倫子が絡んできてからは、どんどん嫌な気分になった。夫婦の話を、あっちが悪いこっちが悪いと犯人探しのように述べていて、田辺の脳内一人レスバ状態で耳を塞ぎたくなる。
さらに倫子が無理すぎる。散々おかしな行動をとった後、なぜか明るく大輔と田辺の仲を揶揄い始める。これには鳥肌が立ち、読むのを止めようかと思った。

後半は、大輔に避けられて落ち込む田辺。やっぱり田辺は好きだし、悩んで落ち込んでる描写はすごく良いと思う。だが次に取る行動が、良い歳のヤクザがすることか?て感じで読んでて恥ずかしい。上司の嫁に大輔の誤解を解いてくれ!って頭を下げるってなんかなあ……。

分かりたかった大輔の魅力は、今作でもさっぱり。気持ちに応えないのに嫉妬だけはしっかりあって、八つ当たりして不機嫌になる男。成人済みバツイチにしては子供っぽすぎると思ってしまった。

シリーズ一冊目でも思ったが、たまに会話や描写が飛躍する。一行飛ばしたかな?と思うことがしばしばで、説明不足に感じるところがある。行間を読ませるとかでなく、作者の頭の中ではまっすぐ繋がってるんだろうと窺える書き方。加えて別シリーズの話もするっと入れてくるため、軽いストレスだった。

田辺にここまで惹かれなければ、最後まで読めなかった作品。

1

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